河神Ⅱ 2020年 全24話 (BS11では全22話で放送)
dim-sumさん |
第1話 あらすじと感想
第1話 河川封鎖
水源汚染により河川が封鎖された天津。水死処理隊の小河神こと郭得友(グオ・ドーヨウ)は、爆破と水質汚染の罪で投獄されていた。一方、秘書長となった漕運商会の丁卯(ディン・マオ)は川の付け替え工事を進めるが、元恋人・肖蘭蘭(シャオ・ランラン)から襲われる。魔古道による水中爆破後、意識不明だった顧影(グー・イン)は病院で目を覚まし、そんな中、郭得友の公開処刑が執行されようとしていた。
出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-
丁卯は、肖蘭蘭の父親でもある前の秘書長を暗殺して秘書長になり、蘭蘭に恨まれ銃で狙われます。騒ぎが起きた会見場には、川の付け替えに反対する一生門の崔が居てこの様子を見て笑います。
郭得友は付課長の指示で絞首刑が執行され、見物していた庶民は川を汚染した魔古道の聖童が死んだ、と喜びました。
街では丁秘書長の指揮で川に流れたウイルスのワクチン接種が行わますが、西洋の品を嫌う庶民はタダでも打たないと拒否。警備員からワクチン接種証明が無ければ通行できないと言われた市民は、規制に抗議していました。
そこへ郭得友の棺が運ばれてきて通行できないと言われれ、乱闘に発展。その最中棺の蓋が開き郭得友が現れて、市民を襲います。死んだと思った郭得友が生き返り、聖童なのに病気の症状があると見た市民はパニックになります。偶々通りかかった丁秘書長がワクチンを討つと、症状が消えて郭得友も大人しくなります。
一生門の崔は夫人の誕生日を祝って観劇していました。崔はつまらなそうな夫人をよそに食事を続け、途中体調が悪くなり手洗いに立ちます。悲鳴を聞いた部下が手洗いに入ると、崔は死んでいました。
丁は、天津の妖怪騒動と感染症を抑えるため北京から派遣された都督と協力して、郭得友の処刑からワクチン接種までの筋書きを立てて芝居をします。効果は絶大で、市民は進んでワクチン接種を受け始め、郭得友が妖怪疑だとか河の汚染を広げたとの噂も消えました。
魔古道と対決した4人、命は助かったものの、丁は蘭蘭と別れて仇と呼ばれます。これも何かの作戦なんでしょうか?また河神1で戦った魔古道の連化青は行方不明のまま。まだ生きていたら面倒なことになりそう。
丁の宿敵一生門の崔は無残な死に方をし、怪奇色は今作も健在みたい。ただ郭得友は、身体が弱そうでちょっと心配。丁は杖が必要な身体になってしまったし、このシリーズはアクション要素は減るのかな?都督や司令官、市長など役関係のトラブルが増えそうです。
第2話 あらすじと感想
第2話「命を懸けて」
漕運商会と敵対する一生門に起きた不可解な事件。一生門は稼業の掟に従い、丁卯に3日の猶予を与え、その間に真犯人を見つけなければ殺すと告げる。郭得友はタバコの煙の技を使って事件の真相を調べる。郭得友が目をつけたのは、劇場で振る舞われたある食べ物だった。一生門の当主・崔(ツイ)家に潜入した丁卯は、崔夫妻の隠された事情を知る。
出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-
丁は遺体の状況から、強い腐食性の毒を取って酷い胃潰瘍を起こしたのが原因と分析します。郭から夫人と会うよう勧められて面会すると、崔が泥酔して暴力を振るい、酔いがさめると忘れていたと言い、侍女からDVに関して証言を得ました。
郭は老師から話を聞こうとしますが、逃げられてしまいます。しかし師は「本草綱目」の観音蓮(ハス)の項目に印を残しており、郭はこれをヒントと考えます。
そこで顧影と一緒に崔が死んだ劇場の厨房に侵入して調べようとすると、料理人が鍋を盗んで逃げようとします。この鍋は役者の聶にスープを作る専用鍋で、死んだ崔と夫人にも提供されたと聞きました。
肖蘭蘭は、12年ぶりに再会した幼なじみの范と「津蘭時報」という新聞を発行しようとしています。蘭蘭はたとえ失敗しても真実を知らせるのが大切、と范に話しました。顧影は范と蘭蘭の関係を聞き、范がドイツで化学を勉強し中国の発展のため天津に化学肥料工場を作ろうとしている、と知ります。
科学万能主義の丁は、煙の術を神経刺激症と考えているようで、ブレないですね。でも郭が幻視した結果を聞く柔軟性も持つようになりました。父や親しい人を沢山失い辛い経験を経て、少し変わったのかも。
料理人が盗もうとした鍋は、突然金色に替わったと言います。これが崔の死と関係しているのでしょうか。それなら同じ鍋のスープを飲んだはずの崔夫人と役者の聶が無事なのは何故でしょう。早く解決しないと一生門と約束した期限が来てしまう…。
ところで丁の脚を治療している戎女医が、知的でセクシーな魅力的な女性で、丁との距離が近くてドキドキします。彼女の出身部族しか使えない催眠術と、西洋の薬草を使った医療行為はどんな仕掛けがあるのか。さらに蘭蘭が「いとこ」と呼ぶ范も気になります。元恋人同士に気になる相手が現れて、もう和解はないのでしょうか。そして戎医師と范には何か企んでいることがある気もします…。
第3話 あらすじと感想
第3話「闇をまとう薬草」
丁卯は師匠である老河神・郭淳(グオ・チュン)を前に、真犯人が見つけられなければ、命を賭けた掟に従うと断言する。郭得友は事件の真相を追及するために夜市に行き、郭淳が語った薬草を探す。一生門の当主・崔の殺害に使われた薬草・観音蓮を唯一扱う万宝楼を訪れる郭得友。そんな中、丁卯に与えられた3日間の猶予が期限を迎えようとしていた。
出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-
師匠のヒントを元に、得友は観音蓮の店へ行き、客が代金のカタに残した指輪を手に入れました。その指輪を手掛かりにして毒の購入者を特定します。
江湖の掟に従い、丁は自分は無実と言いながら一生門が用意した棺に入ります。そこへ得友が現れて犯人が自首した、と言い丁は命拾いしました。
丁と得友は、自首した崔夫人の取り調べに立ち会います。しかし夫人は毒の名前も店主の名前も知りません。得友は指輪の内側に書かれた文字から俳優の聶を疑いますが、夫人は否定します。そこで聶に会って話を聞くと罪を認め、警察に連行されます。
得友は釈放された夫人の自殺を止め、崔の病気について聞きます。崔が西洋の医師に診察を受けていたと聞いて処方箋を借りることにしました。
丁は肖蘭蘭と会い、父の元秘書長について話します。実は元秘書長は新しく天津に赴任する都督の攻撃を避けるため、殺されたことにして身を隠した。その後丁が川の工事やワクチン接種の資金を出し、蘭蘭が丁を拳銃で撃ち都督を騙して信用を得たのです。
得友が江湖の人間だからこそできる夜市で毒を売る店主は、髭に電飾がついてたり変なメガネを掛けた奇妙な人物でした。得友は得意の話術を活かして?店主を脅し、証拠の指輪を手に入れ丁を助けました。
聶は毒のことは詳しく知らず、ただ夫婦を道連れに3人で死のうとしていたのに、崔だけが死んだと話しました。偶然にしては出来すぎで、もう一ひねり何かがありそうです。
死んだと思った肖元秘書長が生きていたのは驚き、同じく死んだと思われた魚四が拉致して川に突き落とし、それを得友が助けたんですね。蘭蘭は今の方が良いと話していて、丁とも親密で安心しました。
丁の上司である都督は、今まで赴任した所で異民族を虐殺し残酷な方法でのし上がった人物らしい。天津には魔古道の排除と川の浄化目的で来たと言いますが、それだけなのか?肖元秘書長が生きているとばれたら面倒なことになりそうです。
第4話 あらすじと感想
第4話「結婚話」
郭淳はタバコの煙の技を使い、漕運商会の総監・胡海江(フー・ハイジャン)と元秘書長の肖硯(シャオ・イエン)と会合をする。川の付け替え工事が進む中、丁卯は都督・敖旦(アオ・ダン)の指示により、天津を訪問した外交官・顧唯良(グー・ウェイリャン)を出迎える。一方、顧影との結婚に煮え切らない郭得友だったが、いつの間にか天津中に結婚の噂が広まる。そんな中、郭得友の元に女優・王美仁(ワン・メイレン)が訪れ…。
出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-
化学肥料工場を作ろうとしていた肖蘭蘭の従兄范君尭は、得友を訪ねて工場に反対する人たちを説得して欲しいと頼みます。得友は自分は忙しく、化学肥料が正しいモノなのか解らない、信じているのは道理だけと断わります。
丁が出迎えた外交官の顧は、女優の王の結婚相手でした。得友に会った王は、夫になる顧が巫女の顧影の実の父親かもしれない、探って欲しいと頼みました。
王と顧の結婚式には、得友と顧影、肖蘭蘭と従兄の范も出席していました。食に夢中な顧影に、得友は父の話をしようとしますが、話を聞いてもらえません。王が登場し夫婦でダンスを披露している最中、衆人環視の中、突然顧が燃えだしました。
得友は師匠と顧影の義母に、顧が顧影の実の父親かも知れないと話します。義母は顧が死んだ今、その話をしないようにと口止めし帰って行きます。師匠に聞いても他の事は考えず結婚しろ、と言うばかりです。
得友が崔夫人から借りてきた処方箋を見た丁は、薬のせいで崔の胃潰瘍が出血し、その血が観音蓮と作用して腐食したのが死因、と分析しました。医師もグルになって崔を殺していたみたい。でも夫人は医師と会ったことが無く、どんな人間かは分からないままです。
天津に来た顧外交官は、蘭蘭の従兄とも面識がある人物でした。外国との人脈もあるこの人が、本当に顧影の父親なのか謎を残したまま死んでしまい、得友はますます結婚すべきかどうか悩んでしまいました。
師匠は煙の術と伝書バトを使って離れた人物とも会議ができるんですね。得友が死んだ人物の記憶しか見られないのは、身体が弱いせいなのかまだ修行が足りないのか…。この技が使えればどんな事件も解決できそう、だから面倒を避けるために師匠は口数が少ないのかも。
胡たちと話した「最後に義母が十数年前と言い、何のことかと聞いた得友の話を師匠が遮ったのも不自然で、魔古道以外にも何か秘密がありそうです。
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