彼女はPretty Boy 2024年 全24話 原題:君子如玉
第19話あらすじ
甘蒲の禁閉が続く中、二人の想いに心を打たれた看守の計らいで、清采は密かに禁閉室へ入ることを許される。久しぶりに再会した二人は、言葉よりも先に強く抱き合い、互いの無事を確かめ合った。
そこへ紅袖が現れ、治療を受けていた隠娘が亡くなったことを告げる。山庄を支えてきた存在の死に、皆は大きな衝撃を受ける。同時に王逸少から、王権が山庄での演出を口実に、試訓弟子と明夷山庄を一気に排除する計画を進めているという危険な情報がもたらされる。
さらに、隠娘が山庄を創設した本当の理由――行き場を失った女性たちを守るためだったことが明らかになり、甘蒲は深い後悔とともに、これまで信じてきた「敵」の存在を見つめ直す。
そして、真に立ち向かうべき相手が王権であることを悟った甘蒲は、復讐ではなく守るための戦いを決意するのだった。
第20話あらすじ
決戦を目前に控えた中、清采は甘蒲の心に残る「親情の欠落」を埋めようと、
自ら甘蒲の“母親役”になることを約束する。
二人は阿晶の家を訪れて料理を学び、さらに町へ出て他の母娘の姿を観察する。
その穏やかな時間の中で、甘蒲は久しく見せなかった無邪気な笑顔を浮かべ、
短いながらも心から満たされたひとときを過ごす。
しかし、その安らぎは突然破られる。
町で王権に仕える謎の殺し屋・丁老邪と丁老怪の一行に遭遇してしまうのだ。
幸いにも彼らは清采の正体には気づかず、二人は事なきを得てその場を離れる。
一方、王城で情報を報告していた韓艾真は、
清采が危険に巻き込まれる可能性を察知し、強い不安を覚える。
彼女は急ぎ小鎮へ向かい、師匠・狂道人と合流。
迫り来る嵐を前に、再び運命の歯車が大きく動き始める。
第21話あらすじ
韓艾真は小鎮で狂道人と合流した直後、王権に仕える丁老怪一行の監視に気づく。
逃れる間もなく襲撃を受け、狂道人は韓艾真を守るために滅天方円陣に巻き込まれ、命を落としてしまう。突然の師の死に、韓艾真は深い悲しみと自責の念を抱えることになる。
その混乱の中、韓艾真自身も毒に侵され重傷を負うが、駆けつけた張放によって救い出され、辛うじて一命を取り留める。一方、胡娇は七弟子の内部に不和が生じているという情報を掴み、それを利用しようと動き始める。
同じ頃、清采と甘蒲は打鉄铺で武器の準備を進める中、丁老怪一行が自分たちを狙って密かに追跡を計画していることを知る。危険が迫っているにもかかわらず、二人は山庄へ戻ることを選ばず、逃げるのではなく自ら危機に立ち向かう決意を固めるのだった。
第22話あらすじ
清采と甘蒲は丁家兄弟と対峙するが、全面的な衝突には至らない。しかしその裏で、甘蒲は丁老怪に一矢を放ち、確実に傷を負わせていた。負傷した丁老怪の様子を探るため、王逸少と高音は解毒を装って近づき、傷の深さを確かめると同時に、少しずつ信頼を得ていく。
一行が合流する中、阿晶から丁老怪が磁石を探しているという重要な情報がもたらされる。磁石が王権側の計画に関わると察した清采と甘蒲は、すぐに打鉄铺へ向かい、丁老邪が磁石を手に入れるのを阻止しようとする。
打鉄铺ではついに衝突が起こり、激しい戦いの末、清采たちは滅天方円陣に追い詰められてしまう。絶体絶命の瞬間、張放が駆けつけ、皆は力を合わせて包囲を突破。辛くもその場を脱出し、次なる戦いへと身を投じていくのだった。
第23話あらすじ
夜更け、王逸少は清采を呼び出し、胸の内を語る。
自分は王位に就くつもりはなく、権力争いにも加わらない――
そうはっきり告げる王逸少に対し、清采は自身の立場を明かさず、静かにその言葉を受け止める。
翌日、王の来訪を迎える準備として、山庄では引き続き音楽の排練が行われる。
しかしそれは表向きの平穏に過ぎず、皆が迫る対決を意識していた。
夜になると、一同はあえて緊張を忘れるように集まり、語り合い、
嵐の前のわずかな静けさを分かち合う。
そして約束の日。
王権、世子・王功、丞相・高贤、将軍・韓义らはすでに篡位の計画を固め、
明夷山庄を舞台に罠を張り巡らせていた。
その真意を完全には知り得ぬまま、清采たちはそれぞれの覚悟と不安を胸に、
運命の邀約へと足を運ぶのだった。
第24話(最終回)あらすじ
邀約の日、明夷山庄では予定通り演出が行われ、清采たちは表向きは平静を装いながら舞台を見守っていた。しかしその最中、王の合図を受けた丁老邪が動き出し、香によって山庄の人々を次々と昏倒させる。ついに両陣営の思惑が明るみに出て、隠されていた対立が一気に表面化する。
清采は、この場に集められたすべての策謀の矛先が自分に向いていることを悟る。彼は咄嗟の判断で丁家兄弟を利用し、逆に王と世子を討ち取ることに成功する。すべてを予測していた王逸少だったが、同時に二人の肉親を失う現実を前に、ついに感情を抑えきれず崩れ落ちる。
混乱の中、死んだはずの隠娘が商山先生とともに姿を現す。
二人は王権崩壊後の混迷を収めるため、清采を新たな王として推挙する。
しかしその選択は、清采にとってあまりにも重いものだった。
甘蒲は、清采が愛と責任の間で苦しむ姿を見て、彼にこれ以上の葛藤を背負わせまいと、自ら身を引く決断をする。清采は甘蒲と共に山林へ隠居する未来を望むが、目の前には国と人々の行く末という現実が立ちはだかる。
愛を選ぶのか、家国を選ぶのか。
清采は答えの出ない問いを胸に抱え、静かに思索へと沈んでいく。
物語は、彼の決断を観る者に委ねるように、余韻を残して幕を閉じる。
















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