悲しみより、もっと悲しい物語 The Series 2021年 全10話 原題:比悲傷更悲傷的故事
ARISA |
第3話あらすじ
アン・イーチーの息子であるコーローの心臓には生まれつき欠陥があり、何度も手術をしているのだが、またもや手術をしなくてはならない事が発覚。しかもその手術の成功率は40%だと言うことをアンはワン・ポーハンに打ち明ける。
帰宅したポーハンはチャン・チォカイの日記を読み進めていく。父親は亡くなり、母親も自分から離れて行ってしまい自暴自棄になったチォカイは売り渡す予定の自宅でパーティーを開催すると言い、クラスメイトを家に招待する。そして迎えたパーティー当日。クラスメイト達と楽しんでいるチォカイのもとにパーティーには行かないと言っていたソン・ユェンユェンが現れる。そしてチォカイとユェンユェンの2人は次第に仲が深まっていく。そんな中ユェンユェンは誕生日が近いからプレゼントが欲しいと彼に頼む。
翌朝、眠っていたチォカイはインターホンの音で目が覚める。彼がドアを開けると外に居たのはユェンユェンだった。彼女は自分の誕生日プレゼントはチォカイの家だと言い彼の家に転がり込む。こうして一緒に住むことになった2人。ユェンユェンはチォカイにKという名前を授ける。自分の英語名であるクリームと似ていて家族みたいだからと。
何をするにも一緒に過ごしていた2人。そして海に行きたがっていたクリームを海へと連れて行こうとKは計画する。そして彼はその海でクリームに告白する事も決めていた。そして迎えた当日2人で食事をしてバイクで目的地の海へ向かう事に。するとバイクを運転していたKの視界が歪みだし、そのまま倒れてしまう。2人は病院へと運ばれたが、幸いにも軽い怪我で済んだ2人。しかしKが倒れた原因である白血病について彼はまだクリームに話せずにいた。そして自分を心配し泣いていたクリームを見てKは彼女に必要なのは泣かさずに守ってくれる別の人物だと考え始める。
第3話感想
今回の話はチォカイとユェンユェン2人の関係性についてや、なぜ仲が深まっていたのかなど詳細に描かれており、幸せなシーンもあれば切ないシーンもありとても内容が濃い話でした。
今回印象に残ったのはやはりチォカイがユェンユェンに告白すると決めていたのに自分の白血病のことを気にして彼女が悲しんでしまうと、ユェンユェンに気持ちを伝えるのを諦めて彼女を幸せにしてくれる別の男性を探すと決意したシーンです。バイクで海に向かう前までは彼女に気持ちを伝えるためにいろいろ準備をし、嬉しそうだったチォカイが彼女を幸せにするために苦渋の決断をしたシーンは本当に切なく、悲しかったです。
そして2021年の世界でもアンの息子であるコーローがもし自分が死んでしまったらアンが一人になってしまう事を気にして彼氏を作ってあげようとするシーンがあり、コーローの母親を健気に想う気持ちには温かい気持ちにもなりましたし、悲しくもなりました。
第4話あらすじ
バイクを運転中に倒れたK。その後の検査で彼の白血病は悪化し始めていると発覚する。今は薬で進行を抑えられると医者から薬を処方してもらう。しかしクリームに自身の白血病について伝えていないKは倒れたのは寝不足による貧血だったと嘘をつき、ビタミンを摂れば平気だと言う。自分はクリームを幸せにできないと悟ったKは彼女のもう一度海に行こうという誘いも断ってしまう。そしてKは「彼女の幸せを見届けたい」とだけ願い始める。
一方その頃カメラマンのシンディは後にクリームと結婚する事になるヤン・ヨウシェンと仲を深めていく。彼女と付き合い始めたヨウシェンだが、彼の父親からはシンディとの交際を反対されてしまう。しかしその反対を押し切ってヨウシェンはシンディにプロポーズをする。
コーローの手術代金のことで頭を悩ますアン・イーチーはまたKの日記を読み進める。Kは大学を卒業後、音楽関連の仕事を探しているとポップヒットを紹介される。好きな事を仕事にしたKとは裏腹にクリームは大学を卒業してから2年経っても自分のやりたい事を見つけられずにいた。そんな中、作曲することは得意だが作詞は苦手なKの代わりにクリームが歌詞を考え始めたのだった。
そしてアンとワン・ポーハンは曲の著作権のことをポップヒットのチーという人物に聞きに行く。そこでボニーならクリームと仲が良かったため、その曲の著作権の所在を知っているかもしれないとの情報を手に入れる。しかしボニーは行方不明になっており連絡が取れない状況に。そのような情報を手に入れ帰ろうとするアンをチーは引き止め、クリームのためにKから頼まれたことがあると告げる…。
第4話感想
このドラマは話を重ねれば重ねるほど悲しくなっていきますね。「悲しみより、もっと悲しい物語」とタイトルにある通りどんどん悲しい物語になっていき切ない気持ちになりました。
今回もとても悲しいシーンが多かった中で特に印象に残ったシーンはKがクリームに自分が白血病だと隠しただの貧血だったと嘘をつき、白血病の薬をビタミン剤の瓶に入れ替えるシーンです。絶望し泣きながら薬を入れ替えるKの姿は到底悲しいという一言では表せられない様な、本当に絶望しているシーンだったと思います。そしてその後クリームの幸せを見届けたいと願い始め、これがヨウシェンとクリームが結婚する事につながっていくのでしょうね。
こんなにもKとクリームの絆は深いのにも関わらずKの白血病のせいでクリームが悲しむくらいなら別の人に幸せにしてもらうべきだと言う考え方は本当にクリームのことを心の底から思っているからこそ出来る事だと思います。
そしてこの2人の関係だけではなく、コーローの容態や曲の著作権の所在などこの先どうなっていくのか楽しみにしています。
【放送情報】
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