夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ 2020年 配信版・全45話 (※BS11・DVD版は全40話 )原題:我就是這般女子
dim-sumさん |
第1話あらすじ
大業の名家で富豪・班家では、娘・班婳の嫁入り準備に大忙し。しかし当の班婳は、許嫁の謝啓臨から婚約を解消される夢を見て真実を確かめるため街へ出ます。すると夢に見た通り妓女と親しげに歩く謝啓臨を見つけ、婚約解消を申し出られて大騒ぎに。帰路船から様子を眺めていた「美男子」に目を留めますが、話もせず帰宅します。
翌日安楽公主主催の菊の宴に出た班婳は、謝啓臨の妹や石飛仙に婚約解消の件で嫌味を言われ、つい評判の才子成安伯(容瑕)と交際しているとウソをつきました。
その頃班婳が婚約を解消された班家の父や弟たちが謝啓臨に謝罪を求めて謝家を尋ね、ケンカになります。
その後も班婳は、班家が財産を没収され庶民に落とされる夢を見たと不安を訴えますが、家族は相手にしません。
第1話感想
主人公の班婳は、結婚を申し込んできたのに式直前で別の女性と逃げた相手に対して、「自分は美人でお金持ちだから気にしない」と言い放つ女性。相手の女性には大金を渡してろくでもない男だと教えてくれた礼だと言いました。これまで2度婚約を解消されていても本人はめげていない様子。そんな彼女を見て「天下一の才子」成安伯・容瑕は、女性がしとやかでなくてはという掟はないと面白がります。
容瑕は才能も有り皇帝のお気に入りで絶世の美男、女性のあこがれの的でした。班婳はつい口が滑って容瑕に結婚を申し込まれたと言い、皆の前で当の本人に否定されて恥をかきました。
名家の富豪に生まれ美貌にも恵まれながら、お転婆すぎて?結婚できないヒロイン・班婳はとても魅力的。家族は仲が良く侍女たちから慕われ、公主とも仲良しです。対する容瑕は、確かに美男で才子ですが、表情の変化が少なく内面が判りにくい。幼いころ父母と兄を殺され、真相を究明するため班家を利用するつもりのよう。でもドロドロした暗さはなく、才人らしく清廉な人物です。
派手なサバサバ系美女と聖人君子が服を着たような美男子、釣り合わない2人の今後が気になります。
第2話あらすじ
婚約解消の夢が現実になり、続いて班家が没落する夢を見た班婳は気が気でなく、家族に予知夢を信じて貰おうと考えます。そして反物店で容瑕に会った夢を見たあと母を連れて店へ行きますが、容瑕と母は入れ違いになり作戦失敗。
班婳の父と弟班恒は夢の内容を確かめるため様子を見に行き、運悪く謝啓臨が目をケガした現場に居合わせます。父は逃げ出しますが班恒はその場で捕まり、責任を追及されました。
班家の危機を聞いた祖母・大長公主が現れて、恒を助けるには容瑕の協力が必要と言い出し、班婳が容瑕に協力を求めることに。
牢にいる班恒を見舞った班婳は事件の調査を担当する石晋に会い、公平に調査をすると確約を貰います。一方で容瑕を詩の会をや文具店、書店まで追いかけ何とか協力を頼もうとしますが、容瑕はうやむやな回答をするばかりです。
第2話感想
謝啓臨のケガは班恒とは無関係なのに、班家に恨みを持つ謝家は皇帝を泣き落として貶めようとします。班家のピンチに皇帝のおばで後ろ盾でもある大長公主まで出てきました。班家では女性の方が強いようで、班婳は夢の件を母に相談し父は班恒が捕まったことを妻の陰氏に跪き許しを求めます。大柄で偉そうなおじさんが妻を前に跪くのは、微笑ましいような切ないような。
一家の危機を救うため、容瑕の協力を得ようと頑張る班婳でしたが、母から教わった論語は暗記できず失敗。今までは通用した美貌と財力は、容瑕にまるで通じません。
容瑕は大長公主も認める才能と人望の持ち主だけに、ちゃんと班父の情報を活かして謝啓臨、詩集、女性のキーワードから推理。さらに詩の会で相手の女性は石飛仙とアタリをつけたみたい。石飛仙は容瑕が好きで班婳を目の敵にしているし、次回以降は女性同士のバトルが激しくなると見ました。
第3話あらすじ
大長公主のアドバイスを受けて容瑕を味方につけようとする班婳ですが、容瑕ははっきりしない。そこで仕方なく謝啓臨と直接話をするため、夜中に謝家へ侵入します。そこで容瑕と出くわし、謝啓臨宛の手紙を託されます。謝啓臨は班婳の説得に応じず、手紙を読んで容瑕から詩集を受け取るため会いに行きました。
朝廷では皇帝と大長公主を前に、石晋が事件の調査結果を報告します。その場で証言を求められた謝啓臨は、ケガは自分が転んだせいで班恒は無関係と告白。皇帝も本来は死罪だが片目を失ったので杖刑と生涯参内禁止を申しつけ一件落着。
班家では周公廟にお礼参りをし無事を喜びますが、班婳はまた不吉な夢を見たと家族に報告します。家族は善後策を話し合い、母・陰氏の提案で財産を隠しておくことなどを取り決めます。
班婳は容瑕への贈り物を選びましたが、それは前王朝時代の秘密に関わる重大な絵でした。
第3話感想
謝啓臨と石飛仙が会っていた事が噂になると、妹や家の名誉に関わると悩んだ石晋は報告するのをためらいました。容瑕は謝啓臨に詩集を渡し、石飛仙の名誉を守れるのは謝啓臨だけと伝えたのですね。
王朝交代の予知夢を見た、と話す班婳に、母親が3生分くらい楽しく生きましょう!と応じるとは。文人が好む石飛仙と同じメイクや衣装、しぐさを研究する班婳を見て侍女たちが「ニンニクがスイセンの真似をしているみたい」と言ったり、班家は身分に拘らない風通しが良い家庭。でも少し能天気かも。
一方の成容瑕は、班婳が贈った絵は宝の隠し場所を示し、父と兄が処罰された原因の「虎符」とも関係するので、ウラに意図がある?と疑います。さらに「朝廷を揺るがすような秘密の会議」場所に班婳と弟が現れれば当然何かあると疑いますよね。班婳と班恒の能天気さと、容瑕や部下たちの緊張した様子に落差がありすぎ。班婳の夢に出た新皇帝は容瑕かも?とにかくただの美男の才子ではないですね。
第4話あらすじ
班婳は容瑕に気に入られようと料理を差し入れたり宮中へ送迎をし、弟の班恒は街の人間から容瑕の噂を買います。謝婉瑜からその話を聞いた石飛仙は、その場では聞き流しますが、自分は姉の皇太子妃から容瑕の好みを聞き出します。
容瑕が食事も忘れて読書に熱中していると、庭先に派手な花火が上がりました。側近の杜九は班婳の仕業と考え追い出そうと言いますが、容瑕は楽しそう。翌日班婳は迎えに来ず、容瑕は杜九に失礼な対応を詫びに行くよう命じました。杜九は班婳から招待状を受け取り、翌日郊外へ誘われます。容瑕たちが向かうと、そこには季節外れの氷が張っていて、班婳はスケートをしようと誘います。容瑕は幼いころを思い出していました。
第4話感想
謝婉瑜から班婳が容瑕を狙っている?と聞いた石飛仙は、その場は関係ない素振りをしていたのに班婳を遠ざけようと考えます。謝婉瑜に容瑕がスケート好きと話したのは実はウソですね。容瑕は庭に氷が張るのも嫌うと杜九は話していましたし、スケートは亡くなった兄や父母にまつわる辛い思い出があるのかも。
せっかく容瑕が班家に近づこうと決意したのに、無理やり苦手なスケートをさせたり、班婳が母の形見のかんざしを身に着けていたり。班姉弟は詰めが甘かったですね。
結局杜九の心配をよそに無理やり容瑕を氷に乗せ、その後班婳が成容瑕の手を取ってスケートを教えて容瑕も笑顔を見せて良い雰囲気になりました。なのに容瑕は氷が割れて水中に落ちてしまいます。いくら医師が同行しているとは言え、これでは苦労が水の泡…。このままでは大長公主のアドバイスも役に立ちません。
それにしても秋にスケートリンクを作るなんて、班家の財力は大変なもの。前王朝の宝の地図を持っていたし、家族はほのぼのしてますが裏では悪いことをしてるのかなあ。ちょっと残念です。
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