度華年

度華年 The Princess Royal

度華年 31話・32話・33話・34話・35話 あらすじ

度華年 The Princess Royal 2024年 全39話 原題:度华年

第31話あらすじ

第31集 柔妃に災難が降りかかり、華楽は李川を殺そうとする

柔妃の策略と朝廷の権力争いが極限まで緊迫する。陛下は裴文宣を呼び寄せ、彼の提案した武挙制度を高く評価するが、名門貴族たちは自己の利益しか考えず、朝廷は混迷を深めていた。裴文宣は陛下に「末永くお仕えする」と忠誠を誓い、政務補佐を命じられる。一方、陛下の目に異変が生じ、視力を間接的に失う症状が頻発していることが宦官から伝えられ、裴文宣は天変の兆しを危惧する。

柔妃は変わらず人脈を駆使し、粛王を権力の頂点に据えようと暗躍するが、裴文宣はその意図を察知し、表面上は協力の姿勢を見せる。科挙試験を控えた裴文宣は主考官として監督にあたり、李蓉は側近たちを集め、学生たちの権利を守るための準備を進める。貴族側につく者たちは、兵糧や恩恵を失うことを恐れ、李蓉の指示に従うことを選ぶ。

朝議では、柔妃の不正が露呈する。誰かが朝廷で柔妃の処置を批判し、柔妃が正当性を主張する様子を見せる中、李蓉は貧しい学子たちの権利を守るために現れ、公私混同を告発する。柔妃は反論を試みるが、上官雅や陳厚照らが現れ、柔妃の言い訳が次々と覆される。さらに学生たちの名簿と大臣たちの収賄帳簿が提出され、柔妃は完全に孤立する。最終的に裴文宣と蘇容卿を除く全員が柔妃の徹底調査を要求する中、陛下は躊躇するが、李蓉の説得により、柔妃を牢獄に収監する決断を下す。また、李蓉は監察司への復帰を望み、周囲の異議もなく承認される。

柔妃を連れ去る李蓉のそばには裴文宣が寄り添い、その手を握りしめて支える。権力の前での恐怖と、平等な世を実現したいという強い意志が交錯し、二人の絆が一層深まる。柔妃は陛下の心の奥底を巧みに突き、計略を巡らせるが、最終的に陛下は柔妃の過ちを咎めつつも、自らの門戸を清める決意を固める。貴族の陰謀と個人の野心が交錯する中で、李蓉と裴文宣の信頼関係は揺るぎないものとなり、朝廷の新たな時代の幕開けが予感される。権力と正義、忠誠と策略がせめぎ合う中、物語は次なる展開への期待を残して幕を閉じる。

 

第32話あらすじ

第32集 上官雅、蘇容華との面会を避ける

柔妃の最期の策略と李蓉たちの避難計画が交錯する。華楽は人脈を駆使して牢獄に母親を訪ね、柔妃から「家族以外の言葉に耳を貸すな」と告げられる。自らの運命を悟った柔妃は、娘に弟・粛王を守ることを命じ、李蓉や李川を排除すれば自ら長公主の地位を得られると示唆する。母娘は宮廷からの脱出を望むが、柔妃の思惑には死を覚悟した影が漂う。華楽は母の令牌を手に、命を守るために唯一頼れる蕭大人を訪ねる。蕭大人は柔妃と華楽の双方の思惑を見抜き、彼女たちの善悪を超えた思惑を陛下に伝える準備を進める。

一方、李川は陛下に呼び出され、血のつながりを持つ父と対面する。陛下は息子をじっくりと見つめるが、李川は一歩退き、自らの立場を冷静に見極める。皇位を争う意思はなく、守るべき人々を守ることだけを選ぶ李川の覚悟は固い。東禧の日を控え、世家の暗躍が懸念される中、裴文宣は李蓉に城外への避難ルートを整え、無事なら帰還、危険なら身を隠す手筈を伝える。李蓉は不安を抱えつつも、裴文宣の支えに心を慰められる。前世の苦難を経た今世、信頼できる存在がそばにいることが彼女に安心感を与える。

同時に、上官雅は政略上の判断から蘇容華との面会を避ける決断を下す。私情より大局を優先し、蘇家の存続のために冷徹な判断を強いられる上官雅の心中には未練と苦悩が交錯する。蘇容華は門前で待つも叶わず、李蓉に状況を伝え、やむなく退く。一方、李蓉は藺公子の動向を裴文宣に報告し、今後の権力争いに備える。皆が準備を整える中、城外では秦真真の兄が奇襲に遭い、崔公子によって負傷する。部下が急ぎ情報を伝え、秦真真は直ちに李蓉に報告する。朝廷と宮廷の陰謀、家族の絆、そして生死をかけた避難の計画が入り混じり、緊張感は頂点に達する。

第33話あらすじ

第33集 李蓉と蘇容卿が崖から転落

蘇容華と蘇容卿の思惑が交錯し、李蓉たちを巻き込む激しい展開が描かれる。蘇容華は弟・蘇容卿の行動の危険性を察し、「適度に止めて引き返せばまだ間に合う」と諭すが、蘇容卿は「もう後戻りはできない」と答え、決意を固める。冬の宴が迫る中、陛下は獅子との闘いを宣言し、薊公子が真っ先に挑戦者として名乗り出る。蘇容卿を指名して対決を仕掛けるも、意外にも蘇容華が前に進む。上官雅は胸に不安を抱え、裴文宣も蘇容卿との対決を申し出る。試合は生死をかけた戦いとなり、藺公子の挑発も交え、両者の思惑が複雑に絡み合う。蘇容卿は裴文宣の狙いが謝家の当主を排除することであると見抜き、茶をすり替えるなどの行動で危機を回避する。

戦いの後、蘇容華は負傷し、上官雅に見舞いを命じられる。上官雅は胸の痛みを感じながらも冷徹な判断を優先し、二人の関係は友人として互いを利用するものだと認識する。蘇容華は上官雅への信頼と献身を示すが、蘇容卿の行動が蘇家を窮地に追い込む現実が続く。李蓉は謝家の公子の様子を見守る中、香囊が毒ではなく解毒剤であったことに気づき驚く。

やがて、李蓉と李川が外に出た際、待ち伏せに遭い、李川は李蓉を守りながら逃走を促す。追跡者に追われる中、粛王が血を吐き、陛下や裴文宣が動揺する。李蓉が崖の端に差し掛かると、蘇容卿が彼女を引き止めるが、ロープが切れ、二人は共に転落する。裴文宣は李川の安全を最優先に行動し、上官雅一行が間一髪で現れ、李川を救出する。蘇容卿は負傷しながらも李蓉を抱え、洞窟に戻って介抱する。李蓉は蘇容卿の肩に包帯が巻かれ、自身の足も治療されていることに気づく。

蘇容卿は最後まで李蓉を守り抜き、二人は無事に落下の危機を乗り越える。しかし李蓉は、前世に自分が死んだ意味や、解毒剤を渡したのが誰だったのかなど、未解決の謎に思いを巡らせる。蘇容卿は「それは重要ではない」と答えるが、李蓉にとってはまだ真実を知ることが不可欠だった。

 

第34話あらすじ

第34集 李蓉が真相を知り粛王が死亡

李蓉が長年の謎と悲劇の真相を知る一方、粛王の体調悪化や死亡という重大な事態が描かれる。李蓉は蘇容卿を取り込もうとするが、蘇容卿は李川の即位を拒絶する。李蓉はかつて香美人の毒に遭ったが、その毒の秘密を知るのは李蓉、裴文宣、李川の三人のみであると語る。蘇容卿は「李蓉を殺したのは皆であり、李川も上官雅も含まれる」と告白し、悲劇の再現を阻止するため、李川の即位を許さない理由を明かす。蘇容卿の策略は、自らは犠牲になっても李川だけは生き延びさせないことにあった。

李蓉は、旅の途中で出会った錬丹師も上官雅と名門一族の計略による偶然であったことを知る。蘇容卿は、李蓉の立場が特殊だったために李川が毒殺を選び、解毒剤を香袋に隠すことで毒の進行を遅らせたと説明する。また、李蓉の救出を遅らせたのは上官雅の判断であり、当時は李蓉自身も状況を完全には把握していなかったことを告げる。李川は臨終間際に裴文宣に遺言を変更させ、李蓉を最大の世家として保護するよう指示した。裴文宣は表面上は均衡を保つため行動したが、実際には李蓉を殺すつもりはなかった。

蘇容卿は、復讐のために戻ってきた理由を明かし、李川が権力を握った後の戦乱を防ぐため、粛王を即位させる計画を述べる。李蓉は、蘇容卿や上官雅が自分を信じなかったことに驚きつつも、上官雅の子が李川の子ではなかったことを知り、衝撃を受ける。蘇容卿は李蓉に「李川のために命を捧げるつもりか」と問いかけ、裴文宣が到着するまで李蓉は一人で考える時間を与えられる。裴文宣は多くを問いたださず、李蓉を背負って帰路につく。

一方、粛王の体調は悪化し、陛下は柔妃を呼び寄せ、李蓉の妊娠が判明すると、裴文宣は慎重に対応策を講じる。蘇容卿と蘇容華は奇襲に遭い、蘇容華は弟に先に逃げるよう促す。裴文宣は李蓉のそばに付き添い、全ての状況を監視する。李蓉は運命の不確実性に直面しながらも、李川への信頼と自身の決断の重さに悩む。

第34集は、真相の暴露、家族や一族の策略、そして命をかけた保護と復讐が交錯する、物語のクライマックスに向けた重要な回となる。

 

第35話あらすじ

第35集 李蓉と裴文宣が率直に話し合う

李蓉と裴文宣の率直な対話を軸に、粛王の死とその影響、そして権力や信頼の問題が描かれる。李蓉は自身が妊娠していることを認識し、何も持たなくても裴文宣たちがそばにいるだけで心強いと語る。裴文宣は彼女に深く考えすぎないよう諭すが、粛王の病状は改善せず、結局粛王は逝去。柔妃は激しく悲しみ、華楽も深く嘆く。柔妃は怒りにまかせ医者を討とうとするが、華楽が毒を盛ったのは陛下の命令であったことを告げ、柔妃は完全に絶望する。

その直後、柔妃の前に粛王と瓜二つの弟が現れる。これは蘇容卿の助言で一年前に準備された身代わりで、柔妃は恐怖に陥る。華楽は弟を守ろうと最愛の品を取り出し、粛王の遺品を弟に託す。一方、蘇容卿は追跡を受けるが、李蓉の部下の助けで一時的に守られる。裴文宣は李蓉の異変に気づきつつ、口実を作って先に立ち去る。李蓉は静蘭から蘇容卿が裴文宣の部下に追われていることを聞き、今世では裴文宣以外誰も信じないと宣言する。

李蓉は外に出ようとするが、裴文宣が引き留める。彼女は「李川を助けるつもりはない」と率直に告げ、即位すれば大混乱が起こる可能性があると語る。裴文宣はその話が蘇容卿からもたらされたものだと察し、李蓉の決断の軽率さを感じつつも理解を示す。李蓉は李川や上官雅、蘇容卿に利用され、命を犠牲にされた過去を吐露するが、裴文宣だけは自分を害さなかったことを認める。裴文宣は李蓉の望むのは自身のそばにいることだと理解し、二人は確執を解消する。李蓉は皇族としての権力を求める自分の過ちを認め、今世は自分のために生きる決意を固める。

さらに裴文宣は「君が知らないことを話そう」と告げ、李蓉に新たな考えを促す。蘇容華は弟に、この計画が単独のものかを問いただすが、実際には李蓉が監察司を設立した時点で既に計画は決まっていたことを知る。蘇容華は弟を守れないと感じ、蘇容卿は夢に映った兄と蘇家の未来をもとに行動したと説明する。宴席では李川が上官雅の孤独と宮廷への無関心を見抜き、彼女を哀れむことを避けようとする。最終的に上官雅は宮廷入りを決意し、蘇容華の辛い思いを和らげる。

度華年 36話・37話・38話・39話(最終回) あらすじ

度華年 The Princess Royal キャスト・相関図 あらすじ

 

 

 

 

 

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