夢織姫 5話・6話・7話・8話 あらすじと感想

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ 2020年 配信版・全45話 (※BS11・DVD版は全40話 )原題:我就是這般女子

dim-sumさん

第5話あらすじ

班婳は、氷が割れて水に落ちた容瑕を助け上げました。目を覚ました容瑕は震えながらも班婳に外套を貸し、班婳は成瑕を見直します。

その後心配した班婳が見舞いますが、容瑕は仮病を使って面会しません。帰り道班婳は自分と謝婉瑜を庇った沈鈺という書生を助け、貧しい書生の面倒を見ることにします。感激した沈鈺は班家に押しかけ父母に班婳を嫁に欲しいと申し出ました。

思い余った班婳の父は皇帝に相談しますが、皇帝は班婳に任せよと言い、偶然居合わせた容瑕も皇帝に同意します。

大雨の日も班家の門前に立つが沈鈺が黒い衣装を着ていたので班婳の夢を思い出し、母の陰氏が科挙の試験で3位以内になれば皇帝に結婚の件を取り次ぐと言い、その証拠にと家宝の玉佩を渡します。

第5話感想

貧しい書生が金持ちにバカにされてるのを見た班婳が、いじめた相手をやりこめて、女性は男性に頼らなければ生きられないのかとタンカを切った場面はカッコ良かった。その後自分は貧しいからいじめられて当然と話す沈鈺に、お金がなくても気概を持て、自分を卑下してはいけないと言ったばかりに好かれてしまい、ストーカーのように追いかけられるハメになりました。確かに班婳は格好良いけどここまで追いかけるかなあ?

それもこれも容瑕があやふやな態度を取るのが原因。スケートの時は手を取って一緒に滑ったり、かなり好意を持ったはずなのに亡くなった父母たちのことが心に引っかかってブレーキをかけるのか自分の気持ちが解らないのか。

講談本しか読まない?弟の班恒は恋愛に詳しく、容瑕を焦らせるために沈鈺を当て馬にしおうと、わざとストーカーの噂を広めてしまいます。これでまた班婳の悪い噂が広まるのに、班家はおおらかだから気にしない?一応皇帝の親戚では?と思いました。

第6話あらすじ

陰氏から玉佩を貰った沈鈺は、書生仲間にこれを見せびらかし皆に呆れられていました。一方結婚に乗り気ではない班婳が沈鈺に断ろうとしますが、逆に結納の品だと自分で書いた画を渡されてしまいます。

その沈鈺は、石飛仙の祖父で石右相の石崇海と密会し、科挙の上位3位にするのと引き換えに班家で「虎符」を探すよう指示を受けます。

試験の結果沈鈺は3位内になり、街の人々から班婳の許嫁だと祝福を受けました。結果を聞いた容瑕は、側近の杜九から沈鈺が石右相と密会したと聞いて、班婳に婚約を破棄するよう言います。実は沈鈺の行動に不審を抱いていた班婳でしたが、赤の他人に言われる筋はないと突っぱねてしまいます。

容瑕は杜九から祝福した方が良いと言われますが、大長公主に近づくために班家が必要、班婳は沈に嫁がせないと主張。身辺調査を続けるよう命じました。

第6話感想

純粋に班婳を愛しているという割りに、沈鈺は相手の気持ちを尊重しないししつこいなあと思ったら、やはり裏がありましたね!石右相から「虎符」を探せと命じられていました。これは容瑕も探している大切な品です。石家は皇帝から頼まれたと話しましたが、容瑕の家族が直面した悲劇に関係しているのでしょうか。

班婳が容瑕を好きだと確信している班恒は、何とか二人を結び付けようと必死です。侍女に占い師の格好をさせたり、過去の婚約者たちが悲惨な?最後を迎えたと沈鈺に伝えて婚約を取り消しにしようと奮闘します。自分の気持ちに気づかない姉を何とかしたい思いはけなげでかわいいけど、少しズレているような…。

容瑕の調べで沈鈺には旅費を出し、父母の世話をしている許嫁が居るとわかり、班婳もキレました。正義感が強い彼女のこと、自分はともかく恩ある女性を踏み台にした沈は許せないでしょうね。

第7話あらすじ

班婳は容瑕が連れて来た沈鈺の許嫁の話を聞き、激怒して皇帝の代わりだと言い沈鈺を鞭打ちました。その場の騒ぎを収めるため現れた石晋にも言い訳をせず、容瑕に連れられて帰宅。帰り道で容瑕になぜ自分の結婚を邪魔するのかと聞くと、友人だからと言われて怒ってしまいます。

謝家ではこの機会に班家を陥れようと、朝議で班婳の非道ぶりを訴えます。しかし容瑕は班婳を騙した沈鈺が悪いと庇い、現場にいた石晋も班婳には皇帝を非難するつもりはなかったと証言しました。

大長公主のとりなしもあって、班婳はおとがめなし。一方の沈鈺は科挙の結果を取り消されて官吏を首になりました。

第7話感想

班婳を観音様とあがめ熱心に求婚していた沈鈺。許嫁のことで責められた途端本性を現します。班婳は美人で金持ちだが、暴力的で許嫁を不幸にする、婚約を解消にすると叫びました。キレた班婳の鞭打ち、痛そうでしたが民衆は皆班婳の味方でした。

でも官吏に暴力をふるうのは皇帝への「不敬」=チャンスと見て、謝家の謝成炎が大臣たちをけしかけます。そもそも息子の謝啟臨が妓女を好きになって班婳を捨て、弟の班恒のせいで失明したとウソをついたのが悪いのに、班家を逆恨みする?大臣たちを呼び班婳を陥れ班家を潰そうと考えて相談するシーンが何とも…。一応科挙に合格しているはずなのに文章が下手で漢字を間違えるし腐敗してますね。

石晋は沈鈺から面と向かって侮辱されて婚約破棄されてもめげない班婳を、好ましく思っているのですね。妹の石飛仙は腹黒いけど、石晋は武人らしいまっすぐな良い人みたい。班婳はこの人ならうまくいきそうなのに、容瑕の方が好きなんですよね。容瑕も班家に近づくためとは言え、沈鈺の許嫁の偽物まで用意するのは班婳への好意の表れだよなと想いました。

第8話あらすじ

皇族の狩りに参加した班婳は、偶然第2皇子の蒋洛が自分の護衛たちに命令を下すのを立ち聞きしてしまいました。逃げる班婳を容瑕が見つけて一緒に隠れます。

その後の宴会で班婳は、蒋洛に謝罪するなら酒を飲めと言われます。その後皇帝が皇太子に渡した金の弓を第2皇子の蒋洛が横取り。暗殺を心配して割って入った班婳を、酔った容瑕が助けようとし、蒋洛と弓の競い合いをすることになりました。

弓が苦手な容瑕を班婳が助け、皇帝は亡き班大将軍の雄姿を班婳に重ねて感激します。

班婳は自分が弓で射殺される夢と、「黒衣の男」の胸にキズがある夢を見ます。そこでキズがある男性を探すために、大長公主の誕生日を利用しようと思いつきました。

第8話感想

容瑕は蒋洛から隠れているとき、班婳のくしゃみを止めるためキスしてしまいました。班婳は抱きしめたり、キスした理由を聞きますが容瑕は状況を説明をするだけ。結果班婳から下劣と言われ「忘れれば良い」と応じます。そうじゃない!

班恒も言っていましたが、書生で言葉は達者なのに残念な人ですね。愛とか恋とかに疎いのか、大きな目的のために考えないようにしているのか?

そして新たに謝家の長男・謝重錦が策士として登場。皇太子を追い落とすために蒋洛の暗殺計画を後押ししていました。謝家の次男は失明後真人間に変わりましたが、長男は手ごわそうです。

皇帝は皇太子を次期皇帝に決めているのに、蒋洛が不満を持っていると気づいて悩んでいます。確かに皇太子は良い人だけど気弱そう。蒋洛は眉にキズ?があり皇后から溺愛されて、気が荒くわがままそう。皇帝が班婳を福楽郡主に取り立てたのも、班家への恩義もあるけど暗殺計画を止めた感謝の表れでしょう。

「黒衣の男」は今のところ蒋洛が有力候補ですが、知性や夜の会合を考えれば、容瑕も十分怪しい。でも夜中に探していた猫が実在したと確認できて、班婳としては容瑕を疑いたくないでしょうね。

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