大唐流流 37話・38話・39話・40話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第37話あらすじと感想

盛楚慕(せいそぼ)に冷たくされた傅柔(ふじゅう)は、死をも恐れぬ態度で皇帝に大胆な進言をし、怒りを買う。機転を利かせた周(しゅう)王の一言により傅柔(ふじゅう)は処罰を免れるものの、周(しゅう)王に皇帝への進言を問い詰められる。一方、傅音(ふいん)は無事に子どもを産むが、陸琪(りくき)が文(ふみ)を処分した罰として、茉莉(ばつれい)を殺したのではないかと不安を募らせる。一方、魯国公(ろこくこう)府では、盛(せい)夫人が楚慕(そぼ)の嫁探しをしていた。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

傅柔は、皇子を失った皇帝が西妃も処刑すれば、今後後悔すると心配していると訴えます。そして国を愛する気持ちは身分や性別と関係無いと話しました。皇帝は傅柔の言葉を受け入れて、西妃を処刑せず降格処分としました。

陸家では傅音が、陸琪が茉莉を殺したと疑い子供を産まなければ良かったと叫びます。陸琪は傅音を茉莉に会わせ、まだ子を産んだことを後悔しているか尋ねますが、傅音は答えません。

傅柔は親しい李宝林に、盛楚慕に無視されて駄目になりそうだと訴えます。楚慕に酷いことをして捨てられたと嘆く傅柔を、李は傅柔は良い子、要らないと言う楚慕が悪いと慰めます。

盛家では、母が楚慕の嫁探しに忙しそう。楚慕はどれでも良いと言い、杜寧に会います。傅音を諦めると言う杜寧の話を聞いて、楚慕は自分も傅柔を追いかけられないと呟きました。その後盤子方の家を出た怜燕児に会い、一緒に帰ることにします。

ある日、太子は韓王、梁王たちと狩りに出ることになり、韓王が太子に刺繍入りの鞍を贈り、狩りが苦手な韓王は、太子に楚慕を付き添わせました。太子が楚慕を避けて1人になると馬が暴れだし、太子が落馬し意識不明に。そこへ覆水が現れ、太子を探しに来た楚慕に捕らえられました。

太子は皇宮に運ばれますが意識は戻りません。心配した皇后は自ら外へ出て天に祈りを捧げます。一方落馬の状況を聞いた太子妃は、韓王を疑います。

皇帝は、傅柔の言葉で冷静になり、周王は見る目があると褒めました。この場に立ち会った韓王のオロオロ加減が、人の良さを感じさせ面白かったです。

楚慕はどうやら傅柔に嫌われたと思っている?お互いへの想いが残っているのに上手くいかないですね。怜とは男女の仲を超えた間柄に見えましたが、傅柔や周囲はきっと誤解するでしょう、益々面倒なことになりそう。

今後太子が意識を取り戻し陳吉そっくりの覆水に会ったら、好転した太子妃との関係もこじれそうで心配です。

第38話あらすじと感想

皇后は意識が戻らない太子(たいし)のため天に祈りを捧(ささ)げる。ほどなく太子が落馬した原因も明らかになった。鞍(くら)に仕掛けられた毒が布を溶かして漏れ出したことで馬が中毒になり暴れたのだ。そして最後に鞍に触った夏寒(かかん)が最有力の容疑者として捕らえられる。しかしどんな拷問を受けようとも何も供述しない。そこで傅柔(ふじゅう)が皇后の許しを得て夏寒(かかん)に話を聞きに行く。夏寒(かかん)は終始、熊鋭(ゆうえい)の死の無念さを訴えていたが、ついに太子暗殺の首謀者の名を口にする。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

夏寒は、恋人の熊鋭が処刑され太子を恨み、復讐したと傅柔に話します。夏寒に協力者名を聞きますが、夏寒は韓王に命じられたと叫んで自殺しました。

傅柔の話を聞いた皇后は、夏寒はウソをついて太子と韓王の仲を裂こうとしていると断言します。そして傅柔に西域から献上された鎧を与え、口止めします。

一方太子の元には陸雲戟が、夏寒が死の直前韓王に命じられたと言い、自殺にも不審があると訴えます。韓王を信じる太子は韓王の関与を否定しますが、太子妃は詳しく調べるべきと説得します。そこに皇后が現れ、太子妃を厳しく罰し、太子を悪意ある噂はう絶対に信じないよう諭しました。

玄武門を守る盛楚慕は、太子を守れなかったと百叩きの罰を受け、謹慎の上降格処分に。次男の楚令から、楚慕が太子妃に告発されたと聞いた楚慕の母は、太子妃の妹孫霊薇と結婚したいと言う三男の楚俊に、以降は孫家と係わるなと命令しました。姉の韓妃も楚慕が罰せられたと聞いて、夫の韓王に理不尽だと訴えます。韓王は誤解かも知れないと妃の話をはぐらかし、慰めます。

落馬した後覆水を見て、死んだ陳吉が現れたと思っていた太子は、面会した覆水が陳吉に似ていると驚き、名を尋ね囲碁を打ちます。

夏寒は、覆水の指示と協力で暗殺を実行、失敗したら太子と韓王を離間させるよう、知恵を付けられたのですね。傅柔は皇后の目的を達成できまた手柄を立てました。

楚慕は、屋敷の離れに置いた怜燕児に看護を受けます。そして顔を合わせた楚慕の母に関係を疑われます。母は家事一切できない怜の、髪結いの腕を気に入ったようです。

今回も皇后の迫力と洞察力は流石で、太子妃を殴らせた表情は怖かった。「噂には毒があり、危険な武器になる」はその通り。夏寒が覆水に乗せられて、太子妃は雲戟に乗せられた。楚令と母、韓王妃は太子と太子妃(東宮)が楚慕を罰したと思っています。恨みつらみはこうして産まれるんだなあと感じました。

第39話あらすじと感想

ケガから回復した太子(たいし)は脚に障害が残ってしまう。自暴自棄になる太子を覆水(ふくすい)が唆し、韓(かん)王の文学館の経費を減らせと奏書を提出する。一方、傅柔(ふじゅう)は周(しゅう)王から盛楚慕(せいそぼ)に新しい女ができたと聞く。魯国公(ろこくこう)府まで様子を見に行った傅柔(ふじゅう)は、盛楚慕(せいそぼ)と怜燕児(れいえんじ)が仲むつまじくしている姿を見てしまう。皇帝が温泉に休養に行っている間に太子は、公私混同を詹軒智(せんけんち)に諫(いさ)められるが…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

自分は天子なのに太子の足を治す薬すら見つけられないと嘆く皇帝は、長安を離れて温泉で療養することに。その間行われる官吏の評価担当を陸雲戟に、太子に政務を任せます。

韓王妃は太子妃に面会し、太子に生薬を渡しました。太子が怪我をしたのは韓王のせいと考える太子妃は、韓王妃に嫌味を言います。覆水は太子妃に入れ知恵し、太子の怒りが韓王へ向かうように仕向けました。

傅柔は皇后に、このままでは太子が将来困る、太子を諭して欲しいと進言しました。これが傅柔の進言によると聞いた太子妃は、傅柔と度々面会しているという韓王妃がこの件に関係していると考えます。

太子が文学館の経費を削減させたのは公私混同だと、太子付きの詹軒智が諫めます。話を聞き入れない太子の態度に起こった詹は、皇帝が居る温泉へ向かいます。慌てた太子は詹を連れ戻すよう覆水に命じました。覆水は衛士に詹を殺せと言い、詹は弟子の杜寧に「太子を守れ」と言い残して亡くなります。

文学館では、韓王が官吏たちに太子の不正を一緒に追及して欲しいと言われ、兄を咎められないと躊躇います。そこへ、陸雲戟に賄賂を渡さなかった王悦之が罷免されたと聞いて、韓王も決意を固めました。

天に祝福されるべき太子に障がいが残り、太子本人や皇帝、皇后は今の我々以上に大きなショックを受けたのでしょう。ケガは韓王のせいだと考える太子や太子妃は恨みを募らせ、覆水はそこに毒を注ぎます。太子にとって覆水は、親友陳吉の生まれ変わりで死にかけた時に助けてくれた支えなのでしょうが、コイツ悪い奴ですねえ。

今まで太子を庇ってきた韓王も遂に堪忍袋の緒が切れたかも。皇后も兄弟中を心配して太子を叱ったのに、逆効果でしたね。

楚慕の謹慎を解いくれるよう周王に頼もうとした傅柔は、怜燕児の存在を知りました。楚慕も動揺したとはいえ「もう傅柔とは縁が切れた、今は愛する人(怜燕児)と一緒」とは何という暴言。傅柔の気持ちも流石に離れたかも。

第40話あらすじと感想

皇后が太子(たいし)妃のために誕生日の宴(うたげ)を催し、献上品の白と黒の極上の貂(てん)の毛皮のうち黒いほうを太子妃への贈り物とする。また韓(かん)王妃に懐妊の兆候があることを知った皇后は、風邪をひいては一大事だからと黒よりも希少な白い毛皮を韓(かん)王妃に与えるが、それを見た太子妃は激しい嫉妬に駆られる。宴で皇后は太子と韓(かん)王に近況を尋ねると、韓(かん)王が何のいわれもなく文学館が苦難続きであることを訴え、宴席に不穏な空気が流れてしまう。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

宴の席で韓王と太子が言い争う様子を見た皇后は激怒し、血を吐いて嘆きます。韓王は太子の責任を問う奏上を取り下げると言い、太子も今後はよく話し合うと誓いました。

自分の誕生日を祝う席で韓王妃が妊娠を発表し、主役の座を奪われたと逆恨みした太子妃。道士を抱き込み、韓王妃を貶める占いを皇后の前で披露せよと命じました。占いを聞いた傅柔は、道士が嘘をついていると言い、皇后も納得します。

しかし、皇后を喜ばせたい韓王は、太子夫婦と一緒に皇后と食事の約束をしていました。食事の場では、皇后が太子妃の妹を韓王の弟に嫁がせては?と提案します。この提案を断るため2組の夫婦は言い訳を考え、太子妃が咄嗟に妹は陸琪に嫁がせると決めたと応え、皇后も賛成しました。

太子は韓王たちが不自由な足を理由に、自分を罷免しようとしたと皇后に訴えますが、皇后は兄弟を仲違いさせまいと何も言いません。太子は失望して東宮へ帰って行きます。

怒りが収まらず脚を切り落としたいと嘆く太子に、覆水はその剣で盛楚慕の弟に償わせようと提案。太子は梁王を東宮に招き、覆水の計略で、梁王は自分の侍衛と盛楚令に真剣で戦えと命じました。ケガをした同僚を庇った楚令が中止を申し出ると、梁王は反抗したと言い鞭を振るいます。そこへ歆楠公主が現れ梁王を止めますが、梁王は楚令が公主を誘惑したと言い、庇った公主もろとも鞭で打ちました。

太子妃は、太子が皇帝代理で権力を持ち自分まで偉くなった気でいるのか、侍女たちが持ち上げるのも良くないけど懲りないし反省しない。一方の韓王妃は、以後は太子妃と距離を置こうとしています、賢い。

療養中の皇帝も、詹軒智が死んだ状況を杜寧から聞き取り情報は取っているのに動かない。陳吉の件で太子に遠慮があるし、奮起を期待しているのでしょう。でも幾ら自分の子供たちとは言え、官吏も大勢巻き込んだ騒動の解決は、皇后には荷が重そう。そろそろ皇帝の出番では?と感じました。

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