探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜 2020年 全32話 (※BS11は全28話で放送) 原題:少女大人
Arisaさん |
第17話あらすじ
斉王(せいおう)が蕓川(うんせん)を娶ると聞いた謝北溟(しゃほくめい)と董如双(とうじょそう)は彼の元へ行き、「見損なった」と怒りをぶつけるが、裴昭(はいしょう)は何も言い返そうとしなかった。そんな裴昭を見かねた飛鳶(ひえん)は蘇瓷(そし)を救うためだと告げる。裴昭は婚姻のことを2人に説明するが、蘇瓷を救い出せても裴昭は犠牲となってしまうことを2人は懸念していた。その一方で、蘇瓷は斉王が蕓川を娶ると知り、ショックを受ける。
そんな中、斉王府では蕓川を歓迎する宴が始まり、北戎の食べ物を用意してもらったお礼に蕓川は琴を弾く。その後、酒を飲んだ蕓川は毒に侵され、そのまま倒れてしまう。蕓川はすぐに治療を受け、容態は落ち着いたものの、解毒しなければ5日も持たないと診断される。しかし、まだこの毒を解毒する術は見つかっていなかった。兄の朔木(さくぼく)は蕓川が助からなければ、北戎は大梁に戦いを挑むと裴昭に言い残し、蕓川を連れて帰る。
蕓川の事件は明鏡署が捜査することになるのだが、怪しい人物は浮かび上がってこなかった。そんな中、雲王(うんおう)は、蕓川が斉王府で倒れたことから、斉王に責任追及すべきだと陛下に訴える。そして陛下は真相がわかるまで、「斉王は屋敷に禁足とする」と宣言する。
禁足となった裴昭だが、彼は変装し、極秘に陛下の元へと向かう。裴昭は陛下に蕓川を救うためにも、蘇瓷に捜査を命じてほしいと必死で頼む。裴昭の頼みを聞いた陛下は、特例として蕓川が毒に侵された事件の捜査をする事と、董如双と共に蕓川の解毒に当たれと命じる。
牢から出た蘇瓷は、早速事件の捜査を始めるのだが、蕓川が口にした食べ物から毒物は見つからず、犯人がどのような手で毒を混入したのかは謎に包まれていた。そして董如双は蕓川が「かなり前から毒に侵されていた」と診断する。そのことから犯人は、蕓川に毎日毒を盛れた人物だと考えられた。蘇瓷は犯人を誘き出すため、「蕓川が全快し、縁談に支障はないと公表してほしい」と朔木に頼み、蘇瓷は蕓川の身代わりになろうとしていた。
蘇瓷は犯人が何に毒を仕込んだのか考えている中で、蕓川の部屋に防虫塗料が塗られていたと気づく。その後も蕓川の部屋で事件のことについて考えていた蘇瓷が振り返ると、そこには裴昭の姿が。裴昭は身の潔白を証明するため、蘇瓷と共にこの事件の捜査をすることに。そんな中、蕓川の侍女である小月(しょうげつ)が中毒で倒れてしまい…。
第17話感想
蕓川を娶ることになった裴昭でしたが、蕓川は毒に侵されてしまい、解毒しなければ5日も持たないと診断されてしまいました。この事件を理由に裴昭は禁足処分になってしまいましたが、彼は陛下に蘇瓷に捜査をさせるよう頼みました。こうして蘇瓷は釈放され、事件の捜査をすることになって、とりあえずは本当によかったです。
そして蘇瓷が久しぶりに裴昭に再開するシーンはとても感動的でした。まだ問題は山積みですが、やはり蘇瓷と裴昭の2人には幸せになってほしいです。
第18話あらすじ
侍女の小月(しょうげつ)も毒に倒れてしまった中、蘇瓷(そし)は蕓川(うんせん)に毒を仕込んだ犯人を誘き寄せるため、朔木(さくぼく)に「蕓川は全快した」という嘘の情報を流させる。蕓川の部屋にいた蘇瓷が、裴昭(はいしょう)を斉王府へ帰そうとした時、何者かの気配が。蘇瓷は咄嗟に琴を弾き、蕓川のふりをした為、何者かはその場を去る。
その夜、蘇瓷が蕓川の身代わりとなり、寝ていた部屋に何者かが侵入し、裴昭と朔木がその人物を捕らえる。蘇瓷を襲おうとしていた侵入者は、朔木の配下である車延(しゃえん)だった。信頼していた人物の犯行にショックが隠せない朔木は、彼のことを問い詰めていく。そこで車延は命令していた人物が、朝廷軍の元師である諾護(だくご)だと白状するのだが、蕓川に毒を飲ませたのは別人だと明かす。
そんな中、蘇瓷が毒によって倒れてしまう。そこに「一足遅かった」と言い、駆けつけた董如双(とうじょそう)と謝北溟(しゃほくめい)。蘇瓷が目を覚まし、董如双は蕓川の毒について説明していく。蕓川の毒は「催魂四味散」という4種類の毒を混ぜたことによって出来た劇毒だと推測された。しかし毒の種類がわかっても簡単に解毒法が見つかるものでは無かった。
蘇瓷と同じ部屋にいた裴昭と朔木に中毒症状は見られず、この違いは何なのか考え、調べていた蘇瓷は、部屋の枕と琴に毒が仕込まれていると気づく。蕓川は楽師の梨雨(りう)からの情報で枕を買い替えたとの情報が上がり、梨雨に疑いがかかる。蘇瓷たちは梨雨の部屋へ急いで向かうが、時はすでに遅く、梨雨は姿を消していた。しかし蘇瓷は梨雨の部屋から「北戎使節団・接待要領」と書かれた文書を発見する。
一方その頃、裴昭が病に臥しているという嘘の情報を雲王(うんおう)から聞いた陛下は、雲王と共に斉王府へ見舞いにやってくる。裴昭は禁足と命じられているのにも関わらず、事件の捜査で不在にしていた為、蔣希文(しょうきぶん)は必死で時間を稼ぐ。
そして裴昭が無事に到着し、そこには蘇瓷も現れ、毒を盛ったのは梨雨だと陛下に報告する。梨雨の部屋から見つかった文書を持つのは限られた人物だけだった為、陛下は文書を持つ者を全員集めるよう命じる。
集まった文書に欠けは無かったのだが、蘇瓷は見事な推理で雷争(らいそう)の文書が偽造された物だと突き止める。濡れ衣だと叫び、暴れる雷争の事を雲王は刀で刺す。そのまま彼は息絶えてしまい…。
第18話感想
今回、蕓川の事件に関わっていた人物が車延と梨雨だと明かされました。長年信頼してきた車延が裏切っていたと聞いてショックと怒りを隠せない様子の朔木を見ているととても悲しくなりました。
そんな中で、蘇瓷の推理によって裴昭は無実であると証明されましたが、文書を偽造していた雷争は、雲王に刺されて亡くなってしまいました。自分の腹心だった雷争の事を躊躇いもなく刺し殺した雲王には少し恐怖を覚えました。これからも雲王が裴昭の邪魔をしてくると思うので、この先どうなっていくのか気になります。
第19話あらすじ
陛下は雷争(らいそう)の嘘を見破った蘇瓷(そし)のことを高く評価し、蕓川(うんせん)の事件が解決したら、蘇瓷を女官に任命したいと考えていた。蕓川が飲まされた毒の正体を明らかにしなければ、解毒法すら見つからないという状況の中、裴昭(はいしょう)は、残された毒が北戎の特産品に混ざっていた可能性があると気づく。
董如双(とうじょそう)はその情報を頼りに解毒薬を作ろうとする。そんな彼女を一生懸命手伝っていた謝北溟(しゃほくめい)を見た董如双は、彼の姿に見惚れる。こうして解毒薬は完成し、蕓川は回復する。回復した蕓川は、ずっと自分を警護してくれていた傅子佑(ふしゆう)に感謝を告げる。
一方その頃、蕓川が回復したことで女官制度が成立し、蘇瓷は女官として明鏡署に戻る。上司の劉玄(りゅうげん)は、「性別は関係ない」と帰ってきた蘇瓷を歓迎し、昇進した蘇瓷に「極秘の事件記録」が閲覧できる鍵を渡す。
その鍵をもらった蘇瓷は、白良族の事件記録を閲覧するのだが、そこでこの事件を捜査していたのが雷争だったと知る。そんな中、羅鑫(らきん)から雷争の事件を捜査するように頼まれた蘇瓷は、雷府へ向かう。
その一方で、護衛の傅子佑とともに買い物へ出かけた蕓川は、傅子佑に告白するのだが、亡くなった杜嵐(とらん)を今でも愛している傅子佑は、その告白をはっきり断る。そんな中、裴昭は朔木(さくぼく)に蕓川との結婚を諦めさせるため、自分は「いつも危険と隣り合わせで、殺されかけた事もある」と話す。そんな話を聞いた朔木は、婚約解消するよう、蕓川に言おうとしたのだが、その前に蕓川は、好きな人ができた為、婚約解消したいと告げる。
朔木は翌日に北戎へ戻ることになった為、陛下に挨拶をしに向かい、彼は陛下に婚約の解消と、傅子佑のことを原職へ復帰させるように頼む。蕓川の願いから傅子佑は復職し、その翌日、蕓川と朔木は北戎へ帰ることに。蕓川は傅子佑に「いつか、また」そう言い残し、都を後にする。
婚約解消に喜ぶ裴昭は、蘇瓷が雷府で捜査していると知り、彼女の元へ向かう。その一方で、雷争の部屋を捜査していた蘇瓷は隠し扉を見つけ、その隠し部屋を捜索していた。そこに裴昭がいきなり現れ、驚いた蘇瓷は体勢を崩し、2人は棚の下敷きに。そんな中で、裴昭は蕓川との婚約を解消したと蘇瓷に報告する。その報告を聞いた蘇瓷は、喜びを露わにする。その後、何とか脱出した2人。その一方で、董如双は謝北溟からの告白を待っていた。
第19話感想
今回で蕓川の解毒法が見つかり、蘇瓷は明鏡署へ復帰することになりました。女官として復帰できて本当に良かったですし、極秘の事件記録が見られるようになったということで、白良族の事件が無事解決されるように願っています。
そして蕓川と斉王の婚約も解消され、蘇瓷と裴昭は正式に結ばれました。本当に嬉しいですし、これからは離れないでほしいです。そんな中で、董如双と謝北溟の2人も恋愛関係に発展していきそうです。どうなっていくのか次回も楽しみです。
第20話あらすじ
董如双(とうじょそう)は、なかなか告白してこない謝北溟(しゃほくめい)にもどかしさを感じ、悩んでいた。そこに謝北溟がやって来て、董如双は思わず彼の頬にキスをする。そのことを受けて謝北溟は董如双に対し、正式に告白をする。その一方で、雷争(らいそう)の隠し部屋に閉じ込められた蘇瓷(そし)と裴昭(はいしょう)は、その部屋で一夜を過ごすことに。
翌朝、蘇瓷は雷争に蕓川の毒殺を指示した「真の黒幕」をあぶり出す為、雷争の部屋を捜索していた。そこで前兵部尚書である梁楓(りょうふう)から雷争に宛てられた信書を発見した蘇瓷。その信書には「息子の昇進を保証すれば、例の件は消して口外しない」と書かれていた。そして2人は隠し部屋から無事に脱出し、屋敷へと戻る。そこで董如双と謝北溟が結ばれたという嬉しい報告を受ける。
雷争と関わりがあった梁楓を調べるため、蘇瓷たちは郊外にある梁家へ向かうのだが、その情報は雲王(うんおう)の耳にも入ってしまう。蘇瓷たち5人が梁家へ到着すると、梁楓の娘である梁妏(りょうぶん)が泣いていた。梁楓は転倒し、机で頭を打って亡くなってしまっていた。事故死だと言われていたのだが、死因に違和感を覚えた蘇瓷は、梁楓が亡くなった部屋を調べる。血の飛び散り方から事故ではなく、部屋にあった貔貅の像で殺害された可能性が浮かび上がる。
そんな中、梁楓の息子、梁程(りょうてい)が帰ってくる。蘇瓷は梁楓が殺害されたと梁程に説明し、捜査をさせて欲しいと頼むが、梁楓の死因は「転倒し、机で右の額を打った事故」だと頑なに言い張り、捜査をさせてもらえなかった。梁程は何か隠していると確信していた蘇瓷だが、梁楓の棺を開けないことには手がかりを掴めなかった。
こうして蘇瓷たちは一度梁家を後にする。蘇瓷は水の入った羊の腸で、裴昭たちに梁楓の部屋に残された血の飛び散り方を説明するのだが、あまりにも夢中で説明していた蘇瓷は裴昭のことをずぶ濡れにし、怒らせてしまう。着替えへ向かった裴昭に、謝りに行った蘇瓷は、裴昭の言いなりに。
その夜、蘇瓷と裴昭は覆面姿で梁家へと侵入する。2人が部屋を調べていると古代の名著が大量に見つかるのだが、その全ては贋作だった。そこに人の気配が…。
第20話感想
今回は、蘇瓷と裴昭が正式に結ばれたことに続き、ついに董如双と謝北溟が結ばれました。出会った時から董如双を想っていた謝北溟の恋が実って本当に良かったですし、これからもずっと幸せでいて欲しいです。
そんな中、雷争に宛てられた梁楓からの手紙を発見した蘇瓷は、梁家へ向かうことになりましたが、梁楓はすでに事故で亡くなっていました。しかしこれは事故ではなく、殺人だと気づいた蘇瓷は捜査をさせてもらえるよう梁程に頼みましたが、彼は頑なに許可しませんでした。あまりにも捜査を拒否する梁程は怪しすぎましたし、何か隠していることに間違いはないと思うので、この事件がどう解決に向かっていくのか楽しみです。
【放送情報】
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