NANAさん |
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第21話 あらすじ
#21 天啓への道
阿蘇勒(アスラ)が天啓(てんけい)に発ったと知り、動揺する羽然(う・ぜん)。百里景洪(ひゃくり・けいこう)は手駒の阿蘇勒を皇帝に奪われたことが我慢ならない。一方、翼天瞻(よく・てんせん)はこれを天駆(てんく)復活の好機と見て、大宗主である阿蘇勒を追う。羽然もまた一人で阿蘇勒を追う決意をするが、国師の宮羽衣(きゅう・うい)から同行を告げられる。その頃、姫野(き・や)は辺境の過酷な作業現場に送られていた。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第21話 感想
姫野の命はかろうじて助けられた。それだけでも感謝しなければいけないのか、送られた作業場の過酷な状況に胸が詰まりました。でも生きていればチャンスがあるはず、早く助けてあげられたらいいのに。軍籍が残ってるというのは本当なのかな、騙されている様で心配だけど、きっと阿蘇勒が何とかしてくれると信じています。
天啓に向かった阿蘇勒にも、どんな恐ろしい事が起こるのかと思ったら皇帝は嬴無翳を天啓から排除したい為、天駆の大宗主を呼んだという事でした。とりあえず皇帝に殺されることはなさそうだけど、離国の嬴無翳 と辰月の雷碧城 この2人は強敵です。阿蘇勒1人で対抗できる相手でしょうか、心配になります。この機を利用したら本当に天駆の復活もかなえられるかもしれません。
阿蘇勒を迎えに下唐国に来た使者の女性は皇帝の妹の公主でした。宿屋で床に寝かせてしまったんですけど、大丈夫だったのかな。お転婆そうな様子は羽然とも共通点がありそうです。彼女は阿蘇勒の事を、天啓を救う人だと直感したようです。利発そうでとても素敵な女性、阿蘇勒とは気が合いそうな予感がします。
第22話 あらすじ
#22 辰月の誘惑
阿蘇勒(アスラ)と羽然(う・ぜん)の婚姻に衝撃を受けた姫野(き・や)は逃亡を図ろうとして袋叩きにされてしまう。雷碧城(らい・へきじょう)に誘導されて望山別苑(ぼうざんべつえん)にやって来た阿蘇勒。余命わずかな阿蘇勒に辰月(しんげつ)を率いれば永遠に生きられるとそそのかす雷碧城。阿蘇勒は草原が襲撃された日に自身が招いた惨劇を思い出す。天啓(てんけい)城では皇帝とエイ無翳(えい・むえい)が阿蘇勒を待ち受けていた。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第22話 感想
大胤国の帝都・天啓についてた阿蘇勒は、まず先に雷碧城を訪ね、草原にいたころあの日「暴血が目覚めた日」の事を尋ね真実を思い出します。阿蘇勒はその場にいたほとんどの人を殺してしまっていたのです。姉と慕っていた最愛の義姉・沁までも。
蘇瑪は全てを目撃していた。阿蘇勒はその時、理性も何もかも吹っ飛んでいて、自分でもコントロールできない状態で記憶からも消えていました。手当たり次第に人をを殺すとか、恐ろしい事実でした。阿蘇勒とは、まるで別人のようなやり口。こんな事実を阿蘇勒は知りたくなかったはず。心優しい彼はこの事実に耐えられるのか心配です。
その後訪れた天啓城で待ち受けていたのは皇帝たちと嬴無翳でした。嬴無翳は大胤国の皇帝など怖くはない様子で怖い男、やることが横暴です。こんな男と皇帝は対決できるのか、阿蘇勒の協力を得ても難しそうです。皇帝の前で倒れた阿蘇勒は強引に嬴無翳に連れ去られます。天啓になど来なければよかった、羽然と南淮にいた方が良かったです。
姫野が連れてかれた作業場は最低で最悪の環境でした。そこで阿蘇勒と羽然の婚礼の話を聞いて脱走しようとした姫野。そして母と自分を苦しめた兵士も見つけます。この様子を見ていると自暴自棄になって、何かしでかすのではと不安です。
阿蘇勒も姫野も気の抜けない状況です。特に姫野にとっては今が一番最低の時であって欲しい。今だけ耐えて我慢して時を待つのです。阿蘇勒は友を忘れていないからね。
第23話 あらすじ
#23 心優しき皇帝
絶壁を飛び降りて辛くも逃亡に成功した姫野(き・や)。天啓ではエイ無翳(えい・むえい)に囚われた阿蘇勒(アスラ)を救うため、皇室の私庫からエイ無翳に軍費が授けられることに。阿蘇勒は貧しい子供たちを救う皇帝に好感を持つが協力要請には戸惑いを隠せない。そんな阿蘇勒のもとに帝師と翼天瞻(よく・てんせん)が訪れる。翼天瞻は、皇帝の要請には天駆(てんく)の冤罪を晴らすことを条件にすべきと述べる。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第23話 感想
辺境の作業場を抜け出そうとした姫野は運を天に任せ崖を飛びおりました。本当に命を懸けた賭けに出るなんて、羽然を思う姫野の気持ちがここまでさせたのかと思うと、助かって良かったと心底思いました。死ぬわけないのはわかってるんですけど、あまりにも過酷な現場で切なくなりました。
そして帝都に向かう姫野、3人は帝都で再会できるのでしょうか。早く姫野に結婚の真相を話してあげなきゃ、姫野が可哀そうすぎます。
羽然は帝都で阿蘇勒に再会しても自由な様子で二人はとても夫婦には見えません。屋敷の使用人にも友が来たと言っていました。形だけでも夫婦を演じた方がいいと思うのだけど、細かい事気にしない二人が羨ましいです。だけど小舟公主はちょっと複雑な表情でした。阿蘇勒を特別な眼差しで見つめているようです。
大胤国の皇帝は阿蘇勒を友と呼び、自分も天駆武士団に入りたいとまで言いました。阿蘇勒の力を借りて嬴無翳を追い出し、住みよい国を作るのだと。そう語る皇帝の顔はいつもの弱弱しい皇帝とは別人かと思うくらい生き生きとした表情でした。年齢も近いし普通に出会えば良き友になれるのだろうけど、嬴無翳がのさばる天啓で2人に勝ち目はあるのかな。
第24話 あらすじ
#24 天駆の悲願
エイ無翳(えい・むえい)は愛娘、エイ玉(えい・ぎょく)の嫁ぎ先を思案していた。婿候補たちを手玉に取って楽しむエイ玉。阿蘇勒(アスラ)は天啓にやって来た羽然(う・ぜん)とともに小舟(しょうしゅう)公主の接待を受けていた。仲睦まじい2人を遠くから見つめる姫野(き・や)。その姫野との再会に密かに心躍らせるエイ玉。辰月(しんげつ)の使いが現れ、危機感を抱いた阿蘇勒は皇帝のもとへ行き、天駆(てんく)の名誉回復を強引に迫る。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第24話 感想
天駆武士団の為、皇帝に名誉の回復を求める阿蘇勒と、脱走の末天啓にたどり着いた姫野。二人共いつまで生きられるかわからない状況の中でも、自分らしく運命に立ち向かっている姿が男らしい。特に嬴無翳 の娘・ 嬴玉に捕まった姫野は水牢に入れられても命乞いもしない。
この水牢は昔母と連れてこらた場所でした。母は嬴無翳 の牢で殺されたていたのでしょう。もともと父たちは天駆にいたんだから天啓に住んでいたのです。でも今回やっと逃げてきた天啓で、阿蘇勒と羽然の仲睦まじい姿を見ちゃったから大変。姫野が自暴自棄になってなきゃいいけど、脱走した時から暴走している様にも見える。きっと羽然がいないと止まらないかも。姫野を捕まえた 嬴玉も女の子とは思えない残虐な拷問しで怖い子、姫野の事新しいおもちゃのような扱いです。姫野に興味があるって事なのか、これ好きって事なのかな、彼女もとても不思議な子です。
阿蘇勒と羽然は結局、初夜の夜の離縁状が有効だったの?破いていたのに・・・本当に羽然は自由奔放な人です。阿蘇勒にもこんな羽然を少しでも見習えたらいいのに。今は自分の力で生きようと肩に力が入っている様子。辰月の力は借りないって言ってるけど、それでは死んでしまう。その前に助かる方法を見つけて欲しいです。
第25話 あらすじ
#25 果たされた復讐
水牢でエイ玉(えい・ぎょく)に生い立ちを語る姫野(き・や)。皇宮では私庫を開く手続きが始まり、重臣の孫之バク(そん・しばく)がその任に当たっていた。天駆(てんく)せん滅のあおりを受けて捕らえられた姫野母子の辛酸を知ったエイ玉は、仇である孫之バクの前に姫野を連れて行く。必死で命乞いをする孫之バクを容赦なく痛めつけ、復讐を果たそうとする姫野。そこに阿蘇勒(アスラ)が駆け付けるが…。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第25話 感想
姫野は別人になってしまった。辺境の作業場から脱走してからの彼は以前の彼とは違う。あれだけの地獄を見てきたからだと思ったけど。やっぱり羽然の婚礼の方がショックだったんだろう。やっと自分の事を大切にしてくれる人に出会えたのに。お互いが好きなんだと気づいた瞬間に、彼女は親友の妻になったのだから人生に絶望してしまったのだと思う。
そしてそんな時に姫野は、自分と母を苦しめた男を見つけてしまったから、復讐の鬼に変わってしまった。天駆武士団の家族というだけで牢獄に押し込まれ水攻めにされた時、姫野の母はわが子を助ける為、女囚を食い物にしていた男に死ぬよりもつらい目に合わされていた。その真実を姫野は嬴無翳 の娘・ 嬴玉から聞かされた時復讐せずにはいられないと思う。姫野はもう何が起きても怖くない、この水牢から一人生き延びたぐらいだから、そう思うと胸が苦しく切なくなります。
羽然は軍営まで探しに行って鉄仮面をつけている姫野にすぐに気付いたけど、連れて帰らなかった。苦しんでいる姫野を助けられるのは羽然だけなのに。今も苦しんでいる姫野を一刻でも早く救ってあげて欲しかった。どうして連れて帰らなかったのか羽然に問いただしたい気持ちで一杯です。
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