夢織姫 43話・44話・45話(最終回) あらすじと感想

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~

夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ 2020年 配信版・全45話 (※BS11・DVD版は全40話 )原題:我就是這般女子

dim-sumさん

第43話あらすじ

宮殿から逃げ出した蒋洛は、待ち伏せしていた容瑕たちに囲まれ、謝重錦に見限られて捕縛されます。閉じ込められた蒋洛の前に謝婉瑜が現れ、離婚を申し出ました。

班家の人々はようやく家に戻ったと喜び、班婳は容瑕のキズの手当てをしながら「黒衣の男」の話をします。対して容瑕は隠居や子供などこれからの話をしようと言いました。

朝議では、皇太子が皇帝の地位に就きます。容瑕は先帝の遺詔を偽造し、民を苦しめた責任を取って、官職を辞め庶民に落として欲しいと訴えます。大臣たちは皆容瑕を庇いますが、皇帝は容瑕に責任を取って皇帝になり、国を治めよと譲位を言い出しました。

牢に入った蒋洛は、同じ牢にいる飛仙に、皇帝に返り咲いたら皇后にすると話していました。そこに容瑕が現れて、2人を終身刑にすると申し渡します。

班恒は、父班准から謝婉瑜との結婚について聞かれ、その場はうやむやにしますが、友人の周に協力を頼み、謝家に結婚を申し込みに行きました。

第43話感想

ようやく都に戻り落ち着いた班家では、すっかり荒れた家の様子に父母や侍女が悲しみつつ、喜びます。父が死んだコオロギを見て泣くシーンでは「そこで?」と思いましたが、まあ、良かったですね。

それにしても容瑕に譲位とは、新帝も思い切ったことを言ったものです。先頭に立って戦った班婳はもちろん、前の皇后(=皇太后)も新皇后・石素月も大反対。皇帝は前から花を愛でて暮らしたいと言っていたし、ひ弱なタイプで権力欲も薄そうな人でしたね。でも皇后は自分が好きなら皇帝で居て欲しいと言い出し、逆のタイプみたい。素月は兄の石晋にも協力を求め、譲位阻止を考えはじめます。

蒋洛を倒しクーデターが落ち着いて、容瑕と班婳は2人で隠居するつもりだったのに、難しそうです。このまま何も起きず、無事に済めばよいのですが。

第44話あらすじ

皇帝は「無能な君主は国を亡ぼす」、自分が皇帝に就いては天下に申し訳ないと容瑕を説得し、引き下がりません。皇帝の意志が固いと知った皇后・石素月は石家の没落は全て容瑕のせいだと考え、容瑕排除を画策します。

正式に皇位に就いた皇帝は、容瑕を右相国にし班婳との結婚式を大月宮で行えと命じました。はじめは断った容瑕も、式を行うことにしました。

式当日。容瑕は予定より早く班家に現れ、班家の人々を慌てさせます。班准は班家の関門だと言い、容瑕に難題を与えます。容瑕は門前で、班家は門の内側でそれぞれ大騒ぎになります。その後容瑕は府内に入れて貰い、父母に挨拶を済ませました。

大月宮前で儀式を終えた班婳と容瑕は、皇帝夫妻と官吏が待つ宮殿に入り礼拝を済ませました。杯を交わし班婳が別の部屋に下がったあとも、宴は続きます。

第44話感想

皇帝は、自分は草花さえあれば良いと言う若隠居のような人物。弟の蒋洛と争って少しはシャキッとしたと思ったのに、変わっていないみたい。亡くなった父の皇帝も皇太子は物足りない、容瑕が自分の子だったらとも言ってましたね。

宮中での結婚を皇帝に提案された班婳は、まだ嫁に行くとは決めていないと言いだし、官吏を前に嫁入りの条件を挙げたり、とにかく型破り。ただこれは譲位などと言い出した皇帝の気分を明るくしたいと言う、班婳なりの配慮かも。

班婳の花嫁衣装は、いつにも増して華やかでした。中国らしい朱赤がとても似合っていてキレイ、さすが国一番の美女です。型破りな班婳らしく花嫁側の親族(+謝家)が花婿の馬車に乗って大騒ぎしながら宮殿へ向かう様子には、こちらまで楽しくなりました。

そんな慶事のウラで、皇帝には宮中で式を挙げさせて恩を売り、容瑕を隠居させないようにと提案した皇后の石素月。班婳の親友・安楽公主に容瑕の悪口を吹き込んだり、何かを企んでいますね。無事に式が終わるでしょうか…。

第45話(最終回)あらすじ

大月宮では、容瑕が突然意識を失って倒れ大騒ぎになります。容瑕が班婳との固めの杯以外は口にしていないと知り、調べた医師が口紅から毒が検出されたと発表。その場にいた官吏たちが騒ぎ出し、皇后が取り調べを仕切ることに。

皇后は、兄で禁軍総統の石晋が自分に従わないと知ると、官吏を引き連れて皇太后に面会し、班父子が容瑕に毒を持った、班家が謀反を企てていると訴えます。皇太后も班家を捕えよと命じたところへ、皇太子、石晋たちが現れました。

第45話(最終回)感想

石素月は、容瑕を殺し罪を班家に着せて官吏を味方に排除するつもりだったのですね。素月は、生まれながらにして皇后になるよう育てられた、誰にも位を奪われたくないと石晋に訴えていました。皇帝と仲が良く、子供に恵まれずとも穏やかに暮らせたはずなのに。失ったものは大きいですね。

皇帝も、石晋の説得に応じ容瑕の助けを受けて皇帝として目覚めたようで良かったです。

班婳は容瑕が自分をだまし、大切な儀式が台無しになったと怒っていましたが、無事仲直りできたみたい。弟・班恒と謝婉瑜は結婚し、一緒に食堂を開いていてしかも妊娠中。杜九は軟綿綿と結婚、硬邦邦は阿克斉王子と交際中で、草原に行こうと誘われています。班准と陰氏は農家でのんびり田舎暮らし、皆幸せそうです。

班婳が予知夢を見るようになったのは、火事から周公の像と道士を救ったことへの感謝の印で、これから起こる危機を知らせ班婳を助けたのだ、と道士は言いました。

でも最後に道士が言ったように、何事も己の心がけ次第、善い行いをすれば吉夢が見られる、そして悪夢を見ても己の行動で人生は変えられる。班婳と容瑕も、苦労はしたが善行を積み周囲の人々も皆幸せになった、ということでしょう。

3度(4度?)も破談され「相思相愛の人としか結婚しない!」と言った班婳は、中国語のタイトル通り信念を曲げず人の目を気にせず、自分を貫いて最愛の容瑕と結婚しました、めでたしめでたし、です。

【放送情報】

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