半妖の司藤姫 25話・26話・27話・28話・29話(最終回) あらすじと感想

半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~
dim-sumさん

第25話 あらすじ

第25話 石盤が示す先

蒼鴻が持ち帰って来た七星石盤を福瑞が試していると、乾坤に見つかる。2人で石盤の指す方向を観察すると、指し示す先は蒼鴻だった。福瑞は、司籐の計画の意図を察して女装した乾坤と共に芝居を続けるが、白英に見破られてしまう。白英が、眠っている秦放に技をかけながら、福瑞と乾坤から司籐の居場所を聞き出そうとしたその時…。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第25話 感想

顔は怪我をして気を失っている蒼鴻会長を背負い、その軽さに驚きながらも秦の家へ連れ帰ります。

会長に乗り移った白英はガラス窓を破壊して庭から部屋へ侵入します。すると秦が起き上がって司藤に変じ、白英を藤ツルでがんじがらめにしました。司藤は自分が秦に見えるよう顔と乾坤に術を掛け、本物の秦は別の部屋に隠していたのです。

司藤は、白英の力を秦に移植しました。以前は深く邵琰寛を愛していた白英がなぜ冷酷に変わったのか不審に思った司藤は、自分が居なくなった後の7年間の白英の記憶を除き見ることに。

邵に嫁いだ「司藤」は、白英と名乗り始めました。白英は自分は残りの生涯を邵に捧げる、邵は目も心も自分だけに向けて欲しいと頼みます。邵は約束し、白英は京劇好きの邵のため京劇の衣装を着、ダンスを学びました。しかし邵は別の女性を家に入れることに。嫉妬した白英は顔を変え、その女性を切り殺しました。邵は白英を妖怪と呼び部屋に閉じ込め、二度と顔を見たくないと言います。

その後邵の妻は邵以外の男性の子を妊娠し、出産すると言い張ります。邵は断固拒否しますが、妻は実家同士の関係もある、拒否したら邵家が没落すると脅しました。白英はその様子を見て、邵と血がつながった子供を産めばやり直せると考えたのか、邵に接近しやり直したいと口説きます。

白英と秦は血が繋がっていない、自分の子供は丘山に殺された、と白英は話しました。司藤は、秦と邵の顔が似ていない理由は、妻が産んだ子が邵と血の繋がりが無いからだと考えたようです。それなら、苅族である白英の力を秦に移植しても、復活できないのでは?それとも司藤の力で復活した段階で、人と苅族のハイブリットに変わっているから効果がある?しかしかなり愛情に(というか邵に?)執着している白英の力を移植されたら、秦の性格も粘着質に変わりそう。復活できても平穏な人生を送れない気がします。

第26話 あらすじ

第26話 緻密な計略

司籐は引き続き白英の記憶を読んでいた。昔、白英は邵琰寛の裏切りを理由に、身勝手な方法で緻密な計略をめぐらせていたことが判明する。白英は、司籐に自ら手を下しておきながら、死後の司籐をも利用しようとしたのだ。白英は深く反省したそぶりを見せ、司籐がそんな白英を信じて油断した隙に、白英は突然司籐を傷つける。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第26話 感想

白英は邵琰寛の子を妊娠し、体力を消耗すると知りながら出産を決意していました。しかし、邵がお金のために自分を裏切って丘山と結託していると知ります。すると白英は、擎天樹が変異し授かった子供の血と、司藤の死体を使い復活する計画を立てました。

白英の記憶を読み取った司藤に白英が血液が止まらない液体を注入し、司藤は急激に弱ります。黒々とした髪は白髪になり命が尽きようとする中、眠っている秦放に近づき倒れ込みました。そこへ丘山が現れ、白英に攻撃を仕掛けます。すると眠っていた秦放が起き上がり白英の前に立ちはだかりました。秦は丘山に、自分も擎天樹の子孫で人ではないと言います。顔福瑞も丘山を止めようとしますが、丘山は外道の息の根を止めると攻撃を継続。隙を見て白英が司藤を抱えて脱出しました。

白英と司藤は森の中に居ました。白英は思い合う相手と添い遂げられず悔しいでしょうと聞き、司藤は邵と白英は悪縁、自分と秦は良縁だがどちらも天から授かった運命で避けられなかった。本来1つの自分たちは争う必要があったのかと話し、丘山と決着をつけようと手を取り合い、体力を回復するためツルに籠ります。

丘山は2人を探し出し、3人で戦います。秦と顔も石盤で司藤の居場所を突き止めますが、丘山の術に阻まれて3人に近付けません。

白英は擎天樹が変異した赤ん坊を奪うため、両親を殺していました。それも、邵がお金の為なら自分の子を失うのも厭わないと知り、復讐に燃える白英には当然と思えたのでしょう。7,80年後なら懸門も丘山も死んでいると見越して、赤ん坊を秦家に預け、車夫の賈に司藤の遺体を見張らせて復活しようと長期計画を建てました、驚くべき忍耐強さです。白英は、丘山が知る愛は毒だったのかと尋ねましたが、それは白英にとっても同じではないかと感じました。

第27話 あらすじ

第27話 想いがある限り

激しく戦った丘山と白英、そして司籐。白英と丘山は過去を回想しながら滅んでいく。秦放は司籐の元へ急いで駆けつけるが…。秦放が次に目覚めたのは病室だった。その後も秦放は七星石盤を持って山で司籐を捜す。そして5年の歳月が流れ、福瑞は蒼城山の幼稚園で働いていた。ケガをした福瑞と、蒼城山に来ていた秦放が再会する。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第27話 感想

白英と丘山は、愛した人に謝罪したり諭されて消えました。司藤は走ってくる秦に手を伸ばしながら、白い藤の花びらに変じ散りました。その後秦は夢で司藤に会い、秦との約束は全て果たした、自分は藤に返ると言います。秦がまた会えるか尋ねると、自由気ままに過ごせて、手伝ってくれる人が居ればと応え去って行きました。

秦は偶然蒼城山で顔福瑞に再会し、司藤が見つからないという秦に、顔は司藤に悪いと思わずに、幸せになるべきだと秦にアドバイスをします。

秦は易如という女性と一緒に幼稚園を眺めていました。易如は秦が山で司藤を探している時に、大けがをした彼女を救助し、その後助手として行動を共にしている20歳の女性。その易如の母親は、西竹(西西と呼んでいる)という4歳の養女を育てており、養女が通う幼稚園に呼び出されています。怪我の後遺症で脚が不自由になり、精神的に不安定な易如は、母親が養女を迎えたと知り自分にはもう居場所がないと秦と一緒に居るのです。

一方西西は山の中で大学生に拾われたそうで、養母は西西を大切にしているが、早熟でしつけも受け入れないと教師に悩みを打ち明けます。

帰宅後、養母は西西を甘やかしていたと言い、注意を聞かない西西に手を上げてしまいました。西西は母親の謝罪を受け入れず、夜中に荷物を纏めて家出します。車で通りかかった秦が西西を見つけ、心配して声を掛けました。


司藤が消える場面は、秦と初めて心が通じた時に咲いた白藤の花を思い出させ、懐かしかったです。砕け散るように最後を迎えた白英や丘山と違い、愛情を知ろうとしなかった司藤が愛を知り、成仏し転生(この場合変異?)する意味だと感じました。

顔は結婚して子供もいるんだ…では司藤は?と思っていたら、西西が司藤のようですね。「小妹妹」と声を掛けた秦に、食べ物をくれたら名前を教えると応じる西西。その顔を見て、秦は司藤の幼少期の顔と似ていると驚きます。でも年の差があり過ぎる…

第28話 あらすじ

第28話 不思議な少女

秦放が道端で出会った少女は、西竹(シージュー)と名乗る。愛称は西西(シーシー)。西西は、秦放がまだ名乗っていないにもかかわらず、秦放のことを名前で呼び、秦放は不思議に思う。西西は養母からひどい虐待を受けていた。虐待に気づいた幼稚園の先生は、西西を守るために自宅に連れて帰る。その夜、養母はしつこく西西を追いかけてくる。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第28話 感想

少女の名が西竹と聞き、秦放と一緒にいた易如は顔色を変え、西西が自分の養母の養女に違いないと話しました。家に戻された西西は、翌日幼稚園で養母が暴力を振るうと泣きつき、驚いた教師は西西を一晩預かりました。秦は石盤を使って西西の居場所を突き止めて保護し、教師の記憶を書き換えました。

普通の子供じゃないだろうと西西に尋ねると、自分は異星人だと秦に告白します。そして養母もまた竹が変異した苅族だと思うと話します。秦は養母を調べたいという西西を手伝うため、養母に会いに行きました。

竹箒に姿を変えていた養母は、秦の作戦で姿を現します。義母は人の養女を育てるのは、年老いた自分の後事を信頼できる者に任せるためと話しました。そして司藤についての因縁も語ります。

秦は西西を連れレストランで食事をします。秦は幼い西西にずっとその姿のまま?と尋ねます。西西が取り落としたスプーンを拾うため屈んで顔を上げると、そこには司藤が。過去ばかり思っても為にならない、生きるための目標が必要と言ったはずと話し、秦はまた司藤に会うのが自分が生きる目標、と答えました。

王乾坤は入院中の顔福瑞に、白金から聞いた話を伝えます。短時間で人に変異した司藤は力が限界に達し、死んでしまうと。司藤を救うには、同族の力を吸収するしかないがし、苅族は直ぐには見つかりません。秦には白英の力が入っていますが、その力で骨を繋いでいる状況で、司藤に力を渡せば生きていられない。救える命は1つしかないと呟きます。

西西は何も言いませんが、秦が司藤だと思っているのは、西西を見つめる様子からも伺えます。秦は元気そうに見えても、骨も内臓も大変なダメージを受けた今、白英の力なしでは生きられないのですね。その上ようやく再会できた司藤も弱っている。そして養母の姉妹たちも司藤に殺されていたとは因縁深い。それとも中国は苅族で溢れているのでしょうか?

第29話(最終回) あらすじ

第29話 君に起こる奇跡(最終話)

西西は養母のいる家へ戻るが、自分は西西ではないと言って、養母に取り引きを持ち掛ける。一方、眠らされていた秦放は急いで西西の元へ。そこには変わり果てた西西の養母の姿が…。西西の養母は、短期間で人の姿に変異した司籐の行為は自殺行為だと指摘する。司籐がそこまでするのは自分のためだと分かっている秦放は…。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第29話(最終回) 感想

西西は目覚めて秦の耳元で指を鳴らし眠らせます。その後養母を尋ね、自分に力を渡せば姉妹たちの仇を討つと持ちかけました。秦が目覚めて養母の元へ行くと、養母は年老いていて、部屋には易如が眠っています。養母は、司藤が自分の力を使い易如の脚を直してくれた、娘に贖罪する機会をくれるとは思いもよらなかったと喜んでいました。

秦は司藤を見つけ、2人は買い物をし秦が料理をして食事を楽しみました。

夜景を見ながら、志藤は養母への罪滅ぼしというより、秦を喜ばせたかったと話します。変異を急いだのは秦が老人になる前に「愛している」と伝えるためと。秦は司藤が望んできたのは、人間として当たり前の生活を送ることだと知っている。でもその側に自分は居ない…。

西西そっくりの少女は15年後、司藤そっくりに成長し繰り返し森の夢を見ます。ある日友人たちと樹齢数千年の擎天樹伝説がある森を散策している途中、気絶して近くの店に運び込まれました。

そこは顔福瑞が経営している店。顔は驚き彼女をある場所へ連れて行きます。そこには眠ったままの秦放が居ました。15年前秦放は、司藤に白英の力を受け渡し眠り続けているのです。司藤も秦の額に指を当てると20年前のことを思い出しました。

司藤は2人になると、秦に話しかけます。秦がここに居たから男性に心を動かさなかった。何かに焦っていたのは秦が待っていたから…。司藤は秦を車椅子に乗せ、同行してくれた顔に礼を言って見送り、車椅子を押して森の奥深くへ去って行きました。

ようやく想いを打ち明けたのに、司藤は衰えていました。秦は1人で生きるのが耐えられず、自分を犠牲にして人の人生を楽しみたいという司藤の願いを叶えたのですね。司藤も養母の力を借りたとはいえ秦を喜ばせたかったとは、女王様キャラが随分変わったものです、愛の力でしょうか。最後一緒に森へ消えた2人が、来世では同時に変異して長く一緒に暮らせることを願いたいです。

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