狼殿下-Fate of Love- 2020年 原題:狼殿下 The Wolf 配信版 全54話 ※オリジナル版は全49話
NANAさん |
第9話 あらすじ
允(いん)王と丞相は物乞いの男・林広を刺客だと言い捕らえ牢に入れた。そして林広に罪を認めさせ血判を押させる。黙って罪を認めた林広はその後牢で死んでしまう。
この出来事が皇帝の知るところとなり、関係したものが皇宮に呼ばれた。允王と丞相は、犯人には允王に恨みがあり暗殺しようとしていたと証拠の品を皇帝に見せた。皇帝はその話に納得し「この件はこれで解決した」と宣言したが、渤(ぼつ)王と馬摘星は渤王府に素性のしれないものを入れたことを罰せられてしまう。馬摘星は自分に責任があると申し出たため、大廟で3日三晩跪いて反省するよう勅命が下る。
事件は収束したかに見えたが、皇帝はこの事件には裏があると疑い渤王に真相を暴くよう命令した。渤王も捕まった時抵抗しなかった林広の様子が気になっていた。
大廟で跪く馬摘星を心配した侍女・馬婧(ばせい)は渤王に足の怪我の話をして助けを求める。そしてあの狼狩(ろうしゅ)山での出来事が馬摘星のせいでなく馬俊に騙されていたことを話す、また馬摘星がその時の怪我に今でも苦しんでいる事を知る。馬摘星の本心に気付いた渤王は深夜大雨の中、馬摘星を助ける為大廟に急ぐのだった。
大廟では馬摘星がずぶぬれになり傷の痛みもあって倒れてしまう。渤王は止める兵士たちを振り払い王府に連れ帰るのだった。勅命を破った渤王は陛下に「馬摘星に何かあれば馬家軍の忠誠心が揺らぐ」という理由で連れ帰ったと弁明する。そして林広の秘密を陛下に報告した。しかし陛下は林広の事を知っていて自分を欺いた允王と丞相に怒りをぶつけた。
第9話感想
馬摘星の本心を知った渤王が土砂降りの雨の中、馬を走らせて馬摘星を助けに行く所が感動的でした。ずっと馬摘星に冷たかった渤王が狼仔に戻ってくれました。凄い量の雨のシーンで馬摘星は倒れていて、そこへヒーローの様に馬摘星を助けてくれた渤王がカッコ良くて、やっと二人の心が通じたかと思うと嬉しくてジーンとしてしまいました。
これも馬婧が今までの事を渤王にちゃんと教えてくれたおかげ、馬婧はいい仕事しました。いつもお菓子食べてるだけの人ではなかった。ちゃんとやるときはやる人です。馬摘星の怪我もたいしたことなくて済んだのも馬婧のおかげです。
皇帝は渤王に優しくて勅命に背いてもおとがめはなかった、実子でもないのにお気に入りなのがよくわかりました。それに皇帝はまだまだ馬摘星を利用するつもり馬摘星と渤王が上手くいけばいいけど、皇帝はそれは許さないかもしれないですね。(私の想像だけど・・・)
允王の実父だと言っていた林広の顔がちょっと允王に似ているような気がしました。性格も似ていそう・・・でも皇帝は林広の事も知っていて允王を第2皇子としたと言っていましたが本当はどうなのか謎です。
この皇帝を騙すのは難しいでしょ。允王との丞相の二人は職務を外されてしまって可哀想でした。これが渤王達との溝を生まなければよいのですが・・・
第10話 あらすじ
渤王は配下の者たちに、馬摘星が以前贈った品物を改めて渡した。礼は馬摘星にするようにと言い表情も清々しい。ちょっと微妙な表情の配下の者たちも渤王の心境の変化に驚いている様子。
そして馬摘星を王府内の別院に招待する事になるのだが、そこはあの誰も入ってはいけない場所だった。家職の文衍に案内されて馬摘星が中に入ると、庭にはたくさんの蛍が飛び交っていてとても美しい。幻想的な庭の雰囲気と馬摘星の衣装がふわふわのフリンジみたいなのがたくさんついてて天使の羽の様で、彼女がそこにいるだけで天女が舞い降りたように見える。
馬摘星は今まで誰も入れなかった別院になぜ私を入れたのかと尋ねます。渤王は蘇鉄の花が開花したからだと言いました。そして閉ざされた渤王の心も蘇鉄と同じように開かれたという事なのか。
渤王は「そなたは心が清く信念を守る女子だとわかった、たとえ他人から誤解されようとも」と、そんなふうに言います。
その後は庭で二人だけの宴が開かれ、二人は酒を酌み交わします。狼仔の思い出話をしながら、狼仔には「星(せい)」と呼ばれていたと話します。渤王が「星」と呼ぶと馬摘星は渤王を狼仔と錯覚します。酔っていない時は二人は別人だと分かっているのに、酔うと渤王が狼仔に見えてしまう。気付いてない様で心の底では二人は繋がっているのか、おでこのそっとキスした渤王・・・
翌朝、酔いがさめると馬摘星は昨夜の事が照れくさい様子。渤王の方も馬摘星を意識するあまり何を着て馬摘星に会えばいいのかさえ分からなくなる。そして馬摘星に武術を教えようと渤王は奔狼弓(ほんろうきゅう)を贈り弓を指南するのだった。
第10話感想
別院に行く馬摘星の衣装が可愛くってビックリ、羽が衣装に縫い付けられて心も軽く跳ねちゃいそうな衣装です。このドラマの衣装はちょっとオシャレ過ぎてないかな?物語がとても面白いので、そんなにこだわらなくてもいいと思うんです。
冷酷だと言われている渤王は狼仔の気持ちは心の底に封印しているだけみたい。馬摘星と一緒にいれば蘇って来るようです。
馬摘星は狼仔がいなければ、肉まんも味気ないし、山査子飴も甘く感じないって言ってました。渤王は今でも山査子飴の味覚えているのかな?過去は忘れ幸せになれという渤王はもう狼仔と名乗ることはないのかも。でも酔いがさめたら自室に逃げ帰る馬摘星は子供みたい、すっかり渤王に遊ばれてます。
しかし渤王は書画や詩に詳しい様子、たった8年で良くここまで成長しました。言葉もちょっとしか理解できなかった狼仔は本当は頭の良い人だったんですね。
宴の翌朝、渤王は馬摘星を喜ばせようと弓を教えましたが、これも武術がしたいって事きっと覚えていたんでしょう。しかし弓の稽古って密着度が高いから見てるとドキドキします。馬摘星もまんざらじゃない様子で初々しい恋人同士って感じでした。私も弓の稽古してもいらいたいです。
第11話 あらすじ
迄タン(きったん)国の公主・耶律宝娜(やりつほうな)が煬国にやって来た。わがままで自由奔放な耶律宝娜は渤王の事が好きで、初めて会った3年前に渤王は耶律宝娜に追いかけまわされ酷い目に合っていた。迄タン国に援軍を頼みたい煬国、皇帝は耶律宝娜をもてなすよう渤王に命令した。
馬摘星との婚約がバレたら何をしでかすかわからない耶律宝娜の性格を考えて婚約の事隠そうとするが渤王はいっそばらしてしまいたいと考えていた。しかし馬摘星は内緒にしようと渤王に言った。
そんな時、渤王は馬摘星に『巧果』というお菓子作りを依頼する。嫌々お菓子作りをする馬摘星だったが、その菓子は七夕の日に恋人に送る菓子だと聞いて俄然張り切りだす。しかし七夕の前に渤王府に耶律宝娜がいきなり現れ渤王府は大混乱に。
そして耶律宝娜は馬摘星が使用人ではないことに気づき渤王との関係を尋ねる。機転を利かせた馬婧(ばせい)が食客(友人)だと言ったのだが。「渤王に好きな人はいるのか」と聞かれた馬摘星は「いない」と言ってしまう。そして成り行きで馬摘星が耶律宝娜の為に巧果を作る羽目になる。耶律宝娜は七夕を渤王と二人っきりで過ごしたかったのだ。
渤王の任務を成功させるため馬摘星は気を配っていたが、耶律宝娜は居候だからと使用人の様に扱うのだった。使っていた部屋まで耶律宝娜に追い出された馬摘星が可哀そうでならない。
第11話感想
七夕に恋人に贈る菓子『巧果』を作って欲しいという渤王がちょっと可愛いです。でもせっかくの七夕だというのに 耶律宝娜がやって来てしまった。迄タンの公主だというけど、お転婆で我儘な公主にみんな振り回されて大変、渤王府に滞在することになって王府の者たちは気も休まらない様子です。
しかも留守の間に渤王府に公主が到着しちゃってるのには渤王も驚いていました。こんなに元気な人渤王は苦手だと思います。
そして耶律宝娜の代わりにお菓子を作った馬摘星も、うまく菓子ができたとニコニコしてる様子がほっこりしました。それって自分の手柄にならないはずだけど頑張りました。でもその菓子を食べた渤王は誰が作ったか悟ったようで「今まで食べた中で一番美味しいって」言ってました。チラッと馬摘星を見る目が物語っていました。その後夜更けに馬摘星の部屋を訪れた渤王、2人揃ってお互いに「お疲れ様」って息もピッタリ。いい感じに盛り上がる二人が可愛いです。あの公主に付き合わされてきっと二人共クタクタだったんでしょうけど。
しかし耶律宝娜にいつも眉をしかめていて血色が悪いって言われてた馬摘星・・・それってあなたのせいですって言っちゃいたいです。若い子には言われたくないなぁ、若さでは勝てません。馬婧にも老け込んだとか言われて可哀そうでした。前日まではルンルンだったのに・・・でも渤王にはそんな風には見えてませんよ。渤王の前だと可愛いらしい恋する馬摘星に戻ってます。
第12話 あらすじ
渤王府に滞在している耶律宝娜は何かにつけ渤王に甘えた態度をとる。二人を見ているうち嫉妬する馬摘星。しかも都を案内して欲しいと言う耶律宝娜が三人で行こうと誘うが渤王は二人だけでいいと言う。二人の様子を心配した馬摘星はこっそりと後をつける。
実は渤王はまだ足のケガが治らない馬摘星を心配しての事だった。渤王は匂い袋を買ったのだがそれは恋人に送るためのもの、耶律宝娜もそれに気づいて自分へのプレゼントではとまんざらでもない様子。しかし馬摘星が後をつけていることに気づいた渤王は耶律宝娜をおいて帰ってしまう。
その夜、渤王と耶律宝娜が二人っきりで書の稽古を別院ですると聞いて気が気ではない馬摘星。二人っきりになりたい耶律宝娜のわがままだった。
嫉妬心にかられた馬摘星は渤王に見立てた藁人形を使い矢の稽古をするのだった。そこに現れた渤王は馬摘星の手を取り弓を教える。「私の心を射抜け」という渤王。二人の距離はぐっと縮まり誰も入り込める者などいない。この二人だけの世界が幻想的で美しい。
部屋から消えた渤王を探す耶律宝娜は偶然覗いた馬摘星の部屋で匂い袋を見つける。驚いた耶律宝娜は允王(いんおう)に相談するが彼には思惑があり耶律宝娜をなだめる。そして渤王の弱みが馬摘星であることに気づいてしまった允王は新たな企みを思いつく。
一方夜の闇の中お尋ね者を捕らえる男がいた。彼の名は疾沖(しつちゅう)と言う。彼は都の四大盗賊をすべて捕らえていた名うての賞金稼ぎだった。そんな疾沖のところに允王が大金を払い仕事を依頼した。実は疾沖は大金を稼ぎ貧しい人々の生活を助ける心優しい人物だった。
七夕が近づき、耶律宝娜は準備を手伝うようにと馬摘星を連れ狩りに行くのだった。
第12話感想
またまた馬摘星と渤王が弓の稽古をするシーンがありました。密着度も高くて手も体も触れ合って、抱きしめられてるっていうか包み込まれてる感じでドキドキしちゃいます。部屋に戻っていく時も馬摘星の後ろ姿を見つめる渤王の眼がとっても優しくってキラキラしてます。
でも耶律宝娜が匂い袋に気づいてしまい厄介なことになりそう、負けず嫌いでわがままな公主ですから馬摘星は気を付けないと危ないです。しかも七夕のサプライズで渤王に肉料理をふるまいたいと馬摘星を狩りに連れていきます、足のけがが治ってない上に渤王との関係も気づき始めている耶律宝娜が何をしでかすか心配になります。
そしてついに疾沖が登場しました。やっぱり疾沖を演じるシャオ・ジャンは別格のイケメン。そこにいるだけで震えます。私にとっても陳情令は大好きな作品でした。でもこの狼殿下は2017年の作品で陳情令より先なんですよね。この作品の中で彼がどんなふうに成長していくのか凄く楽しみです。賞金稼ぎの地味な衣装でも、めちゃめちゃカッコ良く見えます!
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