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大唐流流 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

大唐流流 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第13話あらすじと感想

傅柔(ふじゅう)は盛楚慕(せいそぼ)の死を悲しみ、食事も喉を通らない日が続いていた。周(しゅう)王の看病のおかげで、なんとか生きる気力を取り戻した傅柔(ふじゅう)は、盛楚慕(せいそぼ)の墓参りに行く。一方、盛楚慕(せいそぼ)は瀕死の状態で海に落ちたところを厳子方(げんしほう)に救われていた。厳子方(げんしほう)は朝廷に仕えるために身分の高い仲立ち人を探しており、楚慕(そぼ)に恩を売ろうとしていたのだった。宮中では、太子(たいし)妃の懐妊を機に、皇后が陸盈盈(りくえいえい)を太子の側室に迎えようとしていた

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

楚慕は子方の生い立ちを聞き、更に共通の敵が陸雲戟と知ります。そして自分を助けたのは偶然ではなく、子方が宮廷入りの足掛かりにするためと気付きました。楚慕は子方に海賊を一掃して唐の役に立てば力になると示唆し、子方も待っていると応じます。

同じころ懐妊が解った太子妃は傅柔に和解を申し出て、皇帝が陸雲戟が戦に勝ち大喜びだと話します。更に皇后が盈盈を気に入り、もし側室に上がれば陸家は益々増長すると言いました。楚慕が陸雲戟に殺されたと思っている傅柔は、皇后に盈盈を伝説の美女に重ねて不吉だと暗示し、皇后は盈盈を側室候補から外すことにしました。

楚慕は長安に戻り、傅柔とすれ違います。そして皇帝に会い、陸雲戟が九柱城で行った略奪や虐殺の証拠を示します。皇帝は報告を受けて息子の陸琪と共に投獄しました。

雲戟は大将から宰相に昇格になり宴会を開いていたところ、兵士に連行され投獄。皇帝の怒りが激しく大臣たちの協力も得られないと知り、甥の漢星に大臣たちを買収するよう頼みます。これを知った皇帝は激怒、財産を没収し漢星も投獄、厳罰に処すると言います。

娘の盈盈は父の鎧を着て宮殿へ行き、面会が叶うまで跪くと申し出ますが、怒る皇帝は好きにせよと取り合いません。城内を警備する盛楚令は、前を通りかかって今まで散々なことをしたのに陸家の娘は頑固だと吐き捨てました。

楚慕の死を聞き、傅柔はまるで影のようにやつれます。そんな時太子妃から盈盈の話を聞き、皇后に側室にすべきでないと言ってしまいました。他人を助けても貶めない正義漢?、傅柔には珍しいことです。子方も傅柔の言葉を聞いて正々堂々と生きたいと考えを変えた程ですから。

でも楚慕と再会した後は復活。自分のピンチを周王に知らせてくれた司制祥の典制・揚柏に、久し振りに親戚に会う時手ぶらは恥ずかしいだろうと手土産を渡しました。例え主のためであっても貶し合うより、仲間同士が助け合うこんな場面が沢山見たいです。

第14話あらすじと感想

陸盈盈(りくえいえい)は父と兄を助けるため重い甲冑(かっちゅう)を身に着け何日も門の前でひざまずいていた。周囲は、そのけなげな姿に感動し孝行者だと褒めたたえる。盛楚慕(せいそぼ)は戦場での功績により宣威(せんい)将軍に抜擢されるが、傅柔(ふじゅう)に会うこともかなわず落ち込んでいた。そんなある日、傅柔(ふじゅう)は楚慕(そぼ)への贈り物にしようと作りためた刺繡(しゅう)を盛楚令(せいそれい)に託す。折悪しくその現場を歆楠公主(きんなんこうしゅ)に見られてしまい、頭の痛い問題に発展する。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

陸雲戟父子の処罰に悩む皇帝は、盛楚慕の父魯国公と昌国公・方巡を呼びます。魯国公が処罰を主張するのに対し、昌国公は助命を訴えます。皇帝は謁見した盈盈に、父に養育の恩を返すため、代わりに自分を殺して欲しいと言われて心を打たれ、陸父子を釈放しました。

傅柔は、楚慕への想いを込めて香袋や衣装を大量に作ります。それを楚令に託そうとしたのに、周王に衣装を横取りされました。楚令が傅柔から香袋を貰ったと勘違いした歆楠公主は2人の仲を疑います。一方楚令から香袋を受け取り刺繍の暗号を読んだ楚慕は思いを募らせ、傅柔を宮中から出す方法を考えます。

楚慕は、皇帝に海賊の厳子方の帰順を認めるよう進言。対して子方に横領した財宝を奪われた陸雲戟は強硬に反対します。皇帝も公私混同と言いますが、楚慕は帰順を認めれば国のためになると説得。そして子方が誓いの証として広東一帯の海賊退治と、慧娘子の「山川錦繍図」の献上を申し出ていると話します。皇帝は子方の件を一時保留にしました。

皇帝は皇后に、楚慕が朝廷で直言し思い上がっていると怒りますが、皇后の執り成しで赦すことにします。皇后は刺繍図には宝のありかが隠され、それを見つけた者が天下の主という伝説があると言い、皇帝は刺繍の謎解きを託します。

翌日皇后は傅柔を呼んで刺繍を見せ、傅柔は独特の技法から見て慧娘子の本物に間違いないと応えました。皇后は宝の話をし秘密の解読を頼みました。傅柔は刺繍の裏地を見て、何かに気付きます。

盈盈は、父の悪事を知らない?でないと皇帝に直訴は出来ないかと。一方自分が散々悪事を働いた父は、牢内で皇帝に尽くしても報われないと考え、身を守るため更に悪事を重ねそうです。それにしても盈盈は孟子を語り、皇后も刺繍の秘密を知っていて、庶民の傅柔も故事に詳しい。この時代の女性は博識だと感心します。一方公主と太子妃は感情が押さえられず、振り回される楚令と太子は大変ですね。

第15話あらすじと感想

傅柔(ふじゅう)と連絡を取りたい盛楚慕(せいそぼ)は、盛楚令(せいそれい)の提案で、宮中に凧(たこ)を飛ばす。凧を拾おうとした歆楠公主(きんなんこうしゅ)の侍女、珍珠(ちんじゅ)は梁(りょう)王に捕まり、梁(りょう)王府に行くよう命じられる。公主は珍珠(ちんじゅ)を、女癖の悪さで有名な梁(りょう)王の元に行かせないために太子(たいし)に協力を依頼し、太上皇(たいじょうこう)を説得しようと試みる。一方、太子妃は公主に、傅柔(ふじゅう)が周(しゅう)王と無許可で外出したことを告げ口してしまい…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

歆楠公主は、皇太子から貰った奇石を太上皇に献上し、珍珠を手放さずに済みました。その後太子妃に会い、太子妃から傅柔が規則を破って周王と一緒に宮中から外出したと聞きました。

傅柔に盛楚令を誘惑されたと思い込んでいる公主は、外出の件を皇后に告げ口します。皇后は周王の母顔妃に会い、周王の外出を咎めます。その後宮中への出入りを厳しく制限することに。結果僧侶の法話を聞いて健康を取り戻した顔妃も僧侶に会えなくなりました。傅柔は赦しを求めて跪き、皇后から今後は規律を守るように諭されます。

周王は自分のせいで母が僧侶に会えなくなり、傅柔に迷惑を掛けた事を憤ります。そして太子が芸人・陳吉と親しく交際している方が問題だと、皇帝に訴えると言いました。傅柔は訴えれば太子は軽い罪で済んでも、陳吉は重い罰を受けてしまう。教養ある周王は善良さや慈愛を持ち幸せで居て欲しいと言い、周王も傅柔に免じて訴え出ないと約束しました。

兄の楚慕から公主に謝れと言われた楚令は会いに行きます。そして楚令と傅柔が親しいと思い込んでいたと知り、傅柔は自分の未来の兄嫁と言い誤解を解きました。そして周王と傅柔の外出について太子妃から聞いて、皇后に伝えたと知ります。

傅柔が、太子妃の告げ口で罰を受けたと聞いた楚慕たちの姉韓王夫人。夫の韓王に太子妃が軽率では太子にも迷惑が掛かると注意を促し、韓王も太子に話しておくと応じました。

傅柔が慧娘子の刺繍の謎を解き、楚慕は褒美を貰い子方の朝廷への帰順が叶いました。真面目に自分の仕事をしているだけなのに、知らないところで台風の目になっています。

智恵が働く公主も、楚令に関してはツンデレで気が回らないんですね、可愛いけどはた迷惑。傅柔がばっちりを受け、太子妃まで韓王夫人に睨まれることに。口が軽い太子妃は自業自得ですが、周王は大切な母が僧侶に会えなくなり周囲への恨みを募らせ、益々揉めそうですね。

第16話あらすじと感想

太子(たいし)妃が、傅柔(ふじゅう)と周(しゅう)王の件を告げ口したことで、韓(かん)王府の面目を潰したことを知った太子は激怒。太子妃は口が滑っただけでこんな大事になるとは思っていなかったと弁明するが、太子の怒りは収まらない。納得のいかない様子の太子妃に侍女が「韓(かん)王府の内通者がいるのでは」と告げ、太子妃は韓(かん)王府から来た女官に濡れ衣を着せ、杖刑(じょうけい)に処したうえ韓(かん)王府に送り返す。一方で盛楚慕(せいそぼ)と傅柔(ふじゅう)はついに念願の再会を果たすのだった。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

傅柔と盛楚慕は、再会を喜びました。楚慕は自分が海賊の子方に救われ、その子方は刺繍図のお陰で朝廷に帰順したと言い、傅柔は人の縁は不思議と応じます。楚慕から弟の傅涛が陸家にいると聞き傅柔は心配そう。

韓王は太子に傅柔と周王の件を話した直後、韓夫人が太子府に送った侍女がクビになった、バカにしていると憤り、夫人から諫められます。

その後太子妃は、昌国公が息子の嫁を自分の妹ではなく陸盈盈に決めたと聞いて憤ります。一方太子は昌国公から、太子派の自分が陸家と縁続きになれば太子に有利だと聞きました。帰宅後太子妃から昌国公は信用できないと聞いて太子は出て行きます。太子妃は優しく道理が解る人だった太子が変わったと嘆きます。

太子がを東宮に芸人を住ませていると聞いた司徒尚儀は、太子に縁を切るよう進言します。傅柔も陳吉に、2人の友人関係は互いに不利益だと東宮を出るよう説得。陳吉は太子に東宮を出ると言い太子も了承します。

太子が留守の間、太子妃は陳吉を呼び「趙子龍」を演じさせます。傅柔は陳吉が怪我をしていると聞き舞台下に布を張ったので、舞台から落ちた陳吉も大事に至らず済みました。

皇后は司徒尚儀が退職の挨拶に来た場に太子妃を呼び、妊娠中に血生臭い芝居を見たと怒ります。対して太子妃は、芸人は太子と遊興に耽り、司徒も黙っていたと皇后に告発。司徒は太子が既に関係を断っており、噂が広まれば名誉が傷つくと訴えます。皇后は太子の教育と規則の順守を司徒に任せたのに裏切ったと激高。司徒を汚職の罪で杖刑に処すように命じました。

傅柔は楚慕は親しみを増し、歆楠公主とも和解、韓王夫妻も仲睦まじい。1人太子妃は誤解や嫉妬、余計な一言で太子との関係が上手くいきません。大局を見よと太子に言われたのに皇后に対して爆弾発言を行い、司徒尚儀まで巻き添えになり悠々自適の退職生活を棒に振る羽目に。韓王が、太子妃が嫁いできて面倒が増えたと嘆くのも尤もです。

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