芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第25話あらすじ
宁静(ニンジン)は、薬鬼谷の毒障の前で倒れている所を顧七少(グー・チーシャオ)に助けられました。七少から芸汐が病気だと聞いても、自分が会えば元気になると言い張り芸汐に会います。
芸汐は宁静から、秦王が芸汐を思って別れを告げたと知って元気を取り戻し、百里茗香(バイリー・ミンシャン)の美人血の事を聞いて治療したいと言います。そして錯乱している老人が「毒宗」と知り、彼を治して秦王の役に立ちたいと話しました。
宮中では、皇帝が珍妃のため宮殿を立て、貴妃に昇格させ後宮の主に任命します。これで第二皇子の母・萧(シャオ)貴妃と同格になったと侍女も喜びます。
芸汐は薬鬼谷から老人の治療に通います。しかし医学書通りに治療をしても成果が出ず、七少に生薬の配合についてアドバイスを求めます。
秦王の誕生日を祝おうと秦王府に戻った宁静から、毒障の解毒剤を受け取り七少の話を聞いた秦王。楚西風(チュー・シーフェン)を連れて薬鬼谷へ向い芸汐に会います。芸汐は用意していた菓子を渡し、これからはずっと一緒に誕生日を祝おうと話しました。
第25話感想
毒に詳しい芸汐は、美人血が300種類の毒を飲み続けて、蓄積した毒で解毒するという「伝説の」強力な解毒剤と知っていました。茗香は秦王を慕っているのか、秦王への執着を愛情と勘違いしたのか。こんな自己犠牲は異常だと思います。
一方毒宗の行方を追う七少は、芸汐が作っているのが精神安定剤=秦王が匿っていると推測。芸汐は全く疑っていないがやはり七少はただの善人じゃないな。
秦王は、こっぴどく芸汐を追い出したくせに、茗香に離れていても芸汐が妻と言い張りました。谷では(いつもより)笑顔も多くデレていて、見ていて恥ずかしい感じ…。
芸汐と老人は、嫌いな食べ物やあやとり、食べ合わせでお腹を下す所とか共通点が多いなあ。もしかして親戚?なんて考えてしまいました。
第26話あらすじ
第二皇子は幽閉され皇太子を見舞うふりをして暴言を吐き、見下します。皇太子はこれを悔しがり、第二皇子に蟲毒人研究の罪を着せることにしました。
薬鬼谷では、顧七少(グー・チーシャオ)が芸汐に完成した毒宗の薬を渡します。芸汐は製法を教えて欲しいと頼んでいると秦王が現れ、七少を芸汐から離れろと怒鳴りつけました。その後芸汐は謝りますが、七少に王府に帰れと言われます。
朝廷では、秦王=蟲毒人の噂を調べていた役人が、噂を流した人物を突き止め秦王は蟲毒人ではなかった、と結論付けます。皇帝も受け入れざるを得ず、秦王は蟲毒人ではなく、今後噂を流さないよう宣言。秦王府を警護していた穆将軍も警戒を解きました。
王府へ戻った芸汐は、百里茗香(バイリー・ミンシャン)の治療を始め、幽閣では毒宗の治療も続けます。毒宗の様子は、侍医の顧北月(グー・ベイユエ)も鳥を使い把握しています。
宮中では第二皇子の母・萧(シャオ)貴妃が、後宮の妃たちに不妊薬を混ぜた点心を配っていたと皇太后が皇帝に報告。激怒した皇帝は、萧貴妃を冷宮送りにしました。
第26話感想
秦王は芸汐への好意を隠さなくなりましたね。2人の様子を見て、芸汐が好きな七少はいたたまれなくなった?谷から追い出しました。
秦王の噂を探っていた役人は、地方に居た第二皇子派が庶民を誘拐して蟲毒人研究をしたことも調べ上げ、皇子派は勢力を弱め皇太子の策略が上手くいきました。さらに母親が妃たちに毒を盛って冷宮送りでは、第二皇子のダメージは大きそうです。
毒宗は、芸汐の薬とハリ治療で回復している?芸汐はそう考えたようです。秦王と2人毒宗を試す作戦を立て、毒を飲ませましたが上手くいくのでしょうか。
色々な苦労をした芸汐。だからこそ、宜(イー)太妃と親しくなれたり茗香をなだめすかして治療もする。人間力を発揮して困難を乗り越えられそうな気がします。
第27話あらすじ
芸汐と秦王は毒宗の正気を確認しようとするも、失敗に終わります。宮中では母の萧(シャオ)貴妃を助けたいと第二皇子が皇帝に懇願しますが毒宗に専念せよ、と言われました。
顧七少(グー・チーシャオ)の案内で、北厲の剣士たちが幽閣へ押し入りますが、秦王が仕掛けたワナに嵌り、剣士たちは全滅。様子をうかがっていた顧北月(グー・ベイユエ)が押し入り毒で兵や芸汐を気絶させ、毒宗を奪取しました。
更に第二皇子が押し入り、七少の部下白苏(バイ・スー)を射殺。しかし毒宗は不在で秦王が隠していた確証も得られず。次に薬鬼谷を襲って、北厲の皇太子を捕らえます。
顧北月と一緒に天坑に隠れた毒宗は、芸汐が自分と天心夫人との間の娘だと北月に言い、連れて来るよう命じました。
皇帝は、秦王が皇族ではないという心配を拭えない、と皇太后に相談します。2人は秦王の母・宜(イー)太妃に確認することにし、観劇を理由に宮中へ呼び出します。宜太妃は皇帝から、秦王が皇族ではないと噂がある。先帝の為にも確認して欲しいと頼まれました。
第27話感想
宜太妃は、秦王が本気で芸汐が好きなら認めよう、と考えたのですね。そして皇太后と対決する芸汐を庇いました。芸汐が意地悪にもめげず、恋敵の百里茗香(バイリー・ミンシャン)を治療し、秦王に尽くしていると認められて良かった。
そして何と、毒宗が芸汐の父だとは!蟲毒を造り出すほどだから普通の「医師」ではないだろうし、弟子の北月も気で壁を打ち抜き小鳥を使役する程だから、きっと凄い人なんでしょう。でも毒が好きでも解毒が目的の芸汐とは思想が違うと思うなあ…。本当に父親だとしたら、芸汐が気の毒ですね。
北厲人と楚西風(チュー・シーフェン)の派手な立ち合いもありましたが、今回は皇太后VS宜太妃の戦いが見ものでした。迫力ある美女は怒ると怖いです。
第28話あらすじ
秦王は芸汐を誘い、寺へ参っていました。毎年同行していた百里茗香(バイリー・ミンシャン)が追いかけますが、秦王は改めて茗香を妹だと思っていると伝えました。様子をうかがっていた秦王の母宜(イー)太妃は、秦王たちが去った後燃え残った札を見て驚きます。
後宮では、北厲の皇太子から珍妃に天寧の皇太子に毒を盛り宮中に揺さぶりをかけるよう指示が来ます。珍妃は薬鬼谷の顧七少(グー・チーシャオ)あてに、2種類の毒を作るよう依頼しました。
毒宗を探す七少は、芸汐を谷に招待し秦王の動きを探ろうとします。そして精神安定剤を不要と言う芸汐の話から、毒宗が回復したと推察します。
秦王府では宜太妃が茗香に、秦王を諦めるよう諭したあと寺での修養に向かいました。太妃からも見放されたと感じた茗香は、秦王を助け自分の必要性を認めさせようとします。そのため毒宗を捕らえようと、単独で父の兵を動かし天坑へ向かいました。
第28話感想
皇帝から秦王が皇族なのか疑わしいと聞いた宜太妃。芸汐ともすっかり打ち解け嫁として認め始めた矢先、秦王が実の子ではないと知り辛かったでしょう。それでも皇帝にはわが子だと言い張ったのは、母子の情があるからでしょう。
茗香は、味方だと思っていた唐离(タン・リー)が芸汐の肩を持ち、太妃にも諦めろと言われ、がく然としたでしょうね、秦王も手を出すなという天坑へ入るなんて無謀です。
帝から全幅の信頼を得た珍妃ですが、皇帝には愛情を全く感じていないですね。寧ろ復讐心に火が付いた?天寧内の皇太子や第二皇子の関係を冷静に分析し、手を組んでいる北厲の皇太子の提案を実行するため、皇太子に毒を盛る計画を立てています。怖いなあ…。
一方の芸汐は七少を友人だと思い、ホイホイ呼び出しに応じます。いくら毒好きでも一応人妻なのに、ちょっと不用心だと思いました。
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