30女の思うこと ～上海女子物語～ 読み方：（さんじゅうおんなのおもうこと シャンハイじょしものがたり）2020年 全43話 原題：繁体字：三十而已、簡体字：三十而已
【BSオリジナル版】全38話となっています。オリジナル版は全43話。
第1話あらすじと感想
第1話 私たちの日常
高級ブランドショップに勤めるワン･マンニーは、上海で暮らし始めて８年目。今日も販売員として顧客対応に追われている。専業主婦のグー･ジアは、花火会社を経営する夫と一人息子と共に、高級マンションに越してきた。猫好きのジョン･シャオチンは、熱帯魚好きの夫と平凡に暮らしている。３人はそれぞれの人生を歩んでいたが…。
引用元：bs12 30女の思うこと 〜上海女子物語〜
| dim-sumさん |
マン二ーは、商品の売れ筋を分析し市場の動向を把握し、他の販売員にも的確に指示ができる人物。でも仕事に追われて朝食は屋台で買い、ノーメイクで満員電車に乗り立ったままお化粧します。
ジアは専業主婦とは言え、花火会社を経営する夫のアドバイスや、取引先との交渉も一部行い社員にも頼られる女性です。上質な生活を求め子供に良い環境を与えるため、多額の借金をして高層マンションに引っ越しました。
このマンションを仲介したのが、親友のシャオチンです。夫と2人暮らしの彼女は、猫好きでドラマ好き。帰宅後4時間も、自分を放って熱帯魚の世話をする夫に少し不満そうです。夫が出張に出ると、実家へ帰り親に甘えるタイプのようです。
マン二ーの働く店に地味な中年女性が現れ、他の店員は敬遠します（この店ではパンツ1本日本円で33万3千円！）マン二ーの丁寧な接客に、女性はもっと高いものが欲しいと言い出し、VIPルームで話すことに。彼女はフルオーダーで前金一括払いのジュエリーを予約します。その額数百万元！百万元は日本円で1850万円、家が買えそうな金額に驚きました。一体どんなジュエリーなのか見てみたい…。
ジアは新居に入ると、たらいに水を入れて扇風機で波を起こし、家を良い気で満たそうとします。先端都市の上海でもこんな風習が残っているのが面白かったです。ジアは夫と名門幼稚園の入園面接に参加し、両親とも堂々と英語で受け答えし中々の好感触を受けます。しかし、質問に答えられずイライラした子供が面接官に嚙みつきました。帰宅後子供に、人に噛みついてはいけないと優しく諭すジア。話を聞いたシャオチンは、心配して駆けつける位仲が良いようです。
立ったままお化粧したり、室内へ入るときスリッパに履き替える習慣に、親近感を持ちました。どの女性もそれぞれ魅力的で、若い世代だけでなく娘を案じる親たちの気持ちも描かれ、楽しく見られるドラマです。
第2話あらすじと感想
第2話 30歳になる前に
マンニーは、地方に住む母親から故郷に戻ってこいと言われて憂鬱になる。さらに、大切な顧客を迎える日に同僚から嫌がらせを受けてしまう。ジアは、最上階に住むワン夫人を訪ねていく。息子のヅーイェンを名門幼稚園に入れる推薦状を書いてもらうのが目的だった。ワン夫人と会ったジアは、そのセレブな暮らしぶりに圧倒される。
引用元：bs12 30女の思うこと 〜上海女子物語〜
| dim-sumさん |
前日紛失した商品が見つからず、ボロボロのマン二ーに母が電話を掛けて来ます。マン二ーからの仕送りがかなり貯まった、それで故郷の仕事を斡旋して貰い、家を修理するから実家に戻れと言うのです。マン二ーは回答を一時保留します。
子供（ヅー・イェン）の入園を熱望するジアは、シャオチンに幼稚園にコネを持つオーナー組合会長のワン夫人を紹介して貰いました。ジアは手作りのケーキを持ち挨拶に行きます。ワン夫人はケーキを気に入りますが、届いた絵画「ゴッホの睡蓮」に気を取られ、幼稚園の件は後回し、ジアは帰宅します。
両親はシャオチンを大喜びで迎えます。父は手料理でもてなし、母は30歳だから早く子供を産めと諭します。出社するとマンションのエレベータが故障し、新人とマンションへ行き宅配の荷物運びを手伝うことに。新人は宅配業者に電子マネーを払い契約しますが、シャオチンは金欠で、偶然すれ違ったマン二ーに借金をします。一息つくと若者はゲーム三昧の新人に、今の若者は皆そう？と呆れます。
マン二ーは、昇進試験を受け好評価を得ますが、帰宅後酷い腰痛で母と電話中に意識を失います。母が機転を利かせ救急車を呼び、運ばれたマン二ーは急性腎炎と診断されました。ジアがワン夫人に持って行ったケーキは、ピンクとブルーのクリームで飾られていました。低糖質低脂肪だそうですが、私には無理かな～。ワン夫人の家は3層のペントハウス、「ゴッホ」じゃなく本物のモネの睡蓮が買える大富豪でした。ジアはエレベーターの故障を好機と見て駆けつけ、ハイヒールの夫人に自分の靴を貸し裸足で31階から1階まで居りて、幼稚園の話を聞いて貰う約束を取り付けます。 チャオチンが夫に妊娠を伝えられなかったのは、お互い2人の生活を楽しもうと話していたからなんですね。確かに家じゅう水槽だらけのあの家に、赤ちゃんは無理かも。マン二ーの昇進も病気でどうなるか不透明。30歳は中国でも女性にとって色々な節目なんですね。
第3話あらすじと感想
第3話 “子供”と言わないで
シャオチンは妊娠したことを夫のチェン･ユーに相談するが、ユーは子供を産むことに否定的な反応を示す。ジアは、すべてをお金で解決しようとするワン夫人のやり方に我慢がならなくなり、ワン夫人の教養のなさを指摘する。マンニーは、母親の勧めでお見合いをする。しかし、相手の男性に連れていかれた昼食会で思わぬ扱いを受ける。
引用元：bs12 30女の思うこと 〜上海女子物語〜
| dim-sumさん |
シャオチンが出張帰りの夫に妊娠を告げると、夫は中絶するよう答えます。2人は中絶のため病院へ行きますが、シャオチンは嘘をつき逃げました。その後グージアから子育てについて話を聞きます。
グージアは王夫人から、小惑星の命名権が欲しいと相談されます。夫人の教養のなさに耐えられなくなり、有名幼稚園への入園を諦めようとしました。すると王夫人に、階段を降りるとき自分に靴を貸すグージアは、自分同様息子のために捨て身になるタイプと思ったが、違ったと言われます。
マンニーは母の勧めで証券会社の男性とお見合いをします。しかし会場は証券会社の投資相談会で、販売員という自分の仕事を見下され、単なる同伴者兼カメラマン扱いされ、見合いを断りました。
その後店で最高級の宝飾品を購入予定の陳夫人が来店し、購入資金は長年連れ添い成功した夫がくれた慰謝料だと打ち明けます。夫人はマンニーが親切に接客してくれた、納得して買い物ができると嬉しそう。それでもマンニーは良心の呵責を感じてしまいます。
グージアは、夫が残業時に会社の女子社員が手づくりの夜食を貰ったと聞き、彼女をけん制するため、夫に渡したオレンジを買い社員全員に配ります。そして中絶を迷うシャオチンの背中を押すため、引っ越し祝いにシャオチン夫婦を呼び、熱帯魚を世話する夫は良いパパになると褒めます。
王夫人は、自分が教養がないと息子に言われてもそれは息子に教養がある証拠、と嬉しかったと訴えて泣きます。一度はマネとゴッホの区別もつかない夫人に頭を下げるのはプライドが許さないと考えたグージアも、これを聞いて息子のためにと有名幼稚園入園に拘ることに。
シャオチンの夫は、義母が週3回掃除洗濯のために来ても何とも思わない彼女は、親離れできていないと考えています。出張土産に招き猫を買い続ける口数が少ない夫は、優しいのか自分勝手なのか。シャオチンもあと一押し、あと一言が足りないと思います。
第4話あらすじと感想
第4話 幼稚園という社会
ジアは、夫のシュー･ファンシャンと一緒にワン夫人に挨拶へ。ファンシャンは、ワン夫人の無礼な物言いにも耐え、ついにヅーイェンの入園が決まる。入園早々、ジアはママ友グループで起きている差別問題に声を上げ、ある母親から恨みを買う。一方、出産を決めかねているシャオチンたちだったが、ユーの母に妊娠がバレてしまう。
引用元：bs12 30女の思うこと 〜上海女子物語〜
| dim-sumさん |
グージア夫妻は王夫人に会い、推薦書類に花火のショーを年1回行うと記入すれば、入園できると強要されます。夫は出費が痛い、背伸びをする妻が心配と不満げですが、結局グージアが押し切り夫は言いなりに。そして息子の登園初日、保護者会の会長から初日にクラスメートの名前入りの手づくりカップケーキを配るのが慣例と言われます。グージアはケーキを用意し、昼食時に間に合い会長の反応も上々でした。
その後行われた食事会で、ある園児がてんかんの発作を起こし倒れました。会長はこの園児を退園させようとグループを作りますが、グージアは夫と相談しこれに反対。問題の子供は通園し続けられることになりました。
そしてグージアは園長の推薦で保護者会に入会することに。会長はこれを機にジアを敵視し始めます。偶然行き会った王夫人は、ジアが無意識に会長の利権を脅かしたと指摘し、自分はジアを高く買ってると話しました。
シャオチンの妊娠が、グージアの会社で働く夫の弟を通じて義母にバレ、さらにシャオチンの母にも知られました。夫婦は慌てますが母は大喜びで一緒に病院へ行きます。超音波検査で胎児の心音を聞いたシャオチンと夫は心を動かされました。
マンニーは、証券会社の彼に君は自分の価値を高く考えすぎて自分を振ったと嫌味を言われます。同伴した女性を持ち上げ彼に高い買い物をさせ、うっぷんを晴らしました。
発作で倒れた園児たちは驚き、ジアの息子も眠れない様子でした。ジアは夫と倒れた子は病気だが感染しない事、病気の子供にとっては大変なことだと話します。そして息子に差別意識を植え付けたくないとグループ内で発言したのですが、会長は自分を飛び越えて勝手に発言した、と面白くなかったようです。その上自分の座を狙っていると勘違い。早速会長の地雷を踏んだジア、何もないと良いですね。
シャオチンは、母と2人で早速赤ちゃん用品を探し大盛り上がりの一方、夫は熱帯魚の世話に夢中。この夫婦は大丈夫でしょうか。
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