承歓記

承歓記~人生最高の出会い~

承歓記(しょうかんき)5話・6話・7話・8話 あらすじ

承歓記(しょうかんき)~人生最高の出会い~ 2024年 全37話 原題:承欢记

5話 あらすじ

第5集「運命の晩餐」

辛家亮がついに麦承歓へのプロポーズに成功し、喜びのあまり真っ先に母・陳徳晶へ報告する。彼は両家の顔合わせを早く実現したいと願うが、陳徳晶は当初、息子をビジネス上の縁を持つ張社長の娘と結婚させるつもりだった。しかし辛家亮の強い意志に折れ、渋々承諾する。ところが姉の辛家麗は真っ向から反対。自らも政略結婚の末に夫・羅銘礼と不和になった過去を引き合いに出し、弟の恋を「甘い幻想」と断じる。彼女は「麦家に現実を思い知らせてやる」と、わざわざ高級レストランを予約し、最も高価な料理を注文する計画を立てるのだった。

一方、麦承歓は職場で前夜の「520イベント」が辛家亮の突然のプロポーズで台無しになったことを謝罪するが、上司の姚志明は彼女を責めず、逆にホテルの宣伝効果を喜ぶ。彼は麦承歓の手作りスイーツを口にし、その温かみを感じ取る。後日、姚志明は養老院に暮らす麦承歓の祖母を訪ね、プレゼントを手渡す。祖母はすぐにスイーツが孫の手によるものだと見抜き、「あの子をどうか大切にして」と穏やかに告げた。

辛家亮から「顔合わせが決まった」と連絡を受けた麦承歓の母・劉婉玉は、辛家に恥をかかせまいと必死に服選びを始める。娘が新しいチャイナドレスを買ってくれると言うと、劉婉玉の胸は誇らしさと緊張でいっぱいになった。父の麦来添は妻に押し切られ、会社の副総経理・張培生から車を借りて会場へ行く手はずを整える。

その頃、弟の麦承早は教授の推薦で有名弁護士との面会が決まっていたが、家族の顔合わせと重なってしまい、悩んだ末に教授へ辞退のメッセージを送る。だが運命のいたずらか、偶然にも訪ねた先輩から有力な法律事務所の紹介を受けることになる。

一方、麦承歓と友人の毛毛劉婉玉のドレス選びに付き添う。高価なドレスにためらう母に、毛毛は「割引券がある」と小さな嘘をつき、麦承歓が支払いを済ませる。ちょうどその店に姚志明が贈り物を選びに訪れ、偶然鉢合わせる。彼は麦承歓に祝福を贈り、「結婚後も仕事を続けて」と笑顔で励ますのだった。

迎えた週末。家族それぞれが新たな一歩を胸に準備を進める。麦家のリビングには、靴を磨く父の姿とチャイナドレスを試着する母の姿があった。笑いと不安、そして少しの希望が交錯する中、ついに両家の顔合わせが始まる。麦家が先に到着し、続いて辛家亮辛家麗陳徳晶が姿を現す。劉婉玉は笑顔で挨拶するが、辛家麗の冷ややかな一言が場を凍らせた——。

 

 

6話 あらすじ

第6集「壊れた晩餐、消えた誓い」

豪華なレストランで行われた両家の顔合わせは、祝福の場となるはずだった。だが、辛家麗の傲慢な態度がその空気を一変させる。彼女はあからさまに麦家を見下し、麦承歡に注文を押し付けて恥をかかせようとする。辛家亮は何度も姉を制止しようとするが、麦承歡の怒りは抑えきれない。辛家亮の母・陳徳晶が穏やかに場を取り繕う一方で、麦来添は感謝を述べながらも、娘を嫁に出す寂しさを噛みしめていた。

劉婉玉は娘を誇らしげに褒め、辛家亮は「一生、彼女だけを愛する」と誓う。しかし辛家麗麦来添がワインを飲めないことを笑いの種にし、劉婉玉が反論して場が凍りつく。辛家麗はさらに、魚の尾の部分を麦家に押しつけるように配り、麦承歡は唇を噛みながらその皿を受け取った。空気を和らげようと、弟の麦承早が冗談交じりにその魚を口に運び、かすかな笑いが戻る。

結婚式の話題になると、劉婉玉は故郷での盛大な挙式を希望するが、辛家亮は旅行結婚を提案。辛家麗は「あなたたちの招待客の品格が心配ね」とあざけり、劉婉玉は怒りを爆発させる。ついに麦承歡は堪忍袋の緒を切り、「この結婚、やめます!」と声を張り上げて宣言。会場は静まり返る。

その瞬間、姚志明が祝いの品を届けに訪れるが、玄関越しに聞こえる言い争いに言葉を失い、そっと贈り物だけを残して立ち去った。辛家亮は姉を叱責するが、辛家麗は怒って部屋を飛び出す。崩壊した晩餐の余韻の中、麦承歡姚志明からの贈り物を手にし、電話で感謝を告げる。姚志明は「他人の偏見に縛られるな」と彼女を励ました。

帰宅した麦家では、劉婉玉が怒りの矛先を麦来添に向け、家族の空気は重く沈む。麦承早は母を慰めようと手料理を作るが、彼自身も胸に秘めた苦悩を抱えていた。そんな中、麦承歡は毛毛に失恋の痛みを打ち明け、酒に酔いしれる。彼女を迎えに来た麦承早は、方原法律事務所からのインターン採用通知を受け取り、思わぬ吉報に顔を輝かせる。

翌朝、麦承歡は酔いを残したまま母に謝罪し、和解のケーキを焼く。劉婉玉は娘を抱きしめ、「次は本当に幸せになりなさい」と静かに微笑む。だがその裏で、彼女は嫁入り道具の費用を工面するため、麦来添に祖母・陳淑珍へ借金を頼むよう促す。老いた祖母を訪ねた劉婉玉だったが、面会できずに帰るしかなかった。

愛と誇りが交錯した一夜の余韻。壊れた晩餐の皿のように、家族の心にも小さなひびが刻まれていた。

7話 あらすじ

第7集「祖母の秘密と再び交わる縁」

朝の興安里で、姚志明は祖母・陳淑珍を朝食に招き、穏やかな時間を過ごしていた。彼は麦承歡と共に彼女の店を手伝うことを提案し、老後の安心のため保険加入も勧める。だがその光景を偶然耳にした劉婉玉は、姚志明陳淑珍の財産を狙っていると誤解。説明も聞かずに彼を平手打ちした。やがて、姚志明陳淑珍の元夫の息子――つまり彼女の孫であることが明らかになり、劉婉玉は衝撃と後悔に包まれる。

麦承歡は母の代わりに何度も謝罪し、上司である姚志明に頭を下げた。劉婉玉も渋々謝罪したが、真の目的は別にあった。彼女は陳淑珍に、麦承歡の嫁入り道具代を援助してもらい、辛家に見下されぬようにしたいと頼み込む。麦承歡は激しく反発し、「お金で尊厳を買うくらいなら、結婚しない」と断言。結婚で運命を変えたいわけではないと語る娘の言葉に、陳淑珍は心を打たれ、家宝の翡翠のブレスレットを託して「焦らず考えなさい」と諭した。

一方、麦来添は妻が金を借りに行ったと知り怒るが、姚志明は黙って祖母に銀行カードを渡し、支援を申し出る。陳淑珍は彼に「血の繋がらない妹・承歡を頼む」と言葉を残した。

夜、麦承歡は迷いながらも辛家亮との別れを決意し、指輪を箱にしまう。その頃、朱正の頼みで書類を届けに行った彼女は、ホテルで客がトラブルを起こしているのを見かけ、咄嗟に対応。果物を差し出し、部屋の手配を交渉するが、満室で困り果てる。そこへ現れた姚志明が自室を譲り、顧客は感動して公式サイトに感謝文を投稿。朱正麦承歡を称賛した。

その礼に麦承歡姚志明をカフェに誘い、感謝の言葉を伝える。姚志明は「今週末、祖母を見舞うとき一緒に来てほしい」と頼み、彼女は快く承諾。二人の距離は少しずつ近づいていく。姚志明は血の繋がりもない陳淑珍に、なぜ麦承歡がこれほど親身なのか不思議に思うが、彼女の優しさに心を動かされていた。

一方その頃、劉婉玉は結婚話を再び動かそうと、贈り物を携えて夫・麦来添辛志珊のもとへ派遣。しかし予約がなく門前払いされてしまう。辛志珊は偶然姚志明と会うため外出しており、麦来添は「自分は姚志明の運転手です」と名乗って車で彼らを送り、会話の中でこの縁談への考えを探った。辛志珊は麦家との結びつきを利用し、ホテルの入札を有利に進める計画を思いつく。

同じ頃、麦承早は方原法律事務所で研修を始めるが、上司の劉弁護士に出身校を侮辱され苦しい思いをする。裏では陳徳晶劉婉玉を市場で尾行し、辣醤作りを教わるふりをして接近。必死に機嫌を取りながら、姚志明の前で「ホテル入札を辛家に任せて」と取り計らってほしいと頼み込んでいた。

複雑に絡み合う家族と縁、そして小さな誤解の連鎖が、麦承歡姚志明の運命を再び近づけていく――。

 

8話 あらすじ

第8集 「揺れる信頼、試される絆」

麦家と辛家の間に、静かに駆け引きの火種が灯る。姚志明と麦家が親戚関係にあると知った辛志珊は、妻の陳徳晶を使い、麦家との関係を取り戻そうと画策。陳徳晶劉婉玉に取り入り、娘・麦承歓との距離を縮めようと笑顔で接するが、裏では軽蔑を隠しきれない。彼女は婉玉を喜ばせるため、婿の法律事務所に麦承早を推薦し、彼の「正社員登用」を約束する。
劉婉玉はその厚意に感激し、息子の将来と引き換えに、姚志明へホテルの入札を辛家へ回すよう頼みに行く。自慢の燻製魚と手作りの辣醤を携えて。しかし、姚志明の前に母の姿を見た麦承歓は激怒。婚約を利用して仕事を得ようとする母の行動に失望し、強引に彼女を連れ帰る。

一方、律所では麦承早の扱いが一変。突然の「特別待遇」に彼は戸惑いを隠せない。劉弁護士の冷たい視線に晒され、努力ではなく“縁故”で得た地位に苦悩する。妹の麦承歓はそんな弟を励まし、「正々堂々、自分の力で認められればいい」と背中を押す。麦承早は少しずつ前を向くが、その陰で辛家の思惑は進行していた。

ホテルでは、姚志明が突如麦承歓を「行政秘書」に抜擢。周囲が祝福する中、本人だけが戸惑いを隠せない。彼の真意が見えず、辛家との関係を疑うが、姚志明は何も語らず「自分の仕事を信じろ」とだけ告げる。
その頃、麦承欢は招標会の準備で辛志珊に招待状を届けるが、彼は出張中。偶然出会った息子・辛家亮に、陳徳晶が裏で母を利用した件を告げるが、彼は真剣に取り合わない。さらに、現場を目撃していた朱宝翹が接近。大学時代の友人だった彼女は、現在辛志珊の秘書で、姚志明が「招標会で徳珊家居を排除しようとしている」と警告する。だが、麦承歓は仕事と私情を混ぜたくないときっぱり拒む。

夜、残業を続ける麦承歓姚志明は優しく声をかけ、少しずつ二人の距離が近づいていく。一方、麦承早は毛毛の店を手伝いながら少しずつ元気を取り戻し、互いの存在が支えとなる。
その裏で、陳徳晶麦承歓の誠実さを「財産目当て」と曲解し、辛家麗に相談。辛家麗は冷たく「婚前契約を結ばせればいい」と提案する。
同じ頃、朱宝翹はホテルの入札価格を探るため、同僚の呉優を買収。呉優は一度は拒むが、生活改善の誘惑に負け、裏取引に手を伸ばしてしまう——。

仕事と家族、信頼と打算が交錯する中、麦承歓姚志明の関係、そして麦家の未来は、思いもよらぬ方向へ動き出していく。

 

承歓記(しょうかんき)9話・10話・11話・12話 あらすじ

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