同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り~ 2020年 全36話 中国 原題:民国奇探 (My Roommate is a Detective)
ARISAさん |
第17話あらすじ
劉雁声(リウイエンション)が殺害され、残る容疑者は林靄(リンアイ)のみになる。しかし彼女には実験結果という名のアリバイがあった。
標本にされた遺体の家族が怪しいのではと考えた路垚(ルーヤオ)は喬楚生(チアチューション)と共に関玳梁(グアンダイリャン)と劉雁声が勤めていた病院に足を運ぶ。その病院のカルテを調べる中で標本にされた林時雨(リンシーユー)という10歳の男の子について書かれたカルテに違和感が。林時雨は病死したわけではなく、カルテは偽造されていたと判明する。そして彼の父親が林遠(リンユエン)だと知った路垚は何かに気づく。そして路垚たちは林靄の自宅へと向かう。
路垚たちが彼女の自宅に到着するとガスコンロによる爆発が原因の火事が起こっていた。そして林靄はその爆発に巻き込まれ、亡くなってしまう。こうして連続殺人事件の最後の容疑者だった林靄も命を落としてしまう。その後、林靄の本名は林停雲(リンティンユン)という名であり、彼女は林時雨の姉だったということが判明する。動機が十分にあった林靄も亡くなってしまい、捜査は難航する。
そんな中、劉雁声の部屋から林靄が彼に宛てた手紙が発見される。その手紙には弟を治療せず、実験台にした挙句遺体の寄付を要求した関玳梁と劉雁声に対する恨みについて書かれていた。そして「2人を痛い目に合わせるつもりだ」とも書かれていた。手紙は林靄本人の筆跡と一致し、彼女の死因が発覚する前に捜査は終了に向かってしまう。しかし林靄の死に違和感を抱いていた路垚は、爆発の原因は他にあると考えていた。
そして路垚は大学に紛失した標本が無いか調べ始める。捜査した結果、大学の部位別標本が人1体分紛失していることが発覚する。路垚は彼女の自宅から見つかった遺体は標本だったと喬楚生に訴える。つまり林靄は生きているということが判明する。そして林靄は指名手配される。警察が林靄の捜索を始める中、路垚は極秘で劉雁声を探してほしいと頼む。
実は一連の事件を犯した犯人は林靄ではなく、劉雁声だった。林靄が指名手配されたことで油断した劉雁声は埠頭で発見され、警察に連行される。関玳梁が密告したことにより、大事な研究結果を奪われた劉雁声は彼に恨みを抱いていた。そして林靄は彼女に罪を着せようとした劉雁声によって、本当に殺されていた。こうして連続殺人事件は幕を閉じる。
第17話感想
容疑者が二転三転していたこの事件も、最終的には死んでいなかった劉雁声の犯行だということが暴かれ、幕を閉じました。とても複雑な連続殺人事件でしたが、今まで以上に見応えがあり、非常に興味深い事件でした。まさか劉雁声だと思われていた遺体が標本だったとは思わなかったので、驚きました。
連続殺人事件ということもあり、今までの事件よりも長い時間でこの事件が描かれていたので、今まで以上に事件にのめり込みながら視聴することができました。次に起こる事件も楽しみです。
第18話あらすじ
ある日路垚(ルーヤオ)が自宅へ帰ると、自分の家が火事になっていた。同居人の白幼寧(バイヨウニン)は幸いにも怪我していなかったが、自宅に帰れなくなった為、2人は喬楚生(チアチューション)の職場に泊まる。
翌朝、出勤してきた喬楚生は樹人中学の副校長である丁容先(ディンロンシェン)が玉寧古塔という塔から転落し、亡くなるという事件が発生したと路垚たちに伝える。丁容先は匿名で届いた手紙で呼び出され、その塔を訪れていた。この塔では5年前、樹人中学の遠足で女子生徒が塔から落ちて亡くなった事件があったとの情報が。
事件の目撃者は、墜落する前の丁容先が「莫蘭(モーラン)、人間と幽霊どっちだ」と叫んでいたと証言する。
莫蘭という人物は樹人中学の教師だった。しかし、塔で生徒が亡くなった事故が発生したことから、遠足で引率していた彼女は解雇されていた。その後、莫蘭は飛び降り自殺を図り、亡くなっていた。莫蘭が解雇された一方で、同じく遠足で引率をしていた丁容先は解雇されるどころか、昇進していた。樹人中学の関係者が3人も亡くなっていることから、この事件に何か隠されていることは間違いなかった。
莫蘭が亡くなる前、事故で亡くなった女子生徒の母親である朱影江(ジューインジアン)が娘を殺した犯人は莫蘭だと騒ぎを起こしていた。賠償金を支払った後はその騒ぎも落ち着いたという。
その話を聞いた路垚は朱影江が勤める診療所へ。丁容先が死んだと伝えると朱影江は「よかった」と呟く。2人は教師として失格だと話す朱影江には十分な動機があるが、彼女にはアリバイがあった。そしてカジノに入り浸っているという朱影江の夫に話を聞きに行った喬楚生。しかし朱影江の夫は喬楚生が貸金業者だと勘違いし、逃げてしまう。しかし、その後の調べで夫にもアリバイがあったことが判明する。
路垚は事故で亡くなった許小亜(シューシャオヤー)のクラスメイトだった劉欣欣(リウシンシン)に話を聞く。路垚が質問しても頑なに答えなかった劉欣欣は、丁容先が死んだと知り、事故について話し始める。塔の頂上に登ることを反対していた莫蘭だったが、その反対を押し切り、丁容先は生徒を連れて塔に登ったのだった。そして悲惨な事故が起こってしまう。丁容先への恐怖から、生徒たちは莫蘭が引率したと嘘をつくしか無かった。
事件の捜査が進む中、事故が起きた塔の上には飛び降りようとしている朱影江の姿が。路垚は彼女のことを説得し…。
第18話感想
今回もまた新たな事件がやってきました。今回の事件は樹人中学の副校長である丁容先が殺害されたという事件です。しかしこの事件も一筋縄ではいかない模様で、5年前の遠足で起こった事故が事件の鍵を握っていそうです。
莫蘭が解雇された一方で、丁容先は罰されるどころか昇進まで果たしていました。この事件の裏には何が隠されているのか、気になります。そしてラストのシーンでは絵画を見た路垚が何かに気づきました。次回どのようにトリックを暴いてくれるのか、楽しみにしています。
第19話あらすじ
とある絵を見た路垚(ルーヤオ)は犯行の手口が分かったと言い、丁容先(ディンロンシェン)の秘書だった謝臻(シエジェン)を警察署へ呼び出す。そして彼が犯人だという証拠を突き付けていく。長い間暗示をかけられた丁容先は謝臻のことを莫蘭(モーラン)だと思い込んだ。そして動揺した丁容先は動揺して塔から墜落してしまった。全ては樹人中学を守るために謝臻が計画した犯行だった。
こうして謝臻は警察によって逮捕されたのだが、彼を逮捕したことにより喬楚生(チアチューション)は胡親分(フー)に呼び出されてしまう。「路垚を渡せばこれ以上追究しない」と言われるが、喬楚生は自分で責任を取ると言い、自分の胸にナイフで傷をつける。刃向かった喬楚生に対し、胡親分は「いつか必ず償ってもらう」と言い放つ。
そしてまた新しい事件が発生する。今回の被害者は白幼寧(バイヨウニン)の恩師である何編集長(ホー)だった。時間が発生した夜、新聞社に編集長から「助けてくれ、彼が戻ってきた」との電話がかかってくる。慌てて編集長の部屋へと向かうが、彼は亡くなっていた。何編集長の事を「心の中の父親のような存在」だと言う白幼寧は、この事件が発生してひどく落ち込んでいた。
そして路垚はこの事件を調べるために、事件が発生した編集長の事務所へと向かう。今回の事件は密室殺人だった。血まみれの部屋には何編集長が首をペンで刺された状態で椅子に座っていた。そしてデスクの上にあった新聞には赤文字で「記者のペンは銃よりも強し」と書かれていた。
文字が書かれていた新聞は「夫殺しの悪女が処刑された」というタイトルの、何編集長が書いた記事だった。事件が発生した昨日は悪女の10回忌だったと言うことが判明する。そのことから白幼寧は編集長殺しの犯人が10年前に発生した、歌姫事件の関係者だと睨んでいた。歌姫事件とは、葉瑛(イエイン)という有名な歌姫が恋人と駆け落ちをするために、自分の夫と娘を殺そうとした事件だった。夫は一酸化炭素中毒で死亡し、娘は意識不明に。当初は事故だと思われていたのだが、グラスから葉瑛が常用していた睡眠薬が発見され、彼女が容疑者として浮かび上がった。葉瑛が犯人だと世間では騒ぎになったのだが、証拠は無く、葉瑛は犯行を否定した。
当時新人だった編集長は真相を突き止めようと調査を行い、葉瑛の私生活について特集報道を出し、法廷ではその報道が証拠になり、彼女は極刑に処されていた。
葉瑛の娘は事件後、海外に住む親戚の家で育つ。彼女がこの事件の犯人ではないかとの疑惑が浮かぶのだが、彼女は多忙であり、帰国して居なかった。そして新しく怪しい人物が浮かび上がる。その人物とは製粉会社の御曹司である楚銘(チューミン)だった。彼は編集長の事を恨んでおり…。
第19話感想
今回は白幼寧の恩師である何編集長が殺害されるという事件が発生しました。白幼寧は悲しみに暮れる中でも、怪しいと思われる人物の情報を探し出します。白幼寧のためにも、一刻も早く事件の真相が明かされる事を期待しています。
そして今回、あらすじには書ききれませんでしたが、蔣志卿(ジアンジーチン)という新しい人物がやってきました。彼は路垚を広州へくるように誘いますが、路垚はそれを拒否しました。しかし、白親分(バイ)は蔣志卿の事を危険な人物だと言い、危機感を抱いていました。今後、蔣志卿が路垚たちにどう関わってくるのか気になりました。
第20話あらすじ
路垚(ルーヤオ)と喬楚生(チアチューション)は歌姫事件に関与していた楚銘(チューミン)に話を聞くため、彼の父親の元を訪れる。楚銘はパリに10年間滞在しており、1ヶ月前に帰国していた。パリから帰ってきた楚銘は今までの自分勝手な性格とは違い、まるで別人だったと父親は話す。そして父親から楚銘が一人暮らしをしている自宅の住所をもらい、2人はその家に向かう。
楚銘の家を訪ねた2人は彼に話を聞く。事件が発生した時間、楚銘は自宅に一人でいたと証言する。しかし彼が家にいたと証明できる人は誰もいなかった。彼が何有為(ホーヨウウェイ)に恨みを抱いていたことに間違いなかった為、喬楚生も懸命に尋問する。その一方で楚銘が自分で作った佛跳牆というスープを飲んだ路垚は、このスープを作るために24時間はかかる為、それがアリバイだと言い張る。
そして彼の自宅を後にした2人だが、路垚は金門大酒店へ向かうように命じる。その店で佛跳牆を飲んだ路垚は楚銘の自宅で飲んだ佛跳牆と全く同じものだと告げる。楚銘はこの店で誰かを待っていたのだが、相手が来なかった為スープを持ち帰っていたとの証言を得る。自宅に居たという証言が嘘だったと発覚し、楚銘への疑いは深まる。
歌姫事件を調べる路垚は、葉瑛(イエイン)のアリバイはショーの後、楚銘と会ったことだったのにも関わらず、唯一の証人だった楚銘が失踪してしまった事に疑問を感じていた。
路垚と喬楚生が車に乗り、移動していると後ろから尾行してくる車が。喬楚生は見事な運転テクニックで逆に尾行して来た車を追い詰める。その車に乗っていた人物は白幼寧(バイヨウニン)の宿敵である、記者の童麗(トンリー)だった。彼女は喬楚生に対し、事件に関する情報を一番に獲得するため、取引を持ちかける。
喬楚生は童麗を「妻にしたい」という程、彼女に惹かれていたのだが、白幼寧の宿敵ということもあり躊躇っていた。路垚はそんな彼の背中を押す。そこに白幼寧が「楚銘には重大な犯罪容疑がある」と伝えに来て、3人は楚銘の自宅へと向かう。
しかし楚銘は不在だった。その為、近隣の女性に話を聞く事に。路垚たちが楚銘の自宅を訪れてからは誰も出入りした様子がなかったと話す女性。そこで路垚はもう一度、楚銘の部屋を外から眺める。そこである事に気づいた路垚は慌てて彼の自宅に入る。しかし、すでに楚銘は亡くなっていた。寝室の引き出しからは葉瑛の写真と凶器に使われたペンのキャップが発見され、編集長を殺して自殺したという事で事件は終わりへと向かう。
こうして事件も終わり、喬楚生は童麗と食事をすることに。しかし、その店で白幼寧を見つけた2人は見つからないように別の店へと向かう。その一方で泥酔した様子の白幼寧は自宅へと戻り…。
第20話感想
今回の事件は楚銘が編集長の事を殺し、捜査の手が自分の及んだため自殺したということで終わりを迎えてしまいそうです。しかし事件がこれで終了したとは考えにくいと思うので、次回どうなっていくのか気になります。
その一方で白幼寧の宿敵である童麗と喬楚生の雰囲気はどんどん良くなっていきました。喬楚生が童麗に対して好意を持っていると、白幼寧が知ったらタダでは済まないと思うのですが…。今後この2人の関係性がどうなっていくのかも楽しみです。
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