清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号

清明上河図:隠された暗号

清明上河図:隠された暗号 13話・14話・15話・16話 あらすじ

清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号 2024年 全26話 原題:清明上河图密码

第13話あらすじ

第13集は、帽妖事件後の余波の中で、
温悦が背負う過去と危険、趙不尤が選び取ろうとする覚悟、そして次の黒幕の影が、少しずつ輪郭を持ちはじめる回である。

物語は、温悦の後を追って客栈まで来た趙瓣児から始まる。
趙瓣児は、嫂である温悦に育てられた存在であり、温悦が家を出たことで家の空気が崩れ、兄の趙不尤が自室に閉じこもり泣き崩れていることを伝える。
温悦はその言葉を静かに受け止め、妹を安心させるように茶を注ぎ、あえて軽い調子で「夫が不甲斐ないから家出しただけ」と冗談めかして語る。それは本心を隠し、家族を危険から遠ざけるための嘘だった。

趙瓣児は、自分が医師を志しながらも仵作になったことを打ち明け、常道から外れた生き方をしていると不安を吐露する。しかし温悦はそれを否定せず、「自分の選んだ道を誇れ」と背中を押す。
このやり取りは、温悦が「理解者」であり続ける人物であることを強く印象づける一方で、彼女自身が再び孤独な道へ戻ろうとしていることを示している。

一方、趙不尤は顧震に、萧逸水が顔を隠した人物に、極薄の刃で殺されたことを報告する。その凶器は尋常ではなく、組織的な殺しの匂いを帯びていた。
趙不尤は、幼い頃に父に連れられて見た「仮面をつけた異様な人々」の記憶を思い出し、今の世に潜む者たちと重ねる。
彼はもはや、ただの訟師ではなくなりつつあった。

顧震は趙不尤の覚悟を認めるが、趙不尤は「自分のためではない。妻と友のためだ」と冷静に言い切る。その言葉には、私情と責任が入り混じった重さがあった。

同時進行で、趙墨児の物語も動き出す。
彼は学院に入り、将来は宋師(訟官)として冤罪を晴らす道を志すが、入った途端に周囲から露骨な妨害を受ける。
それでも理想を語り、家族に志を打ち明けるが、その場の空気はどこかぎこちない。家族は彼を誇りに思いながらも、この世界の危うさを知っているからだ。

趙瓣児は、兄の様子から「嫂を想っている」ことを見抜き、薄刃の武器について調べ始める。
そんな中、趙不尤は偶然温悦と再会し、共に書房を探る最中、不審人物を発見。夫婦は息を合わせて追跡するが、相手は異常な警戒心を持ち、姿をくらます。
そこに現れたのは宋斉愈(小宋)。温悦は違和感を覚えながらも、その場では何も言わなかった。

その後、趙墨児は子どもたちに橋の話をする。
「主梁が壊れれば、橋全体が崩れる」
この言葉に小宋が強く反応する場面は、国家・組織・陰謀の核心を暗示する重要な比喩となっている。

小宋は趙墨児の叔父の家に移り住み、周囲に溶け込むが、ある夜、密かに金を馬商に渡す姿を温悦に目撃される。温悦は明らかな違和感を覚えながらも、まだ踏み込まない。

趙不尤は温悦を見かけると後を追い、調査成果を嬉しそうに語る。しかし彼の期待とは裏腹に、温悦は「先に帰って」と距離を取る。
夜、温悦の部屋に再び不審者が現れるが、趙不尤の機転で追い払うことに成功する。

それでも温悦は、趙不尤に「自分から離れて」と告げる。
これは拒絶ではなく、守るための決断だった。
温悦は「これが自分の運命なら受け入れる」と語るが、趙不尤は「それは二人の運命だ」と言い返す。武を学ばなかったことを悔やみながらも、彼は覚悟を捨てない。

ラスト、趙不尤は人知れず温悦の近くに身を潜め、彼女のために菜を運ぶ。
直接手を取り合うことはできなくても、同じ危険を、同じ闇を、黙って分かち合おうとする姿で第13集は幕を閉じる。

 

第14話あらすじ

――理想を踏みにじる現実、そして“代考”という罪が生む連鎖殺人

第14集は、これまで積み重ねられてきた「科挙」「清廉」「正義」というテーマが、一気に血と絶望へと転落していく回である。理想を信じた若者たちが、現実の権力構造に押し潰されていく姿が、これまで以上に重く描かれる。

物語は、趙不尤の内面の独白から始まる。彼は本来、百姓の訴えを聞き、冤罪を晴らす“正義の人間”でありたいと願ってきた。しかし、世の中にはあまりにも多くの汚濁が存在し、正面から向き合えば自分が壊れてしまうことも分かっている。そのため、時には目を背け、逃げてきた自分の弱さを痛感していた。

そんな趙不尤の葛藤を見抜いていたのが顧震である。顧震は、「この世界には、お前のような人間が必要だ。たとえ粉身砕骨になろうとも、誰かが立たねばならない」と語りかける。その言葉は趙不尤の胸を強く打ち、彼は久しぶりに血が沸き立つ感覚を覚える。絶望の中でも、まだ踏みとどまれる理由があるのだと。

一方、科挙会場では宋斉愈が試験を終えて現れる。しかし彼の表情は晴れず、意味深な言葉を残してその場を離れようとする。趙墨儿は、宋斉愈がなぜ突然、老師の元へ戻るよう命じられたのか理解できず戸惑う。やがて宋斉愈は老師を問い詰め、「本当に清廉な者は、何一つ汚れを抱えていないとでも言うのか」と怒りを露わにする。その異常な様子に気づいた趙墨儿は後を追うが、老師は激怒し、事態は修復不能となる。

宋斉愈はついに胸の内を明かす。十年に及ぶ苦学の末、彼は権力者に脅され、他人の代わりに科挙を受けさせられていたのだ。正義を信じ、官に訴えることすら許されない現実――彼は完全に追い詰められていた。

そんな中、街では新たな死体が発見される。趙不尤と顧震は現場に急行し、趙瓣儿の検視により、死者が読書人であり、顔を切り裂かれて身元が分からない状態であることが判明する。その話を偶然聞いた宋斉愈は、死体を一目見て孔二であると断定する。孔二もまた代考を強いられていた人物であり、宋斉愈は「次に狙われるのは自分だ」と悟る。だが、今さら官に訴えても何も変わらない――それほどまでに権力は深く腐っていた。

温悦の調査により、死者が生前、急に羽振りが良くなっていたことも判明する。これは偶然の死ではなく、明確な“口封じ”であることを示していた。

そして悲劇は最悪の形で訪れる。邹雍进が手下を使い、宋斉愈の父を暴行し、宋斉愈本人も袋叩きにされる。駆けつけた時にはすでに遅く、丁伯は撲殺され、宋斉愈自身も命を落としていた。

趙墨儿は親友の死を受け入れられず、怒りと絶望に呆然とする。趙不尤は弟を強引に現場から引き離し、言葉をかける。「世道は不公だ。しかし、だからこそ生き残った者が、死者の願いを背負って進まねばならない」

第14集は、「清廉であること」そのものが罪になる社会を突きつける回であり、代考という闇が連続殺人へと発展していく重要な転換点である。同時に、趙不尤と趙墨儿兄弟が“ただの観察者”から“抗う者”へと変わっていく、決定的な一話でもある。

次話では、この怒りと悲しみが、ついに行動へと変わっていくことになる。

 

第15話あらすじ

――死者は本当に“彼”なのか? 科挙殺人事件、決定的な違和感

第15集は、宋斉愈の死によって沈んでいた人々が、少しずつ前を向き始める一方で、事件そのものが単純な復讐や口封じではないことが明確になっていく回である。「誰が殺されたのか」という根本が揺らぎ、物語は一気に謎解き色を強めていく。

趙墨儿はようやく気力を取り戻し、何先生のもとを訪れ、学び舎の子どもたちの様子を見に行く。しかしその心はまだ完全には癒えていない。義姉が様子を見に来たことからも、周囲が彼を心配していることが分かる。趙墨儿は、宋斉愈の詩文が自分より優れていたこと、真っ当に生きようとした人間ほど理不尽に踏みにじられる現実に、どうしても納得がいかずにいた。

一方、趙瓣儿は解剖を進める中で、死体の体内から複数の書物が隠されていたことを発見する。これは明らかに異常であり、万福は「単独犯ではなく組織的な犯行ではないか」と推測する。趙不尤と顧震も、この事件の背後には権力者が関わっている可能性が極めて高いと見ていた。だからこそ犯人は大胆で、官をも恐れないのだ。

趙不尤は酒に酔い、妻にこれまでの十五年間の苦労を詫びる。正義を貫こうとする生き方が、家族をも苦しめてきたという自責の念が溢れ出す場面は、彼が“官”である前に一人の人間であることを強く印象づける。

その頃、趙墨儿の中では一つの疑念が膨らんでいた。宋斉愈が異常な態度を見せたあの老師――代考を黙認し、権力と結びついていた可能性のある存在だ。趙墨儿は真相を確かめようと動くが、やがて老師自身も殺害されていたことが判明する。真実を知る者が次々と消されている現実に、彼の怒りは爆発する。「官に訴えろと言うが、官同士が庇い合っている腐った世で何が変わるのか」と。

温悦はそんな趙墨儿を庇い、彼の行動に理解を示す。彼女自身もかつて、目の前で家族を仇に殺されるという経験をしており、悲しみから抜け出せない苦しさをよく知っていた。温悦が以前追っていた凶手が、ある屋敷に消えたという話を聞き、趙墨儿は再び手がかりを掴もうと動き出す。

調査の中で、宋斉愈が老丁を経済的にも精神的にも支えていた事実が明らかになる。だが同時に、趙墨儿は「宋斉愈の遺体を故郷へ返す」という妹の言葉から、決定的な違和感に気づく。

万福が集めた名簿から浮かび上がったのは、科挙に落ちた者だけが殺され、合格者は生き延びているという不自然な構図だった。しかも、その背後には邹家、そして邹雍进の存在が色濃く浮かび上がる。

さらに趙瓣儿の再検視によって、事態は一変する。死体の脚には幼少期に馬から落ちたような古傷があり、日常的な大量飲酒の痕跡も見られた。これは貧しい書生の身体ではなく、むしろ裕福に育った人物の特徴だった。

そして趙瓣儿は衝撃的な結論に辿り着く。
この死体は、宋斉愈ではない可能性が高い。
むしろ、邹雍进本人ではないのか――。

第15集は、「被害者だと思われていた人物が生きているかもしれない」という大転換を提示し、科挙殺人事件を一気に迷宮へと引きずり込む。誰が死に、誰が生き、誰が真に操っているのか。
次話では、この入れ替わった“死者の正体”が、さらなる陰謀を暴き出していくことになる。

 

第16話あらすじ

――入れ替わった死者、偽りの名、そして逃れられない“盤上の運命”

第16集は、これまで積み上げてきた科挙替え玉事件が一つの頂点を迎える回であり、同時に「真の黒幕はまだ別にいる」という新たな不安を残す、極めて重いエピソードである。

趙瓣儿の再検視によって、死体の正体が邹雍进本人であることが確定する。つまり、邹雍进は殺害され、その遺体が宋斉愈に仕立て上げられていたのだ。では――
邹雍进を殺したのは誰なのか
宋斉愈は本当に死んだのか、それとも生きているのか
事件は一気に混迷を深める。

死体の腹に大量の書物が詰め込まれていた理由について、趙墨儿は「科挙を弄んだことへの怒り、恨みを晴らすための犯行ではないか」と推測する。しかし、それほどの憎悪を持ち、しかもここまで冷静に計画できる人物が誰なのか、答えは出ない。
その中で趙不尤だけは、はっきりと言い切る。
**「犯人は宋斉愈だ」**と。

趙墨儿は信じたくない思いを抱えながらも、宋斉愈の同窗(学友)を訪ね、行方を探ろうとする。ところが相手は宋斉愈を口汚く罵り、「不正を働いた卑怯者」だと決めつける。その言葉に激昂した趙墨儿は、思わず相手に掴みかかる。しかし、相手の口から出たある一言によって、彼は言葉を失う。
宋斉愈には、まだ誰も知らない“裏の顔”があったのだ。

一方、趙不尤は宋斉愈を必ず見つけ出す決意を固める。彼は、宋斉愈がすべてを背負って姿を消したのだとしても、「脅されてやったことなら命だけは守れる」と考えていた。法の外ではなく、法の中で救える道を探そうとする姿勢は、彼らしい正義感の表れである。

趙不尤と顧震は、代考を取り仕切っていた老師の家を訪ねる。すると老師は、隠し持っていた二箱分の金銀財宝を掘り出し、自ら罪を認める。権力者に命じられ、代考を手配していたのだと。
趙不尤は激しく怒る。寒門の子弟にとって、科挙は唯一の希望であり、生きる道だ。それを踏みにじる行為は、未来を奪うことに等しい。

やがて趙墨儿は、丁伯と宋斉愈の関係が非常に深かったこと、そして丁伯の死が宋斉愈を完全に変えてしまったことを知る。陳老伯の証言から、「死んだはずの人物を見た」という話も浮上し、趙墨儿はついにある確信に至る。
宋斉愈は生きている。しかも、身を潜めている。

趙墨儿は単身、宋斉愈が隠れているであろう場所へ向かい、ついに再会を果たす。刃物を手にした宋斉愈は一瞬、趙墨儿に向けて刃を構えるが、彼を傷つけることはできない。
ここで明かされる衝撃の真実――
宋斉愈の本当の名は「丁旦」
暴力に晒され続ける生活の中で、父・丁伯は息子を守るため、別人の名を与え、替え玉として科挙に送り出したのだった。

丁旦は語る。父を殺され、心はすでに死んだこと。生き続けた理由はただ一つ――この歪んだ盤上で駒を動かす“下棋之人(操り手)”を自らの手で討つためだったのだと。

趙墨儿は説得する。犯人たちはすでに裁かれつつあり、これ以上血を重ねれば、取り返しのつかない道に進むだけだと。悔い改めるなら、まだ戻れると。
彼は金を渡し、逃げるよう勧める。

しかし、運命は二人を許さない。官兵に見つかり、追い詰められた丁旦は、最後に名を明かし、趙墨儿を突き飛ばした後、自ら命を絶つ
趙墨儿はその現実を受け止めきれず、崩れ落ちる。

後日、趙墨儿は丁旦の墓碑を自ら彫る。不器用な手で刻みながら、「つい数日前まで共に酒を酌み交わしていたのに」と、嗚咽する。
彼は語る。
自分たちは皆、盤上の駒に過ぎず、誰かに動かされ、抗う術もなかったのだと。

丁旦が残した書き置きを見た顧震は、この事件の背後に、さらに大きな権力者がいると確信する。しかも、“死んだはずの者が生きている”可能性は、まだ終わっていない。

趙墨儿は次なる標的――単十六を追う決意を固める。
危険を察した趙不尤は止めようとするが、温悦は弟の覚悟を認め、同行を許す。

しかし、捕らえたはずの単十六は逆に人を殺し、逃走。
事件は終わったようで、何一つ終わっていなかった。

第16集は、「正義が勝ったように見える瞬間ですら、闇はさらに深く広がっている」ことを突きつける。
この世界で本当に盤を動かしている者は誰なのか――
その問いを残し、物語は次の段階へと進んでいく。

 

清明上河図:隠された暗号 17話・18話・19話・20話 あらすじ

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