芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第1話あらすじ
医師韓从按(ハン・ツォンアン)の嫡女(=正夫人の娘)芸汐は、顔に毒によるアザがあり醜いと言われています。その芸汐に突然天寧国皇帝の天徽帝から命令が下り、秦王・龍非夜(ロン・フェイイエ)に嫁ぐ事になりました。
しかし輿入れ当日、吉時に遅刻し秦王の母から帰れと言われました。芸汐は勅命を盾に秦王府へ入りますが夫となる秦王は不在でした。花嫁衣裳を着たまま夜中まで待っていると、腹を刺されて毒を盛られた男が入ってきます。
この男は、顔のアザを治療する薬草を取りに山へ入った時、芸汐を捕まえようとした人物でした。実はこれが秦王で、蠱毒の研究を行う山荘へ侵入した後芸汐に会ったのです。芸汐は男の素性を知らないまま、知識を活かして治療を始めます。
芸汐は秦王が山荘から持ち出した本を盗んだため、追いかけられます。その後薬草に詳しい謎の男に会い、目当ての薬草を手に入れました。
第1話感想
唐突に遅刻して嫁入りとか崖の長城に立つ山荘への攻撃から始まった物語に、戸惑いました。主人公の芸汐は、顔にアザがあるとは言え愛らしい顔立ちで聡明、意志が強い娘です。医師の娘に過ぎないのに秦王の母にも怯えることなく堂々と立ち向かい、秦王家に入り込みました。これは宮中に入り込み、行方不明の実母を探すためのようです。
怪我をした賊と思って出会った夫・秦王との関係がどう展開するのかも気になります。秦王は高い身分にも拘らず、胸からお腹に掛けて大きな傷がありました。武芸は得意そうですから、あんな大きな傷を負うには何か理由がありそう。そして薬草をくれた毒に詳しい男性の素性も気になります。
周囲から醜いと言われて育ち、それでも信念を持ち続け薬草に詳しい彼女が、どんな活躍をするのか楽しみです。
第2話あらすじ
芸汐が薬草を持ち家に戻ると、父や後妻、特に徐(シュー)夫人と娘の若雪(ルオシュエ)は、芸汐に嫌味を言います。徐夫人は芸汐の母・天心夫人が正妻の座を奪ったと考え憎んでいるのです。
一方芸汐が薬草を貰った薬鬼谷では、当主の顧七少(グー・チーシャオ)が秦王一行から谷へ入れて欲しいと言われていました。顧は断固拒否しますが、部下が人質に取られ貴重な薬草を渡されたので、立ち入りを許可します。しかし秦王たちは目当ての薬草を得られず帰って行きました。
韓家では、娘の芸汐を秦王の妃にすると皇帝から命令が下ります。秦王を慕う若雪は使者の前で姉を醜女と呼び反対する始末。父の从安は死を賜っても辞退すると言い、芸汐は醜い娘を一生閉じ込めるつもりかと反発し、自分は嫁ぐと表明します。
皇太子は国舅の伯父に、密かに研究していた蠱毒人と書籍を、何者かが盗んだと慌てます。伯父は皇太子を落ち着かせ、賊を調べるよう命じました。
朝廷では天徽帝が、西周との戦に勝った秦王に面会を望むなら甲冑を脱げと命じます。将軍たちは止めますが、秦王は会って話したいことがあると要求を呑もうとします。
第2話感想
皇太后(皇帝の母)は、秦王が子供の頃放火して殺そうとしたんですね。そして目障りな秦王を排除するため、世間で醜いと評判で家柄も高くない芸汐を秦王に嫁がせることにしたと。皇帝も秦王を煙たく思っているようですね。
一方秦王の母は、文武両道で優秀な自分の子供に芸汐は釣り合わないと怒り、例え嫁いできても直ぐに追い出すと言う始末。。芸汐は母を探すためとは言え、とんでもなく面倒な家に嫁いだようです。
秦王が芸汐と会った場所は、皇太子が管理する蠱毒人の研究所でした。皇太子の位を守るためバレれば死罪の研究を続けていた皇太子も、とんでもないです。秦王は何のために、危険を冒してこの研究所や薬鬼谷へ薬草を探しに行ったのでしょうか。
第3話あらすじ
皇帝からの勅命で秦王に嫁げと言われた韓芸汐(ハン・ユンシー)は、皇太后に呼び出され秦王の身体に「風族」の印があるか調べよと命じられました。母の腕輪を渡され成功すれば母に合わせると言われて引き受けることに。
一方皇帝と面会した秦王は、西周他の辺境に税を掛けて苦しめたのは自分ではない。自分が負けると考え罪を着せようとした戸部の陰謀だと告発します。最初は否定した戸部も国舅の説得で罪を認めました。
秦王は蠱毒人に解毒剤を飲ませ、発作を鎮めました。そして皇太子たちに蠱毒人を匿っていると知られたので、他へ移すことにします。
嫁入り当日、芸汐の体調は死を覚悟する程悪化。義母に頼んで発作を抑える薬を処方して貰います。嫁入り直前、自分の中毒は父が処方した薬が原因と知り、縁を切って家を出て行きました。
そのころ秦王も何者かにおびき出されて大理寺卿一族殺しの濡れ衣を着せられたうえ、刺客に襲われます。
第3話感想
秦王も飲んでいる解毒剤が蠱毒人にも効いたということは、秦王も同じ毒に侵されていて、解毒剤を手に入れようと蠱毒研究所や薬鬼谷に行ったのでしょうか。その薬鬼谷の顧七少は、皇太子に頼まれて不思議な虫を使って蠱毒人の居場所を突き止めました。皇太子と親しそうだし変な術を使うし、毒や薬草に詳しいだけの人じゃなさそう。
芸汐は母親会うため皇太后のスパイとして嫁入りしたのですね。それにしても父親の韓从安(ハン・ツォンアン)は、医師なのに娘に毒を盛り顔にアザを作るとは、とんでもない親です。でも義母は父親は芸汐を溺愛していると言うし、複雑な父娘関係です。
秦王は実力があるために、国舅や皇太子、皇帝から目の敵にされているようですね。殆ど遠征に出ていると言うし結婚式当日に殺人犯の冤罪を着せられたり、大変な人生を送っているようです。
第4話あらすじ
刺客と思った男が何と自分の夫、秦王・龍非夜(ロン・フェイイエ)と知り、芸汐(ユンシー)は驚きます。しかし皇太后に命じられた「印」を探すため、鍼治療をして身体を調べようとします。
秦王を大理寺におびき出したのは、芸汐の面を付けた顧七少(チーシャオ)の手下で妓女の雨沢(ユーゾー)でした。七少は皇帝、皇太子そして秦王を争わせようとしていました。
国舅から秦王を襲った刺客が全滅したと聞いた皇太子は動揺します。国舅は自分が策を考えると励まし、秦王ごときに負けては皇帝になれないと励まします。
秦王は芸汐が書いた解毒剤の処方箋を、医師に調べさせます。その後2人で宮中に上がり皇太后や皇帝と面会。芸汐は皇太后から1か月以内に秦王の印を探せと命じられました。一方秦王は、皇帝に大理寺の事を尋ねられ潔白を主張します。
皇帝は、西周皇帝の姉・楚清歌(チュー・チンゴー)から、同盟のため輿入れの申し出があった、と皇太后に相談します。皇太子は力不足で、秦王では力を持ちすぎる、自分の妃にすると決断しました。
第4話感想
刺客が自分の夫と知った途端、治療のために着物を脱がせるのも照れてしまう芸汐が可愛らしい。患者が男性だろうが関係ないと言っても恥ずかしくなったのでしょうね。皇太后から1か月の間に何とかしろと言われて悩んだ末、入浴中に盗み見ようと考えつきました。
秦王の方は芸汐が皇太后のスパイだと疑い、寝室も別にして処方箋も別の医師たちに点検させます。副将の楚西風(チュー・シーフェン)は毒に侵された秦王を心配しているのでしょう、芸汐が解毒に詳しいと知って嬉しそうです。
ある意味天真爛漫な芸汐は、宮中で皇帝の娘長氷(チャンビン)公主と揉めてしまい、秦王に助けられます。でもこれを見た皇帝は、秦王が自分を軽んじていると考え、勢力を削ぐため兵権を取り上げようと思いつきました。夫婦仲も進展せず皇太后の命令も果たせないままで、芸汐は前途多難ですねえ。
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