墨雨雲間

墨雨雲間~美しき復讐~

墨雨雲間~美しき復讐~ 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

2024年 全40話 / チャンネル銀河全40話 / BS12全43話 / U-NEXT全60話

原題:墨雨云间

※オリジナルの全40話VERのあらすじとなります。

全40話版1・2話 ➡ 全60話1・2・3話

第1話あらすじ「冤罪、そして生き埋め。雨の夜に始まる復讐の契り」

雷鳴が大地を引き裂き、黒雲が空を覆い尽くす嵐の夜。
その不吉な夜こそが、名門・薛家の令嬢、薛芳菲の運命が永遠に変わった瞬間であった。

眠りから突然引き戻された薛芳菲は、胸元に寄り添う温もりに気づく。しかし目を開いた彼女の前にいたのは、夫・沈玉容ではない“別の男”。驚きと恐怖に身を引く薛芳菲。その瞬間、沈母が踏み込み、あたかもすべてを見透かしたかのように二人を糾弾する。
何が起きているのか理解する間もなく、薛芳菲は“不貞の女”の烙印を押され、薪小屋へと閉じ込められてしまう。誰が、何のために仕組んだのか――。彼女は理由すら知らされぬまま、罪人として裁かれる運命に放り込まれていく。

やがて現れた夫・沈玉容は、かつて愛を誓い合った面影を失い、氷のような眼差しで薛芳菲を見つめる。彼女が必死に無実を訴えると、沈玉容は斧を取り、鎖を断ち切り「お前を連れ出す」と告げる。その言葉に一縷の希望を見出した薛芳菲だったが、それは救済ではなく、さらなる奈落への入り口にすぎなかった。

道中、差し出された一杯の水を口にした瞬間、薛芳菲の意識は暗転する。再び目を覚ました時、彼女は手足を縛られ、巨大な穴の縁に立たされていた。立っていたのは――夫・沈玉容。
彼は沈黙の末、「選択の余地がなかった」と語り、薛家はすべて滅びねばならぬ運命だと告げる。そして「この世でお前を裏切った」と謝罪の言葉を残し、薛芳菲を殴り倒し、生きたまま土中へと埋めてしまう。

絶望の淵で土に覆われながらも、薛芳菲は奇跡的に息を吹き返し、血と泥にまみれながら地上へ這い出る。だが、彼女の“死”はすでに世に認められ、沈玉容は婉寧長公主のもとへ赴き、薛芳菲を殺したことでようやく沈家は断頭台から免れたのだった。
長公主に支配される沈玉容は、もはや自らの意志すら失い、罪を背負ったまま生きる道を選ばされる。

一方その頃、粛国公・蕭蘅は私塩密輸の摘発に乗り出し、裏社会に蠢く陰謀の糸をたぐり寄せていく。その捜査の影で、すでに“死んだはずの女”が、ひっそりと息をしていることなど、誰も知る由もなかった。

瀕死の薛芳菲を救ったのは、貞女堂に幽閉されていた宰相令嬢・姜梨と侍女の桐児。生死の境をさまよった薛芳菲は、誰も信じることができず、過去に父の反対を押し切って沈玉容と結婚した自分を悔い、生きる意味すら見失っていた。
「生き続けることこそが、最大の復讐になる」――姜梨の言葉が、彼女の胸にかすかな灯をともす。

しかしその姜梨自身も、無実の罪を着せられ、十年もの間、貞女堂で虐待と監禁の日々を強いられていた。母の流産をでっちあげられ、誰にも信じてもらえず、心も身体も壊れかけた彼女は、ついに限界を迎える。
薛芳菲にすべてを打ち明け、姜家への恨みを託した姜梨は、命を落としてしまう。

罪なき者が踏みにじられ、罪ある者が栄華を極める――。
その現実を前に、薛芳菲は誓う。
姜梨の無念も、自分の屈辱も、この手で晴らすと。

そして彼女は、堂主の前に現れ、静かに告げる。
「これからは、私が姜梨になります」

こうして、死を越えて生き残った女が“別人”として歩み出す復讐の物語が、今、幕を開ける。

 

第2話あらすじ「女貞堂脱出。偽りの身分に託された、生存への賭け」

“姜梨として生きる”――。
それは、薛芳菲にとって生存のための唯一の選択であり、同時に復讐への第一歩でもあった。

貞女堂で無念の死を遂げた姜梨がここで死ねば、堂主もまた責任を免れない。その弱点を見抜いた薛芳菲は、自らが姜梨として生き続けることで、堂主を縛りつける道を選ぶ。桐児とともに姜梨を弔い、薛芳菲は“姜梨”という新たな名と人生を背負うことになる。

だが、悲しみと怒りに囚われた桐児は、姜梨を死に追いやった元凶は薛芳菲だと思い込み、鋏を手に彼女の命を奪おうとする。
薛芳菲は静かに、しかし強く説き伏せる。
「私がいなくても、姜梨はいつかこの地獄で殺されていた。ならば今、生き残る者が、彼女の冤罪を晴らし、仇を討つべきだ」と。
その言葉は桐児の胸に深く突き刺さり、二人は“生き延びるための同盟”を結ぶ。

やがて貞女堂での“姜梨”としての日々が始まる。堂主は「まもなくすべてを整える。その時、お前は真の姜梨となる」と意味深に告げ、薛芳菲はこの場所に潜むさらなる陰謀の気配を感じ取る。
灯りを灯せるのは最高権力者のみ――。
その事実、堂主の身に漂う異国の香り、夜ごとに消える最上階の灯火。すべての違和感が、薛芳菲の中で一つの“脱出の糸口”として結びついていく。

やがて彼女は、夜の貞女堂を彷徨う白衣の女――“女鬼”の正体を見抜く。それは堂主が夜の密会のため、他の者を怯えさせ、動けなくするために仕組んだ芝居だったのだ。

そしてついに、脱出の機は訪れる。
堂主の旧知である柳夫人の来訪。その夜、最上階の灯りが消えないことを見た薛芳菲は、これが“唯一の夜”だと悟る。
彼女は桐児に姜梨の髪飾りを柳夫人に託すよう命じる。姜梨を案じる柳夫人の同情心を動かし、貞女堂の外へ出るための最後の賭けだった。

計画は、廟での思わぬ遭遇によって一気に混迷を極める。
そこには密輸塩事件の中心人物・秦公子、そして粛国公・蕭蘅の姿があった。
薛芳菲は人質に取られ、命の危機に晒されるが、蕭蘅は突如としてオレンジを投げつけ、場を制する。
二人はかつて一度だけ出会っていた――だが今、薛芳菲は“姜梨”であり、蕭蘅も彼女の正体を口にすることはできない。

その裏で、堂主は自ら仕組んだ“女鬼の夜”によって、ついに不貞の現場を柳夫人に目撃される。
すべての嘘が白日の下に晒され、堂主は失脚。
薛芳菲と桐児は、ぼろ切れのような衣のまま連れ出されるが、それは敗北ではなく、貞女堂からの完全な脱出を意味していた。

柳夫人は、薛芳菲を“姜梨”だと信じ、哀れみと責任をもって蕭蘅に彼女の身柄を託す。
こうして薛芳菲は、ついに牢獄のような女貞堂を後にする。

だが彼女はすでに、次なる戦場を見据えていた。
姜梨を陥れた者たち、そして自らを生き埋めにした沈玉容――。
“姜梨”の名を背負ったまま、薛芳菲は静かに誓う。

この世の不正と偽善に、必ず裁きを下すと。

 

第1話・2話 感想 (1・2・3話感想 ※60話VER)

薛芳菲の登場シーンではこれが呉謹言?と今までの強い役柄と全く違ってその弱々しさに驚きました。一方貞女堂に居た姜梨は、見た目はふんわりした少女なのに、死にたいと泣く薛芳菲を生きよと励ます様子は、成熟した大人の女性に見えました。

一方悪人代表の婉寧は本当に怖い!彼女の指示で苦楽を共にした妻を陥れて殺した沈玉容は、完全に長公主に位負けして支配を受けています。

貞女堂では、建物は禍々しいが中にいる白いベールの女性たちは、観音様のように美しいのに容赦なく暴力を振るう集団でした。婉寧長公主のほかにも悪そうな男女が大勢居そう。冒頭から生き埋めとか陥れられて10年間修行させられている美少女が殺されるなど、ジェットコースター並のスピードに付いて行くのが大変でした。画面が美しく、今後の伏線やカギになる人物が多く登場して見ごたえがあります。

 

※全40話版3・4話 ➡ 全60話4・5・6話

第3話あらすじ

 

「貞女服に秘めた刃――姜家帰還、そして静かな布石」

女貞堂という地獄から解き放たれた薛芳菲の前に、最初に現れたのは、思いもよらぬ“再会”だった。
部屋に戻った彼女を待っていたのは、命の危機に晒されていたはずの桐児。蕭蘅の密かな手配により、桐児は無事に虎口を脱していたのだ。
二人は再び主従として、そして復讐の盟友として固く手を取り合う。

「今はまだ、姜梨を傷つけた者たちを裁く力はない。でも必ず、真犯人を法の下に引きずり出す」
薛芳菲の誓いに、桐児は生涯そばに仕えることを約束する。二人が背負うのは、命を奪われた姜梨の無念と、薛芳菲自身の屈辱。
その日から、“姜梨”は、静かに牙を研ぎ始める。

一方、姜家では、継母・季淑然が密かに策を巡らせていた。
姜梨が戻ってくる以上、体裁は整えねばならない。しかしそれは迎え入れるためではなく、“完全に切り捨てるための舞台”を整えるためだった。
老夫人がなおも姜梨を気にかけている今こそ、彼女を“恥さらし”として追い落とす好機――それが季淑然の狙いだった。

姜家の門をくぐった薛芳菲は、まず季淑然の腹心・孫ママの冷たい視線に晒される。
だが彼女は静かに名乗る。
「私は姜梨です」
そして、母の形見である髪飾りを差し出した瞬間、孫ママの態度は一変する。
すべてを知る証が揃い、“姜梨”の帰還は否定しようのない現実となった。

季淑然はわざと老夫人が最も嫌う蜀繍を贈り、姜梨を辱めようとするが、薛芳菲は騒ぎ立てることなく、その場を巧みにやり過ごす。
馬車から降り立つその姿は、かつての弱々しい姜梨ではなく、落ち着きと威厳を宿した別人のようだった。

家族との再会でも、薛芳菲は一切の隙を見せない。
叔父や叔母の嗜好をさりげなく話題にし、幼少期の思い出を語り、祖母の体調を気遣う。
誰もが“違和感”を覚えながらも、それを“成長”としか受け取れず、疑いを口にすることはできなかった。

そして彼女は、最も屈辱的な仕打ちをも、あえて受け入れる。
与えられたのは、雑草に覆われた、かつて姜梨が暮らしていた荒れた屋敷。
だが薛芳菲はそれを拒まない。
ここは“威嚇の檻”。だが彼女は、この檻の中でこそ、反撃の準備ができることを知っていた。

やがて、季淑然は孫ママを通じて二人の侍女――芸双と香巧を送り込む。
名目は世話係、実際は監視役。
薛芳菲は彼女たちの性格を瞬く間に見抜き、静かな離間策を仕掛ける。
香巧にだけ贈り物を与え、芸双を桐児の“指導役”として送り込むことで、二人の心に嫉妬と不満の種を蒔いたのだ。

それは小さな一手。しかし、この屋敷に吹き始めた最初の“亀裂”でもあった。

貞女服に身を包んだまま姜家に戻った薛芳菲は、まだ何一つ声高に復讐を語らない。
だが彼女の胸にはすでに、姜家を揺るがす刃が、確かに鍛えられ始めていた。

――静かな笑顔の裏で、復讐は、着実に形を成していく。

 

第4話あらすじ

 

「及笄の資格――静かな涙が導く、嫡女復帰への一手」

姜家に戻った薛芳菲――今や“姜梨”として生きる彼女の周囲では、静かで確実な駆け引きが始まっていた。
贈り物を独り占めする香巧と、それを妬む芸双。侍女たちの間に生じた小さな歪みを、薛芳菲はあえて正さない。むしろその感情の揺らぎを、次なる布石として利用していく。

そんな折、庭に花を飾っただけで、季淑然は孫ママに命じ、「姜家の次女が贅沢を尽くしている」という噂をわざと流させる。
それは、姜梨を“身の程知らずの娘”として貶めるための下準備だった。

そこへ現れたのが、薛芳菲を地獄へ突き落とした男――沈玉容。
季淑然は沈玉容に上等な菓子を贈り、及第式への招待状を手渡す。
ふとした瞬間、沈玉容の視界に入った薛芳菲の背中は、かつての妻の姿と重なった。しかし彼女が振り返る前に、沈玉容は足早に立ち去っていく。

その名を耳にした瞬間、薛芳菲の手は震え、注いだ茶は溢れ落ちる。
忘れたくても忘れられない、雨の夜の記憶。
酒に薬を盛られ、知らぬ間に陥れられ、生き埋めにされたあの夜――。
沈玉容がすべてを知り、主導していた事実を思い出すたび、胸の奥に沈めた怒りは再び疼き始める。

だが、薛芳菲は泣き崩れない。
“姜梨”として、彼女は新たな一歩を踏み出す決意を固めていた。
それが――及笄礼(成人式)への出席。
かつて姜梨には成人式すら許されなかった。ならば今度こそ、堂々と“姜家の嫡女”として認めさせる。そのための舞台を、自ら作るのだ。

彼女はまず、父・姜父の心を静かに揺さぶる。
貞女堂で受けた仕打ちを涙ながらに語り、刺繍した靴の中敷きを手渡し、哀れみと後悔を呼び起こす。
「人前に出るのが、怖いのです」
その一言は、姜父の胸に深く突き刺さった。

季淑然は反対するが、ついに姜父は決断する。
――姜梨を、及笄礼に参加させる。
それは単なる儀式ではなく、姜家の“嫡女”としての地位を公に取り戻すための宣言でもあった。

この決定により、芸双と香巧は激しく叱責され、二人の間にくすぶっていた嫉妬と不信は、決定的な亀裂へと変わる。
薛芳菲はすでに、屋敷内の均衡を崩す第一歩を踏み出していた。

やがて彼女の前に現れたのは、かつて姜梨と婚約していた周彦邦、そして彼の腕に縋る姜若瑶。
再び交差する因縁の視線。
さらに、母の形見である玉佩が蕭蘅の手に渡っていることを知り、薛芳菲は彼と対峙する決意を固める。

蕭蘅はすでに、目の前の“姜梨”が本物ではないことに気づいていた。
彼は玉佩を餌に、秦公子の居場所を吐かせようとするが、薛芳菲は沈黙を貫く。
だがその胸中では、かつて人質に取られた際に見た“泥のついた手”の記憶がよみがえっていた。

すべては、やがて訪れる及笄礼のために。
姜家の嫡女としての座を取り戻すために。
そして、沈玉容と姜家、そしてこの世の不正すべてに裁きを下すために――。

薛芳菲は、次なる一手を、すでに描き終えていた。

 

第3話・4話 感想 (4・5・6話感想 ※60話VER)

蕭蘅は、姜梨だと言い張る女性が薛芳菲だと気付きました。薛芳菲は、桐児から彼がひどい拷問を加えると聞いても全く恐れず、「姜梨」と言い張り姜家に帰るつもりです。目的のためならどんなウソもつくし蕭蘅を利用するのですね。彼を利用して皇帝も巻き込み、姜梨の仇・季淑然たちまでけん制するとは、かなりの策士だと思いました。

その後も桐児の情報と薛芳菲が持つ人心掌握術で、姜家で「姜梨」の地位を確立すべく頑張っています。季淑然・孫媽媽チームとの戦いは今のところ互角と見ました。

姜梨の復讐は彼女だけのものではなく、姜家、柳家、季淑然の実家や朝廷も絡んだ大騒動になりそう。ただの復讐劇に終わらない広がりを感じます。薛芳菲本人の敵・沈玉容も登場して、がぜん盛り上がって来ました。 自分の不貞と元夫・沈玉容の噂を聞いて、桐児に嘆く薛芳菲が不憫でした。

 

墨雨雲間~美しき復讐~ 5話・6話・7話・8話 あらすじと感想

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