星漢燦爛(せいかんさんらん)

星漢燦爛

星漢燦爛(せいかんさんらん)17話・18話・19話・20話 あらすじ

星漢燦爛(せいかんさんらん) / 2022年 (星漢燦爛 全27話 + 月升滄海 全29話) 原題:星汉灿烂 /月升沧海

17話あらすじ

樊昌は肖世子の配下に守られながら、城外の人目につかぬ屋敷へと逃げ延びていた。凌不疑が追ってくる恐怖に怯えながらも、蜀地へ向かい雍王と合流すれば、再起の望みは十分にあると必死に説く。しかしその言葉を待っていたかのように、黒衣の男は冷酷にも樊昌の顔に剣を走らせる。「それもすべて肖世子の命だ」と告げ、口封じのために彼を殺そうとする。死を目前にしたその瞬間、凌不疑が現れ、樊昌は間一髪で命を救われる。逃げようとする黒衣の一団はすでに黒甲衛に包囲され、凌不疑は一人で敵を斬り伏せる。その凄絶な戦いぶりに、部下たちは今夜の主君の苛烈さを噂し、樊昌の逃亡が程少商の護送を妨げたことが原因ではないかと囁き合う。

一方、程家では蕭元漪が病に伏し、程少商と程姎が看病にあたっていた。程始はこの機会に母娘の距離が縮まることを願うが、蕭元漪は程姎ばかりを褒め、少商が先に婚約したことを悔やみ、程姎には必ず良縁を用意すると語る。その言葉に少商は胸を痛めるが、程姎は「婚姻は父母の決めるもの」と穏やかに受け止める。

水を替えに外へ出た少商は、万将軍と娘の万萋萋と出会う。萋萋は少商が楼垚を選んだことに首をかしげるが、少商は「誠実で温かい人がいい」と静かな幸せを望む自身の本心を語る。そこへ程颂や程少宮も加わり、軽妙なやり取りが続く。少宮が万萋萋の未来の夫は「遠くにあって近くにいる」と語り、皆が程颂を思い浮かべる中、当の萋萋はとぼけて笑う。その賑やかな様子を見て、蕭元漪は彼らにきちんとした学問を授ける必要性を感じ始める。

折しも袁慎のもとに皇甫儀から書簡が届き、程家に教導役を薦めてほしいと頼まれる。意外にも袁慎は自ら名乗りを上げ、周囲からは程少商目当てだと揶揄されるが、本人はあくまで否定する。程家を訪れるその日、楼垚も母と共に程家へ向かっており、袁慎は服装で負けまいと引き返して着替えるほど意識していた。

程家では、楼二夫人が蕭元漪を見舞い、婚儀の相談を持ちかける。楼垚と再会した少商は自然と笑顔を見せ、楼二夫人も彼女を気に入っている様子だった。そこへ袁慎が来訪し、程始は困惑するが、少商は「楼垚が教えればよい」と言い放つ。袁慎は余裕を見せつつも、少商の率直さに苦笑する。彼女は相変わらず袁慎を信用せず、楼垚の誠実さこそが大切だと感じていた。

その頃、凌不疑は樊昌の供述をもとに、軍械事件の黒幕が雍王であることを文帝に報告する。文帝はかつての恩義から信じられずに動揺するが、凌不疑は雍王を都に呼び戻す策を提案する。一方で、肖世子がすでに封地へ戻ったと聞き、文帝は複雑な怒りを募らせる。

やがて蕭元漪と程少商は楼家を訪れる。楼大夫人の冷たい態度の中、楼二夫人は気を遣いながら応対し、少商に玉珏を贈る。しかし楼離が少商を侮辱し、場は険悪になる。少商は一歩も引かず言い返し、そこへ現れた楼大夫人は、非を認めぬ娘に平手打ちを与え、厳しく叱責する。その光景を見た少商は、楼家で生きる覚悟を胸に刻むのだった。

 

楼家で明らかになった“嫁ぐ”という現実と、程少商の揺るがぬ自尊心。
一方、雍王を巡る陰謀は都城を大きく揺るがし始める。
交錯する政と情、そして迫り来る選択の時――次回、第18話へ。

18話あらすじ

楼家からの帰り道、蕭元漪は改めて程少商に問いかける。今日、楼家二房の実情を目の当たりにしても、なお楼垚との縁談に後悔はないのかと。だが程少商は、どの家にも内情や軋轢はあるものだと静かに答える。程家だって決して円満ではない、それでも母は父・程始を選んだではないか、と。蕭元漪はため息をつき、程家は程始の軍功という後ろ盾があるが、楼垚にはそれがないと指摘する。だが程少商は、己が嫁ぐのは家ではなく「楼垚という人」なのだと言い切り、将来は官に出て外地で二人並んで生きる、自由な人生を望んでいると語る。

蕭元漪はさらに、楼垚の兄が才覚を持ちながら出仕できない理由を明かす。皇帝が世家と寒門の均衡を図るため世家子弟の登用を抑え、楼太傅が二房を犠牲にして嫡流を守ってきたのだという。その頃、楼垚の嫂も今日の出来事を夫に伝え、程少商が嫁げば二房にとっても追い風になると期待を寄せる。一方で夫は、雍王の謀反により近く人材登用の時代が来ると見据え、密かに動き始めようとしていた。

その矢先、程少商の馬車は道中で引き止められる。姿を現したのは凌不疑だった。少商は慌てて、楼家で定親の話し合いをしてきたのだと説明する。凌不疑は二人を護送すると申し出、蕭元漪は礼として後日楼家での祝宴に招くが、彼は多忙を理由に辞退する。その表情には、割り切れぬ想いが滲んでいた。

程家では、子どもたち全員が袁慎の教えを受けることになり、程少商は気が重くなる。楼垚は前向きだが、少商は叱責の日々を思い浮かべて絶望する。程颂の提案で万萋萋も参加し、教室は一転して華やかになる。だが授業が始まると、袁慎は意図的に程少商を指名し、朝堂で争われる「新旧孔子」の議論を問う。答えられぬ少商は、聖人の言葉は現実離れしていると本音をぶつける。袁慎はそれを咎めるどころか、今後は物語を通して男女の情や婚姻の現実を語ると宣言し、「情は移ろいやすい」と冷静に説く。その様子を盗み聞いた程始は娘に共感するが、蕭元漪は納得できず席を立つ。

一方、蜀地では肖世子が何昭君との婚姻を利用し、何将軍を謀反に引き込もうとしていた。拒む何将軍は雍王を足止めするが、肖世子は昭君の側近を拷問の末に殺害する。密室に身を潜めた昭君は、弟を抱きしめ、声を殺して耐えるしかなかった。

朝堂では雍王討伐を巡り意見が割れる。太子派と楼太傅は招安を主張するが、凌不疑は自ら出兵を願い出る。さらに楼垚の兄を通じ、何将軍戦死の報がもたらされ、文帝はついに平叛を決断する。老将を立てようとする文帝に対し、凌不疑は自らの責を主張し、前線に立つ覚悟を示す。文帝は渋々これを許しつつ、彼に牽掛がないことを案じ、楼垚が定親する事実を引き合いに出す。凌不疑はその場で、程少商に新たな恩旨を与えてほしいと願い出るのだった。

やがて迎えた楼家での定親宴。楼大夫人は程少商に圧をかけるが、彼女は機知で切り返す。女眷たちの嘲笑にも怯まぬ中、突然、凌不疑が聖旨を携えて現れる。文帝は詔にて程少商を「文武に通じ、才徳兼備」と称え、その場の空気は一変する。足元がふらつく少商を、凌不疑は思わず支え、その瞬間、二人の距離に周囲の視線が集まった。

戦が始まろうとする朝堂と、祝宴に落とされた一通の聖旨。
凌不疑の覚悟と、程少商の運命はどこへ向かうのか。
政と情が激しく交錯する中、次回――物語は新たな局面へ踏み出す。

 

19話あらすじ

聖旨を受け取った少商は、祝福と羨望の視線に包まれながらも、どこか現実感を失っていた。勅書に記された称賛の言葉が、本当に自分を指しているのか、未だ信じきれない。凌不疑は何も語らぬまま去り、その余韻だけが胸に残る。

裏で楼犇は楼垚に真実を告げる。あの聖旨は、凌不疑が少商のために求めたものだと。楼垚は感謝を伝えに行こうとするが、兄は彼に凌不疑と距離を置くよう忠告する。やがて凌不疑自身が楼犇のもとを訪れ、蜀地討伐のため堪舆図を求める。出世を約束する言葉にも、楼犇は家族を危険に晒すことを拒み、友としての一線を守る。その密談を、楼太傅はすべて見抜いていた。

定親宴の場では、少商への態度が一変する女たちの姿があった。王玲や楼離は悔しさを隠せないが、聖意を前に逆らうことはできない。そんな中、凌不疑は密かに少商を呼び出す。応じなければ退婚と再縁談を意味すると言われ、少商はやむなく向かう。

落葉舞う林で対峙する二人。凌不疑は少商の願いを問う。彼女は医書の編纂、農具改良、世を良くする夢を語り、やがてそれがいかに困難かを悟る。凌不疑は、彼女の心は広く、自分とは道が違うと言う。外放を望む少商と楼垚のため、良き地を選ぶとまで約束しながら、自身は死地へ向かう覚悟を語る。生きて帰れたなら、他人として生きよう――その言葉は、別れの宣告でもあった。

凌不疑出征後、蜀地の乱は鎮圧されるが、何将軍は戦死。臨終の願いとして、何昭君と楼垚の婚約継続が求められる。この一言が朝廷を揺るがし、少商と楼垚の定親は危機に晒される。楼太傅は沈黙を守り、その沈黙こそが最も雄弁だった。

少商は現実を悟る。退婚は楼家にとって不利ではなく、むしろ利益になる。楼垚もまた抵抗するが、家の圧力は強く、事態は避けられぬ方向へと進む。一方、凌不疑は雍王を取り調べ、ついに霍氏一族滅亡の真相へと踏み込んでいく。

――愛と政、私情と国法。
それぞれの選択が、誰かの未来を切り裂いていく。
定められた別れは、本当に避けられないのか。
次回、少商と楼垚、そして凌不疑の運命が大きく交差する。

 

20話あらすじ

凌不疑は、雍王を前にして過去の記憶に苛まれていた。夜毎夢に現れるのは、孤城で無残に散った霍氏一族の最期。その惨状を思えば、今ここで命乞いをする雍王の姿など、因果応報としか映らない。だが雍王は、自身の罪をそう簡単には認めない。天下が乱れていた当時、誰が皇位に就くかなど誰にも分からなかった、自分はただ老後の身を守るため軍械を売ったに過ぎない――その結果、援軍が遅れ、孤城が陥落し、霍氏一族が殉国したのだと。

さらに雍王は、凌不疑の覚悟を試すかのように問いかける。霍将軍が援軍を求めていた事実、その命令がなぜ届かなかったのか、そこまで追及すれば、果たして今の皇帝は許すのか、と。だが凌不疑は一切動じない。真相を暴くかどうか、誰に許されるかなど、彼にはどうでもよかった。彼が向き合うのは、自分自身と、死んでいった者たちだけだった。

凌不疑は躊躇なく匕首を突き立てる。雍王は信じられない表情で、これをどう皇帝に報告するのかと問うが、返ってきた答えは冷酷だった。「私は、己にのみ責任を負う」。そうして雍王は命を落とし、凌不疑はこれを「畏罪自殺」として処理するよう命じ、同時に当年の伝令兵の行方を洗い直すよう指示する。

桃花別院では、凌不疑が霍氏一族の霊前に跪き、仇を討ったことを告げる。その傍らで母は、剪定した花枝を強く握りしめ、血が滲んでも痛みを訴えない。幼い頃、血を見ることすら怖がっていた息子が、ここまで来てしまったことへの悲しみと恐れが滲む。凌不疑は母を抱きしめ、霍氏を滅ぼした者をすべて許さぬと誓うが、その言葉は決意であると同時に、もはや戻れぬ道を進んでいる証でもあった。

雍王誅殺の報はすぐに宮中へ届き、文帝は激怒する。勝手な処断よりも、欺君の罪で攻撃されることを恐れたのだ。凌不疑は一切弁明せず、跪いたまま動かない。怒りに任せて蹴られても、彼は「雷霆も雨露も君恩」と受け入れる。結局、官位は半階降格、食邑半年没収という処分が下るが、凌不疑はそれすら甘受する。去りゆく背中を見送りながら、文帝は深く嘆息するしかなかった。

一方、程家には楼家からの呼び出し状が届く。誰の目にも退婚を迫るものと分かり、蕭元漪は怒り心頭で程少商を連れ楼家へ乗り込む。楼大夫人は冷笑を浮かべ、「縁がなかった」「聖意には逆らえない」と言い放つが、少商は真っ向から反論する。恩を受けたのは楼家全体であり、なぜ二房だけが犠牲になるのか。知恩報恩を言うなら、なぜ大房の子が娶らぬのか――その指摘は痛烈だった。

話し合いは決裂し、蕭元漪はついに楼大夫人に手を上げる。さらに楼離が飛びかかろうとすると、少商もまた一歩も引かず、強烈な一撃を返す。母娘の決然たる姿に、楼家大房は言葉を失い、蕭元漪は二度と関わらぬと宣言して去っていく。

楼垚は怪我を押して駆けつけるが、事態はすでに取り返しがつかない。楼二夫人は苦肉の策として二女共侍を口にするが、蕭元漪は即座に拒絶する。程少商は行き場を失い、やむなく袁慎の車に乗る。彼は冷静に、何昭君との婚姻が何家の財産と幼弟を守る唯一の道だと分析する。少商は思わず、ならば袁慎が娶ればいいと提案するが、彼は損得勘定を隠そうともせず、あっさり断り彼女を車から降ろす。

それでも少商と楼垚は諦めず、何昭君と直接話すことを決意する。城門で喪服に身を包んだ何昭君を見た二人は、胸が締め付けられる思いを抱く。昭君はすべてを察しつつ、少商を連れ廷尉府へ向かう。そこでは、肖世子の処刑が執り行われていた。

一門を滅ぼした仇を前に、何昭君は一切の情を見せない。脅しにも屈せず、自らの手で刃を振るい、因縁に終止符を打つ。その凄絶な光景に、少商は恐怖に足がすくむ。思わず背を向けたその瞬間、彼女は誰かに強く抱き寄せられる――そこにいたのは、凌不疑だった。

――血と復讐、愛と別れ。
それぞれが背負うものはあまりにも重い。
抱き寄せたその腕は、守りか、それとも断絶の始まりか。
次回、少商の運命はさらに残酷な選択へと追い込まれていく。

 

星漢燦爛(せいかんさんらん)21話・22話・23話・24話 あらすじ

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