25話 あらすじ
羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は、羅宜寧(ルオ・イーニン)と陸嘉学(ルー・ジアシュエ)がどう知り合ったのかを知りたがり、その経緯を聞くと胸の痛みを隠しながらも彼女を強く抱きしめた。羅宜寧(ルオ・イーニン)は兄が自分の安全を心配しているのだと思ったが、どこか気まずさを感じる。
一方、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)はかつて眉眉との婚礼のために用意していた婚房を訪れ、当時の思い出にふけっていた。
林茂(リン・マオ)は羅宜寧(ルオ・イーニン)のために益母草を混ぜた特製の紅を作る。これは美容だけでなく女性の体にも良い効果があった。二人は羅宜秀(ルオ・イーシゥ)と韓炤のことを話し合い、林茂(リン・マオ)は韓炤の拒食症さえ治れば、羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は公主府に嫁ぐ必要がなくなると考える。そして数日かけて薬を作り、韓炤に贈った。韓炤はその説得に応じて帰宅し、薬を試してみると、羅宜秀(ルオ・イーシゥ)に会わずとも食欲が戻った。公主は薬の作り手に感謝したいと思ったが、韓炤はすでに礼を伝えたと告げる。
その頃、公主府と羅府の縁談の話は進展せず、羅老夫人は女眷たちを英国公府に招かれたと知らせる。趙娘子は英国公の家で実の孫娘のように扱われている人物で、その身の上が皆の興味を引いた。羅宜寧(ルオ・イーニン)はこの招待が陸嘉学(ルー・ジアシュエ)と趙娘子の策略ではないかと疑うが、断れずに姉妹と共に訪問する。英国公府の豪華さに圧倒される中、羅宜怜(ルオ・イーリィェン)は趙娘子の立場を羨み、羅宜玉は彼女の態度を非難する。
庭では、羅宜寧(ルオ・イーニン)が英国公の庶子・庭哥と蹴鞠をしていたとき、侍女が犬尾草を持ってぶつかってしまい、羅宜寧(ルオ・イーニン)はアレルギーでかゆみに襲われる。その様子を陸嘉学(ルー・ジアシュエ)が見かけ、かつて眉眉も同じ草に弱かったことを思い出し、心配して声をかけた。
一方、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は二度目の省元を獲得し、家中は祝賀ムードに包まれる。だが陳蘭(チェン・ラン)は羅宜寧(ルオ・イーニン)の早産の真相を探らせると同時に、羅宜秀(ルオ・イーシゥ)と韓炤の縁談を進めるため湖上で仕掛けを施す。韓炤と羅宜秀(ルオ・イーシゥ)が水に落ち、抱き合う姿が都中に広まり、二人の名誉は一気に噂の的となった。これを機に陳蘭(チェン・ラン)は公主府に結婚を迫るが、羅宜秀(ルオ・イーシゥ)はきっぱり拒み、羅成文(ルオ・チォンウェン)も娘が望まぬ婚姻を強いることを望まなかった。
26話 あらすじ
羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は母・陳蘭(チェン・ラン)の仕掛けた罠で湖に落ちたが、幸い命は助かった。陳蘭(チェン・ラン)は韓炤に責任を取らせ、公主府との縁談を強引に進めようとする。しかし父・羅成文(ルオ・チォンウェン)は、娘の意思を尊重してほしいと訴える。羅宜寧(ルオ・イーニン)も妹を心配して助言し、林茂(リン・マオ)は「一緒に逃げよう」と駆け落ちを提案するが、羅宜寧(ルオ・イーニン)は「無名無分で外を漂うのは解決にならない」と反対した。
羅夫人が陳蘭(チェン・ラン)の考えを尋ねると、陳蘭(チェン・ラン)は依然として公主府への嫁入りを望む。やがて陳蘭(チェン・ラン)は羅宜秀(ルオ・イーシゥ)を連れて韓炤に会い、命を救ってくれた礼を述べつつ、二人を結婚させようと画策する。だが韓炤は「昨日救ったのは自分ではない」と告白。実は林茂(リン・マオ)が助けており、これは羅宜秀(ルオ・イーシゥ)が事前に頼んで、韓炤が自分の手柄にしないようにしていたのだった。真相が明らかになり、縁談は白紙となる。陳蘭(チェン・ラン)は恥をかき、娘を連れて引き下がった。
その夜、陳蘭(チェン・ラン)は怒りを林海如(リン・ハイルゥ)にぶつけ、「林茂(リン・マオ)に皆を欺かせた」と非難し、商家出身を嘲った。しかし林海如(リン・ハイルゥ)は淡々と笑い、かつて老夫人が正式に迎え入れたことを静かに思い返す。そこへ羅宜寧(ルオ・イーニン)が証人の船主を連れて現れ、陳蘭(チェン・ラン)が船の危険を承知で借りた事実を明らかにし、「これが公主府に知られれば羅府全体が危うくなる」と警告した。
一方、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は科挙に臨むため出立。羅宜寧(ルオ・イーニン)は彼の好物を作って送り出し、その後、田荘にいる喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)を訪ねることに。林海如(リン・ハイルゥ)は護衛をつけ、出発前に宜寧は店の帳簿を確認する。その時、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)からと思われる荷が届くが、出所不明の物を受け取らず衙門に送った。
田荘に着くと、陳蘭(チェン・ラン)は趙媽媽を使い、羅宜寧(ルオ・イーニン)を害そうと企む。羅宜寧(ルオ・イーニン)は喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)に、母の死の真相を話してくれれば治療してここから逃がすと約束するが、喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)は拒み、夜には二人の老女に毒を盛られて殺される。
羅宜怜(ルオ・イーリィェン)は弟・軒哥を励ましていたが、侍女が喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)の死を知らせる。羅宜怜(ルオ・イーリィェン)と軒哥は、直前に羅宜寧(ルオ・イーニン)と会っていたことから彼女を疑う。羅成章(ルオ・チォンジャン)は悲しみつつも官庁への届け出に反対。調査の結果、喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)は河豚毒で死亡しており、以前羅宜寧(ルオ・イーニン)が河豚宴を計画していたことから疑念が強まる。
陳蘭(チェン・ラン)は羅宜寧(ルオ・イーニン)の侍女・松枝を脅し、官庁に通報させる。翌朝、役人が羅宜寧(ルオ・イーニン)を逮捕に来るが、羅成章(ルオ・チォンジャン)が再調査を願い出る。羅宜寧(ルオ・イーニン)は家族を守るため、抵抗せず牢へ。
羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は勉学に励んでいたが、孫先生の孫娘が送ってきた菓子を、羅宜寧(ルオ・イーニン)の物に遠く及ばないと感じ、友人に回した。陳蘭(チェン・ラン)は羅宜寧(ルオ・イーニン)の逮捕を喜びつつ、夫には知らぬふりをする。羅成文(ルオ・チォンウェン)は顧明瀾(グー・ミンラン)も河豚毒で死んだと知り、羅成章(ルオ・チォンジャン)は田荘で調査しようとするが、喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)の遺体が消えていた。
その頃、羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は林茂(リン・マオ)を訪ねようと夜中に外出し、趙媽媽と陳蘭(チェン・ラン)が牢で羅宜寧(ルオ・イーニン)を殺す計画を立てているのを知る。恐怖にかられた羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は林茂に告げるが、林茂(リン・マオ)は「母への態度は変えず、このことは口外するな」と忠告した。
27話 あらすじ
羅宜寧(ルオ・イーニン)は牢に入れられ、夜中に陳蘭(チェン・ラン)の指示を受けた看守・喬五に命を狙われますが、巡回の看守に助けられます。翌日、義姉の羅宜秀(ルオ・イーシゥ)は母を敬いつつも羅宜寧(ルオ・イーニン)を妹のように思っており、助けたい気持ちを抱いていました。林茂(リン・マオ)は羅慎遠(ルオ・シェンユエン)に助けを頼み、彼は羅宜寧(ルオ・イーニン)の救出に動きます。
一方、陳蘭(チェン・ラン)は喬五の失敗や衙門の警戒、さらに喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)の遺体が消えていることから事態が思い通りでないと感じていました。宋子芸は眉眉の所在を知る唯一の人物として牢へ連れて行かれますが、彼女が生きていることを隠します。羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は衙門で羅宜寧(ルオ・イーニン)を引き取ろうとしますが、証拠不足で県老人に拒まれます。陸嘉学(ルー・ジアシュエ)は羅宜寧(ルオ・イーニン)の首の痕を見て彼女が眉眉だと確信し、救い出そうとしますが、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)が阻止。羅宜寧(ルオ・イーニン)は羅慎遠(ルオ・シェンユエン)の手で帰宅しますが、帰路で気を失い、家族に看病されます。
陳蘭(チェン・ラン)は羅宜寧(ルオ・イーニン)襲撃を趙媽媽に命じますが、羅慎遠(ルオ・シェンユエン)に現行犯で止められ、羅府の大堂で詰問されます。羅宜寧(ルオ・イーニン)は陳蘭(チェン・ラン)が自分を殺そうとしたと告発。陳蘭(チェン・ラン)は否認しますが、そこへ死んだはずの喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)が現れ、かつて。羅宜寧(ルオ・イーニン)に救われた経緯と陳蘭(チェン・ラン)の罪を証言します。喬月嬋(チィァオ・ユェチャン)は顧明瀾(グー・ミンラン)殺害の手口(河豚毒入りの茶葉)を暴露し、共犯者たちも自白。羅宜秀(ルオ・イーシゥ)も母の罪を証言し、陳蘭(チェン・ラン)の動機が長男を害されたと思い込んだ復讐心であったことが明らかに。
しかし羅成文(ルオ・チォンウェン)は、長男は顧明瀾(グー・ミンラン)の助力で延命できたと説明し、陳蘭(チェン・ラン)の思い込みを否定。陳蘭(チェン・ラン)はさらに羅宜寧(ルオ・イーニン)が羅家の娘でないと暴露し、錯乱したと見なされ祠堂に幽閉されます。その後、陳蘭(チェン・ラン)の嫉妬の原因が、羅成文(ルオ・チォンウェン)が顧明瀾(グー・ミンラン)に送った情詩を知ったことだったと判明。彼女は夫の愛を得られなかった悲しみと、子供たちの将来のために罪を認められない葛藤を抱えていました。最後に羅宜寧(ルオ・イーニン)は父に呼ばれ、顧明瀾(グー・ミンラン)の出産に関わった助産婦の証言と共に、新たな真実が突きつけられます。
28話 あらすじ
羅成章(ルオ・チォンジャン)は兄・羅成文(ルオ・チォンウェン)が自分の妻に情詩を送っていたと知り怒りますが、羅宜寧(ルオ・イーニン)は「母の件とは無関係」と擁護します。羅成文(ルオ・チォンウェン)は顧明瀾(グー・ミンラン)への片思いを認めつつ潔白を主張。口論の中、羅成章(ルオ・チォンジャン)は羅宜寧(ルオ・イーニン)の出自を疑い、羅老夫人は密かに鄭媽媽を呼び出します。鄭媽媽は、顧明瀾(グー・ミンラン)が離婚後に拉致され、負傷兵を看病する中で羅宜寧(ルオ・イーニン)を身ごもった経緯を告白。その父は身元不明ながら将軍であり、羅家とは無関係でした。老夫人は衝撃を受けつつ、羅宜寧(ルオ・イーニン)を手放さないと決意。
しかしこの会話を羅慎遠(ルオ・シェンユエン)が聞き、彼は老夫人から「何があっても羅宜寧(ルオ・イーニン)を守れ」と誓わされます。翌日、顧明瀾(グー・ミンラン)の遺像が羅成章(ルオ・チォンジャン)に奪われ、広間では鄭媽媽が羅家の裏切りを示唆。羅成章(ルオ・チォンジャン)は拷問を強要しますが羅宜寧(ルオ・イーニン)が阻止し、混乱の末、羅宜寧(ルオ・イーニン)は自ら柴房に幽閉されます。羅慎遠(ルオ・シェンユエン)は顧明瀾(グー・ミンラン)が囚われた場所を調査し、そこで彼女を探していた魏将軍(現・英国公)の存在を突き止め、肖像画を携えて英国公府へ。英国公は顧明瀾(グー・ミンラン)との過去を涙ながらに語り、彼女の遺腹子・羅宜寧(ルオ・イーニン)の窮状を知ります。
一方、羅宜寧(ルオ・イーニン)は祠堂で母の位牌を守りますが、羅成章(ルオ・チォンジャン)に拷問され家から追放されます。鞭打ちで倒れたその時、英国公が到着し、羅宜寧(ルオ・イーニン)の玉佩を確認して彼女が自分の娘であると証明。羅成章(ルオ・チォンジャン)は不義を主張しますが、英国公は離婚契約書を示し否定。顧明瀾(グー・ミンラン)は正妻であり、羅宜寧(ルオ・イーニン)の身分を貶めることを禁じると宣言しました。
安寧録~海棠に降る光~ 29話・30話・31話・32話 あらすじ
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