芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛 2018年 全48話(※中国では+2話の番外編あり) 原題:芸汐传。原作は芥沫の『天才小毒妃』
dim-sumさん |
第33話あらすじ
秦王が旅館から出ず天坑へ向かっていないと聞いていた第二皇子は、蟲毒獣の血を持って秦王が現れたと知り、動揺します。一方皇太子は、蟲毒獣の血液と顧北月(グー・ベイユエ)の治療により危機を乗り越えました。
皇帝は秦王から、天坑へ向かう途中妨害を受けたと聞き、また近衛兵から第二皇子に襲われたことや秦王が立てた計略に掛かったと聞いて激怒。近衛兵には秦王殺害を命じます。そして第二皇子を呼び、自分の想いを伝えて自室に幽閉を命じました。
自室で酒に溺れる第二皇子を皇太子が訪ね、自殺に見せかけて殺害。知らせを聞いた皇帝は自分を責め、嘆き悲しむ母の萧(シャオ)貴妃は、第二皇子から得た情報を秦王府に流します。
毒宗と芸汐の解毒剤を作りは成果が上がりません。毒宗が話しかけても芸汐は返事をせず、食事も睡眠もとらずに研究に打ち込みます。
第33話感想
芸汐が身に着けている腕輪は、毒宗の一族に伝わる「典籍」が全て納められている宝でした。こんなお宝とスゴ技を持っている毒宗も、毒の組み合わせは無限で規則性がなく、蟲毒の解毒剤づくりは難しいと言います。
芸汐はこの世に解毒できない毒は無い、また恐ろしいのは毒を使う人で毒ではないと話しました。これを聞いた毒宗は居たたまれなかったでしょう。芸汐は、都を離れて故郷へ戻る育ての親・韓从按(ハン・ツォンアン)を見送時には和解して笑顔を見せました。でも実の親の毒宗と笑顔で向き合う日は来るでしょうか。
秦王は芸汐を思いながら自分や一族が毒宗から受けた仕打ちは許せないまま、苦しい思いをしているようです。唐离(タン・リー)に芸汐の事を話すときも「王妃」と言った後「芸汐」と言い直す所にもそれを感じました。秦王は寧南で行動を起こそうとしているようですが、これには珍(チン)妃の西周と北厲が結託していないことが前提です。珍妃の暗躍に気付いていないなら、大変なことになってしまう…。
第34話あらすじ
百里茗香(バイリー・ミンシャン)は、毒宗が芸汐の実の父と知り、衝撃を受けます。そして益々芸汐を憎み自分が秦王を助けなければと決意を固めました。
顧七少(グー・チーシャオ)は、芸汐を気分転換に連れ出し、芸汐はようやく父と食卓を囲むことに。その夜七少は、芸汐に自分の母の事を話しました。芸汐は、七少の母が好きだったアヤメの花言葉は「自由と希望」と言い、母上は大きな家が嫌いで自由になりたかったのではと言います。七少はようやく謎が解けたと伝えました。
後宮では、珍妃が侍女と第二皇子は自殺ではなく皇太子が殺したのではと話していました。そこに第二皇子の母萧(シャオ)貴妃が現れ、珍妃を襲います。捕らえられた萧貴妃は皇帝に、自分が皇后を殺したと話し、自殺を命じられました。
萧貴妃の死を聞いた秦王は、西周と北厲が結託したのが事実と判断し、寧南での作戦を練り直すことにします。
第34話感想
毒宗によれば、秦王府に戻った百里茗香(バイリー・ミンシャン)は美人血と天坑の毒の作用で邪気に囚われたらしい。衣装も今まで淡い色だったのに、濃い色を着て言葉遣いも顔つきも変わったような?芸汐が毒宗の娘と知り恨みを募らせ、美人血を作る自分の苦労が認められず、理不尽さをより強く感じているみたい。
皇太子は、自分の母を殺した萧貴妃が死に、復讐を果たし満足そうです。実の父に毒殺されそうになったと考えた時から以前よりも狡くなり、皇太后が皇帝の悪口を言っても話に乗ることなく、わざと皇帝を庇うようなそぶりも見せるようになりました。茗香といい皇太子と言い、本来は素直で純朴だったはずなのに、悪に触れて染まって行く様子が気の毒で悲しい。
芸汐のほうは実の父に対して中々素直になれませんが、七少の計らいで少し優しく接するようになったような…。解毒剤が早くできると良いですね。
第35話あらすじ
不眠不休で解毒剤の研究を続けた芸汐は、遂に発熱し倒れてしまいます。その様子を見た父の毒宗は、ある決意を固め弟子の顧北月(グー・ベイユエ)を呼び出しました。
第二皇子の部下が楚西風(チュー・シーフェン)に会い、第二皇子が北厲の皇太子を監禁している、と伝えました。秦王は弟弟子の唐离(タン・リー)に、北厲の皇太子を解放する作戦を1人で実行せよと命じます。
毒宗からのメッセージを受け取った北月を尾行した百里茗香(バイリー・ミンシャン)は、毒宗の話を聞き、蟲毒を解毒する唯一の方法と、解毒のため秦王を呼び出したことを知りました。
病気から快復した芸汐は、毒宗から解毒剤に必要な希少な薬草を山に取りに行って欲しいと頼まれました。しかし毒宗は芸汐が留守にしている間に、手紙を残して失踪。七少と芸汐は毒宗を追いかけますが…。
第35話感想
芸汐はようやく毒宗を「父」と呼びました。亡くなった母・天心夫人が好きだった魚料理を毒宗が振舞ったことや、病気の芸汐を看病したのも原因でしょうが、やはり蟲毒の解毒法を伝えると聞いたのが大きかったのでしょう。
秦王の方は、薬剤を取りに来た北月に芸汐との「離縁状」を渡し、芸汐を頼むと話しました。自分の命が短いと知り、悲しませないためには別れるのが一番と思っているのでしょう。秦王本人も芸汐にも辛い決断です。
皇太子は、殺されそうになって狡くなっても、珍妃のことはまるで疑わず、脇が甘いなあと思います。悪意に満ちた父親や弟、祖母の中で育ったのに、何故こんなに甘ちゃゆいいつのんなのか不思議。
父が遺書を残して消え、探している時に会った北厲の皇太子から、七少が秦王をスパイするために自分に近づいたと聞いた芸汐。七少を親友だと思い困ったときに頼りにしていただけに、ショックを受けていました。この先辛いことがあった時は誰に頼るのでしょうか。
第36話あらすじ
毒宗から、美人血では蟲毒が解毒できないと聞いた百里茗香(バイリー・ミンシャン)。蟲毒を解毒できるのが「毒宗一族の心臓血」だけと知り、毒宗の死後唯一の血縁・芸汐が死ぬしか解毒できないと言います。秦王が茗香を非難し目の前から去れと命令。その後現れた芸汐は、秦王が毒宗を殺したと誤解したまま顧北月(グー・ベイユエ)と2人で毒宗を弔いました。
毒宗の治療で回復した雨沢(ユーゾー)が北厲の皇太子から七少を助けようとしますが、自分は母の遺灰を取りに戻ると言い、茱萸(ジュー・ユー)を連れて逃げろと命じます。腹を立てた北厲の皇太子は、嫌がらせに薬鬼谷を焼き払います。
その頃朝議では寧南で瘟疫が発生し、多くの被災者が出ていると騒ぎになっていました。皇帝はこの騒動を鎮めるため、秦王を派遣することにします。秦王を心配する唐离(タン・リー)に、秦王は復讐よりも苦しむ民を救うのが大切だと応じました。秦王を心配する唐离は、芸汐に助けを求めますが…。
第36話感想
茗香に刺された毒宗は「邪気に支配されるな」と言いました。確かにこの時茗香の目は赤く光り、別人のようでした。秦王に殺した理由を聞かれた時には秦王の一族を殺した復讐だと悪びれた様子もなく答えます。でもその後秦王府では毒宗を殺したことを悔いていたので、完全に支配された訳ではない?ただ衝動的に残酷な行動をするのは危険ですね。父の将軍も娘を心配して辺境地に連れて戻ろうとしました。途中茗香は逃げ出し、皇帝の側近が助けましたが、この側近も何だか怪しげな人物だから心配だなあ。皇帝の「お使い」で悪いことをした帰りに茗香を拾ったと言うし。茗香が秦王と芸汐を恨むあまり、秦王の秘密や計画を皇帝側に漏らしてしまったら、大変です。
一方の芸汐は、唐离の話を聞いて秦王を助けるため、疫病が蔓延する寧南へ向かおうとします。大丈夫でしょうか…。
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