似錦 ~華めく運命~

似錦 ~華めく運命~

似錦 ~華めく運命~ 31話・32話・33話・34話・35話 あらすじ

似錦 ~華めく運命~ 2025年 全40話 原題:似锦

第31話あらすじ

第31集「毒と真実、福清公主の救出」

――宮廷に潜む陰謀と郁錦・姜似の活躍――

楊大人長公主を訪れ、郁錦が司天監に赴いたことを伝える。楊大人は、当時の記録を知るのは楚大人蕭大人だけだが、彼らは口外しないだろうと考え、郁錦が探しても手がかりは得られないだろうと見ていた。一方、甄珩福清公主の教育のために訪れると、公主甄珩の顔をすぐに認識し、大喜びする。姜似郁錦は皇后陛下へのお目見えを果たし、南烏の宦官の配置場所について問いただされる。賢妃の元はすでに訪れていたため、皇后の元に行くのが残る唯一の任務だった。福清公主が到着すると、姜似はその目に驚きを隠せず、宮中の礼儀作法に不慣れであることを告げ、三日間滞在して礼儀を学びたいと申し出る。しかし福清姫は反対し、賢妃姜似の横暴を懸念していた。皇后は「姜似に願いがあるなら」と承諾し、郁錦は外で事情を尋ねるが、姜似は説明する暇がなかったと述べる。

福清姫の目が病気ではなく、南烏の毒によるものだと姜似は気づき、解毒の手助けを観察しながら試みたいと考える。郁錦姜似の安全を案じるが、姜似は「三日だけ。福清姫が青春の盛りに目が見えないのは忍びない」と説得し、郁錦は渋々承諾する。姜似は皇后に毒殺の事実を伝え、皇后は衝撃を受ける。姜似は「この毒虫は長年かけて育てられ、皇后の側近の古参が仕組んだ可能性が高い」と推測する。皇后は当時の寵愛状況や侍女の人数を挙げ、花嬷嬷朵嬷嬷が犯人ではないと判断する。

その後、福清公主が凧揚げをする際、凧が屋根に落ちてしまう。侍女が梯子を取りに行くのを見た姜似は、石で凧を落として公主に届ける。皇帝甄珩に向かい、隣の女性をどう思うかと問う。甄珩福清公主だと気づき、彼女に対して賛辞を述べるも男女の情ではなく敬意を込めたものだった。皇帝公主のために婿を探したいと考え、甄珩に目を光らせるよう依頼するが、甄珩は自身がただの書生であることを理由に遠慮する。福清姫はその会話を耳にする。

宮中では、数名の侍女が「目の悪い人を娶りたい者などいない」と噂をし、朵嬷嬷が激怒。牢に入れようとするが、花嬷嬷は死罪までには当たらないとして一ヶ月の俸禄剥奪で十分だと主張。福清公主は「噂は事実だから罰する必要はない」と述べる。姜似花嬷嬷朵嬷嬷の性格を解説し、郁錦は情報を外に伝えられないからといって手がかりを得られないとは限らないと考える。姜似花嬷嬷の指に伝書鳩の傷跡を発見したことを思い出す。

郁錦は皇后を訪ね、自らも礼儀作法を学びたいと申し出、花嬷嬷を数日間貸してほしいと頼む。花嬷嬷は嫌がるも、皇后の許可を得て郁錦の屋敷へ。花嬷嬷は十数年宮殿を出たことがなく、外の世界に戸惑いながらも、庭の花を見て故郷の花を思い出す。郁錦花嬷嬷の故郷が陵水であることを知り、急いで宮中に戻る。朵嬷嬷姜似を殺そうとするが、姜似は既に準備を整え、自身のトーテムを見せると朵嬷嬷は跪き、福清公主の解毒に協力することを承諾。郁錦が駆けつけると、姜似はすでに朵嬷嬷を説得し、解毒を手助けしていた。皇帝皇后福清公主が視力を取り戻したことを知り、深く感動する。皇帝が褒美を尋ねると、姜似は初めて褒美を受けることになるため、熟考させてほしいと申し出る。皇帝はそれを了承し、福清公主の命が救われたことで宮廷は一時の安堵に包まれる。

 

第32話あらすじ

第32集「福清姫の視力回復と宮中の試練」

――毒の謎と郁錦・姜似の行動――

福清姫は宮殿の外から庭を眺めていたが、花嬷嬷が「姫の目はまだ回復途中です。強い光は避けてください。まずは中に入り、見たいときはいつでもご覧になれます」と助言する。福清姫は、視力が再び失われるのではないかと不安を抱く。姜似は慰めに訪れ、目の治療は自分が手伝うが、心の問題は彼女自身が解決する必要があると伝えた。福清姫は皇后のもとを訪れ、幼い頃の出来事を語る決心をする。

幼少期、福清姫は友達とかくれんぼをしている際、戸棚に隠れた。長姫が外で誰かと話している間に、皇后が姫の存在を危険視し、彼女を殺そうと計画した。は恐怖のあまり音を立て、長姫に発見されてしまう。長姫は福清姫が従順だと褒め、母も従順だったため皇后に適すると述べた。しかし長公主は不安で、福清公主の目を潰すよう命じた。皇后も当時の状況や自身が皇后となった経緯を知らず、驚きを隠せない。姜似長公主の行為を告発すべきだと主張するが、郁錦は被害者は妹だけではないと反論する。自身の運命も長公主の誣告によるもので、崔将軍を救うために賢妃を陥れたことが原因だと説明し、皇后も驚く。

皇后は、長公主は皇帝にとって特別であり、血の繋がりはなくとも幼少期から共に育ち、皇帝の命も救ったため、太子斉王でさえも長公主には及ばないと説く。皇后は、この件は自分たちだけで理解すれば十分だとし、門を閉ざして生活を大切に生きるよう助言する。姜似がさらに意見を述べようとするが、郁錦は「わかった」と応じ、二人は宮殿を後にする。郁錦は「皇后の言う通り、憎しみに囚われず生活を大切にしよう。婚礼も間近だ」と語った。

長公主はかつて皇帝の命を救った衣装を身にまとい、心中で皇帝を最重要と誓う。郁錦は婚礼手続きを前倒しにする方法を思いつくが、その矢先、皇帝が詔を下し、郁錦姜似崔明月を同時に迎えるよう命じる。姜似は衝撃を受けるが、郁錦は「娶りたいのは君だけだ」と告げ、五つの宮門を突破して宮中に向かう。皇帝は勅命撤回の申し出を断じ、「宮門は家の門ではなく、一度下した勅命は撤回できない」と強く言い放つ。郁錦は門外で跪き、一日一夜を過ごすが、皇帝の心は揺らがない。

その間、宦官が郁錦に助言し、長公主の命を託されている以上、皇帝が承諾しないはずがないと伝える。姉は娘を連れて外遊していたが、朱子玉を見かける。娘は「見間違えた」と説明するが、夜になり姉は食事を持って朱子玉を訪ね、なぜこのような姿になったのか尋ねる。朱子玉は離婚後、朱家が陥れられ流刑に処され、道中で長公主の刺客に襲撃され、八十三人の家族のうち生き残ったのは自分だけだったと語る。姉は「崔明月を軽信すべきではなかった」と責めるが、朱子玉は「後悔しているが、まだ死ぬわけにはいかない」と答える。姉は「あなたは子供の父親。少し支度して外に出なさい」と助言し、朱子玉は着替えて向かう。

姜似は宮殿の外で食事も取らず、郁錦のそばに付き添い焦燥を隠せない。侍女は「お戻りになってお待ちください」と告げるが、姜似は聞き入れず、郁錦と共に福清公主のための行動を続ける。

 

第33話あらすじ

第33集「賜婚と婚約の混乱」

――郁錦・姜似と崔明月の宮中試練――

甄珩郁錦について話そうとしたが、皇帝により退室を命じられる。甄珩姜似に、郁錦姜似のために賜婚を受け入れず、姜似も外で付き添っている姿に感心していると伝えた。宦官たちは、郁錦が長時間跪き続け膝を壊してしまうのではと心配する。皇帝は、仮に郁錦を帰しても彼が承諾するとは考えず、期日が来れば強制的に婚礼に臨ませるつもりだった。

崔明月は婚礼衣装を試着し、郁錦との結婚を考えて喜ぶ一方、自分が姜似と平妻の立場であることに思い悩む。もし郁錦が自分と結婚すれば、姜似を守り続けることはできないだろうと考える。長公主崔明月に油断せず、姜似も手強い相手だと警告する。

皇帝郁錦の様子を見に来ると、姜似は彼の背後で日差しを遮る。福清公主甄珩を訪ね、姜似郁錦を助けたいと申し出る。甄珩は凧を利用できるのではと提案する。皇后姜似を御花園に呼び、ここが天徳殿と壁一枚でつながっており、郁錦に最も近い場所だと告げる。

福清は郁錦に、姜似が見守っていることを凧を使って知らせる。郁錦は長時間跪き続け、飲食もせず体力を消耗し、ついに気を失う。福清姜似に知らせ、皇帝がまだ賜婚を承諾していないことを伝える。姜似は、郁錦の献身と苦しみに気づき、彼を顧みずにはいられないと決意する。

皇后が現れ、郁錦に水を与えて目を覚まさせ、姜似がすでに賜婚を承諾したと告げるが、郁錦は納得できない。皇后は「皇子である郁錦には危害は及ばないが、姜似たちはそうではない」と説明する。崔明月は花嫁の輿に乗り、郁錦に会えることを喜ぶが、郁錦は「七皇子の身分では完全な愛を与えられない」と申し出、位を捨てたいとまで言う。宦官は驚き、軽々しく言うべきではないと注意する。

そこに朱子玉が現れ、自分は崔明月と婚約済みであり、他人の妻を奪うべきではないと主張する。崔明月は動揺し、朱子玉を殺せと命じる。周囲は騒然となり、崔明月が殺意を抱いたことに驚く。朱子玉は婚約書を提示し、崔明月は慌てる。皇帝は甄珩の見解を求め、甄珩は筆跡鑑定を提案。崔明月はやむなく書き直し、筆跡は一致。皇帝は「大周の律法に従い、崔明月朱子玉に嫁ぐべき」と宣言する。

長公主は、朱子玉が都合よく現れたことに疑念を抱く。朱子玉は家の事情を説明し、「崔明月が他人に嫁ぐと聞き急いで戻ってきた」と述べる。長公主は「御実家の不幸は一ヶ月以上前」と述べ、皇帝は理由を問い、長公主は慌てて「先ほど聞いた」と答える。崔明月は母に情けを乞うが、長公主はやむなく結婚を承諾する。

皇帝郁錦姜似を呼び、郁錦は躊躇しながらも姜似に導かれ中へ入る。皇帝は二組の新郎新婦に宮中での結婚式を命じる。崔明月は雨の中長公主を訪ね、長公主は「私の娘であり続けるなら、素直に結婚しなさい」と告げる。

 

第34話あらすじ

「復讐の炎と運命の絆」

崔明月朱子玉との結婚を拒絶し、契約書を燃やしたと主張するが、長公主は冷静に「今さらそんなことを言っても意味がない」と告げる。長公主にとって、これまで築き上げてきた秩序を、崔明月のわがままで失うことは許されないと考えていた。崔将軍が現れ、崔明月に結婚を強制しない姿勢を示すが、崔明月朱子玉姜似郁錦に代償を払わせる決意を固める。「朱子玉とは絶対に結婚しない。生き地獄を味あわせる」と宣言し、復讐の炎を胸に秘める崔明月。朱子玉は火を用いて襲撃し、崔明月は助けを求めるが間に合わず、朱子玉は家族への復讐を果たしたとして自害する。長公主はこの報告を受け、別邸の異変に急ぎ向かわせるが、乳母の説得もむなしく気を失ってしまう。

一方、宮中では姜似と郁錦の結婚準備が着々と進む。乳母は二人に十全十美の膳を届け、侍女たちを管理しながら、万全の体調で式を迎えられるよう支える。姜似郁錦に、自身が以前夢を見たと語ったことは実際の経験であり、前世で既に二人は結婚式を挙げていたと告白する。聖女として未来を予知できる姜似にとって、それは単なる予言ではなく、既に経験した現実であったのだ。

皇后崔明月の死を伝え、長公主が必ずこの件を姜似郁錦の責任に転嫁するであろうと警告する。さらに南疆への避難を勧めるが、姜似長公主の策略の手を逃れることは容易ではないと判断する。福清は「去るなら送り出す。残るなら共に立ち向かおう」と提案し、二人の選択に寄り添う。皇后は郁錦に養女として迎えることを打診するが、賢妃が割って入り「産んだだけで育てていない」と批判。郁錦は反論し、承諾する。姜似は養子縁組の儀式は不要であることを説明し、賢妃も引き下がる。これにより、長公主が今後二人に難癖をつけても、安心して立ち向かえる体制が整った。

皇帝は長公主を見舞い、崔明月の善行を称え、追贈して公主として皇陵に葬ることを決定。長公主は表面上は感謝を示すものの、内心では軽蔑の念を抱く。「崔明月が生前に手に入れられなかったものを、今さら得ても意味がない」と心中で呟く。崔将軍が長公主の意向を問いかけると、長公主は「明月が生前、あなたが手を差し伸べなかったなら、死後も関わらせない」と厳かに答える。

 

 

第35話あらすじ

「王府を守る者たちの覚悟と長公主の影」

長公主は、崔明月を死に追いやった者たちに容赦せず、この世の苦しみを味わい尽くさせてから報復することを固く誓う。一方、姜似の祖母は帰省の準備に忙殺され、家族一同に最上級の品々を用意するよう命じる。姜似郁錦が王府に戻ると、祖母たちは二人の無事を喜び、温かく迎え入れる。姜似が荷造りに取りかかると、侍女たちは名残惜しさを語り、姜似も「伯府は私たちの家。帰りたい時はいつでも戻れる」と応じ、家族との絆を感じさせる温かなやり取りが描かれる。

その後、姜似長公主の陰謀や朱子玉にまつわる過去の事件について姉に打ち明ける。姉は当時の記憶を思い返し、嫣嫣の父への想いと朱子玉の献身を振り返りつつ、崔明月の警告が現実化する可能性に胸を痛める。しかし、姜似は「朱子玉は最後に命をかけて私たちを守った」と述べ、彼を許すべきだと説き、過去のわだかまりを乗り越える決意を示す。

その一方で、長公主朵嬷嬷の裏切りに気づき、調査を命じる。長公主の部下が肖氏を追い、口封じにかかるが、肖氏は娘に逃げるよう促し、自ら一刀を受けて命を落とす。謝校尉が駆けつけるも一歩遅く、肖氏は最後の力で娘に王府への帰還を託す。肖氏の犠牲により、姜似たちは家族と仲間を守る危機管理の重要性を痛感する。

姜似は家族の安全を守るため、次爺を呼び戻し、長公主の策謀に対抗する準備を整える。叔父からの手紙をもとに燕王の件を問いただす場面では、家族間の緊張が高まるが、祖母との口論を通じて姜似は自らの立場を再確認し、王府こそが自身の真の家であると強く宣言する。郁錦姜似の覚悟と心情を理解し、深く慰める。

同時に、長公主の手下が朵嬷嬷を捕らえにかかるが、龍旦と趙羽の機転で救出される。朵嬷嬷は皇后のもとに戻り、自らの行動と真意を明かす。皇后は彼女の心からの行動を理解し、責めることなく太子のもとへ配属することを許可する。姜似の計らいにより、長公主の目を欺きながら太子に事実を伝えず、王府を守る知恵と勇気が際立つ。

似錦 ~華めく運命~ 36話・37話・38話・39話・40話(最終回) あらすじ

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