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天啓異聞録　全12話あらすじ　キャスト・相関図

2025.11.6

天啓異聞録　全12話あらすじ　キャスト・相関図

放送予定

●【日本初放送】BS12　2025年11月27日（木）スタート木、金曜ひる 3：00～4：00

天啓異聞録

2023年　全12話

原題：天启异闻录

1 あらすじ
2 相関図
3 キャスト
4 徐宗器（じょすいき）淳于珊珊（チュンユー・シャンシャン）
5 楊瓉/楊公公（ようさん/ようこうこう）劉亭（リィゥ・ティン）
- 5.1 賀六宏（がろくこう）　杭程宇（ハン・チォンユー）
- 5.2 丘芷（きゅうし）从瑞麟（ツォン・ルゥィリン）
6 全12話　あらすじ　
7 予告動画
8 動画配信

あらすじ

相関図

キャスト

褚思鏡（ちょしきょう）黄軒（ホヮン・シュェン）

錦衣衛百户

褚思鏡が病気の自分に替わって、遼東での任務に就かせた双子の弟・褚思鉦が失踪した。弟が残した手がかりに沿って寧遠城外の寧海堡へ行くと、そこでは疫病が異常に広がり、怪物が村人を襲いそれに連れて村人が変異する現象が起きる。

最後に烏暮島に着くと、人に言えない秘密が隠されていた。

道中相棒になったダタール人官吏・伯顔と「黒色海龍」号艦長・アンジェリカたちの助けを得て、弟失踪の真相を調べ、かつ烏暮島の危機を防いだ。

※錦衣衛：禁衛軍の一部。皇帝の儀仗や宮廷の守護を担当し、犯罪の捜査や逮捕、特に反体制的な活動、皇帝への反逆が疑われる人物の監視や逮捕を行う（＝秘密警察）

伯顔（はくがん）呉樾（ウー・ユエ）

寧海堡の明軍・ダタール人官吏

豪放磊落で勇ましく見えるが、大ざっぱなようで細かいことに気づく鋭い観察力を持っている。褚思鏡と組んで仕事をするよう命じられて、初めは拒否感を持ったが、共に行動してその緻密さと粘り強さを知り、徐々に態度を改め彼の有能な助手となった。

火薬樽を使って亀怪獣に重傷を負わせたり、クモの精霊に襲われそうになる。岩壁上に謎のトーテムを発見し飢えた村民たちと首に鱗の跡がある農婦の事務所を見つけたり、烏暮島の謎の病の真相を知る。

最後は東南海域の海底の謎を解き「渥旜」と失踪した褚思鉦の真相を知った。

安傑麗卡（アンジェリカ）張榕容（ジャン・ロンロン）

「黒色海龍」号艦長

ポルトガル女性商人。大胆で策略家、冷酷な手段を使う。国王の命令を受けて怪物を探しに来て、賀子礁に烏暮島に怪物がいると教えられた。明朝にフランキ銃を提供して取引して、烏暮島への上陸許可を得る。

怪物たちを制御する神秘的な力を調査するうちに、その力が制御不能で壊滅的だと知り諦める決断を下す。

沈譲に個人的な恨みはあるが、大局を重視して褚思鏡たちと協力して邪教・横公に対抗した。

沈譲（ちんじょう）芦芳生（ルー・ファンシォン）

烏暮島の明軍総司令

烏暮島人。天启初年沈陽と遼陽が陥落して、沈譲は明軍の残党を連れて烏暮島に戻った。島に戻ると奇妙な病気が蔓延していて、妻は病気に感染し亡くなった。

彼女の死亡後自ら「黒䴉」を組織して、邪教「横公」に対抗し、娘の沈淙を守ろうとする。

沈譲は思いがけず怪物に変身する能力を得て外見は変わったが、人間性は残っていて何度も島民を救助して真相を調査した。

横公に対抗する過程で妻・蘇牧冉と邪教の関係を知り、最後は娘の「血祭」を阻止して褚思鏡たちと隕石による突発変異の陰謀を暴露した。

沈淙（ちんそう）王聖迪（ワン・シォンディ）

沈譲の娘

父親が長期間遼東で参戦していたので、母親の蘇沐冉に育てられた。6歳のとき島で爆発的に「灰鳞病」が流行して、母親は異常な行動をし、のちに彼女はある祭壇に連れて行かれ、だまされて謎の液体を飲まされる。ぼんやりとしているうちに、父親が信徒と衝突する中、母親は亡くなった。

褚思鏡と知り合ってから彼女は徐々に記憶を取り戻し、彼を信頼し依存した。褚思鏡が危険な目に遭った時、自ら犠牲になって彼を助け、結果自分を見失い操り人形になった。

実は沈淙は、怪物を制御できる能力を母から受け継いでいる。

賀子礁（がししょう）蒋奇明（ジィァン・チーミン）

烏暮島の里長

賀子礁は表向き島の里長だが、裏では邪教「横公」のリーダー。長い間密かに島民に疫病をまき散らして信徒を増やす一方で、沈淙を探している。

沈淙を捕まえるために、先ず怪物を餌にアンジェリカを誘って島に上陸させ「黒䴉」と衝突を起こす。そのあと村人を扇動して暴動を起こし、沈淙が姿を現すよう仕向けた。彼の目的は、沈淙を使って「血祭」を完成させ、「尊主・渥旃」をこの世に降臨させることである。

楚沐冉（そもくぜん）程怡（チォン・イー）

沈譲の妻

賢く善良。烏暮島では主に海鮮を食べていたので、彼女も「灰鳞病」に感染。徐々に奇妙な行動をとるようになり「渥旜所」に閉じ込められた。島民たちと集まっていつもある種の神秘的な儀式を行う。血祭の儀式では「通感尊主」を使って、怪物の力を制御する沈淙を「横公」の仲間にし、阻止しに来た褚思鈺に殺された。

褚思鉦（ちょしぎょく）　黄軒（フゥヮン・シュエン）

褚思鏡の双子の弟

褚思鉦と兄・褚思鏡は共に錦衣衛メンバーだった。突然病気になった兄・褚思鏡の代わりに遼東・寧遠城へ任務に向かい、調査の途中烏暮島で失踪した。彼の失踪が、褚思鏡を寧遠城から寧海堡を経て烏暮島への地域横断調査に向かわせた。

彼が身に着けていた遺留品が、その後の捜査の重要な根拠になる。

直接登場はしないが、褚思鏡の回想シーンに何度も現れる。これは、彼の運命が烏暮島に隠された秘密と密接な関係があることを暗示している。

徐宗器（じょすいき）淳于珊珊（チュンユー・シャンシャン）

初任は寧海堡の六品官（少尉クラス）

朝廷から派遣された軍情調査員の身元確認を担当する。烏暮島を担当する間、奇病で顔に灰色の鱗が現れた。その後密かに賀子礁と会い、牢に居る変異した怪物を連れ去るように懇願し、彼から症状を緩和するという白い粉を受け取った。

褚思鏡に対して、朝廷から派遣された人物はいないと言い真相を隠そうとした。後に楊公公が介入して褚思鏡は口封じを免れる。

怪物の事件に関与し地域の安全を脅かし、更に長い間賀子礁と手を組んでいたことも暴露された。最後は賀子礁一味と共に、公衆の面前で処刑されて事件が終結した。

楊瓉/楊公公（ようさん/ようこうこう）劉亭（リィゥ・ティン）

宮中から派遣された宦官

彼が居る寧遠城で、突発的にチフスが発生した。錦衣衛の褚思鏡が命令を受けて真相を探り、一緒に寧遠城疫病事件の調査を行う。

調査が進むにつれて他のキャストと共に疫病の背景にある複雑な勢力闘争が明らかになる。

賀六宏（がろくこう）　杭程宇（ハン・チォンユー）

反対派組織・「横公」の中心メンバー

密かに褚思鏡を監視している。烏類に対して異常な恐怖反応を見せたり、衣装のデザイン（鱗模様）など、「横公」メンバーを思わせる。ドラマの伏線を匂わせたり褚思鏡の捜査を邪魔するなど、謎の行動が多い。

丘芷（きゅうし）从瑞麟（ツォン・ルゥィリン）

烏暮島の大長老

年齢は50歳ほどだが、長い間島を管理して心身が消耗し髪は真っ白で背中がくの字に曲がっている。長老になった後、7名の長老が祭司を兼任して神託を伝えている。彼は島で物資が不足する期間でも、島民に海洋生物の捕食を禁じている。

日ごとに「灰鳞症」患者と傷害事件が増えて、患者を島の人里離れた「渥旜所」に閉じこめ管理し島の秩序を維持するが、患者は放任されていた。

＜以下ネタバレ注意＞

褚思鏡：「尊主」＝渥旜地球外生物で沈琮に憑依し、渥旜は海底巨大海獣を制御している。賀子礁がリーダーを務める「横公」は、隕石の力を利用して変異体を作ろうとしていた。褚思鏡は渥旜と直接談判して自ら海底に残り、隕石のエネルギーを封印して海底にとどまる。自らと引き換えに危機を排除して、皆の安全を守る。

沈淙：沈淙とアンジェリカは一緒に船で海外へ向かう。彼女はアンジェリカに「褚思鏡の存在を感じる、彼は生きている」と漏らす。更に奇病が消えたのは褚思鏡が「渥旜」勢力に対抗し続けているからだ、と指摘した。

全12話　あらすじ　

第1話あらすじ褚思鏡が遼東へ怪病調査に向かう

錦衣衛の褚思鏡は身分を隠して遼東に赴き、発生した奇病を調査する。現地の千総は韃官の伯顔を行動に同行させる。二人は寧海堡の奥深くまで入り込み、患者の症状は風邪の症状に似ているものの、体に鱗状の症状が現れていることを発見する。褚思鏡は調査中、不審な動きを見せる烏暮島の島民を発見し、伯顔と共に水泳で烏暮島に潜入する。

第2話あらすじ褚思鏡と伯顔、怪獣との初遭遇

褚思鏡は烏暮島にも鱗状の病変を持つ患者がいることを発見し、彼らを島の長老・邱芷のもとに連れて行く。邱芷は島に患者など存在しないと断言するが、褚思鏡は調査を続ける。夜が更けると、褚思鏡は小さな狂人・賀六渾に導かれ、怪物と、自分の名前を知っている少女・沈淙に出会う。

第3話あらすじ褚思鏡、外国軍艦と遭遇する

褚思鏡は怪物の存在を報告しようとするが、伯顔に阻まれる。その時、村人たちが追跡してきて、褚思鏡は沈淙を守りながら逃げ出し、伯顔は捕らえられる。褚思鏡は船で烏暮島を離れようとするが、怪物に襲撃され、少女は怪物に捕らえられ、彼は海に巻き込まれる。幸いにも一隻の軍艦が彼を救い、寧海へ連れ戻す。楊瓒の仲介により、褚思鏡は女船長アンジェリカと共に烏暮島へ戻り調査することを承諾した。

第4話あらすじアンジェリカ戦艦沈没

褚思鏡とアンジェリカが島に調査に赴くが、怪物に虐殺される。アンは策略で怪物を捕らえる。アンが怪物を連れ去った後、沈淙は褚思鏡に怪物を救うよう懇願し、怪物が自分の親族だと明かす。その時、百総雷燧が褚思鏡を襲撃するが、沈淙が雷燧を阻む。海上では、烏暮島を離れた戦艦が黒衣の集団に襲撃され、全滅の代償を払って怪物を逃がす。戦艦も破壊され、海中に沈んでいく。

第5話あらすじ褚思鏡、雷燧の罠に嵌る

褚思鏡は島で雷燧と対峙し、島に来た目的は行方不明になった弟を探すためだと明かす。二人の会話は村で病人が発作を起こしたことで中断され、褚思鏡は廃村を調査した後、自分を追う怪物はかつて戦いに敗れて烏暮島に戻った把総・沈譲だと推測する。伯顔は村民の反乱危機に陥り、村長を守るため沈譲は村民の前で怪物に変身して攻撃を阻むが、村民に襲われ、一行は廃村へ逃れる。褚思鏡は弟が残した手紙から手がかりを見つけ、小狂人・賀六渾に導かれて海辺の古い廟へと向かう。

第6話あらすじ褚思鏡が薬物を投与され意識不明に

毒で昏睡状態の褚思鏡は邪悪な組織「横公」に基地へ連れ去られるが、雷燧はその場で殺害される。褚思鏡は魚介類のエキスを混ぜた青い水を飲まされ、意識が朦朧とする中、横公の首領が島の最年少長老・賀子礁であることを知る。行方不明だった沈淙も賀子礁に見つかり青い水を飲まされ、褚思鏡と怪物の戦いを目撃することで怪物を操る力を覚醒させられる。この全てを、海から命拾いしたアンジェリカが目にしていた。

第7話あらすじ沈淙が惑わされ神童となる

寧海堡の患者たちにも様々な変異が現れ始め、徐宗器は楊瓒を監禁して情報を封鎖する。褚思鏡は青い水を飲んだ後、鱗が生え始めると同時に超常的な力を得たことに気づく。褚思鏡はアンジェリカと和解し、病村に戻って伯顔と合流し、横公という厄介者を共に解決することを決意する。沈淙は賀子礁が操る怪物の傀儡となり、その影響で内部の患者と外部の怪物が同時に病村を襲撃する。

第8話あらすじ賀子礁が褚思鏡と黒鹮を挑発

沈讓が再び獣化して病村への怪物の攻撃を阻止し、一同が協力して怪物を撃退する。追撃した褚思鏡は沈淙の能力を目撃するが、怪物を操る彼女に知らぬ間に自分も操られていることに気づく。長老・邱芷溘が突然死去し、褚思鏡が皆に目撃した事実を伝えると、病村の士気は大きく傷ついた。褚思鏡の強い要望により、沈讓は2年前の過去を打ち明ける。

第9話あらすじ褚思鏡が弟失踪の秘密を発見

二年前、褚思鏡の弟・褚思钰が兄に代わって烏暮島に調査に赴き、横公教徒たちの不気味な動きを発見した。祭祀儀式を妨害するため、褚思钰は邪教の首領・蘇沐冉と共に自爆し、妻・蘇沐冉を失った沈讓は島を守る「黒鹮」を結成した。真相を知った一行は沈讓に深い敬意を抱き、直ちに伯顔に寧海へ救援を求めるよう命じた。残った者たちは烏暮島を守ることにした。

第10話あらすじ沈淙暴走し村を虐殺　沈讓は完全に獣化する

アンジェリカは病に倒れた村民を早々に殺そうとするが、褚思鏡に阻止される。その時、沈淙が操る三体の怪物が病に侵された村へ襲いかかる。褚思鏡は死を覚悟で抵抗し、沈讓は単独で沈淙の行方を追うことを選ぶ。村は怪物の侵入を防げず、病人を収容していた倉庫も破壊される。人々は地下室へ逃げ込む。沈譲は娘が理性を失った姿を見て、重傷を負う代償を払って沈淙を守る怪物を殺すため、完全な獣化を決意する。沈淙の目の前で息を引き取った沈譲の姿に、沈淙は一時的に正気を取り戻す。

第11話あらすじ賀子礁の背後に真の黒幕が

地下室で一晩を過ごした一行は、伯顔の援軍が間一髪で到着する。援軍隊長の唐安と褚思鏡は沈譲に気絶させられた賀子礁と沈譲の遺体を発見するが、沈淙の姿だけが見当たらない。唐安が賀子礁を尋問した時、真の黒幕が別の人物であることに気づく。急いで現場に駆けつけた一行は、真の黒幕がずっと同行していた狂人・賀六渾であることを知る。賀六渾は沈淙を連れて深海へ赴き、海底の怪物を目覚めさせようとしていた。褚思鏡たちは小舟を漕ぎ出し、後を追って海へと向かう。

第12話(最終回)あらすじ褚思鏡と弟の再会

褚思鏡たちは海底の溶洞で真の黒幕と対面する。怪物はその姿を褚思钰に変え、褚思鏡と語り合った。実はこれまでの全ては偽装であり、褚思钰と融合した怪物が褚思鏡をこの場所へ誘い出すために仕組んだ罠だった。もし褚思鏡も融合すれば、民衆は苦難に陥るだろう。褚思鏡は自らの命を盾に、他の者たちを脱出させた。そして最後に自らを犠牲にする道を選び、事件の収束と仲間たちの安全を勝ち取った。