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河神2 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

河神2 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

河神Ⅱ 2020年 全24話 (BS11では全22話で放送)

dim-sumさん

第9話 あらすじと感想

第9話 「学校潜入」

郭得友と丁卯は命懸けで最初の遊戯を終え、次に進む招待状を手に入れる。一方、顧影は商人の娘・喬?(チャオ・ジン)に成りすまし、啓智女子学校に潜入。親しくなった陳似如(チェン・スールー)という生徒に学内を案内してもらう。郭得友は和豊楼で出された月餅を、顧影の養母・張(チャン)巫女に渡す。それを食べた張巫女の言葉から次なる”遊戯”の謎を解き…。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

女子高に潜入した顧影は、ダンスを評価されて中秋節で陳似如と踊りを披露することになりました。その後夜図書館に侵入して肖蘭蘭から指示された档案(個人情報)を探し、学校から持ち出す手配をします。その後陳似如が「精神的に病んでいる」と言うダリアと会い話していると、陳似如たちが現れその後図書館の白教師が来て部屋へ帰るよう命じました。

巫女から具が当帰と月下美人だと聞いた得友は、次のゲームは「和豊楼で夜8時」と読み解き、丁と一緒に向かいました。その場にいた胴元は美しい女性で、覆面を付けたボディーガード数名が一緒でした。

賭けるのは漕運商会の権利書か丁の命で、途中退場はできない、と迫られます。丁は権利書の最後に書かれた都督の名前を消し、得友に書き換えました。しかし丁はゲームに負けてしまい、ボディーガードに銃を突き付けられます。

冒頭のゲームでは、出されたクイズを得友が江湖の智恵、丁は留学で習得した知識で回答して危険を回避。「十八刀」と書かれた招待状を手にしました。丁は得友を危険な目に会わせまい、と単独で和豊楼に向かったのに心配した得友はついて来ます。月下美人が夜8時に開花するなどの知識を活かし、クイズに答えました。

学校に潜入した顧影は、髪を下ろしてベレー帽を被り、グレーの上下の制服を着ていつもと全く違い、令嬢になりきっています。顧影は図書館で、事故死したという「呉問梅」の記録を見つけ、出会ったダリアに話を聞きました。ダリアは「呉問梅」が自分が腕を傷つけるように命じている、と不思議な話をします。

市内からは舟を使わなければいけない、令嬢たちが通う石造りの学校。そこには片付けても夜中に現れる赤い服を着た人形や、怪しい雰囲気の白教師などが登場。横溝正史や江戸川乱歩テイスト満載でオカルト、ミステリー好きにはたまらない回でした。

第10話 あらすじと感想

第10話「明かされた秘密」

郭得友は丁卯の反対を振り切り、漕運商会と自分たちの命を賭けた遊戯に挑む。一方、啓智女子学校で事件が起こり、肖蘭蘭は取材を装って顧影に会おうとする。正体がバレた顧影は肖蘭蘭を逃がすために自らおとりとなり、学校に残る。そして、学校職員・白四虎(バイ・スーフー)の真実を知る顧影。白四虎は別人の名で顧影に呼びかけるのだった。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

得友は胴元の女性とサイコロの賭けに勝ち、次の招待状を渡されて丁1人で行くように指示されます。帰宅途中の車の中で得友は、胴元のサイコロはいかさま、命を懸ける勝負なら当然だと丁に教えます。

女学校の舞台で踊っていた顧影ですが、一緒に居た陳似如は死んでいました。警察に同行して取材に来た蘭蘭は、校長から失踪した生徒たちの話を聞きます。そこへ手を縛られた顧影が男2人に連れられて来ました。その後2人は隙を見て逃げ出し、蘭蘭は隠れますが顧影は白教師に捕まりました。

范君尭から顧影の危機を聞いて、得友と范は女学生に扮して学校に侵入しました。顧影が捕まったと聞き、得友は校長たちを追いかけます。

丁は、謎の施設「水晶宮」に連れ込まれていました。白市長と伍司令官に怪しい酒を飲まされ、意識が朦朧とした丁に、2人は蘭蘭の父親殺害などの質問をします。その後丁が紹介されたのは、背中に赤い刺青をされ口が利けない顧影でした。

蘭蘭は目の前で死んだ少女だけではなく、過去に啓智の生徒たちが失踪していると推理して顧影を潜入させたのですね。顧影が北京に居ると聞いていた得友は、「俺の嫁」に何かあったら許さないと蘭蘭に激怒。蘭蘭は得友と丁が自分達に何も話さないからだと言いつつ、顧影に何かあれば自分の命で償う、と応じます。

その顧影は、白教師=火牛図を描いた呉碩生から、いじめで自殺した妹・呉問梅の身代わりにされて背中に赤い顔料で刺青をされました。この顔料は「興奮すると痛みを感じなくなり動けなくなる」毒で、外交官の焼死にも関係しています。

水晶宮では若い女性(=学生?)が男性を接待する場でした。錯乱した呉碩生は、妹の復讐のためだと赤い顔料をふりまき客や女性たちの腕に切りつけ、得友と争い亡くなりました。切り付ける場面は残酷なはずなのに、流れる血液が呉問梅の好きだった扶桑花(=ハイビスカス)の花びらが舞う様子で表現されて、幻想的で美しかったです。

第11話 あらすじと感想

第11話「取り戻せない過去」

背中に施された入れ墨の毒素を抜くために入院した顧影。郭得友は顧影に顧唯良宅で見つけた鍵の話をする。そんな折、王美仁が病室を訪れ、顧影と2人で話をしたいと言う。その頃、戎傲霜を訪ねて取材を行った肖蘭蘭は、自分も治療を受けてみたいと申し出る。一方、丁卯は水晶宮で生死を共にした高官3人と会うことになり…。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

顧影は、得友が見つけた鍵は自分が足首に巻いている鎖の鍵=顧唯良が実の父と証明できたかも知れないが、無くしたと聞き哀しみます。得友が暮らす龍王廟は、処理隊の鉄牛たちが顧影の嫁入りを前に改装工事中でした。

病院に取材に行った肖蘭蘭は、漕運商会の魚四から丁卯に言われているので帰るように促されました。丁のことが解らなくなった蘭蘭は、戎医師の「銀鈴封」を受け自分の不眠の理由が何か気付きます。

都督、市長、司令官と面会した丁は、顧唯良が死んだ原因となった「火牛図」をすり替えた男の尋問に立ち会います。司令官は話を聞くと射殺し、丁はその場を離れました。その後蘭蘭に会い結婚を申し込みました。

龍王廟の老河神と得友に、河の工事は閉鎖される女学校の土地を使うので、龍王廟は残すこと、蘭蘭に結婚を申し込んだことを報告し、老河神に漕運商会の元総監・胡にも伝えるよう言われます。

得友には染料に含まれた毒は赤ヒルから抽出された成分だったと報告します。2人は一生門の崔が死んだ事件も含め、全ては関連していると推理しました。

顧唯良の未亡人・王から、顧が描いたスケッチに廟の仏頭があると知った得友は、老河神の部屋で「リン」と書かれた処方箋を見つけます。

女学校の生徒たちは顧影同様毒を使って操られていたようです。そして毒を作った白四虎は死に、赤ヒルを何処から持ち込んだのかは謎のまま。「火牛図」をすり替えた男も誰が依頼したのか知らなかったし、かなり大掛かりな組織が関係していそうです。

市長と司令官は丁を命の恩人とか兄弟の契りを結びながら、疑っている様子も見せます。都督も含めたこの3人はとんだ狸オヤジたちですね。

顧影が退院する前に首に何かを注射された時、顔は見えなかったのですが指先にマニキュアをしていて戎医師か?と思いました。彼女まで敵方だとしたら、治療を受けている丁や蘭蘭が救われないなあ。老河神の処方箋も気になります。

第12話 あらすじと感想

第12話「かすかな光の先」

肖蘭蘭は幼い頃から見続けている夢の話を父に打ち明ける。苦しい夢を打破できる時が来たと信じていた。顧影は輿入れを控え、張巫女との別れを惜しむ。郭得友は郭淳に顧唯良の死因を尋ねる。一方、丁卯は漕運商会の胡総監と久々に対面するため、好物を持って拘置所へと向かう。そんな時、抗えない災害が天津を襲おうとしていた。

出典:BS12 河神Ⅱ-Tianjin Mystic-

顧影は自分の嫁入り支度の冠を作る養母が、得友の悪口ばかり言うと諫めます。養母は嫁入りの事ばかり考えていると言いながら、嫁に行ったら帰って来るなと彼女なりに顧影への気持ちを伝えていました。

丁が胡総監のため魚料理を持って拘置所へ向かっていた頃、蘭蘭も父親とレストランで食事をするため待ち合わせていました。龍王廟では得友が老河神に顧唯良の死因は?と聞きますがはぐらかされます。その後改装が終わった自室でタバコを吸おうとキセルに火を付けました。

その後胡総監、蘭蘭の父、老河神の3人は、それぞれ爆発により死亡しました。近くに居た丁たちは怪我をした程度でした。

天津は、その頃干ばつに襲われて丁が行った工事の甲斐なく汚染水の除去が進まず、漁業も運輸業も影響を受けました。市民は3人の事故死と干ばつがたたりだと噂します。

丁は拘置所の現場を調べ、火薬ではなくガス爆発だと推理します。その場にいた電気修理工を怪しみ追いかけますが殴られて気絶。蘭蘭は父が亡くなった店でシャンデリアに引っかかった袋から小さな刃物を見つけました。

龍王廟では老河神の葬儀が行われ、鉄牛たち処理隊が得友に捜査して敵を討とうと訴えます。しかし老河神から平穏無事に生きることが恩返しと言われた得友は応じず、鉄牛に殴られ顧影にも責められました。得友は老河神のオンドルを作る材料を運んだ男がホコリを舞い上がらせ、キセルの火が引火して粉塵爆発が起き、老河神が死んだと推理します。

蘭蘭が父に結婚を報告して写真を撮ったり、胡が丁に小言を言ったり死亡フラグみたい?と思ったら爆死するとは驚きでした。丁と蘭蘭は積極的に捜査をしていますが、得友は老河神の言葉を守って何もしないようですね。最後に幻視した老河神が「神にも仏にも因果があり、誰にも止められない」と言った言葉が気になります。老河神たち3人が亡くなったのは、誰かの恨みを買ったからなのでしょうか。

【放送情報】

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