花小厨~しあわせの料理帖~ 2020年 配信版全38話 (※オリジナル・DVDは全36話、BS11版は全31話です。)
原題:人間煙火花小厨
dim-sumさん |
第29話あらすじと感想
小麦の店に汪展瑞(おうてんずい)という料理人が現れ、料理対決をしたいと申し出る。小麦は勝負を受け、それぞれの得意料理を客に食べてもらって勝敗を決めることに。汪展瑞はお茶を使った料理で勝ちを確信するも、結果は小麦の勝利。落ち込む汪展瑞に、小麦は料理人として大事なことを伝え、花間楼の料理人として雇う。一方、郁槐は賊に襲われながらも無事に帰り…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は、庶民が来る店では家庭的で満腹になる料理が好まれる、汪の料理はこだわりが強過ぎだと指摘します。汪は庶民の味を探すためここで働きたいと言い、小麦も一緒に切磋琢磨しましょうと雇い入れます。
夫の郁槐が無事に帰り、小麦は大喜びします。汪から学んだ茶葉料理を作ると、義母が郁槐が居ると料理が豪華だわと言い、郁槐は腕が良い料理人だと褒めました。
近くの県の名士が小麦を指名して予約が入り、弟子の周蕓児と買い出しに行きます。そこで春風楼の趙一鳴に遭いました。趙は、小麦が予約を受けたことを知っていて嫌味を言います。
ある日、花間楼で汪が作ったフグ料理を食べた客が腹痛を訴えます。ところが同じ料理を食べた別の客は症状が出ず、これが詐欺だと解りました。店員の小豆子が腹痛を訴えた客を追いかけますが、途中で見失います。
小麦は、客が金を要求せずわざわざ小豆子を撒いて逃げたので、店の評判を落とすのが目的だったと推理。今後は客の様子に気を付けて欲しいと頼みました。
汪が作ったのは、茶で下味をつけた豆腐を素揚げして、緑茶風味のあんを掛けた料理。見た目はきれいだし、何種類もの茶葉を使うこだわりです。対する小麦は辛みが効いた炒め物を出しこれはご飯が進みそうな感じ。小麦の方が庶民にウケるでしょう。この汪はかなりプライドが高く、小麦が宴会料理を担当し、自分が庶民向けの料理を作るのが気に入らないみたい。着ているものもつるピカの生地だし、態度も横柄です。
文秀才は経理担当ながら、フグ騒ぎでは冷静に状況を観察していたし、中々頼りになる番頭さんだと思います。文が居なければ、汪が客に文句を言って大騒ぎになったかも。
第30話あらすじと感想
小麦の商売に嫉妬した春風楼の趙氏と魏鉄柱は、あらゆる手を使ってでも彼女の評判を落とすと決意。浣花園に傷んだ調味料を弁償しろと客たちが押しかけてくるのだった。小麦は客たちをうまく誘導し役所へ連れて行き、陶知県に裁きを求めることに。そんな中、小麦は早く孫を抱きたいと急かす郁槐の母に、花間楼の経営から離れるよう求められ…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
浣花園の調味料を売っている藩平安が、傷んだ調味料を持った客が来ていると駆けこんできました。小麦と浣花園へ行った郁槐は、大勢の客の中に魏の弟子を見つけます。それを聞いた小麦は、調味料と引き換えに10倍の賠償金を払うので明日花間楼に来てくれと頼みました。
翌日客たちを県の役所に連れて行き、陶知県に訴え出た小麦。調味料を調べた知県は、それぞれ別の異物が混入しており、醸造所の責任ではないと判断します。すると魏の弟子に言われたと訴え出る者が出て、弟子は魏から花間楼の評判を落とせと言われたと告白。知県は魏を捕らえよと命令します。
家に帰ると、義母は小麦に店から手を引けと命じ、自分が毎日店を見張ると言い出します。翌日ある客が小麦の料理を出せとクレームをつけ、義母と揉めました。
春喜や蕓児の提案で、小麦の負担を減らすため1日に出す料理の上限を決め、超えた場合は別の日に予約して貰うことに。不満そうな汪を見て義母は態度が悪いと文句を言います。
春風楼の魏料理長は、以前村で宴会が開かれた時、弟子にしようとして小麦に断られ監禁したことあります。郁槐が言う通り「出る杭は打たれる」、才能に嫉妬したのでしょう。花間楼では汪が作った料理を食べない子供が、小麦の料理は取り付かれたようにを食べました。その後他の客が同じものを食べたいと言い大騒ぎになります。小麦は子供が食べたいものを作っただけなのに、自分の才能に自信がある汪には納得できないでしょうね。今後は義母も店に顔を出すと言うし、一難去ってまた一難という感じです。
第31話あらすじと感想
技に執着し料理人の心得を怠っていると汪展瑞を批判した小麦。口論の末、汪展瑞は店を辞めると告げてきた。言い過ぎたと後悔する小麦に代わって、郁槐が酒を持参し彼を訪ねる。郁槐は小麦の料理人としての活動を汪展瑞に聞かせ、彼もまた自分の胸の内を吐露し、自らの行いを反省するのだった。そんな中、関蓉が夫ともに花間楼を訪れて…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
酔った汪は郁槐に、自分の父も料理人で腕が良く、自分はダメだと言われ続けた。でも自分の夢は大好きな茶を料理に使い、広めることだと語りました。翌朝店で小麦に謝り、小麦も汪の技術は買っている、この店でなら苦労が報われますと励まします。
店に関蓉が現れ、避けようとした小麦を夫が引き留めます。以前小麦が作ったスープを食べた後、悩んだ末に関蓉が謝りに来たと話し、小麦も謝罪を受け入れます。咳き込み始めた関蓉を見て、汪が肺の病かと訪ね薬膳スープを作って飲ませることに。小麦は汪が薬膳の知識もあると知って驚きました。
小麦が食事をもって連順鏢局へ行くと、局員の1人が以前店に来た呂と密かに会っていました。それを郁槐に言うと、策があるから大丈夫と言い、小麦に気晴らしのために一緒に仕事に行こうと誘います。
その夜郁槐たちが泊った宿に賊が侵入し、鏢局の荷物を奪おうとします。郁槐たちが起き出して賊を捕まえると、中には呂と会っていた局員が居ました。今回の運送は、賊をおびき出すための罠だと言うと、賊は黒幕が董徳友だと白状しました。
汪が顔を背けた「臭豆腐」は、台湾や南方では屋台でよく見る食材です。食べ物とは思えないような異臭がするので、好き嫌いが激しい(私は臭いだけでムリでした)。小麦はその「臭豆腐」を料理人に例え、万人に好かれなくても解る人には解ると言いました。その後汪は冬虫夏草を使った薬膳を作り、関蓉の病気を癒そうとします。薬膳まで知っている汪を、譚氏は料理界の重鎮汪童鶴の子では?と推理しました。小麦の祖父が憧れた料理人で、八珍会で審査するはずだった人です。本当だったら面白いですね。
第32話あらすじと感想
董徳友らの悪事が暴かれ、彼のヒョウ局は差し押さえられる。そして花間楼は年越しの儀式を終え、新年を迎える小麦たち。郁槐が驚かせようと密かに準備した場所へ赴き、2人きりで花火を見ながら幸せに浸るのだった。そんな中、小麦は年明け早々に、ウン児を料理人とするための試験を行う。ウン児は小麦と汪展瑞、譚氏の前でも堂々と自分の意見を述べ…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は郁槐と義母の3人で、汪に教わった冬虫夏草の鍋を食べたあと、郁槐と花火を楽しみました。翌日鏢局の孫大聖たちが挨拶に来て、小麦が料理を振舞います。
新年早々店では弟子の周蕓児をテストします。譚氏、汪がそれぞれ料理を試食して意見を述べたあと、小麦は菓子に茶の粉を振った理由を尋ねました。結果基本技能が身についており、独自の意見を持っていると言い合格と認められ、持ち帰り料理を任されることになりました。
ある日1人の客が蕓児に声を掛けます。帳場にいた文はこの人物を怪しみ、後日同じ客が蕓児を見てたので、早退させることに。すると家にこの客が居て、蕓児の父に蕓児を買うと申し出ていました。話を聞いた小麦は蕓児を店に匿います。
小麦が姉二喬の新居を下見していると、蕓児の父親が店に乗り込んできたと報告を受けます。店では文が父親を説得し、大聖が現れて助太刀します。小麦はこのまま店で働かせた方が金になると言い、父親は帰って行きました。
汪氏も店に馴染み、蕓児も一人前になって店に一体感が出てきました。でも義母は子供が授かるスープを手作りして飲ませたり、孫を抱かせろと小麦と郁槐をせっつきます。姉も結婚して1年半なら焦るかもね、と言い出す始末。小麦は授かりものだからと答えますが、不妊で悩んだ姉にはもう少し優しくして欲しいなあ。
蕓児の父親はどうしようもないですね。春喜のアドバイスで蕓児は給料を隠し貯金を始めたようですが、早く親元から独立して生活しないと全部むしり取られそう。妹たちも心配だし、何とか解決して欲しいです。
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