狼殿下-Fate of Love- 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

狼殿下-Fate of Love-

狼殿下-Fate of Love- 2020年 原題:狼殿下 The Wolf 配信版 全54話 ※オリジナル版は全49話 

NANAさん

第13話 あらすじ

耶律宝娜は一緒に狩りにやって来た馬摘星にワザと怪我をさせ渤王の気持ちを試そうとする。そして自分も怪我をしたと渤王に伝える。しかし渤王は馬瑛の娘の馬摘星が馬から落馬するとはおかしいと思い配下の者に調べさせる。そして耶律宝娜がワザと怪我をさせた事を突き止めてしまう。

激怒した渤王は馬摘星と婚約をしていることを言ってしまう。耶律宝娜も怒って両国の盟書を燃やしてしまう。盟書は耶律宝娜から渤王への贈り物に忍ばせてあったのだが、その贈り物を開けようともしない渤王に腹を立てていたのだ。

そして耶律宝娜は無理やり都を逃げ出し迄タン(きったん)国に帰ろうとするのだが、森の中で賊に襲われ行方不明になる。

渤王が探しに行くと森の中では耶律宝娜の配下の者たちが殺されていた。渤王は事件の裏に何かあると気づく。そして耶律宝娜を連れ去ったのが允王と丞相から金で雇われた疾沖達だった。

しかし迄タン国の使者たちは耶律宝娜の失踪は渤王に非があると皇帝に伝えて渤王は投獄されてしまう。馬摘星は渤王を助ける為、皇帝に耶律宝娜を探しに行かせて欲しいと願い入れる。しかも迄タン国の使者達にも自分の命をかけ明日の午の刻までに連れ戻すと宣言したのだった。

牢の中で対面する二人、いつも自分を助けてくれていた渤王を自分の力で助けるという馬摘星。「渤王妃になれるのは馬摘星ただ一人」と言う渤王。そして二人はお互いの存在を確かめ合う様に抱き合った。そして馬摘星は渤王の血を貰い、渤王の命令しか受けないという戦狼(せんろう)を連れて探索を始める。耶律宝娜の口紅の匂いを使い行方を探すのだった。これさえあればどこにいても耶律宝娜をきっと探し出せるはずだ。

第13話感想

もともとあの耶律宝娜の我儘や自分勝手な思い込みから始まった事件なんだけど、他国の公主だから何かあったら渤王たちの責任です。このままでは外交問題になってしまうでしょう。馬摘星はすっかり巻き込まれてしまいました。

そんな大事件を起こしたのが、允王と舅の丞相で、こんな大変な事を自分の配下にやらせないで疾沖達にやらせようなんて、ちょっといい加減です。事件が露見したら自分達の命だって危険になるのに、こんなことまでしてしまうなんて。ここまで渤王の事邪魔なのでしょう。

牢の中の渤王を助ける為命がけで耶律宝娜を探すという馬摘星がカッコイイ。耶律宝娜に怪我させられたけど大事に至らなくて良かった。今までは渤王の方が馬摘星の為に命がけで大廟に助けに行ったりしていた事のお返しにと、今度は馬摘星が公主を探すことに、しかも渤王の戦狼を使うんです。これは頭脳明晰な馬摘星でなければできない事でしょう。

渤王の配下の文衍(ぶんえん)や莫霄(ばくしょう)も馬摘星の事を信頼し始めています。絶対に耶律宝娜の事みつけてくれるはずです。

第14話 あらすじ

耶律宝娜を捕まえた疾沖達は戦狼に見つかった事に気づいてその場から逃げるが、疾沖は狼を使って自分達を捕まえに来た相手がどんな人物か隠れて見張っていた。そして相手が女性と知って興味がわいた様だ。また自分がさらった女性が誰だったのかという事も、犯人が誰かも気づく。

渤王の配下の活躍で誘拐犯たちを殺し耶律宝娜も奪い返したのだが、疾沖は自分はもう仲間を抜けていたと言って馬摘星達を助ける。

更に雇い主とは山神廟(さんじんびょう)で耶律宝娜を渡す約束だったという。約束通り公主を助けたことで渤王は牢から出され、犯人を捕まえる為、渤王も急遽捕り物劇に加わる。疾沖は馬摘星が気に入ったのか私達は同類だと言って去って行った。

馬摘星は耶律宝娜を連れ、極秘裏に皇宮を訪ねた。そして明日黒幕を捕まえると皇帝に約束した。公主は自分の事を命がけで助けた馬摘星に感謝して、馬摘星のいう事を素直に聞くようになっていた。

その頃疾沖は允王のところに行き、明日の捕り物の事を教えて、一万両を払うよう脅した。疾沖の助言で黒幕は他の者に押し付けることになった。

翌朝、渤王は王府に戻り黒幕を取り押さえる為山神廟に向かう、そこにやって来たのは丞相と配下の者達だった。允王は皇帝に丞相が私の為に耶律宝娜を誘拐し、助け出し允王に手柄をあげさせるためにやった事だと言い、自分は知らなかった事にしてしまう。だが父と母が捕らえられたと聞いて、身重の允王妃は倒れてしまうのだった。

第14話感想

無事に牢から戻った渤王と二人っきり見つめる馬摘星、相変わらず素敵です。気を利かせてすぐに部屋を出ていった渤王府の者達に比べ、いつまでも馬摘星のそばにデーンと居座る空気を読めない馬婧(ばせい)には笑えました。

允王は自分の保身の為、舅の丞相に罪を着せてしまいました。怒った皇帝は丞相を凌遅刑(りょうちけい)にすると言いました。この刑は生きたまま何度も切られながら処刑される残酷な処刑です。メッチャ苦痛があるやつです。

允王妃は両親が捕まってしまい本当に可哀想。しかも自分の夫が仕組んだと知ればどんな風に思うのだろうか。夫婦仲は悪くないけど、このことがバレたら王妃も允王の事を許さないかも。善良な妻まで傷つけた允王の行為は許せません。

結局二人はバレるなんて全然思ってなかったのでしょう。馬摘星の聡明さをわかってなかったのかも。しかし疾沖が黒幕を丞相に押し付けるよう助言してたし、疾沖も悪い人なのかな?でも誘拐した相手が公主だったとは知らなかったようだし、悪事に巻き込まれた事が嫌でそういう筋書きにしたかったのだろうか?

疾沖も允王達が悪徳だから大金はせしめてもかまわないって判断なのでしょう。このお金も村の人に上げるのだから良い事してるのかな。でも允王にも絶対に罰を与えて欲しいです。

第15話 あらすじ

耶律宝娜の誘拐事件で疾沖に多額の報酬を払った允王は、引き換えに毒薬を貰う。これを酒に混ぜて飲めば一度は息が止まりかけるが死にはしないと言う。自殺未遂を起こせば共犯だとは思われないという誘い文句につられ、酒と一緒に飲んでしまう。脈が降れなくなったものの何とか息を吹き返したように装う允王は皇帝の疑惑を晴らすことができた。

皇帝はこの一件は決着したので、もう蒸し返さぬよう渤王に伝え、牢に入れたことも詫びたのだった。無事解放されたお礼に耶律宝娜は馬摘星に弓の稽古をつける。実はとっても下手だったのだが配下の者達は上手だとほめたたえる。このことが耶律宝娜自身寂しく思っていることだった。彼女に本当のことを言ってくれた唯一の人のが渤王だった。

耶律宝娜も実は優しい人柄なのだとやっとわかった。耶律宝娜が帰国すると渤王府に静寂が戻った。迄タン(きったん)国から援軍を頼めるという事は、共に溍(しん)を攻めるという事。馬摘星は一族の敵討ちができると喜ぶのだった。でも本当の敵はすぐそこにいる。渤王は心の中で、馬摘星一族の皆殺しを止められなかったことを悔いる。死ぬまで己を許せぬと思っていた。このことがいつか二人の間に溝を作ると思わずにはいられなかった。

その夜二人は七夕の夜をやり直したが、二人を繋いだ赤い糸はぷつりと切れてしまった。過去を思い出し悪夢を見た渤王は馬摘星を守るために距離を置くようになる。そして渤王は皇帝の命で迄タン国に行くことになるが、允王は道中での渤王の暗殺を疾沖に依頼する。溍の兵も動かせるという疾沖、彼の正体はいったい、そして渤王の運命は・・・

第15話感想

あわただしく耶律宝娜が帰国したけど、最後には馬摘星を姉と呼び、渤王を兄と呼んでいた。我儘娘も実は甘やかされ過ぎで育っただけのお子ちゃまでした。馬摘星とも仲良くなれて良かった。

でも馬摘星と渤王の距離が近づいていくうち、渤王は馬家一家惨殺の真犯人が渤王府の夜殺隊だった事が辛くなってしまう。これからも皇帝が馬摘星を道具の様に使うのが耐えられなくなって馬摘星を想い距離多く事に決めてしまった。渤王にも自分ではどうしようもなくて切ない。馬摘星が狼仔を今でも慕っていると知ったのに、どうにもできない渤王が可哀そうすぎます。一家惨殺の事を知っていたら止めていたかもしれない。実は渤王は皇帝の様に残忍な人ではないハズだから。

賞金稼ぎの疾沖も允王の依頼で渤王を殺そうとしています。彼は悪い人じゃないはずと妙に肩を持ってしまいますが、賞金稼ぎなら悪い人を捕まえるから良いけど、女の子誘拐したり、渤王を殺そうとしたりちょっと悪い人なのでしょうか?それから馬摘星を面白い女子と言ってる疾沖は益々彼女に興味を持ち始めている様なのです。

第16話 あらすじ

人質となっている第4皇子・楚有禎(そゆうてい)を迄タン国に迎えに行くため、馬摘星を連れて渤王は迄タン国に向かう。一行には相馬師として疾沖が同行した。相馬師とは馬の世話をする人の事で朝廷の仲間をしたため悪人たちから仲間外れになったと仕事を求めやって来たのだと言う。でもそれは渤王を暗殺する為に潜入したのだった。

道中、馬摘星に馴れ馴れしい疾沖に怒りをあらわにする渤王だが、馬摘星には相変わらず冷たい態度をとる。疾沖は仲の良いはずの二人がぎくしゃくする様子を見て、笑みを浮かべる。これなら渤王を殺しても馬摘星はそんなには悲しまないだろうと考えていた。

奎州(けいしゅう)城府に着き、歓迎の宴が行われることになる。宴の席では疾沖の提案で王女の舞を披露する事になった馬摘星。奎州城の女子なら誰でも知っている舞だが、足の不自由な馬摘星は舞を習ったことがなかったのだ。渤王にいいところを見せたい馬摘星は舞を習うのだった。

宴が始まり馬摘星が王女の舞を披露すると、渤王は馬摘星の足を心配したが、その気持ちを抑えて馬摘星の舞を酷評した。宴には馬摘星に求婚したあの3人の良家の子息たちもやって来ていたが、彼らまで馬摘星を一緒になって馬鹿にした。そして部屋に戻った渤王は馬摘星を押し倒し襲おうとする。ここまでして馬摘星に嫌われようとしている渤王もきっと辛いに違いない。

その日疾沖は溍国の者と極秘裏に会っていた。周到に暗殺の準備を整えている様子。疾沖は溍国の者を名前で呼んでいた二人は知り合いの様だった。

第16話感想

宴に参加していた3人の馬摘星に求婚した男たちが、渤王と一緒になって馬摘星を馬鹿にしたら、怒って男たちを成敗しちゃった渤王。自分の好きな子を馬鹿にされたら怒っちゃうのも当然。3人はすっかり調子に乗り過ぎました。いくら何でも渤王の未来の妻を馬鹿にするなんて無謀すぎます。本当は凄く怒ってるの間違いなしですから。

宴の後、部屋で二人きりになった渤王は馬摘星をベッド?に押し倒します。嫌がる馬摘星に無理やりキスしたり、いやな男を装ってるけど本当は嫌われようと嫌がることをしているだけ。濃厚なシーン(未遂)でドキドキしちゃったけど、馬摘星が可哀そうでした。本当は好きになってるのに嫌いって言ったり。その心の奥底でどんな葛藤を抱えてるかと思うと私まで泣きそうです。渤王の気持ちわかってあげて欲しいけど、今の状態では絶対に馬摘星には伝わらないのです。

妓女を部屋に呼び馬摘星を部屋に帰らせた渤王、卑劣だと言い部屋を飛び出ていく馬摘星だけど、ここまでダメ押しする渤王も自分自身そこまでしないと吹っ切れないのかもしれません。いつか一家惨殺事件の事実を知る日は来るのを考えると、今渤王がこんなことしているのも仕方ない事なのかな・・・

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