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双花伝 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

双花伝 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

双花伝~運命を分かつ姉妹~ 2020年 全60話 原題:長相守(长相守) 原作『木槿花夕月錦繍』

NANAさん

第1話 あらすじと感想

二聖を巡る争い

中和(ちゅうわ)元年、軒忠(けん・ちゅう)皇帝は原(げん)家と竇(とう)家の後ろ盾で東庭(とうてい)王朝を開くが、やがて皇位を狙う竇家と暴政を憎む原家は対立し、両家は覇権争いを繰り広げることになる。その争いはやがて、兵法・天文・地理に長けた花斌(か・ひん)と金谷(きん・こく)真人の二聖を奪い合う争いへと激化していく。花斌は妻と双子の娘・木槿(もくきん)と錦繍(きんしゅう)とともに、山奥の村でひっそりと暮らしていたが、ついに居場所が知られてしまう。

引用元:BS11 双花伝~運命を分かつ姉妹~

東庭王朝に使える原家と竇家 は皇位の座を巡り争っています、その争いに勝つため、2人の聖人を無理やりにでも味方に引き入れようとします。(聖人を得たものが天下を取ると言われているからです)原家の原青江は妾の梅香を利用し明家を襲い人質になっていた金谷真人を助けます。竇家 は山の中の隠れ里を襲いそこに住む聖人・花斌 を見つけるが死なせてしまいます、花斌 は秘伝の書「商訓」と「将苑」を双子の娘の姉・花木槿 に託していました。

この物語は成長した花斌 の双子の娘の 花木槿と花錦繍 が原青江の息子・原非白に共に恋をして対立していきます、娘たちは小五義 と呼ばれる金谷真人の弟子となり原家で修行していくことになります。第1話では双子の主人公の子供時代の話でした。人間関係がちょっと難しいので少し相関図などのチェックは必須です。最初の方で登場した原青江の妾・梅香が綺麗でした、衣装やメイクも豪華で、美しい舞に圧倒されちゃいました。とにかく登場する女性の衣装が派手です。

そして双子の住んでいた隠れ里も美しく、今まで私が見てきた中国時代劇より幻想的で撮影スタイルもちょっと違うようで不思議な映像の世界感でした。双子の妹花錦繍 は紫の瞳を持つ子供で武術が得意、姉の花木槿 は頭脳明晰な感じで全く個性が異なる双子です。

隠れ里に聖人・花斌を探してやってきたのは東庭の国相で竇家の竇英華、この人は国相という地位なのに村人を殺しながら花斌を追いかけてきます、聖人を捕らえて良からぬことしそうな気配がプンプンしている悪党みたい、矢で足を怪我した花斌は家族を守るため爆死しました。双子は母親と逃げたのですが、どうやって原家の小五義になるのか?主人公たちの登場が楽しみです。

第2話 あらすじと感想

悲しい別れ

追っ手から逃げる木槿の母・李柔(り・じゅう)は、空腹の子どもたちのために、町へ出るが、銭入れが無くなっていることに気づく。仕方なく、夫から贈られた簪を質屋に出すことに。そんな母の姿を陰から見ていた木槿は空を見て思い立ち、筆を売って傘を買う。追っ手に見つかった李柔だったが、原府隠密護衛長の陳玉嬌(ちん・ぎょくきょう)に助けられ、難を逃れる。そして、2人の娘を預けることにする。

引用元:BS11 双花伝~運命を分かつ姉妹~

可哀想な双子の花木槿と花錦繍、父に次いで母も刺客に襲われ亡くします。死ぬ間際に母は双子と斉放を偶然出会った原府の護衛長・陳玉嬌 に預けます。身寄りのなくなった子供たちは彼女についていくしかない状態です。刺客の追手もいるわけで悲しんでいる暇もない様子です。

それにしても似ていない二人が不思議です、とくに花錦繍は全く両親に似ていないんです、不思議過ぎます。性格とか得意なことも正反対、将来対立していくことになるのもわかる気がします、この子たちは陳玉嬌 の連れてきた3人の子供たちと共に敵の手から逃げるうち、友情が生まれ義兄弟になると誓い、小五義と名乗ることにします、本当は子供6人だったんです。金谷真人が予言した護国の六子がこの子たちだった訳ですが、金谷真人は斉放のやんちゃぶりに、自分でしつけると言って連れ去ってしまいます。

第2話では物語の中心となる小五義の出会いの話でした、彼女たちはこれから原家で一緒に修行をしていく仲間なのです、ピンチの中で同じ経験をするとあっという間に友情が生まれてゆくようです。

姉の花木槿は本当に頭の良い子で、少年を助けたり、オオカミを退治したり傘を8文で買って60文で売ってしまったり、大人顔負けの天才少女でした、子供とは思えなかったです。金谷真人が予言した護国の六子の中で要となる女の子というのはやはり花木槿なのでしょう。

このドラマは海飘雪の「木槿花西月錦繍」という 小説を原作として 作られた作品です、こういう原作ものなら面白い作品になりそうです。

第3話 あらすじと感想

小五義(しょうごぎ)、誕生

紫棲(しせい)山荘に集められた小五義の木槿、錦繍、于飛燕(う・ひえん)、宋明磊(そう・めいらい)、姚碧瑩(よう・へきえい)は、原青江(げん・せいこう)の正妻・連(れん)夫人に挨拶をする。紫の瞳を持つ錦繍を見た連夫人は、不吉な者だと言い、杖刑を宣告するが、原青江の三子・原非白(げん・ひはく)のおかげで小五義たちは命拾いする。木槿は原非白の声に聞き覚えがあると気づく。非白は母を亡くして以来、口を閉ざしていたが、姉妹を守るために口を開いたのだ。

引用元:BS11 双花伝~運命を分かつ姉妹~

無事、紫園(原府)での修行生活が始まり、小五義達もすぐに大人になってしまいました、個人的には5人の子役の演技が良いなっと思ってたのでもっと見たかったです。特に花木槿は演技力有りそう、5人の仲のいい姿が可愛らしかったので、大人になってしまったのが少し残念です。花錦繍は子役の子とはずいぶん雰囲気が変わった気がします。

瞳が紫っていうだけで差別されるのは可哀そう、あの月容という男の子も雨が降って命が助かりました、

子供相手にひどいことしますよね、だけど花錦繍の事は小五義が命がけで守ってくれました。そこら辺の大人よりこの子たちの方がずっと偉いです。

3話が終わって、原家の人間関係が見えてきました。仲の良い家族ではない様で、原非清と原非煙は原青江の前妻の子、(非清は父が違う)非白は妾・謝梅香の子で今の正妻・連夫人には子供がいません、原青江の後継者を争う3者は仲良くできるわけがありません。連夫人は子供が欲しいしけど原青江は連夫人には優しくなくて非白ばかり気にかけています。

まあ足の不自由なわが子は可愛いものです、子供の頃は元気一杯馬に乗って野山を駆け巡っていたわけで、毒のせいで歩けないのだから、しかも大好きだった梅香の忘れ形見なのですから。この原非白を演じているのはユー・シャオトン (于小彤 )「紅楼夢~愛の宴~」 という作品でヤン・ヤン・が演じた賈宝玉 の少年時代を演じました。この双花伝では、双子の兄弟を一人二役で演じます。母を亡くし心を閉ざした非白をどんな風に演じるのか楽しみです。

第4話 あらすじと感想

万神窟(まんしんくつ)の謎

兵を選抜するための儀礼が行われることになるが、非白と対立する長子・原非清(げん・ひせい)と姉・原非煙(げん・ひえん)は、優秀な兵を獲得するために計画を練る。一方の非白は、争いや儀礼に興味はなかった。幕僚の韓修竹(かん・しゅうちく)は、父である晋(しん)候をどう思っているのかと非白に問う。錦繍が心配な木槿は、非白からもらった簪を錦繍に託す。ついに儀礼が開始されるが、紫園(しえん)総管の柳言生(りゅう・げんせい)と連夫人は何かを企んでいた。

引用元:BS11 双花伝~運命を分かつ姉妹~

今まで見習い兵だった小五義達もこれを乗り越えたら原家の正式な兵士になれます。でもこの儀式は普通じゃなくて中には死んでしまう事さえあるとか、せっかく育てた兵士なら全員合格させてあげれば良いと思うけど、そんな簡単な物じゃなく、大金をかけるて万神窟という崖の中の洞窟に巨大な迷路のようなものを作りました、ここを時間内に出てこれないと崩れてしまうので死んじゃうかもしれません。

ここまでやっちゃうの怖いです、原家ってそんなに凄いのかって思っちゃいました。こんな怖い場所でこの双子の主人公たちがどうなっちゃうのか、めっちゃ応援しちゃいました。しかも万神窟を作った柳総管が連夫人と共謀して見習い兵を皆殺しにすっるつもりです、毒矢とかも仕掛けてました。非白や非清の軍に有望な兵を入れないよう、悪い作戦立てたんです。

ここから出てきちゃうのが小五義の凄いところ、襲ってきた捕虜の兵士まで味方につける花木槿 には、人の上に立つ才能がありそうです。最後は生き残ったみんなで脱出成功にホッとしたお話でした。

万神窟の中でも命を懸けみんなのために頑張ってた、小五義の一番目長男の于飛燕を演じるのは、「成化十四年~都に咲く秘密~」でオイラト人役だったチャン・イーロンです、同じ放送時間帯(BS11)での続けての登場なので親しみがわきます。オイラト人の時も衣装が似合っていて親近感があり好印象でした。今作でもみんなの長男役が大きな体格とピッタリで役柄もハマっています、このドラマでも彼の演技が楽しみです。

【放送情報】

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