マイ・ラブ♡スーパースター 2022年 全24話 原題：我的愛与星辰
第1話 あらすじ
第1話 ― 壊れたプロポーズ、始まる縁
人気女優・辛辰（シン・チェン）は、憧れの呉監督作品に出演したいと直談判するが、人前であっさり断られ、屈辱の幕開けを迎える。その日は長年の恋人・路昕（ルー・シン）の誕生日。辛辰は特別に指輪を用意し、逆プロポーズを決意していた。だが路昕は「用事がある」と早々に立ち去り、辛辰の胸に不安の影を落とす。
ケーキと飾りで彼の部屋を整え、待ち続ける辛辰のもとに飛び込んできたのは、ライバル孫瑶（スン・ヤオ）と路昕の密会を伝える記事。ツーショット写真まで添えられていた。信じたい気持ちも裏切られ、帰宅した路昕が嘘を重ねると、辛辰は怒りに任せてケーキを投げつけ、涙を隠して去っていく。
孤独を抱えて映画館を訪れた辛辰は、偶然居合わせた新人歌手・安小嶼（アン・シャオユー）と最悪の出会いを果たす。泣きじゃくる辛辰に迷惑する彼を、彼女は自分のファンだと勘違い。強引に写真を撮らせたうえ、ファンに囲まれる安小嶼を「裏切り者」と責めて逃げ去ってしまう。だが実際に群がったのは安小嶼自身のファンであった。
翌日、収録現場で再会した二人。辛辰は初めて彼が急上昇中の人気俳優だと知り、赤面することに。さらに孫瑶を容赦なく酷評し、火種を増やしてしまう。その後、路昕に呼び出された辛辰は、新人・盧洋（ルー・ヤン）との仕組まれたスキャンダルに巻き込まれるが、危機を救ったのはまたしても安小嶼だった。彼の前で泣き崩れる自分に気づき、辛辰は「縁」という言葉に心を動かされる。
だが孫瑶の罠はさらに続く。ロケ番組中にわざと転落し、辛辰に突き落とされたと偽証。妊娠を装い涙で協力を乞う彼女に、辛辰はつい心を許して罪を背負ってしまう。ネットで「暴力女優」と糾弾され、ブランド契約も次々に破棄されていく。
一方シンガポールでは、安小嶼が兄のように慕う温良（ウェン・リャン）が彼と通話。契約の件を「俺が帰ってから話そう」と宥めるが、ニュースで辛辰の窮状を知ると、予定を早めて最速便で帰国する。
崩れた愛と失墜する名声の中、辛辰と安小嶼を繋ぐ運命の糸が、ここから動き始める――。
第2話 あらすじ
第2話 ― 崖っぷちの女優と、揺れる縁
辛辰（シン・チェン）のスキャンダルは瞬く間に拡散し、ネット世論は「芸能界から消えろ」と彼女を総攻撃。所属するアイコエンターテインメントも、契約期間が残る中での解除は不可能と判断し、彼女を“事実上の引退”に追い込む方針を固める。
その裏で、新たに加入した新人・馮薇涼（フォン・ウェイリャン）が「いつか辛辰を超える」と宣言。彼女の姿にかつての辛辰を重ねた路昕（ルー・シン）は、会社の未来を彼女に託す決断を下す。そんな中、孤独を抱えながら街に出た辛辰は、自分のポスターが剥がされる光景を目撃。抗議に向かった事務所前で孫瑶（スン・ヤオ）のファンに暴行を受けるが、助け舟を出したのは馮薇涼だった。しかしその行為さえ「今後は余計なことをするな」と路昕に釘を刺される。
会社も業界も敵に回り、仕事も仲間も失った辛辰。だが「違約金は自分で払う」と毅然と宣言し、別荘を売却して移り住む。その背中を偶然見つけたのは、またしても安小嶼（アン・シャオユー）。世間に追われてもなお「あなたは暴力なんか振るっていない」と信じる彼の言葉は、辛辰の心をわずかに支えた。
一方、裏で動いていたのは権力者・曹董。路昕に提示した条件は「辛辰と別れること」。さらに安小嶼をアイコーへ引き入れるよう迫り、「成功すれば辛辰を復帰させる」と取引を持ちかける。安小嶼はセラ・ミュージックと契約済みで、バラエティ出演を拒み音楽活動に専念していたが、辛辰は自ら彼に頭を下げる決意をする。
「私の復帰は、あなたの契約にかかっている」――必死の説得に、安小嶼は反発。「辛辰がいる限りアイコーには入らない」と突っぱねる。それでも食い下がる辛辰。そんな最中、車の衝突事故が発生。ファンミーティングに急ぐ安小嶼を助けるため、辛辰は事故処理を引き受け、自分の車を差し出した。
やがて再び契約を迫られると、安小嶼は契約書に自らの連絡先を書き残す。――それは承諾ではなく、「修理が終わったら連絡しろ」という、曖昧な返事にすぎなかった。
絶望と希望のはざまで揺れる辛辰。彼女と安小嶼の“奇妙な縁”は、ますます絡み合っていく――。
第3話 あらすじ
契約か誠意か、揺れる想いの狭間で
辛辰の復帰を懸けた交渉は新たな局面を迎える。温良は辛辰のために安小嶼の説得役を引き受け、わざわざファンミーティングに向けて休暇を取り、彼女のためにチケットを手に入れた。しかし、辛辰が会場に姿を現すと一般ファンの反感を買い、乱闘寸前の騒動に。安小嶼は毅然と「音楽に暴力は許さない」と宣言しつつ、辛辰に自分の拒絶を理解してほしいと告げるが、辛辰はなおも誠意を示そうと食い下がる。
その夜、安小嶼は辛辰を食事に誘い、日本料理店で向き合う。緊張を隠せない彼を辛辰がからかう中でも、彼女は執拗に契約を迫った。しかし安小嶼は「アイコーは優れた環境だが、自分は移籍しない」と断固拒否。その理由は「アイコーといえば辛辰を連想せずにはいられないから」だった。二人のやり取りの最中、突如乱入した芸能記者が写真を撮り、瞬く間にネットで拡散。辛辰は録音で証拠を握りつつも、世間の冷たい注目に悔しさを噛み締める。
一方、温良は辛辰に新たな策を持ちかける。安小嶼のアシスタントが辞めた今、彼女がその役を務めれば距離を縮められると。しかしトップ女優である辛辰には受け入れ難い提案だった。それでも復帰への執念に突き動かされ、辛辰は安小嶼の撮影現場に現れ、アシスタントとして名乗りを上げる。だが結果は惨憺たるもの。早朝に手作りスープを差し入れても門前払い、ついには彼の自宅に侵入して料理を振る舞うも“闇料理”を生み出し、怒りを買って追い出される。
それでも辛辰の影響力は侮れなかった。二人のツーショット報道が広告案件を呼び込み、安小嶼の事務所は「三か月だけ我慢して」と彼に説得する。こうして辛辰は半ば強引に安小嶼の“インターンアシスタント”となる。
一方その頃、会社では路昕が新人・馮薇涼を自ら伴い登場。辛辰は「私を切り捨て、新しい辛辰を作ろうとしている」と激しく非難し、ついに自ら別れを告げる。曹董の重圧から解放される路昕にとっては一石二鳥だったが、彼は別れの裏に安小嶼の影があると指摘。辛辰は怒りをあらわにし「必ず艾柯に戻る」と宣言する。
芸能界という渦に翻弄されながらも、自らの居場所を求め必死に足掻く辛辰。安小嶼との関係はビジネスか、それとも心の奥底から芽生えた何かか。交錯する思惑の中で、二人の距離は少しずつ変化し始めていた——。
第4話 あらすじ
傷ついた心と揺らぐ立場、試される信頼の絆
表向きは強がりを崩さない辛辰だが、路昕は彼女の孤独と苦しみを痛いほど理解していた。かつての栄光から転落し、冷たい視線にさらされる中で適応できずにいる辛辰。その姿を思い返すだけで、路昕の胸は締めつけられる。車中で二人の過去の日々を思い出した辛辰は、涙をこぼしながらも前を向こうと必死だった。
そんな彼女を迎えに来た安小嶼は、泣き腫らした瞳にすぐ気づく。気遣いの言葉をかけようとするが、辛辰は苛立ちを隠せず「話しかけないで」と拒絶。思わず「一体どちらがアシスタントなんだ」と愚痴る安小嶼。しかし夜が更けても辛辰の消息が分からず心配した温良が安小嶼を訪ね、結局安小嶼は辛辰の部屋へ向かう。そこで彼が見たのは、悲しみを紛らわすように暴飲暴食しようとする辛辰の姿だった。
落ち込む彼女を前に、安小嶼は躊躇しつつもかつて拾った指輪を返そうと考えるが、結局渡せないまま「仕事の相談」と言葉を濁す。泣き出した辛辰はマイクを手に歌い出し、深夜の騒音に耐えかねた安小嶼はマイクを奪う。だがその涙は止まらず、みすぼらしい姿を見られ続ける悔しさに辛辰はさらに泣き叫ぶ。そんな彼女を慰めるように、安小嶼が歌声を響かせると、辛辰は思わず「本当に上手」と称賛。安小嶼がセラと契約した理由は音楽の追求にあると語るその姿に、辛辰は改めて決意する。必ず立ち直り、安小嶼に“辛辰と組むことが賢明だ”と証明してみせると。
だが次なるイベントでは波乱が待っていた。辛辰が同行すると、そこには路昕と新人・馮薇涼の姿が。辛辰は複雑な思いを隠せない。安小嶼にコーヒーを買いに行かされ、50杯を抱えて運ぶ途中、助けを求める電話を受けた路昕も手を貸そうとするが、安小嶼は「今は僕のアシスタントだ」と釘を刺し拒否。辛辰の胸中に再び波紋が広がる。さらに舞台裏で司会者が仕掛けた罠により、辛辰は記者に囲まれ服を引き裂かれる屈辱を受ける。堪らずステージを降りた安小嶼は自らの上着を脱ぎ、辛辰に掛ける。その行為に胸を打たれつつも、辛辰は逆に「彼が仕組んだ罠では」と誤解し、彼女の感情は爆発寸前に。
一方、背後で糸を引いていたのはアイオサだった。辛辰を“安小嶼のアシスタント”として世間に公表させ、さらに記者や司会者まで呼び寄せていたのだ。問い詰められたアイオサは悪びれもせず「あなたが公表したいと思ったのでは」ととぼけ、やがて本音を露わにする。辛辰を利用して安小嶼の名声を高めるためだったのだ。辛辰は「宣伝に協力する代わりに安小嶼のマネジメント権を分けろ」と迫るが、アイオサは冷笑する。「あなたの狙いは引き抜き。安小嶼があなたとアイコーに移ることなどあり得ない」と。
芸能界の荒波に翻弄される辛辰。立ち直る決意と、策略に巻き込まれる現実。その狭間で彼女は、安小嶼との信頼を築けるのか、それとも再び利用されるだけなのか。第4集、揺れる心の行方が試される。
マイ・ラブ♡スーパースター 5話・6話・7話・8話 あらすじ
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