同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り~ 2020年 全36話 中国 原題:民国奇探 (My Roommate is a Detective)
ARISAさん |
第33話あらすじ
路垚(ルーヤオ)は姉が白幼寧(バイヨウニン)との交際を許したと知り、彼女に告白する。その一方で、白親分(バイ)の武器輸送船が黄親分(ホアン)の管轄である水上警察に襲われたことから、警察は陳有立(チェンヨウリー)の逮捕に踏み切る。喬楚生(チアチューション)は陳有立の取り調べを行う。彼は事件が発生した時、劇場にいたことは認めたが、殺人に関しては頑なに認めなかった。陳有立が犯人だという証拠が揃っていたことから、喬楚生は彼に対して無理矢理、供述書に指印させて罪を認めさせる。陳有立が逮捕されたことにより、白親分と黄親分はさらに対立し始める。
陳有立が逮捕されてもなお、今回の事件を調べる路垚は吳培彦(ウーペイヤン)が怪しいと考える。そんな中、工部局が命令を出したことにより、陳有立が処刑されることになってしまう。しかし陳有立が犯人ではないと確信していた路垚は、刑務所に移送された陳有立に急いで会いにいく。
路垚は陳有立の面会をしたいと頼むのだが、許可がないなら通せないと断られてしまう。彼は仕方なく、大切にしていた腕時計を差し出し、陳有立と面会する許可を得る。路垚は陳有立に事件が起こった日の話を詳しく聞く。劇場に入る前まであったボタンはいつの間にか無くなっていた。その間に陳有立が会っていたのは陶宇(タオユー)と吳培彦だけだった。陳有立は陶宇に誘われてショーを見に行き、その後吳培彦と会う予定だった。しかし劇場の水を飲んだ陳有立はお腹を壊し、ショーの最中はトイレにいたと話す。そして真犯人は強盗のふりをして陳有立の指紋を入手していたことも判明する。その話を聞いた路垚は「陳有立を絶対に死なせない」と言い残し、捜査に向かう。
陳有立の処刑まで24時間を切った中で、喬楚生は再捜査するという決断をする。路垚は殺害現場への隠し通路を探そうとするのだが、隠し通路は見つからなかった。そこに白幼寧が現れ、陳有立の処刑時間が早まったと知らせに来る。
隠し通路があると確信していた路垚は劇場を捜索するが、やはり隠し通路は見つからなかった。その結果にがっかりする路垚は、どこからか流れてきた音楽を聴き、何かに気づく。そして明日、香港へ出発する船があると知った路垚はこの謎が解けたようだった。路垚は最初から間違っていたと吳培彦に謝り、彼はサスーン銀行の前に警察官を配置させるのだが…。
第33話感想
今回は正式に路垚と白幼寧が結ばれました。前回は路垚の姉からも交際を賛成されて、今回無事に2人が結ばれて本当に嬉しかったです。このままこの2人と喬楚生は一緒にパリに行くという決断をしそうですが、この3人がこの先どのような決断をするのか気になります。
そんな中、陳有立が逮捕されましたが、彼が真犯人ではなかったということが判明しました。陳有立が処刑されるまでの時間が迫る中、路垚は懸命に捜査しますが、中々真相に辿り着けませんでした。しかしラストシーンの路垚はこの事件の謎が解けたようでした。次回、この事件の真相が明かされることを楽しみにしています。
第34話あらすじ
路垚(ルーヤオ)はサンスーン銀行へ警察を向かわせ、そこで金塊を盗もうとした強盗たちを逮捕する。金塊が眠っていた部屋には大きな穴が開いていた。路垚と喬楚生(チアチューション)はその穴の中に入り、捜査する。そして2人は穴に繋がる通路で劇場の門番だった葛じい(ゴー)が亡くなっているのを発見する。
そして路垚は陶宇(タオユー)を殺害した真犯人である吳培彦(ウーペイヤン)の前で、この事件の謎を解き明かしていく。陶宇はショーが始まる時には吳培彦が飲ませた薬によって意識不明になっており、ショーは吳培彦と葛じいで上映していた。吳培彦は上映中の空き時間を使って陶宇を殺害し、その後大きな鏡を使ってアリバイを作っていた。陶宇の殺害については認めた吳培彦だが、葛じいを殺害したという事は否定する。
実は、葛じいは強盗たちによって殺害されていた。吳培彦が強盗と結託していたことに気づいていた路垚は、彼に問い詰める。陶宇を殺害した夜、強盗に脅された吳培彦は彼らに従うしかなかった。真犯人が判明し、喬楚生は処刑寸前だった陳有立(チェンヨウリー)のことを助ける。
こうして事件は終わりを迎え、路垚は工部局のノーマンに会いに行く。これまでに発生した全ての事件はノーマンが裏で操っていたと気づいた路垚は、彼にそのことを問い詰める。そしてサスーン銀行の代表にノーマンが黒幕であるという報告書を提出した路垚。その報告書は英国の上院議員の手に渡り、ノーマンはロンドンへと連行される。しかしノーマンは「路垚を襲ったのは自分ではない」と言い残す。
ノーマンの逮捕に貢献し、英雄だと讃えられた路垚は、姉の路淼(ルーミアオ)、白幼寧(バイヨウニン)と共に自宅で食事をする。これからも上海に居続けたいと願う路垚と裏腹に姉は路垚たちの安全を考え、上海から離れてほしいと願っていた。そこで路垚は自分を撃った銃の弾頭から路淼の運転手の指紋が見つかったと明かす。路淼は路垚のためを思ってした事だと話すが、路垚はショックを受け、警察に通報しようとする。白幼寧はそんな彼のことを必死で止める。そして路淼は「見てなさい。誰が世界を手にしているかを。」と言い放ち、路垚の家を後にする。
怒りが隠せない路淼は、「兵を率いて上海へいき路垚を連れて帰って」と指示を出し…。
第34話感想
今回、陶宇を殺害した真犯人は吳培彦打ということが明かされ、陳有立の処刑もギリギリのところで免れました。こうしてこの事件は終わりを迎えましたが、路垚はこれまでに起きた事件の黒幕がノーマンだと気づきました。路垚の報告書によってノーマンは逮捕され、路垚は英雄だと讃えられました。
しかし、路垚を襲った犯人が路淼の運転手だったということが発覚し、路垚と路淼の関係は最悪な状態になりました。そして姉の路淼は兵を率いてまで路垚のことを上海から離れさせようと計画し始めました。最終的に家族全員が納得する形で治まってくれれば良いのですが…。最終回が近づく中で、路垚と家族の関係がどうなっていくのか気になります。
第35話あらすじ
怒った白幼寧(バイヨウニン)に怪我を負わされた路垚(ルーヤオ)は病院へ。手術室にいる江先生(ジャン)を待っていた2人は、手術室から聞こえてきた爆発音を耳にする。そして手術室からは血まみれの江先生と看護師たちが出てくる。
喬楚生(チアチューション)たちが病院に到着し、路垚は捜査を開始する。今回の被害者は工部局の理事であるハーヴェイ侯爵だった。彼は手術を受けるために手術室へ入ったのだが、手術が開始された瞬間ハーヴェイ侯爵の体内は爆発し、彼は即死したという。検視官の小宇(シャオユー)も病院へ到着し、ハーヴェイ侯爵の検死をする。検視の結果から、医療事故ではなく殺人だと発覚する。現場の手術室からは爆発装置のようなものが発見され、専門家に調べさせることに。ハーヴェイ侯爵の体に手術した痕は無く、見つかった爆発装置がどうやって体内に入ったのかは謎に包まれていた。
この事件の謎が深まる中、路垚の自宅に大家とその親友である黄璐(ホアンルー)が訪ねてくる。黄璐はハーヴェイ侯爵の妻であり、去年結婚したばかりだった。しかし、ハーヴェイ侯爵と黄璐の仲は良かった訳ではなく、お金のことで喧嘩をしていたという。黄璐は自分が受取人になっているハーヴェイ侯爵の保険契約書を発見し、喜んでいた。そのことから黄璐にも動機があったと考えられる。
現場から見つかった爆弾は特殊な爆弾だということが判明し、この爆弾を作れるのは3人しかいなかった。その中の1人が喬楚生の部下であるサリムであると判明し、彼の自宅を調べることに。サリムの自宅からは雷管と工具が見つかり、彼は警察に連行される。
路垚はサリムを取り調べる。家族を養うためにどうしてもお金が必要だったサリムは、爆弾を作ったことを認める。サリムは闇市で依頼され、爆弾を作成していた。しかし殺人については否定する。
小宇の身につけている物が高価になったことで怪しんだ路垚と喬楚生は、彼のことを問い詰める。小宇はとある女性と不倫関係になり、そのことが女性の夫にバレてしまった。その夫が離婚に同意する条件として提示したのが、偽の検視報告書を作ることだった。完全に騙されていた小宇は偽の検死報告書を作成してしまい、見つかった爆弾は体内にあったものでは無く、拾ったという。しかしハーヴェイ侯爵の体内は本当に爆発していた。
江先生からハーヴェイ侯爵のカルテを手に入れた路垚。カルテを見た路垚は黄璐に話を聞きにいく。そこで黄璐はアンダーソンに「白親分(バイ)が関与した」と葬式で泣き喚くように指示されたと明かし…。
第35話感想
ノーマンが逮捕されて上海にも平和が訪れたかと思いきや、またもや殺人事件が発生しました。今回は工部局の理事であるハーヴェイ侯爵の体内が突如爆発し、亡くなるという事件が起こりました。
この事件を捜査する中で、警察官のサリムや小宇が関わっていることが発覚しました。サリムはお金のために、小宇は女性に騙されて偽の検視報告書を作ってしまいました。彼らを操っている真犯人は一体誰なのか気になりますし、次回で最終回ということで、どのような結末を迎えるのか楽しみにしています。
第36話(最終回)あらすじ
路垚(ルーヤオ)が事件の捜査をする一方で、白幼寧(バイヨウニン)はハーヴェイ侯爵が転院する前の病院で調べを進める。その捜査の中で、江先生(ジャン)の病院にあったハーヴェイ侯爵のカルテは偽造されていたと判明する。ハーヴェイ侯爵の本当の病状は悪く、手術したとしても寿命は短かった。そしてハーヴェイ侯爵がノーマンの件で大法官から召喚状を受け取っていたと知った路垚は、この事件の犯人が、彼に出廷させたくないノーマンの仲間だと考える。
そんな中、路垚の自宅に盧佑嘉(ルーヨウジア)がやってくる。路垚の姉に命じられた盧佑嘉は、3千人もの兵士を引き連れて路垚を連れ戻そうとする。抵抗する路垚に24時間の猶予を与えられるが、怯えた路垚は荷物をまとめて上海から離れる準備をする。しかし路垚を説得する白幼寧。路垚は覚悟を決め、白幼寧にプロポーズする。明日、結婚すると報告を受けた喬楚生(チアチューション)は、徹夜で結婚式の準備をする。
こうして迎えた結婚式だったが、結婚式に参加するはずだった来賓は結婚式場に向かう道中で盧佑嘉に拘束されてしまう。来賓が来られなくなった中でも、2人の結婚式は執り行われる。こうして無事に結婚した路垚と白幼寧。結婚したことが路垚の父親にも伝わるが、路垚の家族は2人の結婚を認める。
こうして幸せになった2人だったが、ハーヴェイ侯爵の事件はまだ解決していなかった。路垚はこの事件を解決したら探偵は辞めると宣言し、ハーヴェイ侯爵の邸宅にアンダーソンと黄璐(ホアンルー)を集める。そして路垚はこの事件の真相を説明していく。
ハーヴェイ侯爵の体内が爆発した本当の原因は「幽門狭窄症」という病気だった。この病気により、胃に溜まってしまった食べ物が手術をしようとした際に爆発してしまった。しかしハーヴェイ侯爵がこの病気を患った理由は、人為的な要因だった。そしてこの事件を計画した真犯人は妻の黄璐だった。ハーヴェイ侯爵は胃に悪性腫瘍ができたことで余命は残りわずかだった。しかし彼が病気で死ねば保険金が下りないと考えた黄璐は、薬を使ってハーヴェイ侯爵に幽門狭窄症を発症させた。さらに彼女はカルテを偽造し、計画的にこの事件を作り出していた。
こうして黄璐が警察に連行され、路垚はアンダーソンの罪についても説明していく。ノーマンのためにハーヴェイ侯爵の帰国を阻止したかったアンダーソンは、黄璐の犯行を知り、検視報告書の偽造に加担していた。さらに彼はサリムに爆弾を作るように依頼していた。アンダーソンは罪を認めるが、ハーヴェイ侯爵が証言できなかったことでノーマンは釈放されていた。
こうして事件は解決し、路垚と白幼寧は新婚旅行へと出発する。しかし路垚が不在の上海ではまたしても事件が発生し、捜査の依頼を受ける。船上で緊急電報を受け取った路垚は…。
第36話(最終回)感想
ついに最終回を迎えてしまいました。今回はハーヴェイ侯爵殺害の真相が明かされました。そんな事件の一方で、路垚と白幼寧は結婚することになりました。待ち侘びていたシーンが最終回にして見られたことがとても嬉しいです。路垚の家族も2人の結婚を認めてくれました。そして新婚旅行へと出かけた2人でしたが、上海ではまた事件が発生しました。
そして路垚は緊急電報を受け取ります。それまで浮かない顔をしていた路垚が電報を受け取った瞬間、笑顔になりました。きっと喬楚生から事件捜査の依頼が来たのだと思うのですが、結局路垚は探偵として生きていく運命のようです。
最終回を迎えてこのドラマが終わってしまうのは寂しいですが、最終的に路垚と家族の蟠りが解け、白幼寧とも結婚できたことは本当に嬉しく思います。この先も事件は続くと思いますが、また路垚の推理が聞ける日が来ることを楽しみにしています。
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