NANAさん |
第54話 あらすじ
#54 祖父のもとへ
青陽(せいよう)はもはや風前の灯火だった。阿蘇勒(アスラ)は最後の手段として、暴血のせいで幽閉された祖父、欽達翰(チンダーハン)王を解放しに向かう。だが同行した沙翰(シャーハン)は雷碧城(らい・へきじょう)に襲われ、阿蘇勒は狼主(ろうしゅ)に捕らえられてしまう。欽達翰王と同じ牢に繋がれた阿蘇勒。祖父を殺せと命じる狼主だが阿蘇勒は拒絶する。その頃、帝都では白舟月(はく・しゅうげつ)が天啓(てんけい)城に入っていた。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第54話 感想
阿蘇勒は暴血の力で狼王を倒す為、祖父の欽達翰王に助けを求めようとしたけど狼王に捕まってしまいました。そこには欽達翰王も捕まっていて同じ牢に入れられたのです。これは阿蘇勒にとっても絶好のチャンス、会いに行くところだったんだから逆に良かった。
牢の中で戦えば阿蘇勒に勝ち目はないはず、それくらい祖父の暴血は恐ろしい力なのです。でも欽達翰王は阿蘇勒に最後の機会だと青銅の血を使った戦いの技を教えてくれた。みんなは魔物だという祖父も阿蘇勒には優しい祖父の顔を見せてくれています。
阿蘇勒はただ優しい青年なのに青陽の者はみんな臆病者だという、それは青陽の青年らしくないというだけ、よその国から見たら青陽は暴力的な人たちにしか見えない。でも阿蘇勒は誰よりも青陽のために頑張っているのに。だから今までの誰とも違う青銅の戦士になれるのではと思います。物語はあと2話阿蘇勒の戦いもこれがラストでしょう。頑張ってる阿蘇勒をずっと見ていたかったな。
天啓では小舟公主が自分の兵を引き連れ城に乗り込んだ。天駆の力は借りず長公主を倒して皇帝に即位します。さすが小舟公主は頭がいい、兵士たちの血を流さず勝っちゃったんだから、でもこれで阿蘇勒とは別の道を行くことになったのでしょう。阿蘇勒と一緒になって欲しかったのに、もうそんなチャンスはないんだよね。残念で仕方ないです。でも彼女が皇帝になったら乱世は終わり、東大陸が平和になるのだから仕方ないのかな。
第55話 あらすじ
#55 それぞれの運命
ついに雷碧城(らい・へきじょう)を討った阿蘇勒(アスラ)。だが狼主(ろうしゅ)から青陽(せいよう)の密偵が蘇瑪(スマ)だったと聞かされ、衝撃を隠せない。その蘇瑪は阿蘇勒を救うため、旭達罕(シューダーハン)に危険な取引を持ち掛けていた。だが劣等感に苛まれてきた旭達罕は受け入れない。天啓(てんけい)では、止める白毅(はく・き)を振り切り、白舟月(はく・しゅうげつ)が皇帝の座に就くことに。天駆(てんく)武士団は護国軍として返り咲く。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第55話 感想
新しい青陽大君・旭達罕は、じゃまな族長たちも殺して弟と二人で青陽大君の立場を守ろうと考える。そのため宴の席を設け族長たちを裏切者として始末する気だ。族長たちの方も同じ様な事を考えて兵を隠して宴に向かった。
阿蘇勒も雷碧城を倒して城に戻ってきたが、まさか城の中で一族が事件を起こそうとは思いっていない。城の外は狼王に囲まれた状態でいつ陥落するのかもわからないのに彼らは仲間同士で殺し合いをする気だ。狼王との戦で負けたらおしまいだと思うのだけど、何をやってるんだろう。
蘇瑪も阿蘇勒と東大陸で生き別れた後、草原に戻るまでの2年間、出会った男たちに散々苦しめられていた。阿蘇勒だってあの谷では遺体でもいいから探すつもりだったのに、周りの人々に止められて諦めていたはず。本当にどうしようもない出来事だった。密告者は蘇瑪だったけど、阿蘇勒の事だけは守ろうとしてくれた。それだけ阿蘇勒の事を大切に思ってくれてる事だけは阿蘇勒は解ってあげて欲しい。
天啓城では小舟公主が父・白毅に楚衛へ一緒に帰ろうと誘われたが天下の平和のため、天啓に残り皇帝になること伝えた。そして姫野達天駆を護国軍に任命、百里煜との婚儀を発表した。当の本人は相変わらず、虫と追いかけっこ、あの利発な小舟公主がこの子と結婚するのかと思うとやっぱり胸が痛くなる。
この壮大なドラマは登場人物や登場した国なども多く観ているだけでも大変でした。でも私はいつもどんな時もただひたすら阿蘇勒と姫野の冒険を見守り無事を祈っていた。二人が自分たちの力で困難を乗り越えていく姿を見てるのが楽しかった。あとは最終話を残すのみ、天啓には平和が訪れて最後は青陽がどうなるのか。寂しくなっちゃうけど後1話をしっかり見守らなければ・・・
第56話(最終回) あらすじ
最終話 草原の主
宴の席で襲われた旭達罕(シューダーハン)は辰月(しんげつ)の力を借りて生き延びる。だが辰月を討った阿蘇勒(アスラ)を前に、ついに倒れてしまう。朔北(さくほく)人に囲まれた北都(ほくと)城で、阿蘇勒は東大陸(とうたいりく)で出会った2人の友を思い出していた。そして遠く離れた地にいる白舟月(はく・しゅうげつ)を想い、涙を流す。人々を集めた阿蘇勒は死んだ英雄たちを称え、青陽(せいよう)のために戦いに挑む決意をする。
出典:チャンネル銀河 九州縹緲録~宿命を継ぐ者~
第56話(最終回) 感想
青陽大君になったの旭達罕は辰月と繋がっていた。そして蘇瑪の失語症を治したのも雷碧城だった。確かに失語症なんて治せるのは雷碧城の秘術位なのは想像ついてたけど、結局辰月は青陽城をほとんど攻略していたようなものだった。
そのことを知った阿蘇勒は旭達罕の元に行ったのだけど結局戦う羽目に、旭達罕が見たものは東大陸で成長した阿蘇勒ではなく、祖父の教えた大辟の刀術を習得した姿だった。旭達罕は阿蘇勒こそ真の青陽大君なのだと悟ったと思う。最後は自ら負けを認めて自害した。阿蘇勒が自分の力で雷碧城を倒していたからこそ、やっと城を守れたのだけど、兄たちは全員死んでしまった。
反目しあってた兄弟だったけど、阿蘇勒にとっては大切な家族。阿蘇勒は大君になりたかったわけでなく大事な家族を守りたかっただけ、こんな形になってしまったのは可哀そうすぎる。
狼王たち朔北人との最終決戦の前夜は烤羔節だった。阿蘇勒たちは青陽の若者を集めた焚火の前で明日は皆のために戦うと誓った。最愛の人々を思い出し涙した阿蘇勒の涙が切なかった。家族も友も恋人も失って、あとは青陽の民を家族と思い守るだけ。
でも鉄顔が言うように、姫野のところに逃げるという選択もあったと思う私はそうして欲しかった。そこには小舟公主もいるんだし、天駆の仲間もいるのだから。
ついに最終決戦の朝どうなるかと思ったその時、遠くから馬のいななきと槍を持った人影・・・姫野が大軍を引き連れてやって来たのです。こんなタイミングで現れちゃうんだと思ったらドキッとしました。戦いの火ぶたを切ったけど物語はここで終わり、明日に希望を繋いだというところかな。
やっと姫野が草原に来てくれたのが嬉しかったけどやっぱり驚くでしょ、ここで来ちゃうのかと。これを命令したのは小舟公主なのだろうと思うとそれも心がざわつく。全56話ここまでの道のりは長かったけど阿蘇勒は結局姫野や多くの人に守られながら成長し続けてきた戦士だった。
ラストシーンの姫野と阿蘇勒の笑顔が印象的で、この物語が私の心の中でずっと続いてくれるようでいい終わり方でした。もう少し阿蘇勒と姫野のじゃれあう姿を見たいなと思うくらいでちょうど良かったのかもしれない。最後にみんなで暮らしたあの山村での仲睦まじい4人の姿をもう一度だけ見たかったです。
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