芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第5話あらすじ
西周皇帝の姉・楚清歌(チュー・チンゴー)は、父を殺し国を混乱させた秦王に復讐するため天寧皇帝に嫁いできました。道中薬鬼谷の主で北厲のスパイ・顧七少(グー・チーシャオ)と会い、今後は互いに情報交換をし目的達成のため助け合うと約束しました。
芸汐は、これでは皇太后との約束が果たせないと焦り、秦王に皮ふ炎を起させようと毒を仕掛けますが失敗。次に府内の侍女たちに秦王の女性関係などを尋ねると、これを聞いた義母の宜(イー)太妃が、芸汐を躾けるため秦王の足浴をせよと命じました。身体の印が調べられるチャンスと喜んだ芸汐でしたが、秦王に拒絶されまた失敗します。
秦王は、皇帝から楚清歌が一万頭の良馬を連れて輿入れするので、出迎えるよう命じられました。帰宅後西周との激しく辛い戦いを思い返しました。
第5話感想
芸汐は、部屋の掃除をしていた侍女に嫁入り前に付けていたベールと秦王から奪った毒の本を見られてしまいました、秦王に知られたら揉めそうです。
しかし顧七少は北厲出身で天寧国に入り込んだスパイだったとは驚きました。だから国を分断するため大理寺卿たちを殺して、秦王に濡れ衣を着せたのですね。そこへ秦王に復讐するため西周皇帝の姉楚清歌(チュー・チンゴー)が皇帝に嫁いできました。彼女と七少が結託すると厄介です。
一方の芸汐は、皇太后との約束を果たせないばかりに母親が殺される夢を見て、焦ってしまいます。うまく太妃を動かして足浴や着替えを命じられ足の裏を確認したのはさすがです。
西周王との戦いで、秦王自身も「蠱毒人」だと知りました。大勢の敵に囲まれ味方が殺される絶体絶命のピンチに白髪に変わり、人ならぬ力を発揮。「進撃の巨人」のようでした。西周王の言うように最強の「兵器」ですが、当人はさぞ辛いでしょう。敵味方全滅した中ただ一人生き残り、気絶した様子は痛々しかったです。
第6話あらすじ
西周から良馬を得た皇帝はご満悦で、緑豊かな土地を馬の餌場にしたと秦王に言います。しかし秦王はその地を追われた農民を心配、皇帝は不快そうです。その後一緒に入浴した秦王の身体の傷を見てニヤリと笑います。
輿入れ当夜、皇帝は楚清歌(チュー・チンゴー)に会い、噂通りの傾国の美女だと褒めます。楚清歌は淡々と対応し、侍女から優しくすべきと言われます。それには色仕掛けは長続きしないと応じました。
大理寺事件も解決しない中、更に重臣2人が殺されました。朝議では大理寺で顔を見られた秦王に非難が集中。皇帝は国舅の意見を取り入れ、秦王の官位と兵権を取り上げると決めます。秦王は潔白が証明されるまで朝議に出ない、と皇帝に申し出ます。
芸汐は、秦王が疑われている事件は毒殺で、しかも毒の特定はできていないと知りました。そこで毒を分析して秦王の信用を得て近づくため、被害者たちの遺体が置かれた義荘へ向かいます。
第6話感想
七少は恐ろしいですね、国舅や皇太子から頼まれたと装い、実は自分の目的のため人を殺すのも全く気にしていない。国舅がいう通り見た目と違いかなり冷酷です。皇太子もすっかり頼っています。そんな七少も芸汐には素の顔を晒し、偶然会ったときは本当に嬉しそうでした。芸汐の毒に関する知識に惹かれたというより、芸汐に恋愛感情を持った?
その芸汐は、結婚式当日秦王についたウソがばれてしまいました。折角ご機嫌を取って近づこうと頑張っているのに、また距離が開いてしまいそう。
皇帝に嫁いだ楚清歌は、弟が皇帝に即位後有力者を2人殺し「男に頼りたくない」と言う、やり手の女性です。人を疑う皇帝の性格も見抜き「皇帝の役に立ちたい」と訴える様子が怖かった。美人で賢いやり手、最強かも。
一方兵権と官位を奪われ、官吏たちに疑われる秦王。潔白を証明する捜査を続け、死体に残った臭いと死亡時の状況から、鋭い推理を連発します。結構デキる、と思いました。
第7話あらすじ
大理寺事件の死体を調べていた顧北月(グー・ベイユエ)は、芸汐が毒に詳しいと聞いて喜びます。芸汐(ユンシー)も自分の毒への興味を否定しない北月に好感を持ち、共に検死を行い、何者かが香で「蛛蚊」を操り刺したのが死因だと分析しました。
芸汐は町で顧七少(グー・チーシャオ)に会い、一緒に麺を食べます。その後七少から「蛛蚊」を操る香を受け取った雨沢(ユーゾー)とぶつかり、後をつけて妓楼で彼女が花魁「雨沢」だと突き止めます。
家に帰ると芸汐のベールと毒本を見つけた秦王から外出の理由を聞かれます。そこで山荘に居たのは薬草を探していただけで、大理寺事件には無関係、死因の毒を突き止めたことを報告します。楚西風(チュー・シーフェン)も毒について芸汐と同様の報告し秦王は納得。そして妓楼の雨沢に自分がつけた刀傷があれば、大理寺事件の犯人だと結論付けます。
宮中では、皇帝が天然痘に感染したと騒ぎになります。誰もが感染を恐れ嫌がる中、珍妃こと楚清歌(チュー・チンゴー)が看病を申し出ました。
第7話感想
芸汐は義母たちも嫌う自分の毒術が、北月に認められ嬉しそうでした。香で虫を操って人を殺すなんて、毒に詳しい芸汐でなければ解らない方法でした。
宮中で冷遇されている楚清歌は、皇太后に宝物を贈り取り入ることで、宮中に波乱を起こし自分の存在を知らしめようと考えました。賢いですが後宮で目立つのは危険でしょう。結果皇帝が部屋を訪ねてきて大理寺事件と秦王の関りについて質問し、交流が生まれました。
芸汐が山荘に居た「アザの娘」であること、また秦王に風族の印があるか否かを探っていることを秦王に知られました。秦王と西風に問い詰めれて、一生懸命言い訳する芸汐は気の毒でした。でも2人とも思ったほど厳しく問い詰めず、芸汐が害を与える人間ではない事は伝わったようなので安心しました。
第8話あらすじ
秦王と同門で弟弟子の唐离(タン・リー)は、師匠の娘宁静(ニンジン)との結婚がイヤで逃げてきたと言います。秦王は、花魁・雨沢(ユーゾー)の傷を、唐离に調べさせることにしました。しかし偶然唐离が妓楼に入るのを見た宁静が騒ぎを起こし、雨沢は逃亡します。
雨沢は毒蚊が居る谷に逃げ込み、蚊よけの薬を飲んだ秦王と芸汐が雨沢を追い、唐离や楚西風(チュー・シーフェン)たちは外で待ちます。秦王は雨沢が操る蚊の攻撃を避けますが、手裏剣を投げられ、芸汐が秦王を庇い怪我をしました。
芸汐は自分が幼いころから母が不在で、父や継母に冷遇されていたと話し、秦王も自分を庇った芸汐の傷を手当てし心を通わせます。
翌日唐离たちと合流して雨沢を捕らえますが、助けに来た七少たちに芸汐が秦王妃だと知られてしまいました。
皇帝の天然痘は実は水疱瘡で、自分が天寧に嫁いだ目的を探るためだった、と気付いた珍妃・楚清歌(チュー・チンゴー)。危うく西周に「皇帝危篤」を知らせる手紙を止め、難を逃れます。一方の皇帝も珍妃の輿入れに企みがないと知って安堵しました。
第8話感想
妓楼に入った宁静は、幼い頃から唐を虐めているようです。唐が雨沢の傷を確認するため衣を脱がせたところを見て嫉妬し、激しく唐に当たっていました。
秦王は芸汐と一晩過ごした後も、不愛想な表情は変わりませんが、少し優しくなったと感じました。わが身を顧みず庇ったことも大きいでしょうが、芸汐の辛い境遇を知り秦王が周囲の人に尊敬され人望がある、と言われたのが嬉しかったのかも。
七少は芸汐がかなり気に入っていたようなので、敵方の秦王妃と知ってショックを受けていました。部下の茱萸(ジュー・ユー)や白苏(バイ・スー)に「亡くなった太妃の」と口にしたのが気になります、彼は北厲の王族なのでしょうか?
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