成化十四年~都に咲く秘密~2020年 全48話 原題:成化十四年(英語:The Sleuth of Ming Dynasty)
nanaさん |
第25話 あらすじと感想
唐泛が雲和の富豪・馬林と懇意にしているとの知らせを受けた汪植は、真相を探るべく自身の護衛・賈逵(かき)を雲和に送り込む。その頃、馬林は都からやってきた謎の商人・李子龍(りしりゅう)を唐泛に引き合わせようと宴席を設けていた。賑やかに酒を酌み交わしながら、互いに腹を探り合う3人。狡猾な李子龍は唐泛の真意を見抜き、馬林に唐泛の殺害を迫る。しかし馬林には唐泛を懐柔するための最後の秘策があった。
引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~
節約家のおじちゃんにしか見えなかった万殿は首輔という偉い人でした、名前は万安です。首輔は閣臣の長だから、皇帝の次に偉い人です。万安と怪しいい商人の李子龍が事件の黒幕の様です、馬林はそんなに悪い人ではなく、雲和の人たちのことを考え悪事に手を貸していたのです。少しでも銀を少なく使って鉱山が枯れないようしていたんだと思います。それを利用して私腹を肥やした万安と李子龍達が本物の悪党でしょう。しかし唐泛の記憶力と観察力には驚かされます、馬林の視線や癖まで気づき、話の中から嘘や事件に関係している朝廷の役人まであぶりだしていく様子が唐泛らしく爽快です。
唐泛からの連絡で事態に気づいた汪植は万安の屋敷の池をさらい金塊を見つけました、なぜ池に気づけたのか?汪植の観察眼は唐泛にも負けないようです、よくこの秘密を見つけたものですね。これで無事解決と言いたいところだけど、唐泛は無事帰郷できるのか?李子龍の手下たちが唐泛や馬林を生かしておくはずありません、今までの知県同様都への帰路の途中で殺されかねません、次回はどうやってこの危機を抜け出せるか、唐泛の知恵の見せ所でしょう。馬林の恩赦を願った唐泛の優しさも胸にジーンときました、悪人と心が通じたように仲良しになったように見えたのは、本当の悪人ではないことを見抜いたからだったのでしょう。馬林親子の無事も願うばかりです。美味しい手料理を手間暇かけて客にふるまう、そんな人に真の悪人はいない、食通の唐泛ならきっとそう考えるんでしょう。
第26話 あらすじと感想
唐泛たちの留守中、隋州の屋敷に賊が侵入し、唐泛の姉・唐瑜は息子の澄を抱いて身を隠しながら眠れぬ一夜を明かす。一方、雲和の事件を解決した唐泛は、勅命を受けて隋州たちと共に帰途につく。唐泛の身を気にかける一行は用心しながら険しい悪路を進むが、橋の崩壊や襲撃に遭い、二手に分かれて都へ向かうことに。唐泛に扮したドゥルラは、隋州やウユンプラガと共に馬を走らせるが、待ち伏せていた暗殺者たちに襲われ…。…
引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~
雲和の事件を解決して都への帰途で暗殺者に襲われる唐泛達、物乞いに化けて無事に都にたどり着くことができたのに、安心したその後、雑踏の中で李子龍を見つけます。この李子龍は本当に怖い、鋭い目つきで彼からは簡単に逃げられない予感がします。唐泛の身代わりになったドゥルラも怪我をしてしまい可哀そうでした、女の子に身代わりさせるなよ!と思ってしまったけど、それだけ厳しい状況だったのでしょう。都では隋州の家に賊が入り唐瑜達が怖い思いをしました、隋州のニセモノまで現れましたが、これも雲和の件と関係があるのかも、何が起きているのか怖い事ばかりです。
唐泛が助けたはずの馬林も最後は自分で毒を飲んで死んでしまいました、かわいい息子を守るため死んだ馬林の気持ちを想像したら切なくなって泣きそうでした、唐泛は頭脳明晰なんだから、ちゃんと最後まで助けてあげて欲しかった。雲和にそのまま置いてきたらヤバいのわかるでしょ、悪人全員始末するまで馬林も投獄しとけばよかったのに・・・新しく知県になった唐泛の元上司の盧志殿も心配でたまりません。
しかし三人の力でここまで事件を解決したのに、皇帝は汪植のことで何やら悩んでいる様子、あんなにも頑張ってるのに、いえ皇帝が頑張らせているのに、ちょっと信頼していないような様子が残念です。万貴妃は何かあったら私の手で汪植を殺すとも・・・でもこれは愛情の裏返しから出た言葉でしょうけど。
それにしても李子龍の目つきが鋭く怖かった、以前も書いたかもしれませんが李子龍を演じるワン・マオレイ(王茂蕾)は「瓔珞<エイラク>」で袁春望を演じた人、どちらの役もせりふ回しと目力の強さで彼の演技に引き込まれちゃいます。このドラマでも李子龍はラスボス感出てますよ。今のところ首輔の万安より怖そうだもの。彼の演技力でドラマが一層盛り上がります。
第27話 あらすじと感想
都で正体不明の2人組が隋州と名乗り、朝臣たちから金銭を奪うという事件が発生。被害者のひとりから話を聞いた汪植は、賈逵に裏を探るように命じる。そんな中、唐泛の身代わりとなって毒矢を受けたドゥルラが、昏睡状態となってしまう。西廠の丁容(ていよう)が矢尻の毒を調べた結果、何種もの毒素が複雑に絡んでいるため、すぐには解毒薬が作れないという。ひとまずドゥルラの熱を冷ますため、隋州が氷を調達に行くのだが…
引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~
ドゥルラに刺さった矢は何種類もの猛毒が塗られていました、何の毒なのかがすべて解明されないとドゥルラの命は助からない様で、裴淮に西廠も協力して毒を調べますがなかなか解毒剤ができず、唐泛は自分にその毒矢を刺して、裴淮に自分の体を実験台にするよう頼みました。唐泛が凄く男らしかったけど、無茶しすぎです、ドゥルラも唐泛を助けるために身代わりになったと思うんだけど、彼女の気持ちもわかって欲しい。
一方冬児と出かけた隋州も錦衣衛に連行されてしまい、冬児は二人を助けようと汪植に助けを求めました最初の頃より冬児がずっと大人びて見えます、ちょっとしたしぐさが凄く女らしいです。でも大泣きして汪植に麺料理を作ってもらった冬児はやっぱり子供ぽかった、麺をほおばってやっと落ち着いた様子。隋州はニセモノが起こした事件の犯人として捕らえられたはずなのに、万通は尚明にいろいろ吹き込まれたせいで、隋州と汪植が仕掛けた罠ではと隋州に拷問しようとしました、土壇場でまた犯罪が起きたおかげで釈放が決まったのですが、万通はさらに隋州にわなをかけようとします。隋州は少しも悪くないのですから、これ以上万通が何かしたらそれはやり過ぎでしょ、自分の首を絞める行為になるかもしれません。でも隋州は全く余分な事を言わず拷問されそうになってるのに全く動じないのはさすが錦衣衛だっただけのことはあります。本当に強い男です。
毒のせいで命の危ういドゥルラと唐泛、きっと助かるんだろうけど、もう祈らずにはいられません。全部が汪植の肩にかかっています。次回予告では汪植と李子龍が妓楼で会う様です。あの汪植でも李子龍は手ごわすぎる、一体どうなるのか心配でたまりません。
第28話 あらすじと感想
隋州は、偶然自身の名を騙りゆすりを繰り返していた2人組と知り合う。彼が本物の隋州だと知らない2人は、隋州を仲間にしようと誘うが…。その頃、毒矢を受けたドゥルラを救うため、唐泛は解毒薬の調合を自らの体で試していた。だが、数々の湯薬を試しても効果はなく、ドゥルラと同じ毒に侵された唐泛の体は衰弱する一方だった。そんな中、李子龍が都にいるとの情報を入手した汪植は、歓意楼で彼との交渉に臨む。
引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~
ひゃー怖かったです、汪植が李子龍から貰ったお土産は爆弾みたい・・・動いたらドカーンとか?偽官銀事件の後、二人きりで会うとか勇気あるなと思ってたけど、渡された箱を持つ汪植の手の震えが事の深刻さを伝えていて画面を直視するのも怖かったです、部下の丁容 が爆弾を解体しに来たけど、彼に何かあったら唐泛達の解毒薬も作れなくなりそうでドキドキしました。解毒薬は裴淮 も探しているけどまだ見つからない、追い詰められた様子で見ていて切ないくなります。寝食も忘れ毒を調べている状態。肝心の唐泛も今のままでは毒にやられてしまいそうです。隋州もニセモノ事件や恨みを持つもの達に襲われたり、いやがらせされたり、皆それぞれの試練と戦っています。
とってもつらい28話の内容だったけど、NG集では唐泛の可愛い笑顔が見られてホッとしました。このドラマは事件が複雑でいくつもの出来事が絡んでいて私の単純な脳の構造では追いつきません。李子龍もドゥルラを狙って矢を射ったとか言ってましたが、ドゥルラを最初から殺す気だったのか?雲和の店で大金を払った時、棺桶代だとかつぶやいてたのはドゥルラの棺桶だったの?すっかり「唐泛の棺桶を買ってやれ」という意味だと思ってました。李子龍はドゥルラに何か恨みでもあるんだろうか?あんなに可愛い女の子を苦しませて殺そうとは許せません。それにしてもあの水辺で李子龍の話している相手は誰なのか?新しい登場人物なのか気になります。
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