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花小厨~しあわせの料理帖~ 33話・34話・35話 あらすじと感想

花小厨~しあわせの料理帖~ 33話・34話・35話 あらすじと感想

花小厨~しあわせの料理帖~ 2020年 配信版全38話 (※オリジナル・DVDは全36話、BS11版は全31話です。)

原題:人間煙火花小厨

dim-sumさん

第33話あらすじと感想

父親に売られそうになったウン児は文華仁と孫大聖に守られるが、ウン児と文華仁の心はすれ違っていく。そんな中、金蔵の警護で多忙だった郁槐が泰和夫妻の引っ越し祝いに行っている間に、金蔵が襲われてしまう。大聖は意識不明の重傷、守衛の馮六(ふうりく)が逃げ、官銀も消えて、役所に任せればヒョウ局の罪は逃れられない状況だった。郁槐たちは必死に官銀を捜索するが…。

引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~

郁槐は、知県直々に頼まれた仕事で金を奪われた上大聖が重傷を負い、挽回するため必死に捜査しますが手掛かりは無く、仲間の中にも郁槐を批判する者が現れる始末。頭の柯は郁槐を庇い一緒に知県に謝りに向かいました。

ある日、花間楼に薄汚れた子供が現れ大量の食事を注文します。春喜が手持ちの金があるかと聞くと、子供は官銀と思われる銀を出します。話を聞いた小麦は郁槐を呼び、子供に食事を出して引き留めます。その後子供は賊から食事を運ぶよう頼まれたと解り、賊の根城へ案内させます。

義母は郁槐が小麦を連れて山へ向かったと聞き、心配の余り腹を立てていました。小麦は義母を宥めるため好物を用意しますと話し、食事の用意を始めます。

子供を店に置くと聞いて蕓児は心配します。小麦はある食材を使った料理を教えながら、子供は身近な人間の影響を受ける。あの子も十分な衣食住があれば道を踏み外さないと話しました。

小麦はかんきつの皮を蕓児に示し、元は苦くて食べられない皮を水で晒すとスポンジのような食材になる。そして他の食材(ここではカニ味噌)の味を吸って極嬢の食材になる。子供も同じなのだと諭しました。ここでいうかんきつは日本でいう晩白柚とか河内晩柑のような大型のもの、小麦は色んな食材を知ってますね。蕓児は大聖が怪我をしても余り気に掛けていない様子なので、やはり文の方が好きなんでしょうね。

それにしても店に来た子供は、郁槐と2人で山に行くと途中で殺されるかも知れないから小麦も一緒に行くと言い出し、中々賢い子供みたい。この子なら小麦が言う通り環境が整っていれば立派な大人になりそうです。

第34話あらすじと感想

郁槐の母から助言を受けた小麦たち。隠れ家の近くで肉を焼き、空腹状態の山賊が食べ物を求めて自ら姿を現すのを待つ作戦を実行する。罠にかかった山賊を捕らえた郁槐たちは無事に官銀を取り戻すことに成功し、昏睡状態だった大聖も意識を取り戻した。柯震武は地元の有力者たちを招いて宴席を設け、ヒョウ局を郁槐に任せて引退することを宣言するのだった。

引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~

湯を浴びて着替えた子供は、親から名前も貰っていないと話しました。小麦が山へ行ったと聞いた義母は相変わらず不機嫌でしたが、盗賊もお腹が空けば山から出て来ると呟きます。それを聞いた小麦はある作戦を思いつきました。

小麦が兎を焼く匂いに連れられて、盗賊たちが出てきました。そこへ郁槐たちが飛び出し、全員を確保します。

郁槐が立派だと褒めた混む美葉、今まで好きなことをして来たけれど先に何が起きるか解らないと不安に思ったと話します。そして郁槐が無茶をしないためにも子供が欲しいと話します。

ある日、1人の老人が茶葉を見て欲しいと店に現れます。小麦は茶葉を見て料理に遣えそうと話し、茶料理が得意な料理人が居ると汪展瑞を呼びます。汪氏は老人を父と呼び、小麦からそれを聞いた譚氏は、それはあの汪童鶴ですよ!と大騒ぎします。

盗賊は、郁槐に向かって卑怯な手を使うと罵ります。確かに3日食事をしていない盗賊にとって、食べ物で釣る方法は卑怯でしょうね。無事盗賊を捕まえて官銀も取り戻し、鏢局の面目が立って良かったです。

それにしても鏢局が主催した宴会の場で出された料理が気になりました。汪氏が作った茶葉を魚のすり身やエビと一緒に巻いた春巻きはどんな味で、地元の名士たちの口に合ったのか。そして宴席の中央に置かれた直径30㎝くらいの球体は何だったのか?小麦が作った物なのできっと中には驚くような仕掛けがあったはず…少しくらい触れて欲しかったなあ。

いつも冷静な譚氏が、伝説の料理人汪童鶴が現れたと聞いて料理そっちのけで店まで出ていく様子が可愛らしかったです。まるでアイドルの追っかけ?のようでした。

第35話あらすじと感想

汪展瑞の父で飲食界の権威でもある汪童鶴(おうどうかく)が花間楼に来た。親子なのに様子のおかしい2人が気になった小麦は、汪展瑞から家庭の話を聞く。小麦たちは2人の関係を良好にしようと、汪童鶴に汪展瑞のお茶料理を食べさせ、彼は息子の成長を認めた。そんな中、小麦は汪童鶴の弟子だという噂が巷で広がる。汪童鶴は噂に困惑する小麦に料理を教え…。

引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~

小麦が作った料理を食べた汪童鶴は、問題点を指摘したうえで若いのに大したものだと褒めました。しかし息子の汪はロクに話もせず、小麦が息子の技を褒めると、汪童鶴は小手先ばかりと貶しました。対する息子も、自分の力不足で父をがっかりさせてしまい、大分前に家を出たきりだと話します。

小麦と郁槐は相談し、息子の汪に郁槐の宴会用の食事を頼みます。同席した汪童鶴は、料理を見るなり席を外しました。そして小麦にあれは宴会料理と呼べないと怒ります。小麦は汪氏は各地の料理をアレンジして作り、食べた人は皆絶賛する、立派な才能です話します。そして料理を食べて下さいと頼みました。

小麦から常連のための茶葉料理を作り運ぶよう言われた汪氏は、そこに父親が居るのを見て驚きます。父親は料理を食べ悪くないと言い、汪氏は泣きそうな顔をします。

汪童鶴から料理を教わり弟子になった小麦は、趙一鳴の宴会に呼ばれます。小麦に替わり酒を飲んだ汪氏は酔い潰れて別室で休みます。体調が悪くなった小麦も同じ部屋へ通され同じ寝台に座ります。そこへ夫の郁槐が迎えに来て、小麦に何かあったらタダでは置かないと趙を睨みつけ連れ帰りました。

汪童鶴は小麦に特製の麻婆豆腐を伝授します。それは5味に食感とうまみがプラスされた特別な味でした。肉や香味野菜を刻むところから始まる作り方は、一見の価値あり。ちょっとした手間と材料の使い方、作る手順で仕上がりが全く変わるんですねえ…。私も同じ作り方を試してみようと思いました。

それにしても趙一鳴、魏料理長が調味料に異物混入した時は捕まらなかった?小麦に嫉妬するにも程がある、貶める方法もゲスでとんでもない奴です。

【放送情報】

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