芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第41話あらすじ
瘟疫毒の根治に必要な絶踪草は、周囲の薬草から毒や薬効を吸収して育ち採取も命懸けでした。顧七少(グー・チーシャオ)と雨沢(ユーゾー)は、毒の影響を受けながらも採取に成功。七少は急いで顧北月(グー・ベイユエ)に届けに走ります。
天徽帝と珍妃は、百里茗香(バイリー・ミンシャン)を騙して毒宗が死んだと聞き出します。そして芸汐を殺したいと言う茗香を都に行かせ、皇帝の側近が同行することにしました。
北月宅で蟲毒の解毒剤の研究を続ける芸汐は、毒宗が死ぬ前話した解毒剤のことを北月に聞きますが、自分は知らないと言われます。北月が留守の間に絶踪草を持った七少が現れ、芸汐は冷たい対応をしますが、七少は手持ちの金がないと居座ることに。
都に戻った茗香は、北月に会い珍妃の話がウソだったと知りました。体調が悪化した秦王のために自分の美人血を飲ませて欲しいと頼み、秦王を救えるのは自分と優越感に浸ります。
第41話感想
芸汐は、蟲毒の研究と併せて茗香の美人血を解毒する薬も作っていたのですね。秦王を自分の命を削って助けようつする茗香の恩に報いるためしょう。なのに茗香の方は一方的に芸汐に恨みを募らせ、芸汐を殺そうと考えました。そして秦王が芸汐を皇后にしていないと知り、まだ秦王の心を取り戻せると考えている。蟲毒の解毒には芸汐の心臓血が必要と知っている茗香、恐いですねえ。
七少は芸汐の役に立とうと本当に命懸けで絶踪草を採取して芸汐に会いました。その様子はまるで飼い主さんに纏わりつく子犬のよう。でも芸汐は七少が自分を騙していたことが許せないフリ?を続けています。結局粘り勝ちで芸汐の側に居座ることに成功しましたが、それでも秦王を思い続ける芸汐を振り向かせることはできないんでしょうね。七少気の毒だなあ…。
第42話あらすじ
唐离(タン・リー)と宁静(ニンジン)が酒場で話すのを聞いた天徽帝の側近は、芸汐が顧北月(グー・ベイユエ)に居ると知り手下に誘拐を命じます。顧七少(グー・チーシャオ)は芸汐を庇ってケガをし、秦王は2人が親しい様子を見て誤解しました。
七少から絶踪草を受取った顧北月(グー・ベイユエ)は喜び、併せて芸汐を救ってくれた礼を言いました。その後秦王に、寧南の瘟疫毒を根治できず再び流行が始まれば、8割の人間が死ぬが、絶踪草で根治が可能と報告しました。この絶踪草は七少が命懸けで採取した、とも伝えます。
芸汐の様子を毎日報告しろと言われた楚西風(チュー・シーフェン)は、七少と親し気な芸汐の様子を伝えれば秦王が不機嫌になると悩んでいました。赵嬷嬷(ジャン・モーモー)や宁静に相談すると、ありのまま報告して嫉妬させれば良いとアドバイスを受けました。
そのころ芸汐誘拐に失敗した天徽帝の側近は、再び茗香を炊きつけ、茗香はある方法で芸汐をおびき出すと言い出します。
第42話感想
楚西風は男女の仲に疎くて真面目なあまり、振り回される運命なんですかね。唐离と宁静の痴話げんかに巻き込まれたり、秦王の悩みに付き合わされたり…。唐离たちは勝手にすればよいですが、秦王は主君だからそうはいかないでしょうね。
今回は七少が芸汐に恋心を打ち明ける場面が辛かった。芸汐も気持ちが解っているからこそ応えられないと言います。切ないですね。
芸汐と秦王は互いに好き合いながらその気持ちが解らないのだから、ケンカしてでも本心を打ち明ければ良いと言う宁静。その通りだけど2人の間には芸汐の父で蟲毒を作った毒宗の存在が大きすぎ、簡単には行かないのでしょう。その宁静の行為が裏目に出て、芸汐はピンチに陥りました。いつも守ってくれる七少や西風が居ない中、無事に逃げられるでしょうか…。
第43話あらすじ
芸汐は、百里茗香(バイリー・ミンシャン)に騙されて捕まり、父の毒宗を殺した理由を聞きます。茗香が芸汐を殺そうとすると、そこへ天徽帝の側近が姿を現しました。宁静(ニンジン)から芸汐の行き先を聞いた秦王が来て助け出します。
茗香の死を悼む秦王に、側近の楚西風(チュー・シーフェン)は今を大切にしないと後悔する、と忠告します。秦王は芸汐に本当の気持ちを伝え、一緒に焼失した薬鬼谷そっくりに創り上げた「梅海」へ行きました。
唐离(タン・リー)から自分のせいで芸汐が危険な目に遭い茗香が死んだと聞き、宁静は肩を落とします。更に唐离から反省しないなら学園に帰れと叱られました。宁静は側に居ると本当に嫌われてしまうと考え、唐离の元を去ります。
宁静が去った後、唐离に宁静の結婚式への招待状が届きます。驚いた唐离は会場へ行き、正に式を挙げようとする2人を見て…。
第43話感想
茗香は、自分は身を削る苦労をしても秦王の心を得られないのに、芸汐が簡単にそれを手にしたのが許せないと話し、毒宗を殺したのは芸汐と秦王を一緒に居られなくするため、と伝えました。自分の心臓血を使わなければ蟲毒は解毒できないと知り、芸汐は驚き悲しみます。そりゃそうですよね…。
ただ茗香の死で秦王も目が覚めたのか、芸汐に本心を伝え仲直りします。2人がようやく本当に和解できて良かったです。
唐离と宁静は、宁静の父親と秦王府の赵嬷嬷のナイスアシストでようやく結婚に至りました。式を挙げた後冷静になった唐离は、雑じゃないかとか結婚相手だった先輩が怒らないのは変だとか展開に疑問を持ったようです。宁静は芸汐には的確なアドバイスができるのに、唐离の事になるとまるで小学生のようでした。お互いを想い合っていたのは本人以外は皆解るほどでしたから、まあ一件落着ですね。
第44話あらすじ
芸汐は顧北月(グー・ベイユエ)に、蟲毒を解毒するには毒宗一族の心臓血が必要という百里茗香(バイリー・ミンシャン)の話が本当だと確認後、口外しないよう頼みます。偶然居合わせて話を聞いた顧七少(グー・チーシャオ)と北月は芸汐を守るため、天徽帝から蟲毒を奪い解毒法を研究することにします。
秦王を倒すため、蟲毒人の軍隊を作ろうとしている天徽帝。寧南で瘟疫毒の再発が抑えられたと知ると、側近に命じて別の地域で瘟疫毒を使い、感染者を蟲毒人に変える作戦を始めました。北月と七少は瘟疫感染者を装って潜入し蟲毒を入手しました。
珍妃は、北厲から母国の弟を人質に協力を命じられ、天徽帝に毒を盛ります。
芸汐は、秦王と梅海での生活を楽しみながらも、病状が悪化する秦王のために犠牲になる決心をします。生薬の精製に必要な1か月を猶予期間とし、その間秦王とどう過ごすかを考えていました。
第44話感想
庶民を蟲毒人を作るための「材料」としか考えていない天徽帝と側近は、瘟疫感染者を蟲毒人に変えるため、感染者を連れて来ては蟲毒を飲ませます。まさに暴君ですね。そして側近も内功が強い者(=武術の訓練を積んだ人物)が蟲毒人に変化しやすいと知ると、ためらいなく自分の側近たちに蟲毒を飲ませます、鬼ですね。
穆将軍は、北月から天徽帝が蟲毒人を作ろうとしているので止めて欲しいと言われても、自分は反抗できないと応じます。息子は少し疑問に感じているようなので、彼の良心に期待したいですが、長氷(チャンビン)公主と婚約しているからダメかなあ。
珍妃は天徽帝に情を感じ、毒を盛るのもかなり悩んでいました。嫁いだころとは別人です。
秦王が隠居して芸汐と畑を耕そうと夢を語る一方で、芸汐が残り期間を考えて、秦王を悲しませないために、嫌われようと決意するのが哀しい。命を奪わず心臓血だけを抜く方法があれば、または北月と七少が他の解毒法を発見できれば良いのですが…。
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