輝ける宝珠の如く

輝ける宝珠の如く

輝ける宝珠の如く 13話・14話・15話・16話 あらすじ

輝ける宝珠の如く 2022年 全24話 原題:珠玉在侧

第13話あらすじ

第13集「秘められた技、揺れる心、分かたれる運命」

裴沛・単単・阿六の三人は、西山玉石鉱山に到着する。しかし歩けど歩けど景色は変わらず、同じ場所をぐるりと回っていることに気づいた。漂う甘い香りに気を取られた次の瞬間、三人は理由もなく嬉々として踊り出す。やがて正気を取り戻した彼らは、先ほど嗅いだ香りが催眠薬であったと悟る。森の奥で裴沛は一本の“玉の鍵”を発見するが、それは裴家にのみ伝わる透かし彫りの技法で作られていた。誰かが意図的に自分たちを森へ誘い込み、裴家の名を利用している――裴沛は事態の深刻さに眉をひそめた。

その頃、蘇珏は治療を経て毒素こそ抜けたものの、依然として意識が戻らない。双双は自ら進んで脈を診るが、汪咎はなおも彼女を警戒する。しかし双双はためらわず毒血を口で吸い出し、美玉の粉で傷を治めた。やがて蘇珏はゆっくりと目を開け、双双に深く謝罪する。彼女を疑い罠を仕掛けたものの、覆面の男が双双ではないと知った瞬間、胸の底から安堵したのだ。双双はどう応じるべきかわからず、ただ静かに彼を慰め、休むよう促すだけだった。

だが部屋を出た途端、双双は思い出す。
――蘇家は自分の正体を疑い始めた。
――裴家の陰謀の気配は、すでに目の前に迫っている。
逃げず、真相に決着をつける時が来たのだ。

一方、裴沛は玉の鍵の技法を思い返していた。裴家独自の技術を模倣できる者など限られている。単単はその逡巡に気づき、「蘇珏がそこまで悪辣だとは思えない」と告げる。双双の面子を思えば、彼は無闇に敵視するような男ではない――単単の分析は、裴沛の混乱をさらに深めた。

蘇珏が回復すると、彼は鴛鴦の置物を手に双双へ想いを告げた。双双の心は大きく揺さぶられる。しかし、その想いを受け取る勇気はなかった。「あなたを連れてきたのは主従の情ゆえ」と嘘をつき、綺裴閣を辞める決意を告げる。蘇珏は心を裂かれる思いだった。
幼い頃、父にいつも裴沛と比較され続けたあの日々――
再び奪われる痛みが蘇珏を満たし、彼はついに決意する。
「綺裴閣にも、裴沛にも、必ず仕返しをする」と。

街では、香りの玉器の種類の少なさに貴婦人たちが不満を募らせ、郝店主は裴秦氏を呼び出すよう命じる。状況を見た単単はすぐに彼女たちの前へ進み出て、気品を称えて機嫌を取り、新作の装飾品を後日届けると約束。場の空気を鮮やかに収めた。

一方、双双が裴家を訪れると、単単が温かく迎え、阿六はそれ以上に喜び勇んで作業場を整えた。双双が蘇玉軒で金銀細工を担っていたと知った単単は、そのまま金銀細工を任せることにする。双双は裴沛の反応を探るため、あえて金銀錯の技法について話を振る。裴家の秘密を探るための小さな布石だった。

蘇珏は双双の去り際に崩れ落ちそうだった。食も喉を通らず、汪咎は彼を励まし、「綺裴閣がなければ双双は蘇玉軒に戻るかもしれない」と声をかけた。

その頃、単単が荷物を整理していると阿六が高麗人参を届けに来る。単単は一瞬、自分への想いと勘違いするが、双双への好意だと知ると一転して協力を申し出る。だが双双の心に恋愛の余地はなく、単単は話題を“輝月鳳冠”へ戻した。これは裴老爺が職人を率いて作った皇宮献上品で、行方不明のままになっている宝物だという。しかもその技法の多くは、幼い裴沛しか知らない。単単は自分が身につけている石を見て、両親の結納品だったのではと疑い始めたが、双双が疲れていたため、続きは後日に持ち越された。

双双は先代の作品を参考にするため阿六に尋ね、阿六は嬉々として双双を案内し、丁寧に技法のすべてを説明していった。

深まる裴家の秘密、蘇家に迫る疑惑、双双の胸に宿る迷い。
玉の技、鳳冠の謎、そしてふたつの家の因縁が絡み合い、真実は目前に迫る。
第14集――物語はついに核心へ。どうぞご期待ください。

第14話あらすじ

第14集「罠と真実、揺れる忠誠と決意」

双双は資料を調べ、綺裴閣の技法が鳳冠と酷似していることに気づき、驚きを隠せなかった。まさか、蘇玉軒に踏みつけられる日が来るとは。裴沛は阿六を問い詰め、双双に「今後何かあれば必ずまず自分に相談するように」と命じる。単単は気まずい雰囲気を察し、自ら責任を引き受けようと近づくが、裴沛は双双をよそ者扱いした。単単は蔵書閣の件で裴沛と口論になり、双双は忍耐を学ぶよう助言する。単単は裴沛との関係を打ち明け、双双に怒らないでほしいと頼むが、双双は綺裴閣の調査について言及できず、ただ「深く関わらないように」と忠告する。

裴沛も自身の不器用さに気づき、単単に謝ろうとした矢先、謎の紙切れを受け取る。それは斗玉大会の裏事情が記されたものだった。裴沛は約束通り花満楼へ向かうが、現れたのは翠柳だった。彼女は更生し、田舎に帰って嫁ぐつもりだと告げる。裴沛は隠された感情を抑えきれず、翠柳が注いだ酒を一気に飲み干す。単単は阿六から裴沛が花満楼にいると聞き、急いで駆けつける。翠柳がベッドで泣き、「裴沛に清らかさを汚された」と訴える姿を見て呆然とし、裴沛が役人に連行されるのを見届ける。

一方、蘇珏は裴沛が罠にかかったことを内心喜び、汪咎は裴沛が三日後に現れることを聞き出す。実はこれらはすべて蘇珏の策略で、彼は翠柳を救い出し、その力を借りて一石二鳥を狙ったのだ。阿六は脱獄計画を練るが、双双は慎重さを促す。阿六は双双に単単の面倒を見るよう頼み、単単は冷静さを取り戻すと裴秦氏を訪ね、裴沛救出の決意を固めた。もし裴沛が翠柳を本当に愛していたなら、こんなに待たず行動しているはずだと。

単単は牢で裴沛と対面し、全身の傷を見て胸が張り裂けそうになる。裴沛は無実を主張するため殴打されていたのだ。単単は必ず救い出すことを誓い、花満楼の調査を開始する。双双も救出を手伝う決意を示した。裴沛に何かあれば、鳳凰冠の件の調査はさらに困難になるからだ。

城主は裴沛の人柄を信じ、蘇珏の陰謀に気づくと手下に助産婦を呼び寄せ、真相解明に乗り出す。単単は侍女・紅玉から翠柳の人物像を知り、阿六を通じて城主へ情状酌量を依頼。事件に新たな進展が生まれ、阿六には翠柳の監視も命じられる。

法廷で裴沛は当日の出来事を説明するが、翠柳は嘘だと主張。単単は翠雲城随一の助産婦を呼び、翠柳は慌てて「裴沛にキスされた」と事実を認める。単単がそっと「蘇珏との件」と囁くと、翠柳は真相露見を理解し、跪いて謝罪した。裴沛は単単に連れられ家へ戻り、裴秦氏が傷の手当を整えて待っていた。裴沛は態度の悪さを謝罪するが、単単は翠柳の策略を根に持っており、裴沛の愚かさに呆れつつも、無事であることに安堵した。

しかし裴沛が家に戻ると、蘇珏が皮肉たっぷりに挨拶し、さらに綺裴閣を追い落とすため、数十里四方の原石を全て買い占めてしまったことを知る。事態はさらに複雑さを増し、裴沛・単単・双双の前に新たな挑戦が迫るのだった。

裴沛の無実は証明されるのか?
蘇珏の影に隠された真の狙いとは?
そして双双が握る鳳凰冠の秘密が、三人の運命を大きく揺るがす――。
第15集、ついに明かされる真実と策略の全貌にご期待ください。

 

第15話あらすじ

第15集「策略と転業、蘇珏の焦燥」

裴沛は原石問題で気が重く、機嫌が優れなかったが、単単の心のこもった世話と慰めで少しずつ和らぐ。単単の存在に、裴沛はどんな難題も解決できる気がすると感じ、思わず額にそっとキスする場面も。裴沛が綺裴閣に向かうと、一部の職人が蘇玉軒に流れようとしていることを発見する。裴秦氏は自身の嫁入り道具を取り出して店を助けようとするが、単単はその意味を理解し、巧みな言い訳で品々を取り戻すことに成功する。

単単はすぐに新しい戦略を思いつき、綺裴閣は玉石取引を一時中止し、金銀装飾品や貝殻などに転業することを決定。裴沛は郝店長に商品の七割値引き販売を指示し、金銀原料を調達する。一方、蘇玉軒はこの動きを知り、綺裴閣の商品を買い占めて定価で再販売する策略を立て、対立の火種が生まれる。単単は裴秦氏に転業を報告し、新しい方向性の了承を得る。裴秦氏はかつて幼い裴沛を連れて困難を乗り越えた自身の経験を思い出し、単単の成功を確信する。

単単は服飾業を始めたいと考えつつ、鳳祥閣の高額な価格を懸念し、朱社長の弱点探りに動く。阿六の助けで鳳祥閣の娘・小蝶に接触すると、単単は見事に心を掴み、全商品に装飾品を組み合わせる条件で注文を獲得。朱老板も提案を喜び、即座に了承する。双双は花絲工芸で装飾品を制作し、裴沛に他の職人の量産指導を命じる。裴沛は双双の有能さを称賛するが、鳳冠の調査は長期戦を余儀なくされた。

単単は簪を携え、花満楼へ客探しに赴く。まず玲鸢に会い、裴沛に跪かせ謝罪させ、綺裴閣の簪を身につけることを約束させる。客が簪を購入した際は歩合を与える契約も取り付ける。続いて花钿に謝罪させ、翌日には極上の簪を届けることを約束。花钿は密かに玲鸢と張り合っていたため、単単は戦略的に「玲鸢が宣伝してくれる」とほのめかし、花钿の闘志を煽る。

こうして綺裴閣の商売は順調に回復し、以前の玉石商売並みの収益が見込めるようになった。単単は決意を新たに、かつての綺裴閣を超え、蘇玉軒をも凌駕することを目標に掲げる。蘇珏は裴沛が彫った装飾品を観察し、その精巧さに驚き、手の打ちようがないことを悟る。裴沛の実力はまだ隠されているのかと考え込む。

単単は装飾品の図案を取り寄せ、譚清河と相談しつつ、彼の復調を喜ぶ。裴沛は成功の報酬としてご馳走を約束され、慌てて詳細を尋ねる。こうして綺裴閣の新たな戦略と人々の連携により、激動の時代を乗り越える準備が整うのだった。

綺裴閣の新戦略が軌道に乗る中、蘇玉軒はさらなる策を練る。
裴沛の隠された才能がついに明らかに!?
単単と双双、そして裴沛の三者の思惑が交錯し、商戦の行方は予測不能に――。
第16集、勝利と策略の綱引きにご期待ください。

第16話あらすじ

第16集「綺裴閣の繁盛と玉石の挑戦」

単単は譚清河に協力を依頼し、人気話本の挿絵に綺裴閣の装飾品を描き加えることで宣伝効果を狙った。裴沛はその会話を耳にし、画稿を譚清河から奪い、自ら解決すると主張する。単単は裴沛の嫉妬深さに気まずさを感じつつ、譚清河に謝意を示す。裴沛は、4千部もの膨大な作業量に初めて驚き、疲れ果てる様子に心を痛める単単は、彼をそっと抱き寄せた。

綺裴閣は街の有力夫人たちを招き、茶話会を開催。単単は金銀細工への転換を宣言し、夫人たちに支援をお願いする。夫人たちは新作の装飾品に歓喜し、即席オークション形式で競り合い、第一弾の品は高値で完売した。茶話会後、単単はオークションで活躍した楊夫人に装飾品を贈るが、この光景を他の夫人が目撃するも、裴秦氏の親友だったため異論は唱えなかった。

双双は単単の裴沛への感情を試すが、話題は裴沛の来訪で途切れる。裴沛は手作りの贈り物で単単を感動させ、商売が安定したら求婚する決意を胸に秘める。単単は両親の残した石を裴沛の首にかけ、幸運を贈る。郝店主が綺裴閣の帳簿を確認すると、玉器時代よりも商売が好調であることが判明。郝掌柜は正式に引退を決意し、単単に大掌柜の座を譲るが、単単は彼を残留させることに。

蘇珏は綺裴閣の繁盛ぶりを知り、胸中に焦燥を抱く。裴沛は玉石の手触りに心躍らせ、単単は近く綺裴閣が玉石取引に再参入すると確信する。双双も裴沛の技術が蘇珏を凌ぐと確信する。その直後、阿六が「雲翠城に優雅な若者が現れ、一万両も使った」との噂を広める。単単は双双を連れて情報収集に向かい、斯如玉と娘たちを綺裴閣へ誘う。斯如玉は玉石に興味を示し、娘たちも説得されて店に足を運ぶ。裴沛が出迎えると、斯如玉は彼の身分を見抜き、玉石商の過去に言及。裴沛は心中で落胆しながらも笑顔を保つ。娘たちはすでに宝石を選び終え、斯如玉は値段を聞いて単単に勝負を挑み、店の宝石を賭け金にしようと提案する。

綺裴閣と斯如玉の勝負がついに始まる!
単単と裴沛、双双の策略と技術が交錯し、玉石商戦の行方は予測不能。
果たして勝利の女神は誰に微笑むのか――。
第17集、白熱の商戦にご期待ください。

 
 

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