度華年

度華年 The Princess Royal

度華年 36話・37話・38話・39話・40話(最終回) あらすじ

度華年 The Princess Royal 2024年 全40話 原題:度华年

第36話あらすじ

第36集 過去を知り、李蓉はいかに決断するか

過去の真実が次々と明かされ、李蓉は新たな決断を迫られる。かつて李川が血で威信を示そうとし、多くの命を奪ったことを、蘇容華は信じられずにいた。裴文宣の制止もむなしく、李川は殺戮を繰り返し、権力の座にいながらも孤独と猜疑に沈んでいく。李蓉は幾度も弟を諫めたが、和解には至らなかった。帝王が己の無能を悟った時、暴走は止められない。李川は夜ごと書斎に籠もり、焦燥と恐怖に蝕まれていった。

上官雅もまた、名門の重圧に縛られていた。富と地位を背負いながら、飢える民を見捨てることへの罪悪感を拭えず、李川との関係にも愛はなかった。李蓉は二人を説得しようとするが、李川は姉の言葉に反発し、永遠に理解されぬ子供のように苦しむ。名家のため、上官雅は愛を捨て、皇后の座を望んだ。李川は子をもうけようとしたが、その夜、どうしても上官雅を抱くことができなかった。互いの心には既に深い裂け目があったのだ。だが上官雅が妊娠した矢先、秦真真にも懐妊の報せが届き、情勢は一変する。

名門たちは秦真真の子が太子に立てられると予想し、蘇容卿は彼女の命を奪おうと動く。しかし毒を避け続けた秦真真は、最後には命を落とす。李川は世家への信頼を完全に失い、民を虐げる恐怖政治へと転じた。彼は母后や上官雅すらも陥れ、子の実父を問い詰める。血での親子鑑定により真実が明らかになり、母后は命を賭して上官雅と子を守ったが、上官雅の心は粉々に砕けた。

その後、李川は反乱鎮圧を名目に再び北伐を命じる。蘇容華が出陣を申し出るも謀反の罪に問われ、蘇家は滅亡。蘇容華は自害し、蘇容卿は宮刑に処された。李川は狂気に飲まれ、秦真真の死を境に人の心を失っていった。十年の歳月を経て、李蓉と裴文宣の前に、すべての真相が浮かび上がる。裴文宣は彼女に「それでも李川に従うのか」と問い、蘇容卿もまた兄と李蓉に共闘を求めた。李蓉は危険を避けようとするが、裴文宣は「何があってもお前についていく」と誓う。

一方で、蘇容卿は変革の時を望んでいた。李川の過ちは、もはや取り返しがつかない。そんな中、秦真真の兄が生存していたことが判明する。彼は反逆者討伐の指揮を執り、軍の象徴である虎符を奪還。すべての兵が彼のもとに集結し、王朝は再び動乱の渦に包まれようとしていた。

その頃、李蓉は粛王が危機を脱したことを知り、裴文宣は次の政変を予感する。蘇容華は上官雅を訪ね、なおも「太子が即位すれば私たちは結ばれる」と言う上官雅に、答えを返せずにいた。二人の間には、かつての想いと現実の壁が横たわる。上官雅もまた太子を裏切ることはできず、愛と忠義のはざまで心を閉ざしていく。

過去の因果が暴かれ、血と罪が交錯する中、李蓉はついに「誰のために、何を選ぶのか」という運命の岐路に立たされる——。

 

第37話あらすじ

第37集 蘇容卿と蘇父が言い争う

裴文宣の同行のもと、李蓉は東宮を訪れ、ついに弟・李川と再会する。鳳鳴が到着を告げると、扉の向こうから微かな咳が聞こえた。李川が剣傷を負っていることを知る裴文宣は、李蓉を案じ、屏風を隔てて対面させるよう命じる。書斎に入った李蓉は、屏風越しに弟の姿を見つめた。その静かな面影に、かつての暴虐な姿はなく、純粋で澄んだ心を宿す少年のような眼差しがそこにあった。李蓉はふと、自分がこれまで弟の本質を理解していなかったのではないかと感じる。李川はもともと、誰よりも優しく、愛する者を守るためなら自ら苦境に身を置く人物だったのだ。

李蓉は悪夢を見たことを打ち明け、その内容を聞いた李川は笑って姉を慰める。「姉上を怖がらせたり、傷つけたりはしない」と穏やかに告げ、幼い日の思い出を語り合う二人。猫を拾って母后に叱られた日、牢に閉じ込められた夜——いつも李蓉は弟の盾となり、李川もまた姉のために譲歩を重ねてきた。そんな記憶に包まれながら、李蓉はもし将来、李川が父帝のように冷酷で疑心暗鬼に満ち、北伐を果たす代償として母を幽閉し、叔父を殺し、自らを毒殺することになるなら——その時、どう向き合うのかと問い詰めた。

李川は一瞬顔を曇らせ、やがて屏風の陰から姿を現し、剣を差し出して言う。「それが未来なら、今ここで私を斬ってくれ。そうすれば全てが終わる」と。恐れを知らぬ瞳で立つ少年の姿に、李蓉の胸は締めつけられる。彼女は木箱を斬り裂き、背を向けて涙を隠した。

やがて李蓉は冷静さを取り戻し、西北の情勢を語る。蕭家が皇帝の信を得るため偽の粛王を擁立しようとしていること、そして蘇容卿が名門と密かに結託している可能性を指摘。蘇家はすでに一万の兵を抱え、都を一夜で包囲できる立場にあると警告した。李蓉は監察司の権限を李川に託し、自らは傾州へ戻ると決意する。「この世で二度と華京には戻らない」と告げ、弟に別れを告げる彼女の表情には、深い決意が宿っていた。

皇帝は李誠(粛王)を見舞い、恐怖に満ちたその姿に胸を痛め、ついに江山と皇位を譲ると約した。柔妃は李誠に扮する彼を抱きしめ、粛王の名を忘れるなと囁く。李蓉は裴文宣に李川の補佐を託すが、裴文宣は「共に行く」と譲らず、彼女と共に前世の因縁を断ち切る旅に出ることを選ぶ。

一方、西北では荀川が帰京の準備を整え、公主への忠誠と国家の守護を誓っていた。柔妃は皇帝に進言し、一時的な退避を促す。皇帝は福来に太子を召すよう命じ、最後の審判を下す覚悟を固める。李蓉が身重であることを案じた裴文宣は、すべての公務を処理した後、必ず彼女を迎えに行くと誓う。

出発の朝、上官雅が李蓉を見送りに現れ、二人はついに過去の確執を捨てて和解する。その頃、裴文宣は密偵の報告から叔父の陰謀を知り、童業に命じて祠堂での家督奪還の準備を進めた。別れ際、胸に不吉な影を感じた裴文宣に、李蓉は「もし私に何かあれば、必ず兵を挙げて報いて」と静かに言い残す。

その夜、柔妃は蘇容卿へ密書を送り、戌の刻に宮中で動きがあることを伝え、蘇家が協力すれば蘇李両家が天下を共に治められると誘う。だが、蘇閔之は息子・蘇容卿を呼び出し、なぜ謀反を企てるのかと叱責する。父は子を知る——だが今の息子の心だけは理解できなかった。蘇容卿は静かに告げる。「太子が即位すれば、蘇家は必ず滅ぶ。李誠こそが真の皇帝にふさわしい」と。

 

第38話あらすじ

第38集 蘇容卿が毒を盛って権力を奪い、宮廷クーデターを企てる

蘇家では父子の断絶が決定的となる。蘇容卿は父・蘇閔之に一杯の茶を差し出し、茶碗の縁を指で静かになぞる。その仕草には一抹のためらいがあったが、父は疑うことなく茶を飲み干した。次の瞬間、毒が全身を巡り、蘇閔之は言葉を詰まらせながらも「考えがまとまればそれでいい」と呟く。やがて視界を失い、茶碗が床に落ちて砕けた。蘇容卿は父を抱き起こし、静かに告げる。「蘇家が永遠に栄華を得るためには、我々の言葉に従う君主が必要だ」と——。そして令牌を手に取り、冷たく「ゆっくり休んでください」と別れを告げた。

その頃、裴文宣は伯父たちに会い、家督を象徴する令牌の返還を要求する。だが叔父たちは権勢を手放すまいと嘲笑し、裴文宣を「家を滅ぼす逆臣」と罵る。裴文宣は一歩も退かず、「太子は私の義弟だ。何があっても裏切らぬ」と言い放つ。そして「今の粛王は偽物だ」と暴露した瞬間、場は凍りつく。三叔は彼を信じたが、二叔は激怒。兵を呼び寄せようとするが、すでに屋敷は裴文宣の掌中にあった。裴文宣はかつて父に毒酒を飲ませた二叔を前に、同じ酒を差し出す。震える手で家主令を返す二叔。裴文宣が茶を飲み干すと、実はそれに毒はなかった——長き因縁は、静かに幕を下ろした。

一方、蘇容卿は令牌を手に政権奪取へと動き出していた。李川は皇帝の召命を受け、謁見のため宮中へ。城門の外では、李蓉が飢える民を見つめながら心を痛めていた。そこに上官雅が現れ、蘇容華からすべてを聞いたと告げる。蘇容卿は李川が動くのを待っており、その瞬間こそ李川を討てる時。李蓉は迷いながらも宮中へ戻ることを決意する——時間を稼ぎ、せめて命を救うために。

裴文宣は李蓉が危険を承知で自分を遠ざけたと悟り、すぐさま宮中へと駆け出した。その頃、皇后と李川はすでに陛下の寝殿前にいた。皇后は息子に「父に玉璽を渡すよう迫れ。さもなくば明日死ぬのはお前だ」と命じる。だが陛下は静かに告げる。「私はお前に機会を与えた。だが、お前はそれを大切にしなかった」。李川はなぜ父が自分を認めぬのか理解できずにいる。陛下は冷たく答える。「私は上官家を恐れている。あの家は王朝を支配する蛇だ」と。皇后は絶望の中で初めて知る——夫が愛したのは自分ではなく、権力そのものだった。

そこへ李蓉が現れ、粛王はすでに死に、その毒こそ陛下の仕業だと暴露する。李蓉は母と李川に逃亡を促すが、陛下は「李川を殺せば王位を譲る」と告げる。李川は「父を殺せば己の心を汚す」と拒み、李蓉を連れて逃げようとする。だが李蓉は「蘇家と王家の力では勝てない」と残る決意を固める。裴文宣が宮中へ到着した時、すでに李蓉は遺書を残し、玉座の運命を背負う覚悟を決めていた。

李蓉が父に茶を差し出すと、陛下の目に恐怖が宿る。李蓉は父の真意を問うが、陛下は「上官家の子は永遠に世家の呪縛から逃れられぬ」と嘆く。李蓉は静かに微笑み、「私には新しい命がある。四十年で初めて授かった命です」と打ち明ける。そして前世の記憶を持つことを父に告白した。すべてを悟った陛下は、玉璽を李蓉に託し、「私の代わりに朝議へ行け」と命じる。李蓉は驚きながらも、その決意の奥に父の複雑な愛と恐れを見た。

夜明けが近づく。運命の朝議が始まる時、血にまみれた継承の儀が、ついに幕を開けようとしていた——。

 

第39話あらすじ

第39集 裴文宣、乱軍を突破して李蓉を救う

陛下から玉璽を託された李蓉は、静まり返る朝堂の中央に立っていた。これが「王の座」と呼ばれる場所。だが、彼女が感じたのは威光ではなく、ただの冷たさと孤独だけだった。外では、蘇容卿がついに動き出す。すでに朝臣たちを懐柔し、名家の支持を取りつけていた彼は、ついに政権奪取の朝議を迎えようとしていた。宦官は李蓉に言う。「陛下は殿下を信じておられる。でなければ玉璽を託すことはなかったでしょう」。その言葉を胸に、李蓉は覚悟を固める。

一方、柔妃は“偽の粛王”を伴い、蘇容卿と合流。二つの軍勢は連合して大殿へと向かい、太子討伐を名目に宮門を包囲した。だが、堂上に立っていたのは李川ではなく李蓉だった。蘇容卿は「陛下を救うために来た」と言い放つが、真意は明白だった。李蓉を人質にし、王権を掌握するつもりなのだ。

李蓉と蘇容卿は二人きりで対峙する。茶を前に、彼は穏やかに「高き座の気分はどうだ」と笑った。李蓉は沈黙を保ちつつ、彼の瞳にかつての温情を探す。しかし蘇容卿の声は冷たく響く。「李川には新たな身分を与え、生かしておく。お前も、蘇家の血を汚す必要はない」。李蓉は「それでも私たちは、生まれながらに罪を負っている」と諭すが、蘇容卿は首を振り、「私はもう戻れぬ」と言い残す。二人が共に茶を口にしたその時、すでに裴文宣の軍が城門を突破していた。

宮中では別の動きも進んでいた。目を覚ました李川の前に現れたのは秦真真。彼女は密命を受け潜伏しており、再会を果たした二人は短い安らぎを分かち合う。仮面を外した秦真真の素顔に、李川は微笑み、「もう隠れる必要はない」と告げた。外では血煙が立ちこめ、乱軍が城門を取り囲んでいた。

その頃、蘇容卿は王大人らに李蓉を拘束させようとするが、直前でそれを制止。「この女に手を出すな」と声を荒げる。李蓉は逆に自ら進んで捕虜となる道を選び、「これで人々が救われるのなら、それでいい」と静かに告げた。その決意を前に、蘇容卿の瞳がわずかに揺らぐ。

だが、混乱の中を一人駆け抜ける影があった——裴文宣である。彼はわずかな護衛を率いて城内へ潜入し、敵将の家族を人質に取る大胆な策で包囲を突破。刃を向けられながらも、李蓉のもとへ一歩ずつ進む。彼の言葉は短く、強い。「お前を家に連れ帰るためだ」。李蓉は涙をこらえながら、彼の姿を見つめることしかできなかった。

裴文宣は李蓉に髪飾りを手渡し、「皆を救うために来た。太子軍が進軍を始めた。今なら降伏すれば、まだ生き残る道がある」と訴える。さらに蘇容卿に向かい、「蘇家を代表するのはあなたではない。あなたの父はすでに掌握されている。だが今なら遅くはない」と説く。裴文宣は、推挙制を廃止し科挙制を導入するという新しい秩序を掲げ、「この国を変える唯一の道だ」と宣言する。

蘇容卿は動揺を隠しながらも「夢物語だ」と一蹴。だが李蓉は彼を見つめ、「変わる勇気があれば、あなたも救われる」と訴えた。その声にわずかな迷いが蘇容卿の表情をかすめたが、彼は結局、背を向けて去っていった。

外では兵の怒号が響き、裴文宣は剣を手に宮門を守り抜く。李蓉は涙に濡れながら、その背中を見送った。柔妃の弟が逃げる官僚たちを阻む中、遠くから王家の援軍が突入。混乱の最中、上官雅を救出に現れたのは蘇容華だった。彼は上官雅を馬車に押し込み、最後に一言だけ残す——「もうこれ以上、誰も失わないために」。

血と炎が交錯する王宮の夜。裴文宣と李蓉、二人の運命は、ついに最終決戦へと向かっていく——。

 

第40話(最終回)あらすじ

第40集 李蓉が摂政を務める・蘇容卿が焼身自殺

夜明けの鐘が鳴り響くなか、乱戦の炎はまだ消えていなかった。李蓉はただひとつ、裴文宣の無事を祈っていた。扉が開くと同時に、彼の姿が現れる。涙を浮かべて駆け寄る李蓉を抱きとめ、裴文宣は上衣を彼女にかけて「もう大丈夫だ」と囁く。李蓉は離れたくないと懇願し、裴文宣も「今度こそ、もう離れない」と約束した。その温もりの中に、ようやく二人の長い試練に終止符が打たれるようだった。

そこへ李川と秦真真が駆け込む。城はすでに平定されたというが、宮中ではなお血の嵐が吹き荒れていた。柔妃は短刀を手に、陛下を人質に玉璽の譲渡を迫る。だが陛下は毅然として言い放った。「たとえ玉璽を得ても、お前には大夏を背負う資格はない」。その言葉に柔妃は怒り狂い、ついに短刀を突き立てた。流れる血を前に、玉座の時代は静かに終焉を迎えようとしていた。

同じ頃、蘇容卿は寝殿にて玉璽を探し回り、ついにそれを見つけ出すと、偽詔書に印を押した。そこへ李蓉が現れる。柔妃の娘・華楽は涙ながらに「母を救ってほしい」と懇願するが、李蓉の目には、柔妃がなおも陛下を愛している哀しみが映っていた。柔妃が再び短刀を振り上げた瞬間、一本の矢が飛び、彼女の胸を貫く。柔妃は微笑みを残して倒れ、華楽の叫びが静寂を裂いた。李蓉はすぐに陛下の救命を命じるが、その傷はあまりにも深かった。

一方、裴文宣は逃走する蘇容卿を追って寝殿に突入。激しい剣戟の末、互いの肩を斬り合う。裴文宣は息を整え、「お前にはいつでも選べる道があった。だが自ら捨てた」と告げる。蘇容卿はかすれた声で答えた。「私は蘇家の当主だ。家のために背を向けることはできない」。その目には、愛と責務の狭間で揺れ続けた男の苦悩が滲んでいた。

裴文宣は静かに言い放つ。「李蓉が愛しているのは私だけだ。たとえお前が正しかろうと、彼女を再び傷つけることは許さない」。その言葉に、蘇容卿は苦笑を浮かべる。李蓉が門前に現れ、敗北を悟った彼は一歩も退かず、裴文宣の剣を受けた。血飛沫の中、李蓉が駆け寄ったとき、蘇容卿はまだ息があった。裴文宣は二人を残し、静かに背を向けた。

李蓉は涙をこらえ、「すべてが終わった。これからは、誰も貧しさや出自で苦しまない国をつくる」と宣言する。蘇容卿は弱々しく微笑み、「お前を傷つけたくなかった」と語りながら、懐から竹のトンボを取り出した。それは幼き日の李蓉に贈ろうと隠していた思い出の品だった。李蓉は腹を撫で、「私は幸せよ」と答える。蘇容卿の頬を伝う涙が、そのまま赦しの証のように輝いた。

「最後に、一曲奏でさせてくれ」――そう言って彼は琴を手に取り、燃え始めた室内で旋律を紡ぎはじめる。炎が広がる中、裴文宣は傷薬を渡すが、蘇容卿は首を振り、火を放った。李蓉は駆け寄ろうとしたが、裴文宣が抱き留め、「もう彼の選んだ道だ」と囁く。紅蓮の炎の中、蘇容卿の姿は静かに消えていった。

その頃、陛下は息絶える寸前に李川の手を握り、「私のように生きるな」と告げ、涙の中で世を去る。李川は嗚咽しながら父を見送り、やがて皇位を継ぐ。しかし彼は全ての政を姉・李蓉に託し、深く宮を閉ざした。

――三年後。
大夏は再び穏やかな春を迎える。李蓉は監国長公主として政を司り、裴文宣と共に新たな制度改革を推し進めていた。李川は静かに旅立ち、上官雅と蘇容華もそれぞれの道を歩む。

徳旭元年、李蓉と裴文宣は正式に結ばれる。
「二世は夢の如く、三生の縁、共に華やかな歳月を。」
血と涙の果てに、ようやく訪れた平和の春――それが、二人が描いた理想の国の始まりだった。

度華年 The Princess Royal キャスト・相関図 全話あらすじ

 

 

 

 

 

 

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