花小厨~しあわせの料理帖~ 2020年 配信版全38話 (※オリジナル・DVDは全36話、BS11版は全31話です。)
原題:人間煙火花小厨
dim-sumさん |
第1話あらすじと感想
姉夫婦の家に居候していた花小麦(かしょうばく)は料理が得意。だが姉の花二蕎(かじきょう)の料理がおいしくないことを言い出せずにいた。ある日、崖の上のきのこを採ろうとして崖から転落するも、孟郁槐(もういくかい)に助けられ一目惚れしてしまう。そんな中、義兄の景泰和(けいたいわ)と交流があった郁槐を自宅に招いて食事をもてなすことに。小麦は姉に代わって、料理を作らせて欲しいと懇願すると…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は野生の食材を集めて料理している途中、キノコを取ろうとして落下。助けてくれた青年に好意を持ちますが、彼は小麦が作っていた料理を「山で焚火をしてはいけない」と踏みつけて駄目にしてしまいました。若者が気になる小麦は、近所に住む劉老人に彼が鏢局で働く孟郁槐だと教えて貰います。
小麦は、姉の夫で鍛冶師の景泰和に食事を届けに行き、郁槐が居るのを見て動揺し、転んでけがをしてしまいました。その後兄が仕事場に居た郁槐と孫大聖を食事に誘います。姉が料理をする様子を見ていた小麦は、これを郁槐に食べさせるわけにはいかないと自分が作ることにしました。初めは嫌がっていた姉も、小麦の手際の良さに任せることに。
食事をした郁槐と孫大聖も大喜びで、街の食堂より美味しいと褒めました。小麦が義兄の家に居候していると知った孫大聖はそれは変だと言い、花二蕎を怒らせました。郁槐は小麦を助けたことを言い出さず、小麦はその理由を考えながら食事を楽しみます。
ドラマのロケ地は浙江省麗水とのこと。緑の棚田や茶畑、山水画のような変わった形の山が美しい場所です。小麦は庭に大きな藤の樹と水車がある家に姉夫婦と住んでいますが、義理の兄の家に住む「タダ飯食い」と近所の人達から陰口を叩かれています。それでも小麦は山でキノコを取ったり魚を取って楽しく暮らしていて、天真爛漫というか素朴で好感を持ちました。
姉の二蕎は根は優しいのに口うるさいのですが、それは妹を大切に思えばこそでした。料理は好きなのに得意ではなく、小麦も夫の景泰和も美味しくなさそう。でも優しい夫は何も言わずニコニコしている良い人です。
二蕎は餃子に入れる葱を手でちぎったり、肉の切り方も雑。対して小麦は敵が良く料理を作り、焼餅や東坡肉は、思わずよだれが出そうなくらい美味しそう。お腹がすくこと間違いなしのドラマです。
第2話あらすじと感想
小麦の料理に舌鼓を打った一同は大絶賛し、孫大聖(そんたいせい)は料理人として働かないかと誘うほど。小麦は二蕎に家の料理を任せてほしいと頼み、なんとか了承を得る。食材の調達に行った山で小麦はまた郁槐に助けられ、いつしか次に会える日を夢見るようになっていた。そんな中、小麦が笋脯(しゅんふ)を作っていると、この辺りでは買えないものだと関蓉(かんよう)から聞き…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦は助けてくれた郁槐に、姉夫婦を心配させたくないので崖から落ちたことは忘れて欲しいと頼み、郁槐も快諾します。その後2人は茶畑を散歩しながら小麦は料理人だった祖父から料理や食材について教わったと話しました。途中郁槐の隣人関蓉と知り合います。
近所の人から「タダ飯食い」と言われるのを気にしていた小麦。タケノコの保存食「笋脯」が商売になると思いつき、姉を説得し関蓉にも手伝いを頼み、笋脯を作って町まで売りに行くことにします。
街では鏢局で働いていると言う女性料理人の左金香に会い、頭が承知したら笋脯を買い取ろうと言われました。偶然にも左金香は郁槐たちが働く鏢局でした。
鏢局の頭から笋脯の値段が高いと言われた小麦は、別の店を回ると言い出します。見かねた郁槐が頭と交渉し、小麦の言い値で買い上げてくれることに。その代わりにと頭からある料理を作って欲しいと頼まれ引き受けます。
今回の小麦は、細かく刻んで上げたとり胸肉と、小口切りの山芋やナッツをピリ辛炒めにした料理と水餃子を義兄と姉に食べさせていました。どちらも美味しそう。そしてタケノコに蜜を塗って杉の葉で燻製にした笋脯。スープや豚肉と炒めて食べるらしいのですが、どんな味がするのか食べてみたい。想像するに日本でラーメンに乗っているメンマの歯ごたえがあるタイプかな?燻製や蜜の香もするらしく日本でも中国料理店で食べられるようなので、試してみたいです。
鏢局の頭は普段から美味しいものに目が無く、お金を惜しまないタイプ。頭が認めた料理人の左金香も小麦とは気が合いそうですね。
憧れの郁槐からは「妹みたいなもの」と言われてガッカリしていましたが、この出会いは小麦にとって大きなプラスになりそう。新しい出会いで素朴な小麦がどう変化するのか楽しみです。
第3話あらすじと感想
小麦は郁槐の口添えで、ヒョウ局(ひょうきょく)での笋脯の売り込みに成功。しかし、市場へ戻ると、待ち合わせ場所に関蓉は居なかった。大雨の中、焦る小麦は郁槐に助けを求める。結局、関蓉は村に戻っていることが分かり、小麦はヒョウ局に泊まる羽目に。翌日家に帰ると、二蕎から笋脯の商いを禁じられてしまう。そんな中、小麦は地元の名士の喬(きょう)氏から宴の料理人を任されるが…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
小麦を心配していた姉は、返ってきた小麦を見るなり、言い訳も聞かず大声で怒鳴りました。その後、前日泣きながら雨の中探した関蓉に、先に帰った理由を聞かされた小麦は謝罪を受け入れます。
その関蓉から紹介を受けた、と小麦を訪ねてきた喬氏は料理を試食。宴会の料理を頼みたいと言い、姉も同意して料理を作ることになりました。
喬氏宅では、省城にある有名店の料理長だという魏が貴賓の一流を担当し、小麦は二流担当だと言われます。気を取り直し料理を始めた小麦に、魏は自分の材料を使うなと文句を付けました。しかし手際よく料理を作る小麦を見て、弟子にならないか、と声を掛けます。
小麦は先に帰った関蓉に腹を立てましたが、そもそも街に1人置いて行く方が悪くないか?鏢局の頭も小麦は才能はあるが頑固だと言っていました。その後郁槐に送ってもらう時には、2人で馬に乗る所を勝手に空想したり、自分1人が馬に乗り郁槐が手綱を引くと女の子の気持ちが解らない朴念仁と呟いたり。夢見がちなところもあるんですね。
そんな小麦が偉そうな魏料理長に目を付けられました。料理を通して知事とも知り合いだと自称するこの面倒臭そうなおじさんと、トラブルにならないよう祈ります。
グルメな鏢局の頭が忘れられないと言っていた笋脯ととりひき肉の炒め物。頭は満足していたし、郁槐も前よりも美味しいと言っていてどんな味なのか気になります、レシピが知りたいなあ。
第4話あらすじと感想
小麦は主賓ではなく2等席の料理を担当することになるが、宴では小麦の作った料理が大盛況。料理が足りなくなってしまい引け目を感じた小麦だったが、喬氏は宴が盛り上がったことに大満足する。しかし、その腕に嫉妬した魏(ぎ)料理長は小麦を誘拐し幽閉してしまう。なかなか帰宅しない小麦を心配した姉夫婦と郁槐は、大勢の人を連れて山を捜索すると…。
引用元:GYAO! 花小厨~しあわせの料理帖~
客が集まり料理が並ぶと、小麦が出した料理が美味しいと取り合いになり、ケンカが起きるほどでした。喬氏も面目が立ったと大喜びで小麦も喜びますが、帰り道に魏料理長に拉致され、自分の弟子になれと脅されます。断った小麦は小屋に閉じ込められました。
夜になり心配した姉夫婦や郁槐、喬氏が探し出し漸く小屋から救出されます。怒った小麦は魏料理長の宿へ押しかけて、郁槐が殴った料理長を殴る蹴るして怒りをぶつけます。
翌日関蓉が小麦を訪ねて来て、自分が喬氏を紹介したせいで大変な目に遇わせてしまったと謝ります。小麦は気にしないでと言いますが、姉は関蓉のせいだと言い怒りました。
その後宴会で料理を食べたという藩平安が商売の話がしたい、と訪ねて来ます。藩は小麦の料理はどれも美味しく、特に菓子が気に入った、省城で売らないかと持ちかけました。乗り気になった小麦に、姉はまず少し作って売れたら考えようと提案。藩もそれが良いと言い小麦は喜びます。
魏はとんでもない奴でした。弟子と一緒に若い娘を監禁して脅すとは。客たちが美味しいと小麦の料理を取り合ったのが悔しかったのでしょうが、大人げないです。その魏を蹴りつけるとは、姉に似て気が強かったんですねえ。郁槐は思い出し笑いしていましたが、普通の男性はあれを見たら引きそう。
素朴な村の娘さんに思えた関蓉は、喬氏に小麦の紹介料を請求したり、郁槐と小麦の仲に嫉妬したり、意外と腹黒いタイプなのかも。小麦も大変な目に遭ったうえ酔ったとは言え、勢いで郁槐にキスしたのは大胆ですね、あんな面もあるんだなあ。
最後に小麦が作った鍋は「鳳凰の髄、龍の胆にも勝る」味ってどんな味なんでしょう。
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