笑歌行-Fated Hearts-

中国ドラマ

笑歌行-Fated Hearts- キャスト・相関図 全38話あらすじ

放送予定

●【日本初放送】WOWOWプライム2026年7/3(金) 0:00~

笑歌行-Fated Hearts-
2025年 全38話
原題:一笑隨歌

目次

あらすじ

平陵の戦いで夙砂国の第一皇子・鳳随歌は、敵の錦繍国の都尉・付一笑の矢を受けて撤退、夙砂国は敗北を喫した。そして、退却中に刺客に遭った鳳随歌は崖から転落。一方、付一笑も何者かに襲われて逃亡、偶然出会った正念山荘の若荘主・凌雪影に助けられるも記憶を失ってしまう。そんな2人が正念山荘の薬池で出くわして……。

引用元:WOWOW 笑歌行-Fated Hearts-

相関図

一笑随歌 相関図

引用元:baidu.com 一笑随歌

キャスト

付一笑(フー・イーシャォ) 李沁(リー・チン)

付一笑(フー・イーシャォ) 李沁(リー・チン)

引用元:baidu.com 一笑随歌

錦繡国一の射手   

好き嫌いの区別がはっきりしている。平民出身で幼くして両親を亡くし、路上生活後夏静石に見出され、錦繍国の首席射手に成長した。

「神射手」の称号は、平陵戦争中に敵軍総帥・鳳隨歌を正確に射てけがをさせた戦績による。その後戦場の事故で崖から落ちて記憶を失い、鳳隨歌と共に復讐計画を展開する。

2人は手を携えて両国の権力者集団が作り出したニセ情報を暴き、暗殺未遂や裏切りなどの試練を経験して、最後は平陵戦争の背後にあった政治的陰謀を暴く。最後の対決では彼女が射た矢が、鳳隨歌が夏静石を倒す手助けになった。

鳳隨歌(フォン・スイガェァ) 陳哲遠(チェン・ジェァユェン) 

鳳隨歌(フォン・スイガェァ) 陳哲遠(チェン・ジェァユェン) 

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国皇子

冷酷で緻密、兵を用いて神の如く戦神と呼ばれる。母・韋清鈺は荘一族に迫害されて死に、彼自身も宮廷内で迫害された。

平陵戦争中、敵国の武将・付一笑に射られて戦況は逆転した。その後崖から落ちて記憶を失った付一笑と、正念山庄で再会した。彼女を側に置き両国が内通している状況を調べ、また復讐を達成しようとする。

2人が一緒に過ごす間に、付一笑が彼を脅したり反撃したりしつつ信頼を深めた。彼が失明した後、付一笑が彼を説得して記憶喪失を引き起こす針治療も受けた。

父帝の血書等を入手し、最後は記憶を取り戻して、反対派を一掃し最後は共に両国の陰謀を明らかにして即位した。

鳳戲陽(フォン・シーヤン) 夏夢(シァ・モン)        

鳳戲陽(フォン・シーヤン) 夏夢(シァ・モン)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国皇女

生母の先皇后が早くに亡くなり、母を敵視していた荘后に育てられる。複雑な宮中の環境で最も寵愛を受けた。和議のためだが幼い頃から好きだった夏静石に嫁ぐ。だがどうしても彼の心にある付一笑の地位を奪えないと知って、夏静炎と協力し反撃に出る。夏静炎との刺激的な体験を経て恋愛脳から抜け出し、正式に復讐計画を開始した。

権力闘争の犠牲になり愛する人に傷つけられて、自分を犠牲にしながら夏静炎と情報交換をし、裏切りを経験して父親と兄の死の真相を知る。

最終回では天下を手中にしながらも、自分一人で新たな人生の章を切り開く。

夏静石(シァ・ジンシー) 陳鶴一(チェン・フェァイー) 

夏静石(シァ・ジンシー) 陳鶴一(チェン・フェァイー)

引用元:baidu.com 一笑随歌

錦繡国・振南王

表向きは穏やかで品があり天下を憂いているようで、実際は権勢をふるい冷酷非情。夙砂国荘相と結託し、慕容曜に情報を売り渡して皇位簒奪を計画した。

付一笑の射術を認め自分の配下に引き入れた。やがて2人は互いに好意を抱き合い、婚約した。だが付一笑に彼が夙砂国と結託してると知られた後、自ら口封じのために付一笑を射て崖下に落した。

隠している持病を皇后に暴露され、皇位継承争いから退いた。彼はまた夙砂公主・鳳戲陽を妻にしたが、単なる政治目的で結婚後は彼女に冷たかった。

彼の陰謀が鳳随歌と付一笑に明かされると、皇宮を血の海にして皇帝・夏静炎と鳳戯陽まで手にかけた。

慕容曜(ムーロン・イャォ) 左葉(ズゥォ・イェ)    

慕容曜(ムーロン・イャォ) 左葉(ズゥォ・イェ)

引用元:baidu.com 一笑随歌

長楽侯の世継ぎ

開国の功臣・慕容家出身。近衛兵を掌握する。鳳随歌とは幼馴染で、兄弟のように深く付き合い、権力には関心がない様子。だが実際は、錦繍国と結託して鳳随歌軍の情報を売り渡し、暗殺者を育成する。鳳隨歌を裏切って、父のため慕容家の物全てを取り戻したいと願った。

長い間皇帝一族に不満を抱き、謀反を起こす。動機は「権力の座に君臨する者」に対する「幼い頃から犠牲となってきた者」の積年の怨みだと主張した。

付一笑が慕容曜の仮面を剥ぎ、彼は鳳随歌に陰謀を暴かれて捕まる。朝廷では鳳随歌が見せしめとして凌遅刑(大変残酷な刑罰)を下した。

夏静炎(シァ・ジンイェン) 秦天宇(チン・ティェンユー) 

夏静炎(シァ・ジンイェン) 秦天宇(チン・ティェンユー)

引用元:baidu.com 一笑随歌

錦繡国皇帝

功績を独り占めし、女好きで残虐。口実を見つけては一生の宿敵とみなす異母兄弟・夏静石を虐める。

危機を乗り越えた鳳戯陽を見て、彼女に興味を抱く。長い間夏静石の持病をネタに辱め、後に鳳戯陽と関係を持ち彼女を妊娠させた。闇落ちした鳳戯陽の首を絞めるなどの行為が、2人の間に病的な共生関係を形成した。

皇宮の大虐殺で九死に一生を得た彼は、鳳戯陽を救うために毒に冒された後初めて頭を下げた。過ちを悔い改め、2人は身分を隠して辺境に逃げた。夏静炎は狂ったふりをして情報を集め、最後は鳳戯陽が夏静石のニセ王朝を打倒する。

凌雪影(リン・シュェイン) 辛凱麗(シン・カイリー) 

凌雪影(リン・シュェイン) 辛凱麗(シン・カイリー)

引用元:baidu.com 一笑随歌

正念山荘の若荘主

山に薬草を取りに行った時、偶然追いかけられている付一笑に出くわし、ただ一人大勢の兵と戦うのを見た。ひどく驚いたが戦う彼女のかっこいい後ろ姿を見て、すぐに熱狂的なファンになった。

ケガをした付一笑を山庄で治療し、心を込めて世話をする。深い絆を感じた2人は、義姉妹の契りを結び、付一笑が姉、凌雪影は姉分になった。

正念山荘には代々伝わる神業があり、各国の皇帝が皆恩恵を求めてくる。彼女は巧妙にルールを利用して、敵国の君主の資源すら使い自分の大切な人を守る。誰もがグループを作る世界において、どちらの味方にもならず勇敢な姿勢を貫いた。

寧非(ニン・フェィ) 張珹朗(ジャン・チャォラン) 

寧非(ニン・フェィ) 張珹朗(ジャン・チャォラン) 

引用元:baidu.com 一笑随歌

振南軍典衛

錦繍城の武将で率直で思考が単純、友人に真心を尽くす。寧非は幼い頃付一笑に助けられて以後ずっと付一笑に従い、彼女が崖から落ちた一連の事件では、終始付一笑の側に居た。正念山庄の若庄主・凌雪影と出会い恋に落ちる。

彼が戦いで重傷を負い、毒が心臓や肺にまで達した後凌雪影の父で正念山庄庄主・凌峰が針治療で助けた。更に搬送されて、血液を入れ替える秘術を受けた。

治療後生き延びてからは、正念山庄若庄主・凌雪影と結婚して軍から退き、麓城に移って薬局を開き、穏やかで静かに生活した。

蕭未然(シァォ・ウェイラン) 盛英豪(シォン・インハォ) 

蕭未然(シァォ・ウェイラン) 盛英豪(シォン・インハォ) 

引用元:baidu.com 一笑随歌

振南軍参謀

繊細な人物。振南軍の暗衛を動員できる通行証を持つ、夏静石の腹心の部下。幼い頃夏静石に死にかけたところを救われて以来、唯一の拠り所と見做して忠誠を尽くしている。

付一笑と肩を並べて戦い、生死を共にした兄弟のように親しい人物。だが彼は夏静石を守る上で、付一笑は夏静石の弱点で「厄介者」だと考えている。

そこで、何度も付一笑を標的にして容赦なく攻撃し、さらに決死隊を率いて落霞谷で彼女を包囲攻撃した。

付一笑殺害を阻止された後、自分が信じたものが崩れ落ちて自刃した。彼の悲劇は、そのねじれた忠誠心と信仰じみた執着だった。

陸珂(ルー・カェァ) 王子騰(ワン・ズートン)        

陸珂(ルー・カェァ) 王子騰(ワン・ズートン) 

引用元:baidu.com 一笑随歌

鳳字営副将、後に統領

好奇心旺盛で噂話が好き。少しずる賢く非常に高い行動力を持ち、信頼に値する助手。傍観者の立場で、鳳随歌の付一笑に対する潜在意識をずばりと言い当てる。

ずっと鳳随歌に忠義を尽くして従い、多くの事件に関わった。鳳随歌が襲撃されたときはしんがりを勤め、付一笑の手配で荘慎府内の火薬を事前に城外へと運び出した。後に夏静石が派遣した鳳随歌部隊を秘かに襲撃した人物を、兵を連れて撃退した。犯人を生け捕りにしたことで、夏静石の罪状がより明らかになった。

その後も鳳随歌の右腕として活躍して、鳳随歌が即位した後も彼を補佐して国を治めた。

荘慎(ジュゥァン・シェン) 張兆輝(ジャン・ジャォフォィ)     

荘慎(ジュゥァン・シェン) 張兆輝(ジャン・ジャォフォィ)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国丞相

緻密に行動して感情を表に出さず、腹黒くて老獪。他人を利用することに慣れていて目的を達成する。野心は宰相にとどまらず、王の地位を望んでいる。荘家の権力を守るために前の皇后(鳳随歌の母)を殺し、自分の娘を後継者にした。

息子が無断で私兵を雇い武器や鎧を買い占めて、鳳平城で処刑された。その復讐のために、彼は長年才能や野心を隠して力を蓄え、復讐の機会を伺う。

最後は宮廷に上がって本性を露わにし、勝手な主張を行う。鳳随歌が荘慎を殺し、母の敵をとって荘家は差し押さえられた。娘の荘景元は皇后の地位に留まったが、困難な状況に陥った。

雲放(ユン・ファン) 田廣宇(ティェン・グゥァンユー)       

雲放(ユン・ファン) 田廣宇(ティェン・グゥァンユー)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国一の神射手

穏やかで忠誠心が厚い。夏静石の暗殺など重要な任務の遂行を担当する。その行動は落ち着いていて冷静で、終始主君の利益を守ることを行動の基準としている。

最後は昇進して鳳字営の指揮使になった。

鳳承陽(フォン・チャンヤン) 丁嘉文(ディン・ジャウェン) 

鳳承陽(フォン・チャンヤン) 丁嘉文(ディン・ジャウェン)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国の第2皇子

天真爛漫で親思い、兄を尊敬し大変分別がある。彼は地味な皇子服を着て、澄んだ目をしている。眉をひそめる表情にも無邪気差を感じさせる。

権力闘争の渦中に居て、皇帝・鳳平城が重病になると母の荘后と外祖父の荘慎に皇位へ押し上げられ、荘氏一族の権力争奪の傀儡になった。

秘かに調査して、母の荘后こそが父を殺し兄に罪を着せたと知り母を信じなくなった。そして兄を手伝い、皇帝として慕容家から鳳字営と御林軍の大権を取り返す。

母・荘太后は身内すらも離れて行く中自殺した。彼はその棺を見送り身分を捨てて出家し、修行と贖罪を以って宮廷生活を終えた。

安姑(アン・グー) 薩頂頂(サー・ディンディン)     

風雨盟の長老

医術に長けていて思いやりと賢さを併せ持つ。

鳳随歌は周昊の全力の治療を経て覚醒した。だが目覚めると、彼は両目共失明していた。付一笑は周昊から彼の目を直せるのは安姑だけだと告げられる。

安姑は鳳随歌の治療に使う術には、記憶を失う可能性があると言う。付一笑を忘れたくないと鳳随歌は治療を断るが、最終的に彼女の勧めで治療を受け入れた。

安姑は付一笑に、鳳随歌を完全に回復させるために付一笑が彼から離れ、人生から消えるしかないと言う。鳳随歌が記憶を取り戻すのは、数カ月、あるいは3年、5年後なのか見当がつかないと話した。

慕容仲(ムーロン・ジョン) 盧星宇(ルー・シンユー)

元長楽侯

慕容曜の父親、極端で偏執的。かつては鳳平城に従い一緒に天下を築いた。

皇子の護衛に失敗したため、皇帝から叱責を受けて北疆守護に派遣され過酷で寒冷な地に長期駐留する。そして皇女・鳳戯陽の結婚を祝うため、北京へ戻った。息子・慕容曜と共に鳳随歌に重傷を負わせ、荘后と口論になって互いを脅し彼女に鳳承陽が宮中を出て鳳随歌に会っていると告げた。

宮中では慕容曜が近衛兵を掌握していると自負していて、鳳字営が陣を敷いて守っていた方に向かい、敵の罠にかかり包囲された。

死ぬ前に自分の長年の恨みを語り、君主殺しの理由を明かした。

雷烈(レイ・リィェ) 蒋愷(ジィァン・カイ)

風雨盟の長老

武林組織・風雨盟の樵支長老で、身長は180cm。付一笑はわざわざ彼を探して、韋清鈺が風雨盟を設立した初心に言及し、雷烈を深く感動させた。また鳳随歌ともつながりがあった。別れの挨拶をする鳳随歌と付一笑に、風雨盟の人々が外で困難に遭ったら、助けて欲しいと彼らに頼んだ。

風雨盟内で争いが勃発し張冬始に殺されかけた時、付一笑の矢で救われた。誤解されたことに激怒したあまり倒れて、周昊の治療によって一命を取り留めた。

張冬始(ジャン・ドンシー) 張子璇(ジャン・ズーシュェン)

風雨盟漁長老

ドラマ内で一部の対立や葛藤を推し進めるカギとなる人物。

鳳氏一族を自分の親族を殺害した仇敵だと誤解して、秘かに復讐を計画していた。

周昊と共に罠を仕掛け、雷烈を殺して鳳随歌勢力を削ろうと企む。だが彼女の殺害計画は、付一笑と鳳随歌が間に合って阻止した。事情を知った鳳随歌は理を尽くして説得し、納得した彼女は、鳳随歌が当時の真相を調査するのを待つことにし、暫くの間風雨盟の内乱は収まった。

復讐への信念は動揺しはじめて復讐は放棄したが、もし鳳氏が敵だとはっきりすれば必ず殺すという立場は堅持したままだった。

韋清鈺(ウェイ・チンユー) 杜雨宸(ドゥ・ユーチェン)

夙砂国前皇后

夙砂国皇子・鳳隨歌の母親で、荘慎に殺された。

凌峰(リン・フォン) 夏銘浩(シァ・ミンハォ)

凌峰

引用元:baidu.com 一笑随歌

正念山荘荘主

凌雪影の父親で、引退した侠客。起死回生、骨をつなぐ延命治療の技術など超絶医術で有名。各国王室は皆親しくなりたいと願ったが、目立たず行動し政治に干渉しない原則に従い、乱世でも中立を保つよう努める。

韋清鈺に託されて鳳平城の治療をし、彼女が亡くなった後も変わらず約束を守っている。付一笑の手の筋をつなぎ合わせ、また鳳随歌に頼まれて宮中で鳳平城を診察した。

娘の凌雪影に幼い頃から医学知識を授け、彼女は10歳にして一人で患者を診られるようになった。

最後は鳳平城との約束を果たし、安姑と放浪の旅に出て完全に朝廷の紛争から離れた。

荘后(ジュァン・ホウ)徐小颯(シュ・シャォサー)

荘后(ジュァン・ホウ)徐小颯(シュ・シャォサー)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂国の2番目の后

荘慎の娘。15歳で宮中入りし、表向きは賢くしとやかだが実は残酷で行動力があり、支配欲が強い。実は、息子が皇帝に死を賜った荘慎が、復讐のコマとして宮中に送り込んだ。

初めは皇帝・鳳平城に一途に恋して、前の皇后韋清鈺を真似て彼の真心を得ようとした。だが皇帝の気持ちは変わらないと気付き、愛は憎しみに変わる。

毒を飲ませ陥れる等の手段で異分子を排除し、一心に息子・鳳承陽を即位させようとした。皇帝の病気が重くなると彼を殺してその罪を鳳随歌に着せ、息子の即位を助けた。即位後は垂簾政治を始めたが、次第に息子に実権を奪われ荘家勢力は一掃された。

鳳平城(フォン・ビンチォン) 趙濱(ジャォ・ビン)

鳳平城(フォン・ビンチォン) 趙濱(ジャォ・ビン)

引用元:baidu.com 一笑随歌

夙砂君主

決して頭を下げず、頑固で気が強い。即位当初、権力や政治的基盤が不安定で荘氏一族から妻を守れず、彼女が陥れられ死ぬのを見ているしかなかった。

長男・鳳随歌の命を守るために養育を荘后に任せ、彼女を母后と呼ばせる。実母の肖像画を没収して冷淡とも思える放任状態にし、父子の間の隔たりは広がった。

長い間不治の病を患いながら隠して来たが、鳳随歌が成長するには十分な時間があって彼を保護する人物を秘かに配置し、将来皇位を継承する地ならしをする。

厳格さを要求し荘氏から攻撃を受けても彼を助けない。実際の経験を通して鍛えられ、君主としての能力を身につけるよう願った。

景太后(ジンたいほう) 胡然(ホー・ラン)

景太后(ジンたいほう) 胡然(ホー・ラン)

引用元:baidu.com 一笑随歌

錦繍皇帝の生母

夏静石と夏静炎の母親。権力への渇望と支配欲を隠さず、錦繍朝は彼女が朝廷を統治する。貴いはずの皇帝・夏静炎が、無能で愚かな傀儡になり果てた。

義理の息子・夏静石が、自分の権力と地位を脅かすことを心配している。自身の勢力を固めるために早くから夙砂国の荘相と結託した。平陵の戦いでは、鳳随歌が危険にさらされ付一笑は味方に裏切られたが、その背後には彼女の影があった。

景太后は肉親の情の上に権力を置き、その振舞いが直接夏静石と夏静炎兄弟に表裏の戦いを引き起こす。夏静石は後宮を血で染めて、景太后の権力への夢もまたここで砕けた。

 

全38話あらすじ

第1話 神射手の一矢

錦繍国と夙砂国は長年にわたり戦火を交え、国境では激しい攻防が続いていた。夙砂国の第一皇子・鳳随歌は平陵城攻略を目前にするが、錦繍国最強の弓使い・付一笑が放った一矢によって重傷を負う。勝利目前だった夙砂軍は撤退を余儀なくされ、戦局は大きく動き始める。


第2話 敵国での再会

鳳随歌は巧みに付一笑の警戒心を解き、彼女を捕らえることに成功する。そして、一笑が何者かに崖から射落とされ、さらに同胞から追われていた過去を知る。一方、夙砂国では宰相・荘相が亡き息子を弔う中、養子の荘郃が騒動を起こし、宮廷内にも不穏な空気が漂い始める。


第3話 皇都に渦巻く思惑

都へ戻った鳳随歌を待っていたのは、生母の命日と異母弟・鳳承陽の成人の儀だった。皇后の思惑によって同日に催された式典に、鳳随歌は召集もないまま姿を現し、皇帝の不興を買う。だが鳳承陽は敬愛する兄との再会を喜び、兄弟の絆を改めて示すのだった。


第4話 偽りの寵姫

協力関係を結んだ鳳随歌と付一笑。鳳随歌は彼女を「寵愛する側室」と偽って世間に公表し、背後で暗躍する刺客をおびき出そうとする。一笑もその狙いを見抜き芝居に協力することに。そんな中、鳳随歌の親友・慕容曜や、一笑を案じる凌雪影たちが現れ、それぞれの思惑が交錯していく。


第5話 和親に揺れる王家

長く続いた戦を終わらせるため、夙砂国と錦繍国は和平交渉を進めていた。その条件は、夙砂国唯一の公主・鳳戯陽を錦繍国の振南王・夏静石へ嫁がせること。しかし鳳随歌は最愛の妹を敵国へ送ることに強く反対し、朝廷で激しく対立する。だが当の鳳戯陽には、誰にも明かしていない胸中があった。

 

第6話 揺れる想い

夏静石は付一笑が玉京城にいることを知り、寧非や蕭未然を伴って夙砂へ向かう。表向きは鳳戯陽との婚姻のためだが、本当の目的は一笑を救い出すことだった。一方、鳳随歌は行方を追っていた部下たちを呼び寄せる。帰路の馬車で眠る一笑を気遣う鳳随歌の姿に、一笑は彼の優しさの理由を知りたいと思い始める。


第7話 守るための監視

鳳随歌は凌雪影の屋敷を兵で固め、子どもたちの安全を守ろうとする。しかし一笑はそれを監禁だと受け取り、二人は激しく衝突する。そんな中、玉京城へ向かう夏静石の暗殺を企てる者が現れる。鳳随歌は和平交渉を壊しかねない事態を防ぐため、急ぎ行動を開始する。


第8話 三年前の約束

鳳戯陽は夏静石を呼び止め、三年前に砂漠で命を救われた思い出を語る。そして、その時から彼に想いを寄せていたことを打ち明ける。しかし夏静石にはその出来事の記憶がなかった。それでも彼は、一笑の生き方を例に挙げながら、女性もまた国のために戦える存在だと語るのだった。


第9話 失われた記憶

一笑は鳳随歌に黙って夏静石と再会する。夏静石は、かつて二人が深く想い合っていたことを伝え、思い出を綴った冊子を手渡す。さらに平陵の戦いが終われば一笑を妻に迎えるつもりだったと告白。しかし今は和平のため鳳戯陽との婚姻を受け入れなければならず、複雑な胸中を明かす。


第10話 蘇る真実

鳳戯陽の誘いで街へ出た一笑は、夏静石や鳳随歌と共に束の間の穏やかな時間を過ごす。しかし何気なく目にした夏静石の玉佩が、失われた記憶を呼び覚ます。崖から落とされたあの日、自分を射た人物が夏静石だったことを思い出した一笑は衝撃を受け、その場を立ち去ってしまう。

 

第11話 秘められた代償

夏静石は毒に侵されながらも、来るべき計画のために貴重な解毒薬の使用を控えていた。長年積み重ねてきた覚悟に、側近の蕭未然も胸を痛める。一方、正念堂で過ごす一笑の様子に違和感を覚えた蕭未然は、彼女が失われた記憶を取り戻し始めているのではないかと警戒を強める。


第12話 消された真実

一笑は平陵の戦い当日の出来事を調べ直し、自らが崖から落とされた直前、夏静石が夙砂から来た謎の商人と密会していた事実を知る。自分が何か重大な秘密を知ったために命を狙われたのではないかと疑う一笑。彼女は鳳随歌に情報を伝え、二人は両国を揺るがす陰謀の存在に迫ろうとする。


第13話 裏切りの刃

命を狙われた一笑は、鳳随歌から贈られた金糸の鎧に救われる。しかし信頼していた仲間の裏切りが明らかとなり、大きな衝撃を受ける。激しい戦いの末に蕭未然を打ち負かした一笑だったが、最後まで彼を手にかけることはできなかった。一方、夏静石は仮面の男との危険な取引を続けていた。


第14話 別れの誓い

囚われた蕭未然のもとを訪れた寧非と一笑。かつて「錦繍三傑」と呼ばれた三人は久しぶりに顔を合わせ、昔を思い出しながら焼き芋を囲む。しかし楽しかった日々は戻らない。一笑は過去との決別を選び、兄弟の契りを終わらせることを宣言する。その悲しい決断は、寧非の心にも深い傷を残すのだった。


第15話 平陵城の秘密

寧非が遠くへ運ばれた後、一笑は夏静石に真実を問いただす。対峙する中で失われた記憶がさらに蘇り、平陵の戦いの裏で恐るべき計画が進められていたことを知る。数万の民を犠牲にして鳳随歌を討とうとした陰謀、そして秘密を知った自分を射た夏静石の苦渋の選択――。隠されていた過去がついに明らかになる。

 

第16話 寄り添う心

父である皇帝の変貌に戸惑い、心を痛める鳳随歌。そんな彼を気遣った一笑は、都の外へ連れ出し束の間の安らぎを与える。一笑の優しさに触れた鳳随歌は、胸に抱えていた苦悩を少しずつ解き放っていく。一方、公主・鳳戯陽の婚礼を控え、功臣である慕容仲が久々に都へ戻ってくる。


第17話 舞姫が握る鍵

鳳随歌と一笑は、平陵の陰謀に繋がる手掛かりを追い、舞坊で働く舞姫・如嫣を調べ始める。しかし一笑は途中で謎の人物・無影の姿を見つけ、単独でその後を追うことに。一方の鳳随歌は独自に調査を進め、事件の背後に存在する新たな人物の名へとたどり着く。


第18話 鉄花の下で

祭りの夜、鳳随歌は一笑と共に街を歩き、夜空を彩る鉄花を眺めながら胸に秘めていた想いを打ち明ける。互いを理解できる特別な存在だと語る鳳随歌に、一笑の心も揺れ動く。だが翌朝、鳳戯陽が夏静石と共に姿を消したとの知らせが入り、二人は再び大きな騒動へ巻き込まれていく。


第19話 迫り来る危機

一笑は侍女の行動を追う中で、かつて平陵から逃走した仮面の男と同じ馬車を発見する。その先にいる舞姫・如嫣こそ、事件の真相を知る人物ではないかと考え、密かに調査を続ける。一方、皇帝が昏睡状態に陥り、都の情勢は急速に不安定化。鳳随歌は一笑を危険から遠ざけようと決意する。


第20話 捨てられた駒

一笑は、陰謀の黒幕へ繋がる重要な事実を知る。そして捕らえた如嫣を通じて、利用され続けた彼女の悲しい過去を目の当たりにする。忠誠と愛を捧げてきた相手から見捨てられた如嫣は絶望し、自ら命を絶とうとするが、一笑はそんな彼女を救い出す。新たな真実が、少しずつ闇を照らし始める。

 

第21話 異国の宮廷で

夏静石と鳳戯陽は錦繍国の宮廷で暮らし始めるが、その行動は密かに監視されていた。鳳戯陽は慣れない環境の中でも夏静石を支えようと懸命に尽くすが、彼の態度はどこかよそよそしい。一方、皇帝・夏静炎は宴の席で夏静石を試すような振る舞いを見せ、鳳戯陽の聡明さにも次第に関心を寄せていく。


第22話 迫る決断

病に伏す皇帝・鳳平城を巡り、夙砂の朝廷では後継者争いの火種が広がっていた。皇后は長年抱いてきた苦しみに向き合い、庄相は一族の存続を懸けて動き出す。そんな中、一笑はついに慕容曜の秘密を暴く決意を固め、鳳随歌へ真実を伝えようとする。運命を変える瞬間が近づいていた。


第23話 暴かれた仮面

慕容曜は追い詰められ、自らの正体が明るみに出ることを恐れて行動を起こす。しかし一笑の機転によって鳳随歌は危機を脱し、二人は再び真相究明へと歩みを進める。一方、庄相は皇帝を利用した残酷な計画を進めており、宮廷ではさらなる陰謀が静かに動き始めていた。


第24話 宮廷の激突

鳳随歌は父・鳳平城の身を案じ、信頼する兵を宮中へ送り込む。しかし庄相はそれを謀反の証拠だと非難し、両者は一触即発の状況に陥る。陰から鳳随歌を見守る一笑も弓を構え、緊張は頂点へ。だがその矢先、誰も予想しなかった皇帝失踪の報せが宮廷を震撼させる。


第25話 父と子

鳳平城は鳳随歌を強い後継者に育てるため、あえて冷酷な言葉を浴びせ続けてきた。その真意に触れた鳳随歌は深く傷つくが、一笑はそんな彼を守るように寄り添う。一方、皇后は長年抱き続けた疑問の答えを求めて皇帝との対面を願うが、その願いは拒まれてしまう。夫婦としての絆は、ついに終わりを迎えようとしていた。

 

第26話 それぞれの覚悟

慕容仲は息子・慕容曜の罪を背負うため、自ら宮中へ赴き許しを請う。しかし皇帝・鳳平城は態度を明らかにせず、慕容仲は息子の運命を悲観する。一方、鳳戯陽は父の異変を知り動揺するが、帰国を阻まれてしまう。遠く離れた地で、家族を案じる彼女の不安は募るばかりだった。


第27話 十五年前の真実

鳳随歌は庄相を朝廷へ連行し、長年隠されてきた事件の真相を明らかにするよう迫る。そこで語られたのは、先皇后を巡る衝撃の過去だった。十五年もの間、闇に葬られていた真実がついに暴かれ、朝廷は大きく揺れ動く。庄后は父の助命を願うが、その願いは届かない。


第28話 埋もれた命

慕容仲と慕容曜の策略により、鳳随歌は瀕死の重傷を負う。そして人知れず荒野へ埋葬され、その存在は消えたかに思われた。しかし、密かに慕容曜を追っていた如嫣がその光景を目撃。一笑へ知らせたことで、鳳随歌救出の希望が生まれる。一笑は必死の思いで彼を掘り出し、救命へと奔走する。


第29話 復讐の誓い

夙砂から届いたのは、鳳平城と鳳随歌の死を告げる衝撃の報せだった。父と兄を同時に失った鳳戯陽は深い悲しみに沈む。一方、彼女の苦しみに触れた夏静炎の心にも変化が芽生え始める。行き場を失った鳳戯陽は真相究明と復讐を誓い、そのためなら全てを捧げる覚悟を固める。


第30話 失いたくない記憶

懸命な治療の末、鳳随歌は奇跡的に目を覚ます。しかし代償として視力を失っていた。治療法はあるものの、それは記憶を失う危険を伴うものだった。一笑との思い出を何より大切にする鳳随歌は決断をためらう。だが一笑の言葉に背中を押され、未来のために大きな選択を下す。

 

第31話 別れという選択

記憶を失った鳳随歌から敵として扱われる一笑は、深い悲しみに包まれていた。どれほど真実を語っても、鳳随歌は二人の絆を思い出せない。そんな中、安姑は彼を完全に回復させるためには、一笑が彼の前から姿を消すしかないと告げる。愛する人のため、一笑は苦しい決断を迫られる。


第32話 取り戻した想い

一笑の変わらぬ愛情は、ついに鳳随歌の閉ざされた記憶を呼び覚ます。すべてを思い出した鳳随歌は一笑と再び心を通わせ、二人は感動の再会を果たす。しかし安堵も束の間、今度は慕容父子への復讐を阻む新たな壁が立ちはだかる。二人は自由を求め、風雨盟の盟主・雷烈に直談判する。


第33話 風雨盟の危機

風雨盟では内部分裂の危機が訪れていた。周昊と張冬始の裏切りによって盟内は混乱に陥るが、鳳随歌と一笑が駆けつけたことで最悪の事態は回避される。仲間たちの本音に触れた雷烈は、自らが定めた厳しい掟の意味を改めて見つめ直す。絆を守るための決断が迫られる。


第34話 反撃の狼煙

玉京城へ戻った鳳随歌と一笑は、かつての仲間たちを集め、慕容家への反撃を開始する。鳳随歌は自分を守るため命を落とした部下たちの墓前で復讐を誓う。そして、鳳字営が慕容曜に支配され、多くの忠臣が犠牲になった事実を知る。失われた仲間たちの無念を晴らす戦いが始まろうとしていた。


第35話 孤立無援

鳳承陽との密会を終えた鳳随歌と一笑は、慕容曜が差し向けた禁軍に包囲される。辛くも追跡を振り切った二人だったが、敵との戦力差は明らかだった。慕容父子に対抗するには、かつて鳳随歌が率いた精鋭部隊・鳳字営を取り戻すしかない。二人は反撃の切り札を求め、新たな作戦に乗り出す。

 

第36話 兄弟の選択

夙砂の新皇帝・鳳承陽は、庄太后の反対を押し切り、慕容家が握る鳳字営と禁軍の指揮権を取り上げる勅命を下す。すべては兄・鳳随歌が自らの手で慕容父子との因縁に決着をつけるためだった。長年の策謀が崩れ去る中、庄太后は絶望に打ちひしがれる。一方、鳳承陽は皇位への執着を捨て、母と穏やかな日々を過ごしたいという本心を明かす。


第37話 再会の約束

千秋節の日、鳳戯陽はついに兄・鳳随歌との再会を果たす。数々の苦難を乗り越えてきた妹の姿に、鳳随歌は胸を痛め、自ら守れなかったことへの後悔を抱く。そして翌朝には共に錦繍を離れようと提案するが、鳳戯陽にはまだ果たすべき約束があった。夏静炎の誕生日を見届けた後に旅立とうと決意する彼女の胸には、大切な人々を守りたいという強い願いが秘められていた。

 

第38話(最終話) 笑歌行

ついに長きにわたる陰謀と因縁に終止符が打たれる時が訪れる。

景太后は夏静石に対し、鳳戯陽を始末したのかと問いただす。夏静石は不敵な笑みを浮かべながら「始末した」と答え、部下に大きな麻袋を運び込ませる。景太后は勝ち誇った表情で袋を開けるよう命じるが、そこに入っていたのは鳳戯陽ではなかった。血まみれの顔をさらしたのは、最愛の息子・夏静炎の亡骸だったのである。

予想もしなかった光景に景太后は凍り付き、やがて絶叫を上げて息子の遺体にすがりつく。悲嘆に暮れる景太后は夏静石の処刑を命じるが、すでに全ては彼の計画通りだった。長年、自分から皇位を奪い、毒で支配し続けた景太后への復讐を果たした夏静石は、狂気にも似た歓喜に酔いしれる。

その頃、付一笑と寧非は異変を察知していた。禁軍が最大級の危機を知らせる狼煙を上げたのだ。一笑は直ちに夏静石の仕業だと悟り、現場へ急行する。到着した時には、景太后は毒を飲まされ瀕死の状態に陥っていた。一笑は迷うことなく夏静石へ矢を放つが、部下たちが盾となって防ぐ。

夏静石は一笑の姿を見ると異様なほど喜び、自らの胸中を語り始める。本来は自分こそが皇位継承者でありながら、景太后と夏静炎に全てを奪われたこと。毎月解毒薬を乞うため屈辱に耐え続けたこと。そして今、ようやく復讐を成し遂げたことを高らかに叫ぶ。しかし一笑は、彼が復讐という執念に囚われ、多くの無実の命を犠牲にしたことを厳しく非難する。それでも夏静石は己の過ちを認めようとしなかった。

やがて夏静石は平陵へ戻り、振南軍を率いて皇位を奪う計画を進めようとする。しかし鳳随歌は彼の性格を誰よりも理解していた。夏静石は皇位よりも、自分を討つことを優先するはずだと見抜いていたのである。

翌日、夏静石は皇室祖廟で先帝の長子として祖先に報告を行うと宣言する。その知らせを受けた付一笑は罠を疑うが、鳳随歌は全てを承知の上で決戦へ向かうことを決意する。そして玉京中に散っていた密偵たちを集結させ、最後の戦いへ臨む。

予想通り、祖廟は夏静石が仕掛けた巨大な罠だった。鳳随歌が中へ足を踏み入れた瞬間、伏兵たちが四方から襲いかかる。一笑も加勢しようとするが、その前に立ちはだかったのはかつての仲間・蕭未然だった。

蕭未然は最後まで夏静石への忠義を貫こうとし、一笑に刃を向ける。激しい戦いの末、一笑が危機に陥った瞬間、寧非が背後から蕭未然を刺す。しかし同時に、一笑の放った矢も蕭未然の喉を貫いていた。

かつて固い絆で結ばれた「錦繍三傑」。それぞれが信じる道を選んだ結果、仲間同士で命を奪い合う悲劇的な結末を迎える。その姿は、戦乱の時代が生んだ悲しみを象徴していた。

一方、祖廟の中では鳳随歌が圧倒的な強さを見せる。数多くの敵を相手にしながらも次々と倒し、「夙砂の殺神」と恐れられた実力を改めて証明する。そしてついに夏静石との一騎打ちが始まる。

互角の戦いが続く中、夏静石は隙を突いて鳳随歌へ弩を向ける。しかしその瞬間、一笑が駆け込み、放たれた矢で弩を弾き飛ばす。生まれた一瞬の隙を鳳随歌は見逃さなかった。

鳳随歌の刃が夏静石を貫く。

倒れゆく夏静石の脳裏によぎったのは、かつて平陵で一笑に向けて放ったあの一矢だった。もしあの日、別の選択をしていたなら――。後悔を胸に抱えながら、夏静石は静かに息を引き取る。

こうして長年続いた陰謀と復讐の連鎖は終わりを迎えた。

その後、鳳戯陽は子を授かることはできなくなったものの、命に別状はなく回復する。鳳随歌と付一笑は共に夙砂へ帰還し、戦乱で傷ついた両国の再建に力を尽くしていく。

鳳承陽は兄の帰還を待ちながら国を支え、庄景元には皇陵守護を命じる。しかし庄景元は罪を背負ったまま生きることを選ばず、自ら命を絶つ道を選んだ。

やがて鳳随歌と付一笑の活躍によって、長く続いた錦繍国と夙砂国の争いは終息へ向かう。二人の名は平和をもたらした英雄として後世に語り継がれることとなった。

鳳随歌は三年間の喪に服した後、皇位の行方を決めると宣言する。そしてその間は鳳戯陽に政務を任せ、もし彼女にその意思と才覚があるなら、夙砂初の女帝として即位してもよいと告げるのだった。

一方、一笑にはまだ果たされていない約束があった。

鳳随歌は戦いの日々の中で挙げられなかった結婚式を、喪が明けた後に必ず執り行うと誓う。そして彼女への想いの証として、天下無双と称される名弓「追霞弓」を贈る。

戦乱の中で出会い、敵同士として刃を交え、数々の試練を乗り越えて結ばれた鳳随歌と付一笑。二人が歩んだ愛と宿命の物語は、新たな未来への希望を残しながら幕を閉じる。

そして、笑いながら歌える平和な時代へ――。

 

動画配信

※配信は記事作成時のものです。(2026/6)配信期間が終了している可能性がありますので、該当サイトにてご確認ください。

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