北月(ほくげつ)と紫晴~流光に舞う偽りの王妃~2024年 全40話 原題:流光引
31話あらすじ
第31集では、君北月と韓紫晴の結婚準備、家族や側近との関係調整、そして内面の葛藤が中心に描かれる。物語は、十両が君北月の衣服を補修して届けようとした場面から始まる。偶然その様子を見た紅衣は、「君北月の物に手を触れることは許されない」と叱責する。しかし十両は、自分が君北月の傷の世話を長くしてきたことを理由に反論し、紅衣と口論になる。結局、十両は衣服を自分で持ち帰ることを決める。このやり取りを通して、十両の君北月に対する忠誠心と愛情、そして紅衣との微妙な関係性が浮き彫りになる。
その後、君北月の母である夢婉約が十両に話しかける。夢婉約は、これまで自分が君北月のそばにいなかったことを悔い、君北月について知るため十両に尋ねる。十両は、韓紫晴と共に過ごす中で得た経験をもとに、君北月の性格や過去の出来事を簡単に説明する。また、司徒馨児の君北月に対する執着についても語り、夢婉約に対して他言しないよう念を押す。夢婉約は、十両の気持ちや立場を理解し、彼女を支えようとする姿勢を見せる。さらに、夢婉約は自身の簪を君北月に渡し、後で韓紫晴に送るよう指示する。
物語の中盤では、君北月が韓紫晴に婚礼の話を切り出す。しかし、韓紫晴は現状に満足しており、形式的な婚礼を行う必要はないと考えている。君北月は表向きには四王妃としての立場が整っているが、韓紫晴が自分たちの関係を完全には受け入れていないことに不満を抱く。結局、君北月は一旦席を外し、酒で気持ちを紛らわせる。一方、韓紫晴は自分の気持ちと向き合う決意を固め、君北月のもとへ向かう。これにより、互いの感情が確認され、二人の関係はより深まる。
夢婉約は君北月に、自身が婚礼を手伝いたい旨を伝え、個人的な思いも込めて支援する。十両は婚礼準備のチェックを任され、司徒馨児やその家族を含む招待者の扱いについて助言する。夢婉約は十両の細やかな配慮に感心し、感謝の意を表して自分の腕輪を贈る。また、韓紫晴は婚礼用の衣装を試着し、白色で簡素なデザインを希望するが、結局は周囲の事情もあって妥協することになる。
ついに婚礼当日が訪れ、君北月と韓紫晴は正式に天地に対して誓いを立てる。しかし、司徒家一行が現れ、過去の提案婚姻について君北月に説明を求める。君北月は、あくまで韓紫晴を娶る意思であることを明確にし、誤解があることを告げる。夢婉約はこの問題を簡単に解決する方法を提案するが、君北月は譲らず、韓紫晴との一途な関係を貫く。婚礼後、十両は夢婉約を慰める場面で、第31集は幕を閉じる。
このエピソードでは、君北月と韓紫晴の絆の確立、家族との調整、そして側近たちの忠誠心が丁寧に描かれ、物語は二人の関係を軸に次の展開へと進む基盤を築いている。
32話あらすじ
第32集では、君北月と韓紫晴が夢婉約の元を訪れる場面から始まる。夢婉約は病気の心配はないと明言し、過去の一件について自分の非を認める。しかし、韓紫晴と君北月は気にしていない様子で、和やかな雰囲気の中で会話が進む。
夢婉約は十両に君北月への思いがあるのかを問いかける。十両は自分の気持ちをはっきりとは認められず、遠慮するが、夢婉約は「心配するな、助ける」と約束し、十両を安心させる。十両はこの言葉に喜び、さらに君北月が「韓紫晴以外には心を許さない」と言っていたことを思い出す。夢婉約は、自分が君北月の母である以上、言うことを聞いてもらえると付け加え、場の和やかさを保つ。
話題は自然と司徒馨児の結婚問題に移る。君北月は事態の整理を計画しており、送信者がまだ見つかっていないため、自分が父王に手配させて司徒馨児の婚姻を整え、彼女が「風光大嫁」できるようにすると話す。韓紫晴は、司徒馨児が結婚を拒否した場合の対応を尋ねるが、君北月はすでに事態がここまで進んでいる以上、司徒馨児が拒否するならそれは愚かな行動であると断言する。二人のやり取りは、君北月の決断力と責任感、韓紫晴の慎重さを浮き彫りにしている。
一方、軒轅離歌は昔の思い出を思い返し、韓紫晴と共に弾いた琴の場面を回想して心を痛める。嬷嬷(乳母)に相談され、軒轅離歌は天阙への出兵を決意する。紅衣は十両の行動が夢婉約の元に頻繁であることを韓紫晴に伝えるが、韓紫晴は十両を成長過程の一環として見守る姿勢を示す。夢婉約はこの会話を聞いており、十両の状況を把握している。
物語はさらに、韓紫晴の母と夢婉約の過去の縁に触れる展開へ。夢婉約は、かつて大陸で韓紫晴の母と出会い、琴の演奏を通して親しくなったことを語る。韓紫晴母との縁は、のちに天阙で再会することとなるが、母がその後どうなったのかは不明である。また、夢婉約は「無尽深渊」に存在する離殇の曲譜についても触れ、十両に助力を命じる。十両は夢婉約の指示に従うと約束する。
君北月は本来、夢婉約たちと共に現地へ行く予定だったが、王に呼ばれて宮に招かれるため、韓紫晴たちが先行して目的地へ向かう。到着後、韓紫晴たちは書物に記されていた通り、無尽深渊に金鲛殿が存在することを確認する。しかし、現地では争いが発生し、攻撃の指示や銀鲛の弱点を突く場面も描かれる。百里尾生は自身の金鲛の能力を駆使して戦闘をサポートする。銀鲛の首領は、韓紫晴の匕首が自分たちの鳞片で作られていることに気づき、孤島人への効果を説明する。百里尾生は、この匕首に関わる過去の戦争や孤島人の脅威についても触れるが、韓紫晴は母の関与については何も知らず、事実を確認できないままである。
物語の最後では、謎の女性が現れ、百里尾生の母であることが暗示される。彼女は過去の出来事に関して嘘をついているが、韓紫晴たちはその声を聞くことができない。これにより、第32集は新たな家族の秘密と歴史、そして無尽深渊での戦闘や危険を描いた形で幕を閉じる。
33話あらすじ
第33集では、まず夢婉約の体調と心理状況が描かれる。夢婉約は自身の体力が衰えており、今回の韓紫晴が捕まった事件に十分に対応できなかったことを悔やむ。君北月は夢婉約を責めず、体を休めるよう促す。夢婉約は天阙へ一旦戻りたい意向を示すが、君北月は韓紫晴がまだ捕らわれているため、今は動けないことを説明する。夢婉約自身も不本意ではあるが、体力的に無理があるため天阙へ戻ることを決める。君北月は、「自分が対応するので安心して休め」と言い、彼女を見送る形になる。
一方、銀鲛の母子が韓紫晴を鞭打つ場面では、韓紫晴は冷静に耐えている。しかし百里尾生が現れ、命令なしに勝手に手を出すなと制止する。銀鲛母子は百里尾生に従い、行動を止める。結界の外では金鲛夫人が大声で百里尾生を呼ぶが、彼には届かない。
夢婉約は散歩に出かけ、芦家主と遭遇。芦家主は夢婉約に過去の修行や事情を尋ねるが、夢婉約は「もう過去のこと」と答え、話題を閉じる。そこに陸夫人も現れ、芦家主の質問に対して「何も聞いていない」と答えるが、夫の浮気心は知っていると示唆される。
物語は軒轅離歌の行動にも焦点を当てる。彼は深渊に隧道を建設し、東陵から西林まで直接通じるルートを確保しようとしている。軒轅離歌は三年前からこの計画を始めていたが、体調不良のため中断していた。今回ついに完成間近となる。嬷嬷も驚き、この規模の工事が容易でないことを認識する。
夢婉約は十両に過去の事件に関わる指示を話す。具体的には、かつて曉笙が目撃した場面に関連し、十両は一度は毒を使う決意をする。しかし影子が駆けつけ、十両を制止し、君北月は十両を監禁することで一時的に事態を収める。曉笙は目を覚まし、その時夢婉約が韓紫晴を傷つけようとしたことを証言する。
君北月たちは密道を見つけ、韓紫晴を救出する準備を整える。韓紫晴を助ける場面では、銀鲛母子が再び手を出そうとするが、百里尾生が君北月に韓紫晴を連れ出すよう促し、安全を確保する。
その後、夢族長が現れ、夢婉約の過去が明らかになる。夢族長によれば、夢婉約は天賦の才を持っていたが、心術が正しくなく、須臾塔で「人傀」を作る禁術を学んでいた。夢族長はこれを知ったため、夢婉約を追放していた。さらに夢婉約は、南照王と結託していたことが判明する。夢婉約自身は脅迫されており、従わなければ命を失う状況であったことを説明する。
第33集の焦点は、夢婉約の複雑な立場と動機の明示、軒轅離歌の大胆な行動、韓紫晴の救出準備、そして過去の陰謀や禁術の暴露であり、物語の緊張感とキャラクター間の因果関係が一気に深まる回となっている。
34話あらすじ
第34集では、まず君北月と夢婉約の緊張関係が描かれる。君北月は芦家主に、夢婉約がかつて琴瑟二老の弟子である穆慈と関わりがあるのか尋ねる。しかし、芦家主は穆慈の存在は知っていても、夢婉約との関係までは把握していない。夢婉約は問い詰められると弁明を諦め、直接逃げ出して「君北月が殺そうとするなら、親娘を殺すことになる」と告げる。これにより、君北月が外で待ち構える人員と夢婉約との戦闘が始まる。しかし夢族長が結界を張っており、夢婉約は逃げられず、その行動は制約される。
この間、韓紫晴と百里尾生の関係や深渊の秘密も明かされる。韓紫晴は百里尾生が深渊で何かに騙された可能性を疑う。百里尾生は以前、深渊で非常に馴染みのある匂いを感じており、他の金鲛がまだ宮殿内にいるのではないかと考える。夢族長によると、深渊の開工は古代の結界で守られており、宮殿を支えるためには少なくとも1匹の金鲛が必要である。このため、宮殿がまだ崩れていないことから、確実に金鲛が存在することがわかる。韓紫晴は確認のため再度宮殿に向かおうとするが、君北月はまず休むべきだと促す。結局、韓紫晴の希望に応じて夢族長が同行し、宮殿で金鲛夫人を発見し、無事に救出することに成功する。金鲛夫人は息子である百里尾生に再会できた喜びを爆発させ、この20年間、再会を願い続けていたことを語る。
さらに過去の事件の背景も明らかになる。銀鲛夫婦がかつて宮殿を守っていたが、銀鲛は悪意を抱き、宮殿の裏にあった南照王の人傀製造場に侵入。多数の人傀が解き放たれ、殺戮が始まる。金鲛夫人は身を隠し、銀鲛夫人は捕らえられる。銀鲛は南照王に助命を乞い、南照王は銀鲛夫人に金鲛夫人を捕らえるよう命じる。しかし、韓紫晴の母親が現れて金鲛夫人を救い、孤島人が必ずしも悪ではなく、南照王の陰謀によって被害を受けたことを説明する。金鲛夫人は百里尾生を半ば仕方なく置き去りにして逃げるが、銀鲛夫人は先回りして金鲛を毒殺。唯一の金鲛を残し、金鲛夫人を監禁する形で宮殿の結界を維持させた。
その後、百里尾生と金鲛夫人の再会が描かれる。金鲛夫人は百里尾生と再会し、彼の成長を喜ぶ。百里尾生は韓紫晴に対して「妹のように接する」と宣言し、恋愛感情を控えることを誓う。韓紫晴は十両と再会するが、君北月は十両を罰する意図を示す。しかし、韓紫晴は十両の行動の本意が君北月への想いによるものであることを理解し、十両を「生かす」形で救済する策を取る。十両は結局、君北月への想いを胸に秘めつつ、韓紫晴の介入で命を保つこととなる。
第34集は、夢婉約の立場と過去の罪の顕在化、深渊の結界と金鲛の秘密の解明、百里尾生の過去と家族との再会、そして十両の恋心が命を救う展開など、多くの謎と人間関係の整理が行われる重要な回となっている。物語は深渊と結界、南照王の陰謀、そして登場人物間の信頼と誤解を絡めながら、一気に核心に迫る展開となっている。
35話あらすじ
第35集では、天池と凉夜族、そして各地の勢力の動きが中心に描かれる。まず、君北月一行は天池の話をしており、その周辺に存在する小部族「凉夜族」に注目する。百里尾生は、晓笙の病気の治療に役立つかもしれない能人異士が凉夜族にいると聞き、晓笙を連れて行こうと提案する。韓紫晴はこれに同意するが、どうやって凉夜族まで行くかが問題だった。幸運なことに、凉夜族ではちょうど盛会が開かれる予定で、各国の王室も招かれているため、この機会を利用して訪れることに決める。
百里尾生は母である金鲛夫人をここに残したいと考えるが、母親は再会したばかりの息子と離れたくないと主張するため、同行することとなる。こうして、一行は旅を続けることになる。途中で、晓梦が軒轅離歌のもとを訪れ、彼が描いた地図を見つけたことを報告する。軒轅離歌は、彼女は恩人であるが友人ではないとし、下人として同行することを許可する。二人は雪域部族に到着し、族長に面会。軒轅離歌は自らの計画—深涧に掘った隧道を通じて陵に直接到達できる—を説明し、族長に協力を求める。族長は驚きつつもその計画を確認し、鉄岩の動きを抑えるための兵を配置することに同意する。
同時に、南照王は当初、凉夜族の盛会への参加に消極的だったが、国師から君北月一行も参加すると聞き、この機会を逃す手はないと判断し、盛会に向かうことを決める。旅の途中、韓紫晴たちは休憩中に梦族長の動向を話題にするが、君北月は外公からの連絡はまだ届いていないと答える。一方、乡下に住む夢老二・夢老三は暇を持て余していたが、父・夢族長に呼び戻され、急いで戻る。夢族長は、夢婉約が以前に禁術を学び、多くの人を害したことを重く見ており、再び外に出さない決意を固める。夢婉約は反省を示すものの、夢族長は彼女が自分の生涯中に外出することを許さないと厳命する。
旅路では、萧家の兄妹と馬車の衝突事故が発生する。萧家は君北月たちが馬車を壊したと主張するが、影子は萧家の横暴が原因だと指摘。君北月は争いを避け、影子に二頭の馬を渡して彼らを先に行かせる。韓紫晴はそこで箫を発見し、君北月は落とし物として後日返すことを確認する。
ついに君北月たちは凉夜族に到着し、南照王と合流する。笙族長は、次期族長選抜会を開催し、笙子墨に全力を尽くすよう指示する。笙族長は、もし笙子墨の妹が優秀な成績を出せば、天資が常人の比ではないと称賛する。南照国師も笙子墨を訪ね、大事な相談を持ちかける。萧家は白玉萧の行方不明に激怒するが、姐弟は必死に捜索したものの発見できなかった。
比試の時間が訪れ、笙子墨は全力を尽くすが、天池を開くことには成功しない。そんな中、晓笙は旋律に対して強い既視感を覚え、自分の脳内にその旋律が刻まれているかのような感覚を抱く。これにより、天池の秘密や晓笙の能力の鍵が徐々に明らかになる予兆が示され、物語は次回に向けて緊張感を高める。
北月と紫晴~流光に舞う偽りの王妃~ 36話・37話・38話・39話・40話(最終回) あらすじ
北月と紫晴~流光に舞う偽りの王妃~ 各話あらすじ キャスト・相関図
















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