第46話 あらすじと感想
dim-sumさん |
第46話 侍女の門出
如懿の侍女惢心は、足の傷が重く、半年後ようやく歩けるようになり、初めは断った江医師の求婚を受け入れ嫁に行くことに。
如懿の側に居たいと言ったのは惢心の本音でしょうが、江医師とは惹かれ合っていたし、如懿自身が望む穏やかな暮らしを、自分が替わりに送ろうと考えたのかも。真っ赤な生地に金糸の刺繍の嫁入り衣装は派手で華やか、「中国」を感じます。
さて親族の訥親が失策の上処刑された皇太后は、大切な駒を失い影響力低下を嘆きますが、義理とはいえ皇帝の母、権力に執着せずとも平穏に生きられるのに、緊張状態に居るのが好きなんでしょうか。
権力志向の強さでは負けていない衛嬿婉、如懿たちのお茶会に参加しようとして馴染めず、子供が生まれないことを如懿の前で嘆き場を白けさせます。この女性は空気が読めないタイプなんですね。
そして皇帝の第一皇子は、病状が深刻化しいつ死んでもおかしくない状態なのに、皇帝は面会しません。皇子は金氏のウソを信じ、前の皇后が実母を殺したと恨んだまま亡くなりました。若いのに気の毒なことです。子供に死なれた皇帝も気の毒ですが、まあ自業自得でしょうね。
第47話 あらすじと感想
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第47話 孤独な頂へ
流石の皇帝も、皇子を立て続けに亡くし心細くなったのか、それとも如懿の同情を引きたかったのか。孤独を訴え、ついに情に絆された如懿が、皇后の座につきました。
如懿が皇后になったのは、おばと同様夫と同じ墓に入りたかったから、だそうです。皇后より正妻になりたいと皇太后にも訴えていました。如懿の立后に最後まで反対した皇太后は、如懿の話冷ややかな目で聞いていました。
この皇太后は、以前放送されたドラマ「後宮の諍い女」のその後でしょう。それなら「皇帝の愛情」に疑問を呈する発言にも納得できます。
ところで金氏は母国への配慮もあり妃嬪に復活、しぶとい。如懿が皇后なら自分は「皇太子の母」に、と決意を固めた様子。懲りない人だ。
嫁いだ惢心の代わりに、女官・容珮が、如懿を支える側仕えになりました。地味で頑固そうだけど、惢心より苦労人だし大人で、頼りになるタイプ。今後敵が増えそうな如懿に、力強い味方が現れました。
そして前皇后の娘でモンゴルに嫁いだ璟瑟が、早くも如懿の敵として現れます。スターウォーズのアミダラみたいな凄い髪形!これが嫁ぎ先の正装なんでしょうが、頭が重く大変そうです。
第48話 あらすじと感想
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第48話 戒めの耳飾り
如懿がようやく皇后になりました、長かったですねえ。皇帝も如懿を正妻に迎え、流石に嬉しそう。
その後如懿の立后を祝い、妃嬪たちが集まった席で漸く如懿が金氏に反撃を開始します。それは、金氏嘉嬪を貴妃に昇格させ、自分の権力を見せつけたあと皆の前で辱めるというもの。
金氏を辱めるために使ったのは、不義密通の件で登場した数珠の紅玉髄(カーネリアン)を使った大振りな耳飾りでした。ピアスのポスト(軸)部分を太目に作ったもので、それを侍女容珮に付けさせます。
金氏は耳から血を流し抗議しますが、容珮はこれは皇后には無関係、と言いながら顔色一つ変えません。そのまま耳たぶに差し込みます、というか突き刺します、怖いです。居並ぶ妃嬪たちは皇后を支持し、金氏を庇いません。
堪り兼ねた金氏が皇帝に訴えますが、皇帝はこれを無視。それは事前に如懿が、金氏の心はまだ韓国王にある?と匂わせたことも原因でしょう。如懿も戦闘モード、なのでしょうか。
漸く如懿の時代が来たということでしょうが、あまり強く出るとこの後の反撃が心配です。
第49話 あらすじと感想
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第49話 子宝の薬
葉赫那拉氏舒嬪、大人しそうな美人ですね。皇太后の息が掛かっているとはいえ、皇帝に一目ぼれして後宮入りした彼女に、皇帝は子宝の薬と偽って避妊薬を飲ませていました。
そして葉赫那拉氏が飲んでいるのと同じ薬を、例の衛嬿婉は飲んでいたのでした。知らなかったとはいえ迂闊でしたね、飲む前にちゃんと調べないと…。
自分も知らずに腕輪に避妊薬を仕込まれていた如懿は、皇太后と皇帝の関係から葉赫那拉氏が避妊薬を飲まされていると疑っていたのですが、それを何故自分に教えてくれない!と衛嬿婉は勝手に如懿を恨みます。なんだコイツ。
皇帝も、辞職した斉侍医の行動から、妃嬪たちの死亡の陰に皇太后が暗躍している、と考え始めたようです。義理とは言え親子なのに、何時までも関係がこじれたままですねえ。
皇帝は、如懿たち妃嬪と一緒に北京から揚子江沿いの上海、杭州方面へ南巡を計画します。一応この地方に住む漢族の懐柔、視察と言いつつ遊びの側面も大きいようですね。
妊娠中の葉赫那拉氏は北京居残り組です。衛嬿婉は葉赫那拉氏の妊娠を恨んでいるらしく、何か企んでいる様子です。
第50話 あらすじと感想
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第50話 腹いせの昇格
南巡では、如懿と2人お忍びで庶民の振りをして買い物に出たりと、皇帝はとても楽しそうでした。それを皇太后から叱られてしまい面白くなさそうです。皇太后にしてみれば、自分の勢力拡張に役立つ妃嬪と皇帝が仲良くしてくれないと、困るのでしょうね。そもそも如懿は気に入らないようだし。
でも妃嬪を偏りなく愛すると約束しても、皇帝は皇太后が勧める女性は気に入らないと、当てつけのように衛嬿婉炩嬪に夜伽をさせます。
衛嬿婉の背後には太監の進忠が居て2人とも腹黒いし、ロクなことにならない気がします。特に進忠は軍師気取りなのか、衛嬿婉の手や頬を撫でまわしたり…気持ち悪いです。衛嬿婉が未だ凌雲徹を気にする様子を見て、出世のためには排除しろ、と衛嬿婉に命令していました。
衛嬿婉、進忠の2人は皇帝お気に入りの欽天監(日本でいう陰陽寮?占星術師?)を将来の栄達をエサに買収して、自分たちに都合が良い占い結果まで皇帝に告げさせます。皇帝が占いにのめり込んだのは前皇后の死後だとか。子供や皇后の死で何か思う所があったのでしょうか。
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