半妖の司藤姫 17話・18話・19話・20話 あらすじと感想

半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~
dim-sumさん

第17話 あらすじ

第17話 子孫への伝言

司籐は、分裂した白英(バイ・イン)のことを語り始める。同じ頃、桂芝も賈家に代々伝えられてきた秘密を周に話していた。話し終わると桂芝は態度を豹変させ、籐殺の芽を周に飲み込ませる。司籐の予想も、桂芝が語った真実とほぼ同じだった。秦放が「なぜ秦家の者までもが面倒な役目を負わせられたのか」と問うと、福瑞が横から鋭いことを言う。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第17話 感想

賈桂枝は、司藤が投げ飛ばした男に事情を説明します。白金は司藤を倉庫で殺した後、車夫の賈三に藤殺を仕掛け、死体とダーナへ行き、子々孫々守るよう命じた。そして住所を「文廟路の邵家」宛に手紙で知らせよと。

その後賈宛に、白金から肖像画と支度金、そして「70~81年後の期限まで使命を果たさねば藤殺が殺す。ダーナで秦という者を待ち司藤を埋めた場所に案内せよ。この間に秦が現れなければ、禹航へ行き探すように」と書かれた手紙が届きました。

司藤は白金の手紙に秦来福=秦放の曽祖父の名前があった。つまり秦家にはダーナで賈を探し礼をせよと伝え、賈家には藤殺を仕掛け代々脅し続けた。秦放が理由を聞くと、司藤は疲れたと話を止めます。

夜単志剛が司藤を襲撃、司藤も麦畑に出て応戦します。2人は激しく争い司藤はその場に倒れ志剛は消えました。

翌朝秦は司藤を見つけ家へ運び込み、黒背山の時と同じ、司藤の力になりたいと言います。志剛は森へ向かいます。実は志剛は、老人の丘山が司藤を作る際使った隕石を含み変じた人物だったのです。

動けるようになった司藤は、長鳴学斎へ行くと言います。桂枝が現れ、藤殺を外してくれるよう司藤に頼みます。司藤は応じ、桂枝は故郷で余生を送ると話します。秦は白英は残酷、藤殺で80年も賈家苦しめた。司藤はそんな奴と合体したい?いつもは後部座席に乗った司藤は、秦の助手席に座ります。

志剛が丘山だったとは!白金と賈の関係も解り謎が解けて面白くなってきました!そして今まで女王キャラだった司藤と秦の関係が少しづつ変わってきた様子。恋愛を否定する司藤を、秦はどんな言葉で和ませるのでしょうか。

第18話 あらすじ

第18話 血の秘密を探れ

司籐は蒼鴻に、自分を作り上げた丘山(チウシャン)らがどこに白英の遺体を埋めたのか尋ねる。しかし当時は戦争中。蒼鴻は、遺体を運んでいる途中に爆弾が落ちてきて、混乱の中で遺体が消えてしまったという。加えて、秦放の血で自分がよみがえったことを不思議に思っている司籐は乾坤に秦放の血を調べさせようとするが、なかなかうまくいかず…。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第18話 感想

司藤は蒼鴻会長に、丘山たちが司藤を埋めた場所を尋ねます。会長は遺体は空襲に遭って失った、死体も灰にできずせめて遺伝子を封印しようと髪の毛(ツル)を封じた。丘山は、「大きな罪を犯した自分がここを守る、弟子たちにも髪の毛を守らせる」と言ったと答え、聞き終わった司藤は藤殺を解きました。

司藤は秦の血液で自分が復活した理由を知りたい。もう1つ無意識に白い花が咲く意味は?会長は血液は調べられるが花は解らないと笑います。王は会長の命令で密かに秦から血液を採取しようとしますが、何度も失敗します。

秦は映画の途中で司藤の手を引き外へ出ました。秦は自分が側に居てできることは何でもする。白英と合体するな、今の司藤が好きと言います。周囲の木々に白い花が咲き、花びらが散りました。

司藤は秦に自分の推理を話します。白金は、偶然巻き込んだ賈三に藤殺を仕掛けて縛った。一方自分が産んだ子供を預けた秦来福は、お金で恩を売り更に大切に育てて貰うため秦の妻を薬で不妊にしたのでは?と。白金のせいで秦家の血脈が絶たれたと聞き、秦放は非道だと言いますが、司藤は人の道理には背いても白金は実行した。

帰路秦は司藤と口も利かず、司藤は秦に禹航で最後の任務を果たせば開放する、と伝えます。秦は司藤が白金と合体するのが嫌なだけ。司藤も秦放が白金と邵の子孫だとは思わなかった、でも以前と同様に接してと言います。秦は自分の真心を返せとふてくされました。

司藤の周りで白い花が咲くのは、秦に恋をした印なんでしょうね。「秦は白金の子孫か苅族かも。いびつな関係でも気にしないの?」この台詞がその証拠。秦もダーナで司藤が大切にしていた植木鉢を抱えて出社しています。単志剛=丘山は出社せず行方不明。老衰で亡くなったのでしょうか?

第19話 あらすじ

第19話 詩に込められた意味

司籐と秦放の仲がギクシャクしてしまい、福瑞は2人の間で板挟みになる。司籐は秦放の自宅にいるものの、秦放が会社からなかなか戻ってこないため、仲直りする気配もない。司籐は、秦放の実家の絵に綴られていた詩を、実際に筆で書き直し、もう一度意味を解釈しようとする。すると福瑞も詩の分析をし始め、ある仮説を立てる。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第19話 感想

司藤は庭に出てここの景色も良いと言います。顔に話しかけられますが、静かに景色を見させてと怒り、顔がこんな広い家に2人では退屈で死ぬ。司藤はなら白英の死体を早く探さないとと応じます。

司藤が書いた詩を読んだ顔は「夕照山にそびえたつ華峰塔の上に白英の遺骨がある」と解釈、司藤は夜になったら華峰塔に行くと言います。

秦は司藤と直接話したいと家に戻ります。そして、白英は忍耐強く邵と結婚生活続けて血族残すために子を産んだ。丘山との戦いで完敗した振りも全て想定内、白英が勝ったのは必然なのだと。司藤は自分の負けを認めろと言うの?と気色ばみます。

秦は、白英の目的は白英自身の復活。白の子孫であることはさておき、司藤が白英と合体したら自分との関係はどうなる?司藤は今夜の事が終わったら秦から離れる、完全な人間にする約束したけど結局守れない、私たちはここでお別れ。秦は帰って行きました。

司藤は顔と華峰塔へ行き、ツルを伸ばして白英の遺体を探りますが力尽きます。顔は司藤を背負い下山途中警備員に叱られて秦を呼び出し、翌朝罰金を支払うことで放免されます。

お互いに頑固なのか?秦は司藤に靴や服を買ったのに直接渡さず顔を呼び出す。司藤は秦に会えるかもと髪を整えたりしながら待ったのに会えなくて、顔に当たり散らす。顔はそれでも頑張って司藤の役に立とうとしています。そして司藤と師の丘山の事もあるし、最後まで見届けて蒼城山に帰るつもりらしい、いい人です。

秦はバーで飲んだくれて初見の女子に、自分のようなハイスペック男子が何故藤の老女に振り回される?と愚痴っていました。2人の関係は複雑だから仕方がないですよねえ。

第20話 あらすじ

第20話 頼りたくない

秦放は眠る司籐を見守り、福瑞は司籐が気を失う前につぶやいた一言を秦放に伝える。秦放は再び詩を解釈しようとするが謎は解けない。目覚めた司籐に「弱った時には自分の血を使えばよい」と言う秦放。しかし司籐は「誰かに頼らなければならない生き方はしたくない」と拒否する。そうこうしているうちに秦放の家の周囲の季節が突然秋になり…。

出典:BS12 半妖の司籐姫 ~運命に導かれた愛~

第20話 感想

顔福瑞から連絡を受け、秦放は夕照山の華峰塔から司藤と顔を連れ出し、家に戻りました。秦放は顔から、司藤はまだ白英と合体していないと聞いて喜び、下山途中司藤が白英が夕照山にいないと呟いたと聞きます。

目覚めた司藤は秦を突き放します。回復するため秦の血液を使えと言っても司藤は必要ないと断り、流石の秦も司藤の態度に腹を立てます。秦は、白英が居た頃とは塔も山も変わり死体は掘り返されたかも。見つからないのが天意と受け入れ不完全な苅族として生きろ、自分も半分人間として生きる。更に自分が血液を提供する、一生でも側に居ると言いつのりますが、司藤は人に頼って生きるなら死を選ぶと告げました。

庭に居た顔は、家を中心に半径2、3キロの緑が枯れたと大騒ぎ。秦は司藤が土の養分を吸ったのなら状態はかなり深刻と言い、手掛かりを求めて実家へ行きます。庭で眠る秦は、水中に落とされる夢を見てうなされ、秦の額に手を当てた司藤は夢をのぞき見ます。

顔は庭の枯れ木が緑に戻り、司藤の体調が回復したのかと聞きます。司藤は否定し、早く白英を見つけないと更に弱ると言いました。秦は山にないなら水中だと自分の想像を話し、司藤も同意。夜が明けて、司藤は水中で白英を見つけたと話します。

秦は改めて司藤は何者に戻りたいのかと聞きます。丘山に変異させられその後は白英に操られ動いている。白英は邵に嫁いだが司藤は誇りを大切にし嫁がなかった。2人は考え方が違う別のモノで本当の司藤は今ここに居る、と。

秦の夢では、藤のツルでぐるぐるに巻かれた物体が船から沈められていました。白英の遺体は水中で80年間も残っていたのでしょうか。更に緑が枯れた原因が、司藤が養分を吸収したからと聞き、半分植物なんだと改めて思いました。

司藤に今のままで居て欲しいと必死に説得する秦が切ない。更に死んだと思った丘山が生きて登場、懸師も人間なのに随分長生き。彼も半分妖怪なのでしょうか?

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