花様衛士~ロイヤル・ミッション~ (かようえいし) 2019年 全55話 原題:錦衣之下
花様衛士 の読み方
花様衛士(かようえいし)と読みます。原作は「锦衣之下」 。【衛士 】とは宮殿・貴人などの警備、護衛にあたる兵士のことを言います。この作品のそれにあたる役職。
▽錦衣衛とは・・・明朝時代の皇帝直属の秘密警察・軍事組織で禁衛軍の1つ。
▽六扇門とは・・・刑部、大理事、都察院の総称で監察機関。現在の警察のよう役割。
公式サイトにも記載されたありますが、「アメリカ映画のFBIとCIAのようなライバル関係にある捜査官という設定」といえば、イメージしやすいかもしれません。
nanaさん |
第1話あらすじと感想
第1話 失われた兵力配置図
明朝、嘉靖(かせい)年間。六扇門(りくせんもん)の捕快(ほかい)・袁今夏(えんきんか)は兵部郎中・曹昆(そうこん)の焼死事件の現場に向かった。検視の結果、亡骸は曹昆自身だと判断した今夏だが、そこへ乗り込んできた錦衣衛(きんいえい)の陸繹(りくえき)は見立ての誤りを暴き、独断で捜査を取り上げたうえ、今夏の銃を持ち去る。陸繹に曹昆の事件を錦衣衛より先に解決できれば銃を返してやると言われた今夏は、銃を取り戻すため、また捕快としての誇りにかけて、相棒の楊岳(ようがく)とともに曹昆の居場所を探り始める。
引用元:kandera 花様衛士~ロイヤル・ミッション~ ストーリー
第1話感想
このドラマは皇帝の直属の秘密機関・錦衣衛のエリート指揮官・陸繹と犯罪を捜査する六扇門の捕快(現代でいう警察官)の女の子・袁今夏がバディーとなり、事件を推理しながら恋に落ちるロマンスミステリーです。
陸繹は父親が錦衣衛のトップで全てが優秀なスーパーエリートしかもツンデレでイケメン。一方の袁今夏は義理の養母と暮らす元気な女の子、クリっとした大きな瞳が印象的です。実の両親を探すためお金を貯めているのですが捕快の給与はビックリするくらい安くて犯罪を解決するともらえる報奨がなくては生活できません。
海賊が暴れていたこの時代、事件の始まりは兵部にあった沿海防衛地図が盗まれ、その犯人として曹昆という役人が浮上します。皇帝の命で曹昆を追う陸繹。袁今夏は別の事件で曹昆の屋敷を訪れます、そこで見つかった焼死体の検死をして、その死体が事故死でなく殺人であることを突き止めます。そして死体は屋敷の主人曹昆だと断定します、しかしそこにやってきた陸繹により、死体は別人であると言われ、事件を横取りされそうになります。おまけに自分の拳銃まで陸繹に取られてしまい、2人は険悪な雰囲気になります。報奨の銀15両と拳銃を取り返すため、先に曹昆を見つけようと、事件の真相を追う袁今夏。
2人の恋愛とミステリーという2つの要素が絡み合い面白いドラマの予感。主演後、俳優人気ランキングで、1位と2位に輝いたことで注目も浴びた2人、これは期待できる作品でしょう。
しかし最初の拷問のシーンが凄く残虐で、陸繹のナイフの使い方が震えるくらい怖くて、こんな拷問をする男が主人公かとビックリ。でも袁今夏にはちょっと意地悪する様子がいたずらっ子みたいでちょっと可愛い、ツンデレ好きな私には陸繹のクールさがツボかもしれません。
第2話あらすじと感想
第2話 六扇門(りくせんもん)の意地
今夏は曹昆の隠れ家を城外で発見。楊岳が現れないため、1人で曹昆を捕らえようとしたものの、銃がないため逃げられそうになる。その場で傍観していた陸繹が曹昆の前に立ちはだかるが、手柄を取られまいとした今夏が手を出したため、結局、取り逃がしてしまう。腹の虫が治まらない今夏は陸繹を出し抜くため、曹昆の娘の動きから手がかりを探り、曹昆は都の質店にいると目星をつける。しかし質店に向かうと、そこにはまた陸繹の姿が…。
引用元:kandera 花様衛士~ロイヤル・ミッション~ ストーリー
第2話感想
陸繹より先に曹昆を見つけるため、相棒の楊岳と2人で行方を捜す袁今夏。曹昆が営む質屋の競りの会場に訪れた袁今夏は、ここでも陸繹と鉢合わせ、そこに皇帝の重臣で権勢を誇る・厳嵩の息子・厳世蕃にも遭遇。彼は陸繹と敵対する間柄、片方の瞳だけが緑色に輝く義眼の風貌がなんとも不思議で個性的な彼は物語を通して、陸繹達を苦しめていく重要な人物の様です。
彼も冷酷そうだけど端正な顔立ち、このドラマはクール系イケメンが大集合な予感です。
陸繹の冷淡な性格は1話では好きになれませんでしたが、彼は子供のころ目の前で母親を誰かに殺されてしまい今でもそのことが心の傷になっているようです。母を思いながらハープの様な箜篌(くご)という楽器を奏でる彼の姿がせつなく、実は優しい人で、虚勢を張ってるだけなのかとも思います。袁今夏に対してはいたずらっ子のような態度を取るのが子供っぽくも見えます。
でも袁今夏のピンチの時はちゃんと助けてくれてましたから、やっぱりいい人かもしれません。肝心の曹昆は人型の仮面をつけて逃亡、袁今夏達は仮面の職人を探し手掛かりを見つけようとします。そしてたどり着いた妓楼で、またも陸繹と厳世蕃まで現れます。店の女に化けた袁今夏の奏でる箜篌の曲は陸繹の母がひいていた曲と同じもので陸繹は動揺します。男はこういう展開に弱いです、恋の始まりになのか袁今夏の事が気になりはじめます。
第3話あらすじと感想
第3話 密命
今夏と陸繹は盗まれた兵力配置図を取り戻したが、事件の黒幕を聞き出す前に曹昆は暗殺されてしまう。曹昆の腕には倭寇(わこう)とのつながりを示す入れ墨があった。陸繹は皇帝から命令を受け、皇族であることを笠に着た健椹(けんちん)親子の横暴の実態を調べることを表向きの名目に、兵力配置図盗難の背後にいる黒幕と、その陰謀を探るため揚(よう)州に向かう。三法司からは楊程万(ようていばん)に陸繹の調査へ協力せよとの指示が下り、今夏と楊岳もこれに同行することになる。
引用元:kandera 花様衛士~ロイヤル・ミッション~ ストーリー
第3話感想
袁今夏の追跡術はなかなかのものでした、ちょっとしたヒントから犯人を追跡する腕は一流です。おかげで曹昆は見つけるし探していた兵力配置図(沿海防衛地図)まで見つけちゃいました。曹昆は倭寇のスパイだったようで事件には黒幕がいます。陸繹は内密に調査するため別件の捜査のふりをして黒幕を探すことになります。袁今夏達も任務で揚州に行くことになるのですが、またもや陸繹の仕事の手伝いです。今回の揚州には六扇門の捕頭(トップ)楊程万も同行します。楊程万は袁今夏の師匠で相棒楊岳の父親です。その楊岳と相棒を組む袁今夏はやっぱり優秀なんです。しかし楊岳の方は、あんまり父親に似ていないようで、いつも袁今夏に怒られてばかり、妓楼にも行ったこともないうえ、袁今夏達に手料理を振る舞います、いろいろ良く気が付くタイプで草食男子みたい、とってもいい人なんですけど恋愛対象にはならないようです。
ところで陸繹の事を陸経歴と呼んでいるシーンがありました、経歴は役人の官職名みたい、日本語で別の意味があるのでわかりにくいです。それから仮面の似顔絵を陸繹から盗んだ袁今夏へのバツが馬屋の掃除ってただの意地悪にしか感じません、その様子をこっそり見てる陸繹の姿はドS男子に間違いありません。錦衣衛の怖い指揮官の時とは別人のようです。
第4話あらすじと感想
第4話 錦衣衛(きんいえい)の配下
船が出航すると陸繹は船室に程万を訪ねた。2人の話を盗み聞きした今夏と楊岳は程万がかつて陸廷(りくてい)の配下で錦衣衛の精鋭だったことを知る。師匠が錦衣衛を辞めた理由を聞き出すため、今夏は陸繹に取り入ろうとするが、そのことで程万に厳しくとがめられ罰を受けるはめに。師匠に告げ口された今夏は陸繹への反感をますます募らせる。そんな中、奉国(ほうこく)将軍に届けられる祝儀の品々が船室から忽然と消え、今夏らに疑いがかけられた。
引用元:kandera 花様衛士~ロイヤル・ミッション~ ストーリー
第4話感想
窃盗犯に疑われた袁今夏、突然部屋に乱入してきた侍衛たちに連行されそうになり争う袁今夏と楊岳。2人とも強い!さすが楊岳も父親が錦衣衛だった訳で、それなりの訓練を受けてきたのか楊岳も思ったより強いんです。でも袁今夏に向けて撃たれた矢が飛んできて、あわや顔に当たると思った瞬間、それを陸繹が手で掴んで止めファインプレイ。もう普通じゃできない技がカッコイイです。手に怪我までして袁今夏を助ける陸繹の男らしさに惚れます。陸繹は自分達の身分をあかし早速捜査を始めました、袁今夏は得意の追跡術で窃盗は身内の犯行で侍衛の中に犯人がいると推理します。船の甲板に侍衛を集めると、靴にロウが付いているものがいます。窃盗事件が起きた部屋に残っていた痕跡のロウです。
ついに犯人が分かるかと思いきや突然雷雨になり、突風が吹いてきて、そして目の前に幽霊船が現れます。話がどんどん大きくなって、もうファンタジーの世界です。幽霊船ってこのドラマはそういう話でしたっけ?そして陸繹が一気にマストの上までジャンプして幽霊船の様子を見ます、ラストで陸繹は袁今夏を連れ幽霊船まで一気に乗り移りました、こういうところが大好き、中国ドラマの一番カッコいいところです。ワイヤーアクションはやっぱり大好きです。
幽霊船の中はどうなっているんでしょうか、何やら怪しげな展開になかなか面白いドラマになりそうな予感がします。
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