高潔なあなた 5話・6話・7話・8話 あらすじと感想

高潔なあなた

高潔なあなた 2020年 全24話 原題:一片冰心在玉壺

dim-sumさん

第5話 あらすじ

展昭と莫研は白盈玉を訪ねて非礼を詫び、父・白宝震の手紙を展昭が書き写したと言いニセの手紙を渡す。手紙を読み2人から父が陥れられた可能性を示唆された盈玉は、犯人を捜すため、帳簿のありかを教えた。更に父親からは何かあったら役人の張堯佐を頼れと言われていたと話す。

帳簿を手に入れた3人は、追魂三使に襲われる。展昭が1人で応戦しケガをして池に落ち、一足先に盈玉と逃げた莫研は泳げない展昭を心配して助けに戻る。その後寧晋王に救われて一息ついた。

莫研を探していた萧辰は家訓を破り役人になった莫研を叱り、捕快をやめて一緒に蜀中に帰る陽命令する。帳簿を手に入れた一行は開封府へ戻ることにするが、道中再び追魂三使の襲撃を受け、2手に分かれて行動する。

第5話感想

莫研が考えた作戦は成功し、白盈玉から本物の帳簿を手に入れることができました。それにしても皇帝にも認められた武術の使い手・展昭が泳げないとは面白い。片や莫研は水泳も上手なのですね。

相手が皇族でも敬語も使わない萧辰を、不敬だと怒った寧晋王は、初めは帳簿を手に入れようとしていたのに、自分も襲われたと言い出し、共通の敵を持つ仲間だと展昭と莫研に言い出す始末。傷の手当をしたり何かと世話を焼き、一緒に開封府へ戻ろうとします。どうやら気付かないうちに莫研を好きになったらしい。呉子楚に言われて気づく所がちょっと間抜けでお茶目です。

日頃男女の別にうるさい展昭は、助けられて以降莫研を意識し始めます。莫研の方は単に義のために行動しただけと言い、何の意識もない。年齢的に幼く男女の事に疎いのか、食事中は白盈玉に萧辰との間柄を聞いて展昭たちを慌てさせました。

莫研は萧辰から開封府を辞めろと言われましたが、莫研は納得していません。一行が開封府に到着できるのか、莫研が捕快を辞めるのかも気になります。

第6話 あらすじ

展昭と別れた莫研は寧晋王、白盈玉、萧辰と開封府へ向かう。莫研は萧辰に開封府の良さを訴えるが、萧辰は一緒に蜀中に帰るの一点張り。夜中に追魂使たちに襲われた莫研は、証人の白盈玉を萧辰に託し、自分は寧晋王と囮になる。

先に開封府に到着した展昭は、包拯に帳簿を渡して莫研を助けに戻ろうとする。しかしケガが悪化していて倒れてしまう。その後白盈玉と萧辰は開封府に無事到着。莫研を心配した展昭は制止を振り切り助けに向かった。

追魂三使に襲われ傷だらけになった莫研だったが、展昭に救われて無事開封府へ戻る。だが包拯からは張堯佐が無罪になったと言われ、白宝震、李栩の罪が許されたと聞いても納得できない。多くの悪事を働き殺人しても捕まらないなら、何のための「大宗律法」なのかと包丞に食って掛かる。

第6話感想

莫研は寧晋王から展昭のことをどう思うと聞かれて「懐かしく思う」と答えます。莫研は恋愛に疎いのでしょうね。助けに来た展昭から姓ではなく「小七」と呼ばれて嬉しそうなので、展昭のことは兄のように慕っているのでしょう。

追魂使・「青衣」の暗殺道具を見た呉子楚は「青衣」に心当たりがあるようです。囮になった莫研は寧晋王を守り、朝廷が指名手配する凶悪な追魂使を倒していました。「蜀中六悪」の弟子でも強いんですね。

寧晋王は莫研に良い所を見せようと頑張りますが、武術はダメみたい。ただ途中姑蘇の白家の悪い噂を流す人物に相手の司馬家が悪いのだと吹き込みます。王族なのに世間に詳しく、側近の呉子楚とも分け隔てなく接する好人物だと感じました。

こんなに苦労をして証拠の帳簿を持ち帰ったのに、黒幕の張堯佐は罪を逃れました。包拯は待っていれば必ず馬脚を現す、必ず捕えると白盈玉に約束しましたが、果たして上手くいくでしょうか。

第7話 あらすじ

無罪になった張堯佐は、包拯に恥をかかせようと宴会に招いたが、却って大金の義援金を払う羽目になってしまう。この時包拯に同行して張堯佐宅で犯罪の証拠を探そうとした展昭と莫研だが、何も探し出せなかった。

開封府に戻った莫研は、萧辰から無罪になった李栩も一緒に蜀中へ帰ると言われた。莫研は役人には悪い人ばかりじゃない、開封府は善人ばかりで自分は捕快を続けたいと訴える。しかし萧辰は認めず、中秋節の宴会を終えた翌朝蜀中に出発する、と宣言した。

白盈玉から展昭に記念の品を渡すよう提案された莫研が人形の絵付けをしていると、寧晋王に人形を奪われ、子供に財布を掏られてしまう。子供たちは展昭が面倒を見ている孤児だった。

莫研から萧辰も蜀中へ帰ると聞いた白盈玉の方は、父の敵を討つため人殺しの方法を教えて欲しいと頼む。萧辰は庭の大きな水がめを満水にしたら教えようと答える。

第7話感想

莫研は、萧辰から開封府ではなく展昭に情愛を感じている、それは家訓に背いていると指摘されました。目が見えなくても莫研の気持ちはお見通しでした。

張堯佐宅で義理の息子・張風と接触した展昭は、ただものじゃないと言います。義理の息子なのに平気で張堯佐を殺すことを考えるし萧辰に生首を贈って?挑発し、義父を殺させようとしたり、怖い人だと思います。何を考えているのか解らないですね。

萧辰は、令嬢の白盈玉に敢えて辛い水汲みをさせたのは復讐を諦めさせるためか、本気度を確かめたかったのか。侠客とは、面倒な人種ですね。

中秋節の開封は、素朴な提灯や孔明灯(ランタン)が美しく、展昭と莫研の2人が思いを隠して別れざるを得ない、辛い気持ちを表すにはふさわしいと感じました。その景色を遠くから眺めつつ1人失恋を癒す寧晋王、珍しくシリアスだと思ったら池に落とした莫研の人形を呉子楚たちに飛び込んで探すよう命令して大騒ぎ、安定の残念ぶりを発揮していました。

第8話 あらすじ

開封府への帰路、展昭は黒衣の人物たちに襲撃される。同じころ萧辰も張堯佐の命令で命をもらいに来た、と話す黒衣の人物に襲われた。開封府に着いた展昭は萧辰を襲った人物の衣服に、青衣の男と同じ「暗花」の刺繡を見つけた。そこに張堯佐死亡の知らせが届く。

張堯佐は奇妙な遺体で発見され、街の人々は天罰だと話す。莫研は、展昭の話を聞いて書物を調べ、「天罰」のからくりを解明し実験を披露する。しかし何故遺体は刺殺後火をつけられたのか、厳重な警戒態勢が敷かれた張家に侵入し、殺害した人物は謎のままだった。

張堯佐の義理の息子・張風は、開封府が公務で忙しいこの隙に手下に命じて飛鳳楼に金を運ばせる。その飛鳳楼では、寧晋王が李栩から莫研の気を引くために賭博の仕方を学んでいた。

第8話感想

張堯佐の遺体は焼けていたのに室内がススだらけなのに火事は起きず、この不思議な現象を知った街の人たちは悪事を行った天罰が下ったのだ、と噂しました。莫研はこの「天罰」を解明し、腕が立つ護衛が守る張家に侵入できるのは兄弟子の萧辰だと推理しました。

萧辰は張堯佐から自分に手を貸すよう言われ、その時莫研の名前を出されて彼女を守るために蜀中から姑蘇まで出てきたのですね。張堯佐を殺したのは、侠客の首を自分に送り付けて来た、張堯佐の侠客殺しを阻止するため、と自供しました。さらに展昭に莫研を守りたいなら開封府から出すように頼まれました。萧辰は展昭の気持ちを知って、それが莫研を守る妨げになると考えたらしい。侠客に恋愛は不要?女性に近づくと弱くなるって昭和の部活みたいですね。せっかく「小七」「展兄さん」と呼び合う仲になったのに…。

張堯佐は江湖の侠客をスカウトして、何を企んでいたのか。そもそも萧辰に首を送り付けたのは張風では?部下は飛鳳楼で異国風の男と密会していたし、まだまだ悪いことを考えていそう、嫌な感じです。

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