秀麗伝 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~

秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~ 2016年 全50話

dim-sumさん

第9話 あらすじと感想

第9話 よみがえった記憶

陰秀麗は宛から鄧嬋と侍女の謝臙脂を馬車に乗せて逃げる途中、謝臙脂を置き去りにして逃げ、官兵に追いつかれ剣を交えます。その後鄧嬋は死亡します。その時秀麗は、母蔡氏と父が亡くなった経緯を思い出しました。鄧嬋の遺体を盾にされ秀麗はピンチに陥りますが、そこへ亡き母の弟子で、母と共に王莽を倒そうと戦った劉玄が助けに入りました。

劉玄は戦う麗華を見て蔡氏が蘇ったようだと喜び、共に敵を討つため自分と平林軍に入ろうと言いますが、麗華は劉秀へ戻ることに。

無事南陽の劉家にたどり着いたものの麗華は怪我をしており、劉秀を探しに宛に戻ろうとしますが止められます。宛で家族全員を殺された李軼は、麗華の勇敢さと比較され遥かに及ばないと陰口を言われ、身の置き所を失くしていました。李軼は伯姫に、麗華は戻ってから劉縯の側を離れず、噂になっていると吹き込みます。そして伯姫に慰められ、麗華と比べて伯姫の方が賢く優しいと慰め合います。

いじけた性格の2人、麗華を嫌う同士で仲良くなったのですねえ。

伯姫はケガをした麗華を思いやる兄劉縯も、劉秀同様麗華に誘惑されている、と麗華を「疫病神」と罵り兄に叱られました。

その後劉秀が漸く戻ります。麗華は鄧嬋が死んだのは自分のせいだと泣き、劉秀は鄧嬋の死も麗華の両親の死も王莽のせい、共に戦い新を倒そうと誓いました。

そこへ南陽の劉家を束ねる劉敞が乗り込んできて、劉一族を滅亡させる気かと言います。 麗華の記憶が漸く戻りました。麗華の母は剣術の師匠だったようです。そして新の王莽を倒そうと戦う弟子たちを助けるため勇敢に戦いました。麗華の父は母を救おうとして敵に囲まれ、母と馬に乗ったまま川に飛び込み亡くなりました。麗華はそれを目の前で見てショックで記憶を失くしたようです。その時劉秀が麗華を守っていたのですね。

第10話 あらすじと感想

第10話 牛乗り将軍

長老たちが劉縯へ詰め寄っていると、突如彗星が流れました。それを見てこれは漢を再興せよという天命だと声が上がり、現れた劉秀が「私は兄に従い漢を再興します」と叫び、長老たちも「慎重な劉秀が言う事なら安心だ」と、劉一族の意思が決します。そして劉縯も自ら「柱天都部」と名乗りを挙げました。

新野の陰家では、陰麗華の弟陰興が兄陰識に、陰家も合流すべきと言いますが、陰識は劉家が王莽打倒に失敗した場合に備え、今は表に出ず、情勢を見極めると言います。

劉秀は新市と平林軍との合流を提案。新市、平林と自分達高祖の末裔では合わないと意見が出ますが、劉秀は打倒新のため今は共に戦うべきと主張。そして共闘を申し出ますが、新市の王匡将軍には様子を見るとあしらわれます。

劉秀は、初戦は圧倒的に敵に勝利する必要があると言い、麗華が自ら流民に扮して長聚城内部へ潜入し、時機を見て内外で呼応して戦う作戦を提案します。結局戦に勝利し、新市、平林軍と提携できました。

しかし勝ち戦が続くにつれ、劉縯たちと王匡将軍たちの意見が対立するようになります。王匡将軍の部下は市内で略奪行為を繰り返し、劉秀の母方の祖父宅も襲いました。偶然居合わせた劉秀と陰戟(麗華)に咎められケンカになり、陰戟がケガを負わせます。

その後処分を協議しますが、部下は将軍が略奪自由と命じたと言い、劉秀はそれでは新軍と同じ、民に嫌われると主張。しかし陰戟の処罰を任された劉縯は喧嘩両成敗と決め、軍紀は今後厳しくすることになりました。陰戟は不満を感じます。 麗華は無辜の民や鄧嬋の死を、自分の責任だと考えたようです。そこで自分が犠牲になってもなるべく兵の損耗を防ぎ、戦を素早く決着させる潜入作戦を立てたのでしょう。いよいよ実戦が始まり、劉縯が主義主張と物理攻撃の人、劉秀は思考の人だと感じました。2人が上手く助け合えれば、打倒新も叶うように思いました。

第11話 あらすじと感想

自分たちが、漢の再興と民を救う義軍だと考える陰麗華は、喧嘩両成敗という決着に納得できません。しかし劉秀は、平林の人民は貧しく1年草の根しか食べていないほど貧しく、王匡たちに長く従い自分達を未だ信じていない事を告げ、今後朱鮪たちが軍紀を創れば良くなるだろうと慰めます。

一方平林軍では、陰戟こと麗華にコケにされた腹いせに、新野を責めて陰家を含む富豪から略奪し秤量を集めようと決めます。麗華は猛反対しますが鄧家の復讐のためと言われては、劉家も反対できず渋々新野へ向かいました。

新野では麗華の兄陰識が県宰に開城を指示し略奪は起きませんでした。しかし麗華は兄の命令で陰家で監禁されます。劉縯は劉秀に、麗華をどうするか尋ねますが、純粋な麗華が軍に留まれば、また軋轢が起きて苦労すると、劉秀は麗華を陰家に置いて出陣します。

置いてけぼりの麗華は兄に反発し、全国に戦乱が広がる今、このままでは陰家も無事ではいられない、自分は戦いたいと主張して、兄も旅立ちを見送ります。

そのころ劉軍は棘陽を責めますが、人も食料もありません。劉縯は逃げたと言いますが、劉秀は油断できないと進言。しかし兄は聞き入れず行軍を続け、劉秀の予想通り攻撃を受けて多くの兵士や母を含めた親族を失います。

正義感が強い麗華は、義軍として挙兵している漢軍が略奪を行うことが我慢できなかったのでしょう。でも貧しく数が多い平林軍に入っている流賊たちは、義よりも金や食料を得て腹を満たすことが第一。それは農民としての苦労を知る劉秀には解っても、麗華には解らなかったのでしょうね。

そして、麗華の兄陰識が今までは戦いを避け陰家を守れても、これからは無理だと麗華に説得され参戦を許したのが意外でした。冷静沈着な陰識も、鄧嬋が亡くなった時自分がすぐ側に居たと聞いて、ショックを受けたのでしょうか。

第12話 あらすじと感想

陰麗華は、劉縯たちを追いかける途中、劉秀の姉で鄧嬋の兄の妻劉元と出会います。そして甄阜軍と戦いますが目の前で劉元が殺され、子供たちを連れ棘陽へ戻り、劉秀たちと合流しました。劉縯は自分のせいで多くを死なせたと嘆きますが、麗華に励まされ気を取り直し復讐を決意します。

新市・平林軍では、甄阜が劉縯の首に賞金を懸け10万の兵力で攻めて来ると聞き、戦いを避けるため首を差し出そうと意見が出ます。しかし今劉縯を殺せば漢軍が分裂すると思いとどまりました。甄阜軍への復讐を誓う劉縯達は、夜襲を掛け撃破します。附近の流賊たちも劉縯に従い初め、漢軍は膨れ上がります。新皇帝王莽は甄阜大敗と聞き、劉縯を倒すべく数十万の兵を向かわせます。

そのころ漢軍では、天子を立てようと動きが出ます。劉家では劉縯が天子になると考えていましたが、新市・平林郡の王匡や朱鮪たちは、同じ劉家の劉玄の方が血筋が正しいと、劉玄を天子にと言い、最初は拒んでいた劉玄も「更始帝」の座に付きます。

劉玄は、自分の太学時代の師で麗華の母蔡氏が以前自分に言ったことを思い出しました。王莽を倒し漢を再興した後、師の側で博士になるのが夢という劉玄に対し、師は「博士では勿体ない、宰相か王侯に」と言ったのです。

劉縯は母親や自分を信じた一族を大勢亡くし、泣き崩れ死のうとします。劉縯は直情型ですね。情に厚く涙もろくて、策略とか調略とは無縁というタイプで、麗華と似ているのかも。一方弟の劉秀は、退却する時も敵の足跡から整然とした退却か逃走かを判断できる冷静な人です。

妹の伯姫も直情型。眼前で親族を殺され無念でしょうが、ろくに剣も振れないのに陰戟と同じように戦いたい、これから剣術を習う、自分ならできると周囲を困らせます。そして伯姫に近づく李兄弟の兄李通。兄弟と伯姫の存在にイライラしました。

秀麗伝 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

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