2025年 全36話 原題:無憂渡 / 无忧渡 邦題:無憂渡~瞳に映った真実の愛~ 別邦題:無憂渡~妖怪ハンターのロマンス~
目次
第13話「幻の酒と揺れる心の影」
翌朝、幽篁は山民の通報を受け、部下・燕李の遺体を発見。宣夜と共に現場を調査し、遺体を宿へ運び込んだ後、宿全体を封鎖して犯人捜索を開始する。一方、半夏と遅雪は段言秋を再び訪ねるが、彼は酒に酔い、亡き蛮娘の歌に耳を傾けるような奇妙な様子を見せる。彼が飲んでいた「浮白飲」という酒は、会いたい人の姿が見えるという幻の酒だった。半夏は忠告するが、彼は幻ではなく実在すると語り、半夏にも勧める。
その夜、半夏は部屋に戻る途中で迷子になり、鳳伍娘は彼女を自分の院に迎え入れようとするが、黒猫の登場で計画は失敗。宣夜は段言秋の心のわだかまりを解き、彼を救い出す。
第14話「誕生日の檻と傀儡の宴」
浮白飲を飲んだ宣夜は酔いの残るまま眠りにつき、半夏は彼が家族を思っているのではと感じる。翌朝、宣夜が病に倒れ、半夏は遅雪に幽篁を呼びに行かせるが、幽篁はすでに犯人に襲われて気絶していた。その隙に段言秋、李捕頭、半夏、宣夜までもが鳳伍娘の手下に捕らえられ、大広間で彼女の誕生日を祝うため物語を語らされるが、どれも気に入らず怒りを爆発させる。
宣夜は鳳天に娘の正体を見極めるよう促し、束縛を破って皆を救出。鳳伍娘と傀儡たちとの激しい戦いが始まる。半夏は段言秋たちの治療に専念するが、鳳天は打ちひしがれ沈黙。半夏が薬を探しに出かけると、鳳伍娘がすでに待ち伏せていた。
第15話「偽りの別れと黒猫の恩返し」
鳳伍娘は「団円客栈」から逃げ出し、半夏に成りすまして新たな人生を始めようと企む。半夏は護符で彼女を撃退し、身を隠すが、鳳伍娘は半夏の姿で幽篁たちの隊に紛れ込み、宿を脱出しようとする。鳳天の前にも現れ、密かに別れを告げるが、宣夜に正体を見破られ激しい戦闘へ。鳳天は暴走する娘を止め、罪を見逃してきたことを悔いながら彼女を抱きしめ、大火を起こして共に死ぬ覚悟を決める。火の後、黒猫が現れ、瀕死の鳳天に涙を流し、内力をすべて与えて命を救う。かつて鳳天が与えた食事の恩を忘れず、黒猫は彼のそばに寄り添い続けていた。鳳伍娘の悪事を見届けた黒猫は、宣夜を導いて鳳天に真実を見せ、命を落とす。
第16話「洞冥草の記憶と地下への誘い」
半夏は宣夜の部屋で見つけた紙の鳥に母の名前が記されているのを見つけ、猫妖の遺品から母の手紙と「洞冥草」の図を発見。父の行方を追うため、宣夜は地下都市への同行を決意するが、遅雪が宣夜の父・久沧溟の「地下都市へは行くな」という遺言を漏らしてしまう。さらに、宣夜が妖を斬るたびに身体に深い傷を負っていることを知った半夏は、彼の疲弊に胸を痛める。
一方、幽篁は神都で司馬令赢と再会し、6年前の婚約破棄の因縁が再燃。乱闘に巻き込まれた二人は証拠品を神都に持ち帰り、そこに描かれていた洞冥草の印が信安王失踪事件と関係していることを突き止め、地下都市へと調査に向かう。
第17話「地下都市の誓いと巡城馬の真実」
半夏は宣夜を巻き込まないよう、汀州と共に通行符を持って地下都市へ向かう。しかし宣夜は禁を破ってでも彼女を守ると決意し、遅雪と共に地下港へ向かうが、金がなく「五更客栈」に宿泊することに。そこには半夏がかつて出会った妖退治師・姜尚云と弟子も滞在していた。
一方、幽篁と司馬令赢は神医に導かれ、信安王の死を知らされる。半夏と汀州は母の手紙に記された「醍醐書斎」へ向かう途中、河豚妖を追う姜尚云たちに遭遇。半夏はその妖が自分を助けた巡城馬だと気づき、庇う。宣夜が現れて半夏を守るが、姜尚云は宣夜を「人妖の区別もつかない捉妖師」と非難する。
第18話「春日図の罠と囁く回音螺」
宣夜と半夏は沈図南の導きで「醍醐書斎」に辿り着く。店主・沙満は半夏の境遇に同情するが、母についての記憶はなく、二人は住所を残して立ち去る。帰り道、半夏は露店で高額な占い道具「仙人指路」を勧められるが、宣夜は低級な術だと見抜く。代わりに半夏は「回音螺」を購入し、宣夜への想いを密かに録音する。
一方、司馬令赢と幽篁も「仙人指路」を使って探索を始めるが、幽篁にしか反応せず苛立ち、別行動へ。幽篁は「醍醐書斎」に導かれ、巨大な「広平春日図」に吸い込まれてしまう。
その頃、沙満が半夏の宿を訪れ「両親の手がかりがある」と告げて彼女を連れ出そうとする。半夏は危険を察して逃げるが、捕らえられてしまう。
この記事へのコメントはありません。