唐人街探偵 スピンオフドラマ版 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

唐人街探偵-DETECTIVE-

唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- 読み方:とうじんがいたんてい 2020年 全13話 (※配信全12話)

dim-sumさん

① 曼荼羅之舞(マンダラの舞)1~4話 

唐人街探偵-DETECTIVE CHINATOWN- は3つのストーリーで構成されています。 まずは① 曼荼羅之舞(マンダラの舞)1~4話

第1話 あらすじと感想

第1話 奇怪な念仏

「タイ隋一の探偵(神探)」と刑事に紹介される主人公の林黙(邱澤)、日本人俳優の藤木直人さんにそっくり!驚きました。邱澤さんは今年39歳らしいのですが、このイケメン神探、どうやら嗅覚が鋭くまた霊的なものにも敏感らしい。黙っていれば素敵なのに急にクンクン匂いを嗅いだり、食べ物に異常な執着を見せたり、ちょっと変わったキャラクターです。

さて、主人公林黙は、「唐人街探偵事務所」所属です。前職は高校の化学教師兼後ろ暗い副業を持っていました。今回は不在のボスに替わり、林が心霊現象絡みの難事件?を解決する羽目になりました。

林と、相棒で女性警察官サーシャ(張芸上)とは、詳細は明かされないものの面識があるよう…訳アリなのかな?初めは彼女に手錠を掛けられ引っ張りまわされる形で事件捜査が始まります。

まず2人は、マンションから投身自殺した阿水の家を尋ね、夫に話を聞くことに。すると阿水もまた、亡くなる2週間前から念仏声に悩まされ、更には寺院付近で突然腕から発火する事件も起きた、と知ります。また飛び降りる直前には「梵天の舞」を舞っていました。

阿水の亡霊を幻視した林は、導かれるように高校の親友たち4人の写真を発見、そこには線路に突き落とされた女性・阿温が映っていました。また阿水を診察した精神科医を尋ね、診断結果を聞き、医師が強力な精神安定剤を処方していたことに疑問を持ちました。

阿温を訪ねると、衆人環視の中突然見えない何者かに、あざが浮き出るほど首を絞められる経験をしていました。

どうやら高校時代の仲良しグループが念仏事件と関係しているようです。林は「神仏は人を害さない」と言いますが、もし人の仕業ならどんなトリックが隠されているのでしょうか?

また精神科医が分析した林自身の少年時代のトラウマ?も気になります。

第2話 あらすじと感想

第2話 忍び寄る見えない恐怖

サーシャが警察署で調べると、同様の奇妙な事件の通報があったと判明し、林と調査に向かいました。すると通報者は阿温、阿水と一緒に写真に写っていた迪楠だったのです。

迪楠によれば、酔って眠っていたところ念仏が聞こえ始め体が持ち上げられて、天井に自分の手形が付いた、というものでした。林は脚立を使わず、天井に手形を付けることはできない、と判断しサーシャも同意します。

迪楠は阿水の自殺を知らなかったと言い、写真に写る残る一人査雅に連絡を取ると、査雅も念仏の声を聴き奇怪な出来事を体験、入院していました。

立て続けに4人を襲った怪奇事件と何処からか聞こえてくる念仏の声、不気味です。

更に阿温と迪楠が査雅の見舞いから帰る途中、迪楠が運転する車が急に制御不能になり阿温は走る車から飛び降り、迪楠は車ごと川に転落。その時念仏を聞き梵天を見たと話します。

阿温と迪楠は、自分たちが受験の失敗を梵天のせいにして悪態をついたからだ、と告白しました。警察幹部は事件を梵天からの罰、怪奇現象と判断し、捜査を打ち切って梵天に祈りを捧げて終了させようとします。

納得できない林は、4人の高校時代に何かあると感じ、臨時教師として高校に潜入。校長に事情を聴き、ある男子学生と阿温たちの間にあった恋愛関係とその顛末を知ります。

警察幹部と高校の先生など、ちょっとオネエさんぽい人物が登場し、また仏罰を信じ熱心にお祓いを勧める信心深さに「タイ」を感じます。念仏や仏罰などおどろおどろしい小道具と軽妙な演出に、昭和の「探偵物語(松田優作主演)」や「探偵濱マイク」を思い出しました。

第3話 あらすじと感想

第3話 秘めたる思い

警察はお祓いののち、捜査を打ち切りました。しかし林黙は、阿温や迪楠の事件現場を見て、全てが捏造されたもので「阿水殺害を偽装するために行われた」と仮説を立てます。

林は阿水の葬儀で、親友3人と阿水の夫秦俊にカマを掛け帰ろうとすると、男が秦俊を襲いました。林は男を抑え込みますが、逃げられてしまいます。2人がマーケットを駆け抜けるシーンは迫力満点で、ジャッキーチェンの映画のようでした。

林は高校の校長が話した、阿温が告白した元同級生の男が関与していると考えていました。そこで部屋に侵入し、高校の卒業アルバムとサイン帳を見つけます。阿水が彼に書いたサイン帳は白紙で、試香紙だけが挟まれていました。鼻が利く林は、香水の成分から阿水から彼へのメッセージ「愛情、秘めた思い」を読み取ります。元化学教師だからか、香水の知識も豊富なんですね。

そしてサーシャと共に、阿水の墓で彼を待ち見事遭遇できました。男は、林から阿水が香水に託した思いを聞き、事情を話します。2人は同窓会で再会後関係を持ち、阿水が離婚後、再婚し旅行する約束だった。だから彼女は自殺ではなく夫に殺された、自分は復讐したいのだと。

彼から阿温たちが親友ではなく、実は阿水を嫌っていたと聞き、林はレストランのゴミ箱に阿水が贈ったプレゼントが捨てられていた、と証言を得ます。

直後に迪楠が死亡します。現場に居た阿温は、迪楠が自分を襲った後誤って転落したと証言。阿温の首に締められた跡があり、警察局長は信じて釈放。林にも事件に関与するなと厳命します。しかし現場で迪楠を幻視した林は諦めず、査雅に話を聞こうとするも、既にシンガポールへと出国した後。一歩及びませんでした…

第4話 あらすじと感想

第4話 “嘘(うそ)つきよ、汝(なんじ)の名は女”

林は、サーシャに全てのトリックを解説します。阿温の首に浮き出たアザは、事前に塗った無色透明の薬品「フェノールフタレイン」がアルカリ性の汗に反応して浮き出たものと説明、流石元化学教師。

また阿水の自殺トリックは、箪笥に隠れて侵入した阿温が、阿水を装い防犯カメラに映り込み、飛び降りたと見せかけ下の階に隠れた。夫秦俊が阿水を薬で眠らせてベランダから落としたと。単純なのに、念仏や梵天の禍々しさに騙されました!

3人の「親友」は同窓会後、阿水への不満をぶつけあいます。曰く阿水が入試の前に腸チフスに罹ったせいで、感染した自分たちは一生を棒に振った。なのに阿水は自分だけ留学して幸福なのは許せない。さらに阿温は、4人で梵天に祈願した時、阿水が3人の幸福を自分が貰いたいと祈っていたと迪楠・査雅を焚きつけ、一緒に復讐することにしました。迪楠、査雅は殺すつもりはなく阿温に協力しただけです。

林の推理を受け、警察局長も捜査を許可しますが、人手不足とパソコンの能力不足で証拠集めは難航。そんな中秦俊と阿温は、阿水の遺産を現金化して海外へ移し、海外逃亡を計画していました。

林は業を煮やし、警察には絶対できない方法で2人を足止めします。これがね…使い古されてはいますが、実際に見ると緊迫感がすごい!ここにも林の経歴が活かされている?

逮捕された秦俊はこれが真実の愛で、自分が計画したと自供。一方の阿温は、偶然を装い秦俊と出会ったところから計画を立て、関係を持ち遺産を得て、海外で秦俊を始末するつもりだったと供述します。高校時代に告白に失敗してからずっと、阿水を恨んでいたと。女性は恐ろしいですねえ。

最後に林に面会を希望した阿温は、林の事を「野犬のようだ」と罵り「女を信じられないのは、女に傷つけられたからでしょう、どんな女?」と尋ね、林は告白を始めました。

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