芸汐<ユンシー>伝 37話・38話・39話・40話 あらすじと感想

芸汐伝 ~乱世をかける永遠の愛

芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』

dim-sumさん

第37話あらすじ

都の近くで病気の男に会った芸汐と顧北月(グー・ベイユエ)。男の症状を診て瘟疫ではなく毒と判断しました。毒術を知らない太医の手に負えないと考えた芸汐たちは、寧南へ向かいます。

寧南では、秦王が現地の官吏から今回の瘟疫について、発生過程が違い薬も効かないと報告を受けます。芸汐たちが現れて瘟疫ではなく毒だと伝えますが、感染を心配した秦王は芸汐を帰そうとします。芸汐は拒否して解毒薬を作る研究をはじめました。

顧七少(グー・チーシャオ)が連れ戻された北厲では、皇帝が危篤でした。皇后は自分の子・皇太子を皇帝に即位させようと皇帝に詔書を書けと迫ります。牢に入れられた七少は茱萸(ジュー・ユー)と雨沢(ユーゾー)の助けで脱獄し皇帝から詔書を渡されますが即位を拒否。母の遺灰を持って去るところを兄の皇太子に邪魔されます。しかし皇太子は瘟疫に感染、慌てて七少に治療を求めます。

寧南では、芸汐が症状を抑える薬を完成させ、更に根治薬の作成を目指して研究を続けていましたが…。

第37話感想

秦王にも遠慮しない芸汐は、病気じゃなく毒だと解らなかったくせにと一喝して寧南に残り、病気の研究を始めました。瘟疫とは高熱が出る伝染病で、薬が無い当時は恐ろしい病気だったのでしょう。

七少は長く恨んで居た父皇帝にきっちり別れを告げ、帝位が空いて民が困らないよう、そして自分に危険が及ばないよう兄に釘を刺し自由の身になりました。芸汐との交流で心境が変わったのでしょうね。薬鬼谷から一緒だった茱萸には秦王の側近・楚西風(チュー・シーフェン)と幸せになれと言い、西風に託します。

芸汐は疲労で身体が弱り倒れてしまいました。病気はまた流行し始め、北月が感染経路を探しに行き、七少と協力することに。芸汐が回復して七少と協力すれば、根治できる薬が作れそうですね。

第38話あらすじ

顧北月(グー・ベイユエ)と顧七少(グー・チーシャオ)は、感染源が井戸水にあると考え、解毒薬作りのため分析することに。すると男が襲い掛かり、毒を投げ込んだ男の仲間かと叫びました。2人は男を連れて寧南に戻ります。

芸汐は意識を取り戻し、七少には会いたくないと言います。北月が七少を今は解毒薬づくりを優先しようと言い、一緒に井戸水を分析し研究を続け、遂に解毒薬が完成しました。

しかし薬に必要な貴重な生薬が足りず、採取場所は芸汐の育ての父・韓从按(ハン・ツォンアン)しか知らないと北月から聞いた七少が、急いで採取に向かいます。

七少が危険を冒して採取した生薬のお陰で芸汐は回復。しかし根治の為には更に危険な場所にあり希少な生薬が必要で、七少は1人で探しに行くことにしました。出発を前に、七少は秦王に皇太子から聞いた蟲毒人の秘密や北厲の皇太子も瘟疫に感染したことを告げました。

第38話感想

芸汐は、親友だと思っていた七少が、自分をスパイしていたと知り悲しみから立ち直れないと言いました。七少は芸汐のお陰で母の願いを叶えられて自分も自由になり、感謝と愛情が溢れていて、2人は感情のギャップが大きすぎて身動きが取れなくなった感じ。七少は芸汐の父に、秦王と離婚したら自分の嫁に欲しい、という程で芸汐愛強すぎです。

北月と七少は、今は押さえているこの毒は、また再発し蔓延する可能性があると心配しています。根治させるには本当にあるのかさえ解らない滅多にない生薬が必要。そんな過酷な旅の前だから、秦王に秘密を伝え芸汐から離れろと頼んだのでしょうね。

芸汐は、北月が隠していた秦王からの「離縁状」を見てしまいました!毒宗の父が秦王を蟲毒人にし、毒宗を秦王が殺した(と誤解している)2人には、互いを想い合っていても離縁は仕方ないのかも。最後に芸汐が今後は他人同士と言ったセリフが辛い…。

第39話あらすじ

寧南で瘟疫毒を鎮め、民から感謝と尊敬を集めた秦王。皇帝は穆清武(ムー・チンウー)を同行させて秦王と寧南の繋がりを調べましたがそれも失敗し、悔しさの余り次の手を打つことに。

秦王も皇太子を炊きつける作戦を開始。その前に楚西風(チュー・シーフェン)を顧北月(グー・ベイユエ)の元へ向かわせ、芸汐と一緒に都を離れるよう頼みました。その後寺で修行中の母・宜(イー)太妃に都から出るよう頼みます。太妃は秦王が実の子でないと解っていたが、天から授かった宝物と言いました。そして秦王が今の皇帝を倒すのが民の為と解っているが、先帝の妃としてここに残ると決意を告げます。

都の闇市で火薬庫が爆発し、秦王を疑った皇帝は宜太妃を監禁。助けを呼びに出た女官に偶然会った芸汐たちは、太妃を救うため宮中に潜入しました。

一方皇帝を恐れた皇太子は挙兵して宮殿に向かい、皇太子の反乱を信じられない皇帝は、皇太子の背後にある人物の存在を疑います。

第39話感想

あわよくば秦王が瘟疫毒に罹って死ねば良いと考え、側近に毒を撒かせた皇帝。なのに元気なばかりか民の尊敬まで集めて戻った秦王に、怒り心頭でしたね。毒を撒いて民を苦しめる行為の恐ろしさと愚かさに気付かないのでしょうか。

皇帝と秦王が牽制し合うなか、秦王は皇太子を動揺させて、皇帝に戦いを挑むよう仕向けました。策士だなあ。それに載せられて皇帝に罪を追及されるのを恐れるあまり、側近が止めたのにムリな戦いを挑む皇太子は、情けないというより哀れでした。

例え血を分けた息子じゃなくても、秦王を愛して育ててきた太妃。芸汐のことは、初めはスパイだし、自分が理想とする王妃じゃなくて嫌っていたけど、今は芸汐が秦王の運命だと思っていると話しました。芸汐が太陽のように固く凍った秦王の心を解かして人間らしくしたのだ、と。血がつながらなくても深い愛情を感じる重くて優しいセリフが沢山あって、貰い泣きしました。

第40話あらすじ

皇帝は、皇太子の挙兵の裏には秦王が居ると推理し宜(イー)太妃を城門の上へ連れ出して、脅します。対して皇太子が矢を射るよう命じても兵は動かず、背後から秦王が現れました。太妃は秦王を見ると城門から身を投げ、秦王は蟲毒人に変化します。

天寧国皇帝の天徽帝は妃たちを連れて敗走しました。秦王が蟲毒人になったのは皇帝の仕業と知った民は秦王を支持し、官吏たちも皇位に着くよう勧めますが秦王は拒否。体調が弱った秦王を心配した唐离(タン・リー)は芸汐に診察を頼み、代わりに顧北月(グー・ベイユエ) が診察。芸汐に、後悔しないためにも秦王に会うよう勧めました。

皇太子は捕まり、天徽帝に思いをぶつけた後自殺します。天徽帝に忠実だった穆清武(ムー・チンウー)少将も、敗走時に民を盾にした皇帝の非道さに疑問を感じ始めます。

皇帝側近は、百里茗香(バイリー・ミンシャン)が持っていた毒本を筆写して皇帝に献上。皇帝は毒本全巻が揃ったと喜び、毒医や医師を集めて蟲毒人の研究を進めるよう命じました。

第40話感想

宜太妃は城門から飛び降りる直前まで、秦王を激励し自分が行動を妨げないよう自殺を選びました。一方の皇太后は、自分が本当の秦王を殺したことが今回の原因になったと遺書を残して自殺します。壮絶な母の死は、子供たちに大きなショックを与えたようです。

さらに皇太子は天徽帝に、自分が第二皇子を殺したと告白して親兄弟が殺し合うのは自分たちの血のせいで、これは報いだと言って自殺。元来残忍な天徽帝は、これで何かが壊れたかも。蟲毒人研究も命令したし、懲りない人ですね。毒の本を持っていた茗香は間接的に蟲毒人作りに手を貸すことになってしまいました。

都では、あんなにオレ様だった秦王がすっかり弱り、もう他人だと言われたし、でも芸汐に会いたいとめそめそしています。芸汐も素直になればいいのにそうしない。周りの人達はイラつきそうですねえ。

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