芸汐<ユンシー>伝 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

芸汐伝 ~乱世をかける永遠の愛

芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』

dim-sumさん

第9話あらすじ

珍(チン)妃・楚清歌(チュー・チンゴー)は、北厲の皇太子と結託して天寧を滅ぼすため、西周から嫁いで来ました。天然痘の診断を受けた皇帝を看病して皇太后の信頼を得たあと、寵愛を得ている第二皇子の生母・萧(シャオ)貴妃と対立します。

秦王府では、病気で弱った芸汐を秦王が看病し、楚西風(チュー・シーフェン)と赵嬷嬷(ジャン・モーモー)は2人の様子を嬉しそうに見守ります。一方唐离(タン・リー)と宁静(ニンジン)は結婚の件でもめており、芸汐も巻き込み大騒ぎ。

秦王が毒蚊谷で捕らえた雨沢(ユーゾー)は、大理寺事件は自分が単独で行ったと言い、何も話さず絶食を続けます。秦王は楚西風(チュー・シーフェン)に事情を話すまで死なせないよう命じました。

皇太后は芸汐を脅すため、新しい大理寺卿に命じ韓家の第三夫人の実家に冤罪を仕掛けました。芸汐は第三夫人に助けを求められ、秦王を巻き込み裁判のやり直しを求めます。

第9話感想

秦王は献身的に芸汐を看病し、中々良い雰囲気です。他方宁静は唐离との結婚を疑わず、唐离は宁静との結婚は完全拒否し、2人は完全にすれ違っています。色々あっても秦王府はほのぼのムードです。

他方後宮では、皇太后が寵愛を笠に着る萧貴妃を牽制するため、珍妃と対決させます。珍妃もこのトラブルを足掛かりに皇帝に接近しようとし、騒動になりそう。皇太后は、芸汐をコントロールするため役人を動かし第三夫人を巻き込みました。何というか大活躍ですね。

親しい第三夫人を助けるため、芸汐と楚西風がお芝居をして秦王を巻き込むシーンが微笑ましいです。秦王も知らないふりをしながら大理寺に現れ、「芸汐が居るから来た」とぼそっと話します。無表情でツンツンな秦王が段々可愛らしく見えてきました。

第10話あらすじ

秦王に審議をやり直せ、と言われた大理寺卿は芸汐の指示に従い証拠や証人を集めます。結果第三夫人の実家は冤罪と分かりました。芸汐は更に不明点を明らかにしようとしますが、秦王は遮って帰ろうと言います。秦王に韓家は恨みを買ったのか、黒幕が皇太后ではと言われた芸汐。秦王は傷が痛いと訴える芸汐に、高価な傷薬を渡しました。

芸汐は、秦王から着替えを手伝えと言われ、入浴時に身体の印を確認しました。その後赵嬷嬷(ジャン・モーモー)から、秦王の身体に残る火傷の理由を聞き、皇太后にどう対応すべきか悩みます。

皇太后は、芸汐から秦王に風族の印があると聞き褒めますが、母に会わせて欲しいという願いは一蹴します。そして今後も秦王府にとどまって動きを伝えるよう命じました。芸汐は伝書バトを使い秦王の様子を毎日伝えます。

第10話感想

芸汐は、秦王が占いのせいで母の宜(イー)太妃から引き離されたうえ、大やけどを負ったと聞きました。そのタイミングが良すぎる火事を皇太后の仕業と疑います。そして第三夫人の事件は皇太后の脅しで今後も脅しが続くと悩み、秦王には優しくされ板挟みの辛い立場になりました。

秦王は、芸汐が風族の印を調べていること、皇太后と連絡を取り合っているのを知っているのですね、やり手だなあ…。その上で芸汐がウソの内容を知らせていると微笑ましく思っているようです。愛情とは言えないまでも、親しみは感じてますね。

珍(チン)妃は、舞を披露して皇帝の誘惑?に成功。しかし皇太后がまだ自分を信じ切っていないと判断して、作戦が必要と考えました。一方の皇太妃も珍妃を疑い、あの様子が演技なら怖いわと侍女に話します。皇太后に怖いと言われる珍妃、そしてプライドが高い萧貴妃も黙っていないでしょう。後宮は怖い所ですねえ。

第11話あらすじ

芸汐(ユンシー)が秦王に連れて来られたのは、警戒が厳重な牢でした。自分が皇太后のスパイだと知られたのかと怯える芸汐でしたが、秦王の目的は毒蚊谷で捕らえた雨沢の解毒。帰宅後薬草を買うため町にでたところ、雨沢の仲間顧七少(グー・チーシャオ)に話しかけられ、それを秦王に見られました。

芸汐の薬で回復した雨沢は、大理寺事件は皇太子の指示だと自白します。秦王は事件を調べている穆清武(ムー・チンウー)少将と結託し、黒幕をあぶりだす計画を立てました。計画途中穆少将は七少に襲われ重い中毒を起こします。その場に居て解毒した芸汐が、暗殺犯と誤解され捕らえられます。

少将の父穆将軍に殺されそうになる所を、知り合いの侍医・顧北月(グー・ベイユエ)の口添えで助けられ、少将の治療を開始。しかし芸汐と因縁があり少将を慕う長氷(チャンビン)公主は、芸汐が暗殺犯だと斬首を主張。顧医師や将軍が止めるのも聞かず兵士の剣を抜いて芸汐に突き付けました。

第11話感想

雨沢は、米に反応して毒になる物質を飲んでいて、牢で重湯を食べ中毒症状が出たのですね。恐ろしい毒があるものです。目が覚めた雨沢から自白を得ようと迫る秦王は怖かった、無表情さは変わらなくても、芸汐を話すときとは迫力が違いました。

芸汐も秦王の機嫌が解るようになり、不機嫌の原因が自分と七少が一緒だったことを嫉妬したと知り嬉しそうでした。

穆少将を未来の夫と慕う長氷公主が怖いですね。少将を心配するあまり芸汐を下賤な女とか毒女と呼び頭から暗殺犯扱いしています。少将の父をボケ呼ばわりしたり、もし秦王が現れなければ本当に芸汐を殺していたかも。以前宮中で芸汐に池に落とされたのを根に持っている?後宮に居るとこんな性格になるのでしょうか。

第12話あらすじ

秦王が現れて長氷(チャンビン)公主を止めますが、芸汐を処罰したい公主は皇帝の名まで出して秦王に迫ります。芸汐は大理寺卿に判断をゆだねることを提案し、2日以内に解毒できなければ命で償うと宣言。秦王は芸汐に2日後王府で会おうと言い帰って行きました。

約束の2日が過ぎる前に公主が現れ、芸汐を牢へ連れて行きます。芸汐は穆(ムー)少将の治療を(グー)医師に任せて牢へ入りました。公主は芸汐に氷水を掛けて生きて出られると思うな、と吐き捨て牢を出て行きます。

一方皇太子と国舅は保身のため、穆将軍に恨みを持つ秦王が芸汐に命じて少将殺しをさせた、芸汐は事件を苦に自殺するという筋書きを考え、秦王に連帯責任を負わせ排除する計画を立てます。秦王を邪魔に思う皇帝に自分に捜査を任せて欲しいと訴え出て、皇帝も了承しました。

芸汐は顧医師の協力で毒を特定し、解毒方法も見つけます。すると国舅が芸汐を拷問し罪を認めよと脅迫。芸汐は国舅の罠にかかり脱獄して賊に囲まれ殺されそうになる所を秦王に助けられ、少将の解毒を行います。

第12話感想

雨沢が心配な七少は、芸汐が牢に入っていると知り侵入して薬を飲ませ、芸汐とは敵対する運命と呟きます。芸汐が人妻と知っても好きなんですね。

迷惑を掛けると考えた芸汐が、牢に居ることは秦王に言わないでと顧医師に頼む場面に、芸汐の思いやりを見ました。今一つ馴染んでいないようで、芸汐が秦王を大切に思う気持ちはもはや愛ですね。秦王も芸汐を疑った長氷公主にかなり腹を立てていました。2人とも相手が大事なのに言葉や態度が今一つ…じれったいです。

牢から逃げて賊に囲まれた芸汐が、助けた秦王にぴょんと飛びつき辛かった、会いたかったと訴えるシーンは可愛らしく、相変わらず無表情な秦王とのギャップが面白い。秦王は、芸汐が公主の顔にイタズラするシーンでも顔色一つ変えない。俳優魂、立派だなあ。

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